GOD SPEED'S ESSAY
このページは、
てつまよしとうが特にテーマも決めず
思いつくままに書き綴った雑感記です
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03/11/30(日)
『日本政府による宇宙開発事業の問題点』
ニュースで知っている方も多いと思うが、JAXAによるH2Aの打ち上げが失敗に終わった。
打ち上げそれ自体の失敗は技術開発の途上には付き物なので、さしたる問題だとは思わない。
とはいえ「SRB切り離し失敗」は、素人から見るとケアレスミスに見えるのだが・・・。

ところで
JAXA=日本政府は我々の税金を使って何のために宇宙開発事業を行っているのだろうか?
「国の将来を考えた先行投資であり、最終的には宇宙での地位を確保することで国益を得る」
あたりが模範的な回答だろう。
だがこの答えを聞いて納得出来る国民は私を初めとしてほとんどいないのではないだろうか。
なぜなら「政府の目指す国益とは何か」が明確にされていないからである。

国益とは呼んで字のごとく国家的利益のことであるが、それは
国家戦略があって初めて明確化されるものだ
また国益は必ずしも国民的利益とは同義ではない
だからこそ民主主義を標榜する政府ならば、国民に対して国家戦略・国益・国家事業を明確に説明する義務がある。

ところが
我が政府は、イラクへの派兵を例にあげるまでもなく、国家戦略をもたないとしか思えない。
当然、宇宙開発によってもたらされる国益とは何かを明確化出来るわけなどない。
もっとも明治以降の日本政府に国家戦略などあった試しはないのだから、今の政府の政策が場当たり的な対処療法に終始しているのは悪しき伝統だとも言えるのだが(苦笑)
(明治政府の政策は富国強兵による西欧文明の猿マネでしかない。
近はやりの「戦後の自虐史観」とかいう主張は、私から言えば勘違い以外の何ものでもない。世界に誇るべき江戸文化の抹殺=自国文化へ自虐は明治から始まっているのだから

閑話休題。
私は国家による宇宙開発事業に何が何でも反対というわけではない。
ただ諸外国を例に挙げるまでもなく、
国家事業としての宇宙開発は単なる産業育成や学術研究として行うべきではない。
あくまでも産・学・官が一体となった国家戦略の一環として行われるべきである。
それが出来ないのなら、
それこそ税金の無駄遣い以外の何ものでもない。
さっさと全てを民間に委託して国家は宇宙開発事業から手を引くべきである。
今の中途半端な状況が変わらない限り、私は
国家による宇宙開発事業に反対の立場を取る。

早い話が「やるんなら本気でやれや! それならこっちも本気で応援するぜ!」ということです、はい(笑)


02/08/17(土)
『夏コミ狂想曲、もしくは我は如何にして日々を浪費したか・その2』
三日目を睡眠1時間で迎えた。
さすがにキツい。そのせいで出がけにコンビニに寄ったにもかかわらずチラシのコピーを忘れる。おかげで待ち合わせの新宿で乗ったタクシーを途中のコンビニ前で止めて待たせる羽目に。同乗していた皆様、その節は申し訳ありませんでした。
会場まで首都高で移動。特に問題もなく有明に着いたのだが、タクシーの運転手が何故か渋滞する交差点でUターンをしてから我々を下ろすという不思議な行動を取ったせいで15分ほどの料金分を損する。さすが東京。
取りあえずサークル入場してテーブルのセッティング。Aさんもやってきて手伝ってもらう。
一般入場前にSFファンダム関係者の訪問を受ける。そのうち再来年の日本SF大会の実行委員長T君がやって来た。彼とは既知であるので大会にゲストとして参加要請される。ある条件を提示したところ、承諾されたので参加を決める。その間を縫って買い出しを頼むK君と打ち合わせをするが、このころより次第に記憶がなく、いくつかの同人誌を頼み忘れる。痛恨のミス!
その後、サークル参加登録も無事に済ませ開場を待つ。開場時間が近づいた頃になって自分のブースが外周大手サークルへの通り道になっていることに気が付き、臨戦態勢を取る。
10時になり開場すると同時に男たちが会場内に走り込んでくる。しかしながら今回はスタッフの誘導が上手くいって、心配は杞憂に終わる。その後、自分もいくつかのサークルを回って挨拶と買い出しを兼ねて歩き回る。午後1時頃に一旦ブースに戻る予定だったのだが、歩き回り話し込んだことによる疲労により自分の位置を見失い、1時間ほど自分のブースを捜して放浪する。なんとか2時頃に生還。それ以降は読者の方やお隣のサークルの方と楽しく話した記憶しかない。確か3時頃になってもう一度買い物に行ったような気もするが定かではない。あまりにいい加減な私に呆れたのかAさんは3時半頃に早々と撤退。申し訳ない。
4時なり何事もなくコミケ63終了。手早く荷物をまとめ4時半頃には撤収作業終了。K君Y君とも無事に合流。何と5時に開場を出発。高速に乗る。その後気絶。
一度もハンドルを握ることもなく、気が付くと深夜1時頃に金沢に無事到着。申し訳なし、K君。
今回、骨身に染みて良く解ったことは「私は人に会うことで書くエネルギーを与えてもらう人間である」ということだ。つまり人に会わなければ小説を書くことすら出来ないダメ人間なのだ。
だから、これからは出来るだけイベントに参加し、小説を書くことで皆様にせめてもの恩返しをしていこうと思う。

当日、会場でエネルギーを与えていただいた皆様
本当にありがとうございました!


