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佐藤植物研究所の紹介


佐藤植物研究所の研究調査項目は、
1 全国ブナの結実状況調査(2010年データ公表中
2 富山県内の森林構造の調査、有峰のブナ林
3 ゴヨウマツ類の分類の再検討、ハイマツやゴヨウマツ、チョウセンゴヨウ
4 キナバル山の植物相の調査、ラフレシアやウツボカズラ、シャクナゲ
5 スイスアルプスの高山植物の調査、シレネ、ゲンチアナ

所長 佐藤 卓(さとう たかし) 所員 佐藤邦子(さとう くにこ)
場所 939-3553富山県富山市水橋的場195

**** 研究項目 (項目名をクリックするとそのページにジャンプします)****

全国ブナの結実状況
全国のブナ林で、果実ができたかどうか(結実状況)を地図で示しました。
1993年〜2009年のブナの結実状況を、年度ごとに日本地図に示しました。一目でブナの結実状況がわかります。1993年から2010年までに、全国的な豊作年は1995年だけです。2009年は全国的の同調するのではと思いましたがはずれました。
全国のブナの結実状況を知りたい人には便利です。

富山県有峰のブナ林
富山県有峰は標高約1000mで、北陸電力の有峰ダムがあります。
かつては集落がありました。現在は県立公園に指定されています。
毎年、有峰森林文化村と富山県教育委員会との共催で「高校生学びの森」
が開催されています。高校生が高校教員と一緒に生物調査を行います。
1990年からリタートラップ調査を行い、ブナの果実の落果数を観察しています。
1995年には1uあたり980個ものブナの果実が落果しました。2011年も大豊作です。
10月には1uあたり500近く落ちました。しかも健全果が50%近い、シードレインです。

日本産ゴヨウマツ類の分類学的再検討
日本には、ゴヨウマツ類がハイマツ、ゴヨウマツ、チョウセンゴヨウ、ヤクタネゴヨウ が分布しています。立山や蔵王山にはハイマツとゴヨウマツの雑種と考えられるハッコ ウダゴヨウが分布しています。チョウセンゴヨウは中部地方の山地を中心に分布している。 ヤクタネゴヨウは屋久島と種子島に分布する絶滅危惧種です。これまで、ヒメコマツとキタゴヨウが種内変種として認められてきましたが、針葉の解剖学的性質やアイソザイムを使った遺伝子解析の結果、変種として認めることができないと考えられるようになりました。

ボルネオ島キナバル山の植物相
ボルネオ島は赤道をまたぐ日本の国土より大きい島です。島の西側はマレーシアとブルネイ、東側はインドネシアの国土となっている。キナバル山はマレーシア領サバ州に位置し、標高4096mの高山です。ボルネオ島の大部分は熱帯多雨林で被われています。しかし、キナバル山の中腹から山頂にかけてシャクナゲの仲間が生い茂り、ヒマラヤの山地とよく似た様相を示しています。キナバル山の植物を概観するのに使って下さい。また、キナバル山の植物相は拙著『キナバル山の植物』で紹介しています。

スイスアルプスの高山植物
スイスアルプスの代表的植物はエーデルワイスやアルペンローズです。これとよく似た高山植物は日本にもあります。しかし、スイスアルプスには、日本ではなじみの無いセンペリビブム属(ユキノシタ科)があります。赤やピンクの花で、葉がサボテンのように多肉質になっています。こんな植物を紹介します。スイスアルプスの高山植物と日本の高山植物の類似性も拙著では紹介しています。



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