ティオマン島へ
(96.03.17)

7:00頃 バスターミナルへ
8:00のバスに遅れてはまずいのでまだうす暗いうちにタクシーでバスターミナルへ向かう。
ところが、窓口で聞くと10:30に出発という。がっかりしながらも発車するバス停を見に行くとそこにはメルシン 行きのバスが停まっている。客に聞くと8:30発車という。しめた、と思ってバスに乗り込むといつまでたっても 発車する気配はない。どうもこのバスは時間ではなく、客が集まったら出発するようだ。
それでもしばらく様子を みているとそのうち同じバスで待っていたデンマーク人がバスをあきらめてタクシーで行くようだ。 旅をしていると欧米系の旅行者は自分たちより旅の情報を持っていそうな気がしてくる。 私達もそれについていってタクシーにする。約2時間で80ドル(1ドル約45円)だ。一応70ドルでどうかと交渉 したがだめだった。
タクシーは南国の植物の林やゴムの木の林を抜けて進んで行った。

10:30頃 メルシンに着く
メルシンのフェリーターミナルに着いたらちょうど出発時間だった。風が強く、雨も降ってきた。 リゾートビーチは晴れしかないと信じきっていた頭の中に不安がよぎる。
フェリーは100人以上乗れそうな結構大きいものだ。約4時間で25ドル。席は一番前の左側に座った。 波でかなり揺れているが、期待にわくわくして気にならない。
しかし、2時間も揺れ続くと結構疲れてくる。回りの人達は船酔いでみんな吐いている。 このころ、大きな波が来たときに前のガラスがパリンと音をたててひびが入り、少し水が入ってきて不安になる。 それからまた1時間たつとこんどは右側のガラスがパリンと音を立ててこんどはかなりの水が入ってきた。

15:00 島が見えてきた
ようやく島が見えてきた。船着き場がいくつかあって人が少しずつ降りてゆく。 先程のデンマーク人はまだ乗っているので安心していたら、終点についてしまった。 デンマーク人も降りる場所を間違えたようだ。それでも終点なので降りるしかない。
16:00 宿を確保
まずは宿を決める。longhouse(20ドル)というのしかなくてそこにする。 これはいわゆる建物が長屋造りで部屋を区切ってあり、部屋の中はダブルベッドと裸電球と扇風機と机だけの 暗い部屋だ。
宿を予約した時に帰りの船のことを聞くと、7:00とのこと。1日1便しかないのだろうか?
朝から何も食べていないので近くに1軒しかないレストランに入ると人がいない。 よく見ると18:00まで休憩と書いてある。困ったものだ。
しかたがないのでその横にあるお店(これも1軒しかない) で何か買おうとするが、おなかのたしになるのはスナック菓子しかなかった。 しかも17:30頃にこの店の前を通るとこの店も閉まっている。すごく不安だ。
近くを散歩したときに小さな池を覗くと1mくらいのとかげの頭が見えた。夜中に部屋にこなければいいのだが。

18:00 レストランへ
いよいよレストランが開いた。適当に注文して席にすわると、ビールはすぐに出てきたが料理はなかなか 出てこない。1時間くらいしてからやっと出てきた。味は結構おいしい。

このあとはレストランでぼんやりしていた。
テレホンカードで家に電話をかけてみた。10ドルのものを11ドルで売っている。 電話はうまくつながって、向こうの側の“もしもし”は聞こえるがこちらの声は雑音のせいで聞こえないようだ。 結局あきらめる。
友人に絵はがきを書く。先程の店で絵葉書を買った時にポストのようなものがあるのを確かめた。 でも、絵葉書を書いて切手を買おうとするとなかった。この店にないということはもうこの島では出せないという ことを意味する。
今日も1日移動でつぶれる。今日の天気は今ひとつだったので明日の天気に期待する。


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