初心者のためのヘヴィメタル
第六回 「レコード会社とレーベル」
アルバムが発売されるにはレコード会社と契約を結ばなければなりません。レコード会社は、そのバンドが有望かどうかを判断して発売を決定することになりますが、レコード会社にも、それ自身のカラーや、ブランド・イメージがあり、それらに合わないものは選択しないものです。
そこで今回はレコード会社とレーベルの傾向について考えてみたいと思います。
6/30 ＪＯＮＹさんからの情報提供により更新されました。Thanks!
| レーベル |
傾向 |
ビクターエンタテインメント
VICTOR ENTERTAINMENT,INC., |
ハロウィン、ガンマレイ、ブラインド・ガーディアンなどのジャーマン・ヘヴィメタル・バンドの7割(推定)を配給する。メロディック・パワーメタル、スピードメタルに強い。また、モービッド・エンジェル、オーバーキルなども扱っており手がけているバンドは多種多彩。 |
テイチク・レコード
TEICHIKU RECORDS CO.,Ltd. |
以前はスラッシュ・メタルが多かったが、プログレッシヴ・ロック、正統派パワーメタルなども扱う。ロイヤル・ハントもこの会社で配給されている。 |
ゼロ・コーポレーション
ZERO CORPORATION< |
MVPレーベルとして知られる、メロディアス・ロックの代名詞として語られることの多いこのレーベルは、テン、フェア・ウォーニング、シンフォニーXなどのメロディアス、様式美、ハードポップ系のバンドを多く提供する。最近ではジューダス・プリースト、ライオットといったベテランバンドも手がけている。1999/4/1 CLOSED!! |
マーキー・インコーポレイティド
MARQUEE INC., |
プログレッシヴ・ロックで名高い、この会社はメロディック・デス、ゴシックメタルやクロスオーヴァーなどの作品が多い。 |
ロードランナー
ROADRUNNER RECORDS |
アーテンション、カイロなどのテクニカル系やマシーンヘッド、ディーサイドなどのモダン・ヘヴィネス、デスメタル系バンドを扱っているが方向性は掴みにくい。80年代スラッシュ・メタルを発掘したりもする。 |
| トイズファクトリー
TOY'S FACTORY |
SPEED、Mr Childrenなどの日本のアーティストも手がける、この会社は、カーカス、イン・フレイムス、ダーク・トランキュリティ、ナパーム・デスらに代表されるデスメタル、ハードコア、グラインドコアなどのアーティストの4割(推定)を配給する。最近では良質のメロディック・デスメタル、また正統派ヘヴィメタルも扱っている。
(ヘヴィメタル関連の情報は現在、掲載されていない。) |
| 東芝EMI
TOSHIBA EMI |
エアロスミス、アイアン・メイデン、メガデスに代表されるオーセンティックなハードロック・ヘヴィメタルを扱っている。 |
| ポリグラム
POLYDOR |
以下、ポリドール、マーキュリーのレーベルを持つ会社。 |
ポリドール
POLYDOR |
サンプル少数のため不明。 |
マーキュリー
MERCURY |
ボン・ジョヴィ、デフ・レパード、キッス、ジョン・サイクス、ヴァレンシア等ハードロック系のから、サウンドガーデンといったアーティストを扱う。基本的にはポピュラーミュージックを主に扱う。 |
ポニーキャニオン
PONY CANYON INC. |
イングヴェイ・マルムスティーンに代表される様式美系アーティストや、ゴシック・メタルやエクストリーム系のアルバムも出すなど多彩なアーティストを有する。 |
ソニー
SONY RECORDS |
エアロスミス、キッス、メタリカ、オジー・オズボーンなどのビッグ・アーティストを手がけている。メジャーなバンドが多い。 |
エイベックス
AVEX D.D.,INC. |
メロディアス・ハード、正統派ヘヴィメタルを多く扱う。近年、取扱量が急増している。 |
ファンダンゴ
FANDANGO RECORDS |
パワーメタル、メロディックハード、正統派ヘヴィメタルなどのオーセンティックなものが多い。 |
ワーナー・ミュージック・ジャパン
WARNER MUSIC JAPAN |
アトランティック・レコード、キャピタル・レコード、イースト・ウェスト、WEAジャパン等のレーベルを持つ。 |
イースト・ウェスト
EAST WEST JAPAN |
AC/DC、モトリー・クルー、ドリームシアター、MR.BIGなどを扱う。メジャー系のバンドが多い。 |
WEAジャパン
WEA JAPAN |
ヴァン・ヘイレン、タラスが所属している。 |
BMGジャパン
BMG JAPAN |
ZZトップ、スレイヤー、グレイヴ・ディガーなどを扱うが、全体的にはヘヴィメタル・ハードロックは少ない。 |
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現在の音楽業界は流動的なため、これらの情報が陳腐化している可能性があります。現在のアーティストの情報、所属を確認したうえで購入、注文をしてください。