私的 ミノルタDiMAGE7(2/3inch 524万画素)ファーストインプレッション

以下のレポートは全くの素人が作成したものであり、機器の性能等を保証するものではありません。
また、あくまで個人的主観で書いていますので、間違い勘違い等も予想されます、その点を十分ご承知置きください。


さて、いよいよ使い初め。一応、私のスタンダードであるオリンパスC-2500L(2/3inch 250万画素)とちょうどデジカメ仙人ちゃんじい様より借用中の300万画素機、昨年評判の高かった東芝M-70(1/1.8inch 337万画素)をDiMAGE7の比較対象としてみました。
DiMAGE7画素数的にはC-2500Lの2倍、ズームは28mmからの7倍ズームという「おぎおぎ家」にとって実に勿体無いハイスペックなデジカメ。でも本当にお父さんの少ない小遣いを注ぎ込んだ価値があるのだろうか。
とは言っても「アバタもえくぼ」、気に入って購入した手前、大甘口のインプレッションになるだろうということを、予めご了承くださいませ。_(._.)_ 
                   カタログスペック等は各自御参照ください。

まずは大きさ:
この3台を比較するとDiMAGE7が意外と小型である事がわかると思います。(写真左からDiMAGE7,C-2500L,M-70)
レンズフードを装着してC-2500Lと同程度。
次に重量です。メディア+バッテリー+レンズカバー等全部くっつけた実装備状態で重さを量ってみました。(家庭料理用の秤:カオルママより借用)DiMAGE7って以外に軽いでしょ。
Dimaige7 660g  C-2500L  665g   M-70   410g


持ちやすさ:
DiMAGE7とC-2500LはL型ボディーなので左手をレンズの下から包むように支えます。M−70はコンパクトタイプ?なので片手でも撮影可能ですが左手を軽く本体下に添える形が普通かな。ここで注目はDiMAGE7とC-2500Lの重量バランスの違い。DiMAGE7は本体の左:レンズの下に単三電池4本がほぼ平らに並んでいます。なので重心は左下になりますから、左手で安定させる事が大事になり右手は補助になります。一方、C-2500Lは右手グリップ内に単三電池4本が立っているので重心は右グリップにあり右手でグリップをしっかり握ることが大事になるわけです。(右手だけでも撮影可能)グリップの厚い2500Lと本体底部が厚いDiMAGE7とサポートする部分=バッテリー部という形状的にも主にサポートする部分に差が有ります。

電源ONからシャッター(オートを中心に)
マニュアル撮影については慣れるまで使い込まないと何とも言えないので、オートを中心に見てみましょう。この手のクラスはオートでの比較じゃ参考にならないかもしれませんが私の力不足という事でご容赦ください。
まず、スイッチ。
DiMAGE7のスイッチは本体上部モードダイアルを回す事で電源ON。
C-2500Lは本体上部のダイアル式の撮影モードをPにセットしておけばダイアルの中央のスイッチを押すことで電源ONで撮影可能になります。M-70も撮影モードはダイアルで設定、スイッチはシャッター外周にレバーをONにすることで撮影可能。
実験
撮影モードをオートモードに設定しておき、スイッチオンから1枚目が撮れるまでの時間を比べてみましょう。方法は家庭用の壁掛け時計から2メートル離れ、時計に向かってカメラを構え、秒針が12時の時にスイッチオン。あとはシャッターを押す。取れた画像の秒針を読むという方法。(実験1)。次に基本的には実験1と同様で、実際の撮影に合わせ起動後ズームをテレ端までズーミングしてからシャッターを押す。(実験2)
さらに、連射モードでは無い状態で次の1枚を撮影し、実験2からの差を見ます。(実験3)
記録画質はJPEGで最高の画質の1つ下に設定しました。

実験結果
Dimaige7 実験1 6秒 実験2 6秒   実験3  3〜4 秒
C-2500L  実験1 6秒 実験2  8秒  実験3  2〜3秒
M-70    実験1 7秒 実験2 10秒  実験3  5〜6秒(M-70は慣れてないのでモタツイテルかも)

ズームはDiMAGE7は手動なので人間に依存します。他の2台は電動ズームのです。なのでDimage7は実験1と2は大差ありません。実験3ではシャッター半押しAF合焦の撮影ですがDimage7は高倍率ズームになっている分AFに時間がかかったようです。ちょっと倍率を落とせば2〜3秒で撮影可能でした.リズム的には良い感じでしす。

さて、いよいよモノ撮り。でも今日はもう夜なので屋外の撮影は明日(でも今は梅雨時、天気が心配)。
とりあえず室内撮りサンプル
記録画質はJPEGで最高の画質の1つ下に設定しました。(期間限定:画像サイズ巨大につきダウンロードにはご注意を)
基本的にはオートで撮影。画質については個人のレベルも違いますし、撮影者の腕の問題もありますのでそれぞれで御判断ください。
室内の撮影では、私にとって全く問題の無いレベル(C-2500Lでも私にとっては十分なんですから、あまり画質を云々いう資格ないですね)。ただ、これをA4とかに印刷してC-2500Lなんかと比べるとその差を感じますよ。
*ファイルサイズがでかいので6/24撮影分はさらに画質を1つ下げました.