02/08/16(金)
『夏コミ狂想曲、もしくは我は如何にして日々を浪費したか・その1』
毎年(20年ぐらい)のことなのに何故かコミケの用意というモノは、直前にならないと手を付ける気分にはなれない。我ながら呆れるも今年も全く変わりばえせず。
特に今回は派遣先(私のもう一つの顔は派遣社員)が二交代制のため、金曜日は遅番になってしまい、金曜日の夜11時15分まで働くという運の悪さ。(おまけにコミケ明けの月曜日は早番で朝7時の出社)
これでは夜行バスも夜行急行も使えない。残る手段は飛行機かクルマ/バイクだけ。
最初は土曜日のサークル参加のために土曜朝一の飛行機(小松−羽田便)で有明入りしようと考えていたのだが、サークル参加する人間が羽田着09:05では話にならない。
仕方なくクルマかバイクで行くことを検討。しかしながら月曜日のことを考えると自分のクルマ(ダイハツ・ミラ=軽四)それも自分一人では辛すぎる。バイクは体力的にきつすぎた。
幸い、私同様に金曜日に休みが取れなかったY君がクルマを出してくれることに。私の仕事が終わる時間に合わせてもらい、金沢発は土曜日の00:00頃に決定。
金曜日は午後3時の出社。いつもなら前日の明け方頃まで起きていて昼過ぎに起床するというタイムスケジュールで動くだが、今日はそういうわけにはいかない。前日から始めたコミケに行く用意が終わらないためだ。
まず朝一で風呂屋に行って身を清め、その後で床屋さんで整髪。その後、着替えやら在庫やら仕事道具やらの荷物をまとめているうちに出社時間が来てしまい、帰宅時間=出発時間を一分でも早くするためにバイクで出社。
眠気と戦いながら無事に終業。いつもならクルマで45分ほどかかる通勤時間も今日ばかりは15分で帰宅。10分で身支度をすませると、あらかじめ家で待ってくれていたY君のクルマに荷物を詰め込んで出発。
Y君は一般参加のため6時までに有明に到着したいとのこと。そのために、お金もなかったのだが、今回は高速だけで行くことに。道中は特に問題もなかったが疲れのためかペースが上がらない。午前4時頃に関越自動車道・高崎IC辺りでドライバーチェンジ。遅れを取り戻すべく、ちょっと人には言えない速度で爆走。なんとか時間を取り戻す。
その後、練馬で再チェンジ。下道で有明へ。なんとか6時過ぎには有明の会場へ到着。
ところが周辺駐車場が全く空いてない。しばらく捜したのだが結局タイムアウト。仕方なく、Y君は私を下ろしたあとで離れた場所へ駐車することに。
Y君と別れたあと、一人でサークル入場した私はチケットを交換したAさんと合流。
今日は買い物も少ないので歩き回るのは午前中で終わり、昼前にはFF6ジャンルのAさんのサークルでお店番を始める。
このころになると睡眠不足が効いてきて意識が朦朧となる一方、一部分だけは妙に覚醒。ずっと迷っているプロットが急速にまとまり始める。
そう言うときに役に立つのが、最近仕事道具として購入したサブノート。
バッテリーで12時間(実質8時間程度)駆動の憎い奴。
訪れるお客さんに対応しながら、頭の中に次々と浮かんでくる言葉を一気に叩き込んでいく。
言葉(妄想?)と格闘すること2時間強。すっかりプロットがまとまる。
「半年の苦しみは何だったんだろう」とも思いつつ、取りあえず出来上がりを喜ぶ。
そのころ、待ち合わせしていたSさんご来訪。Sさんは私と同期デビューの新人作家で、今日は一緒に食事に行く予定だ。久々に顔を合わせてお互いの仕事の進み具合について話し込む。
やがて無事に二日目が終了し、荷物を翌日のブースに移動したあと会場を出る。比較的空いているはずの水上バスに乗ることに。ところが予想外に混雑。始めて長い列に並ぶ。幸い海風が気持ちよく、さほど苦痛でもない。なんとか20分ほどで無事に乗船。船内にあるバーが閉まっており、飲酒出来なかったのは残念。風が強く波が高かったが特に船が揺れることもなく無事に日の出桟橋に到着。下船したあと浜松町方面へ歩き出すが、あまりに人の多さに唖然。今日は花火大会で付近は歩行者天国になっていたらしい。
Aさんとは浜松町駅で別れ、Sさんと国際貿易ビル地下街で食事。仕事上のことについて込み入ったことをいろいろと話し込む。(内容は企業秘密)20時頃に店を出たのだが、最初に飲んだ悪酔い防止用アイスミルクの値段を会計時に知って驚く。さすが東京。
その後Sさんと別れ、JR山手線/西武新宿線を乗り継いで今夜の宿を提供してくれるY君(前述のY君とは別人)宅へ向かう。
最寄りの某駅で降り、途中新刊書店と古本屋、コンビニに立ち寄って本を物色。我ながらオタクの悲しい性を痛感。
Y君とは電話でよく話しているのだが、顔を合わすのは久しぶり。そのせいで話が大いに盛り上がり、結局朝まで喋りっぱなし。殆ど眠れなかったが、楽しかったし、取りあえずチラシも出来たし、シャワーも浴びることができたので良しとすることにした。
で、そのままコミケ3日目に突入することに。

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