話題の液晶ファインダー
まー、良く見えますが色がちょっと変。全体に黄色っぽい感じ?夜の室内なのでコントラストをあげてあるせいかな?追従性も実用的な範囲。撮影情報や合焦位置まで表示されるので、慣れれば癖になりそうです。もちろん一眼レフのちゃんとしたファインダーと比べると駄目かもしれないけど、C-2500Lの中空な一眼ファインダーよりもピント確認できますし、マニュアルでマクロのピント合わせも可能でした。さらに暗いところは増感モノクロモードで以外と思えるくらい暗いところが見えますし、そんなところではしっかりピント合わせますよ。これは凄い。
さらに90℃まで持ち上がるのは、花や昆虫のマクロを狙ったことがあればどのくらい便利かは説明不要ですよね。回転レンズや液晶が稼動できるデジカメでは既に可能な事なのですが、どうしても明るいところで見にくくなるわけで、その部分でこのファインダーは外部の光の影響を受けないというメリットがあります。

操作系
いままで使用していたC-2500Lはマニュアル操作も比較的単純。ほとんど初心者の私でも結構使いやすいものでした。C-2500Lは基本的には絞りが2段。それを補うためにプログレッシブCCDを採用の恩恵で1/10,000以上の高速シャッターが可能ということで、絞り優先モードでボケが欲しいときには開放。被写体深度を得たいときには絞るという単純な発想であとは高速シャッタースピードが調節してくれるという感じで私は被写体に合わせ露出補正を入れるだけというスタイルで撮影してきました。
それに対して今度のDiMAGE7はボタンが沢山。なんか凄い事が出来そうです。詳しい事は、まだまだ勉強不足なので別な機会に。で、簡単な感想だけ。撮影に関する操作はほとんどカメラ周りのダイヤル、ボタンで操作ができます。これは慣れれば直感的に反応できそう。ただ、マニュアルフォーカスリングは軽すぎ。シャッター横の操作ダイヤル等は固すぎ、馴染めば丁度良くなるのかな。


まずは第一印象
まだ、フィールドで撮影していない状態で感想を書くのもなんですが。
結構、いけてます。すくなくとも撮影を楽しむという点では、リズムもいいし、AFも早いし。満足のレベル。マグネシウムボディーも見た目以上に良い感じですし、私のとっては十分。
購入翌日感想文(前日追加インプレッション)
さて、楽しみにしていた休日は雨交じりとなってしまい本格的な撮影は出来ませんでした。それでも雨の上がった間、デジカメの試運転を行ってみましたので、その辺の感想を。
液晶ファインダー補足
まず、室内で変な色に見えた液晶ファインダーですが、光源の影響によるようです。デジカメスクラップブックのシヴァさんにAWBの影響ではという指摘を戴き、早速チェックしました。正解です。WBをマニュアルで変更する事で改善されました。液晶ファインダーで色味がおかしいと言う事はWBが狂っていたと言う事だったわけです。なので、マニュアルでWBを積極的に変更する事が必要だったわけです。
AF
次にAFは動きにあるものが入ると迷いも大きくなるようでジージーやってピッっと来ます。私の場合、子供を撮る機会も多いので動く被写体に対して得意だと良かったのですが、今のデジカメだとこの程度なのでしょうかね。この当たりは置きピンやマニュアルフォーカスなどを上手に使う必要がありそうです。ただ、フォーカスポイントがファインダー内で確認できるのでC-2500Lのように変なところに合焦して目的物からピントが外れる事は意外と少ないかもしれません。
露出補正
それから今のところ積極的な露出補正を行っていませんが、液晶ファインダーの明るさと露出補正が連動するのは便利です。さらに、撮った画像のヒストグラムの確認を組み合わせれば、難しいといわれる露出補正も随分とやりやすいと思います。
ポストビュー
ポストビュー(撮った画像の確認)は初期設定では出来ませんが、設定により撮った直後、2秒間 or 10秒間の画像確認が出来ます。液晶ファインダーに表示されるので連続して撮影する場合には設定を外すのが便利。1枚、1枚撮っては確認というリズムで撮影を進めるならば、設定する。設定を外しておいても確認ボタン1プッシュで直後の画像が再生されるので通常は設定OFFでも問題ありません。再生速度が早いのも気持ち良く撮影を進めるのには良い要素でしょう。
問題点
少々の問題は大目に見ちゃう私ですが気になる点を一つ。
取説中にはPLやマクロフィルターの装着によりケラレが出る事があるという記載があります。この辺についてはまだ未確認ですが、このクラスのデジカメでは各種フィルター、特にPLフィルターやNDフィルターは必須でしょう?悪影響が大きいと、撮影範囲が広がるという意味でDiMAGE7を購入した私はこの点についてはかなり疑問を感じますね。

お願い:DiMAGE7ユーザーの皆様へ。情報交換の場などがあれば教えてください。
     情報お持ちの方は喫茶室(掲示板)に遊びにきてくださいどうそ宜しくお願いします。

つづきは  私的 ミノルタDiMAGE7(2/3inch 524万画素)1週間後インプレッション へ

DiMAGE7情報室