更新日 2001/07/20

白山登山(1999年)


はじめに
1999年7月24日(土)に白山を登山した。天気予報では、当日は雨ということだったが、結局雨は降らず、白山へ向けて出発した。当初は室堂までの日帰りを予定していたが、体力がないため、手前の弥陀ケ原で折り返しすることにした。

白山について

現在(1999年)「日本三霊山」といえば「富士山」「立山」「白山」のことを指します。お気づきの人もいるかと思いますが、北陸の山が2つあります。その理由ですが、加賀藩主の色々な思惑がからみ、そうなったようです。白山を崇拝する神社「白山神社」は、金沢市の隣町である鶴来町に最初にでき、現在も全国の「白山神社」の頂点として存在しています。


コース
出発 到着 移動方法 移動時間 コメント
金沢 市ノ瀬 自動車 2時間 5時に出発。数日前に土砂崩れがあり、規制があると思っていたが、規制はなかった。途中コンビニで昼食用にオニギリを購入し、7時に到着する。駐車場には、自動車がたくさん止まっている。
市ノ瀬 別当出合 北鉄バス 20分 バスに乗ると、すぐに出発する。待ち時間はなかった。急カーブ続きの山道で、運転手の運転に感心する。しかも、ほぼ満員である。値段は400円。

現在(1999年)、朝は5時からバスが出ている。別当出合に到着してから、帰りのバスを確認すると、17時30分が終バスとなっている。

別当出合 弥陀ケ原 徒歩 4時間30分 花が多いというエコーライン経由で弥陀ケ原まで移動する。しかし、日頃の運動不足のためか、30分もたたないうちに息切れがする。

2ケ所ある休憩所で山水を飲んで、それぞれ15分休憩。この山水が最高にうまい。他にも、5分の休憩をあちらこちらでする。

途中クロユリの群生する場所があった。見ず知らずの方が教えてくれるところが山の良さか。残念なことに、群生しているクロユリのまわりの草が踏み固められていた。写真を撮るためのようだが、そこまでして写真を撮る必要性があるんだろうか。

弥陀ケ原付近では、この時期でも残雪があり、残雪を見ながらの昼食となる。花の方は、期待していたほどは咲いていなかった。

弥陀ケ原 黒ボコ岩 徒歩 15分 霧がひどくなってきた。黒ボコ岩は砂防新道と観光新道の分岐点である。当初は難易度が低い砂防新道で帰る予定だったが、花が多いというので観光新道から帰ることにする。
黒ボコ岩 別当出合 徒歩 3時間30分 観光新道経由での下山となる。霧がなくなる。少し歩くと花がかなり咲いていている。松任C.C.Zのコスモスどころの騒ぎではない。しかも、見たこともない種類の花ばかりが延々と咲いている。黄色系と白系の花が多い。この時点では、気分は最高。

下山を開始してすぐに水を飲み干してしまった。観光新道は休憩所が1ケ所しかなく、休憩所では水の補給ができない。補給できたのは別当出合まで1kmの地点だった。また、怒涛の急な下り階段が何個所もあり、それだけで金毘羅さんを何往復もした気分だ。そのため、途中からひざが笑ってしまい困ってしまう。

それにしても、関西人のパワーには恐れ入ってしまう。関西弁を駆使する数名の年配の方が下山していたが、ほとんどしゃべりっぱなし。しかも、大声で聞こえてくる話の内容がおもしろい。例えば、連れの人が「1枚写真撮ろうか」と言えば、「ワシは男前やさかい、モデル代高いで」とか。挙げ句のはてには「しゃべり過ぎでのどが痛い。のど飴持ってくればよかった」などと言っている。1泊しての帰りらしいが、それでもすごい。ほとんどの人がバテバテで、しゃべっている人なんて、いないのだから。

別当出合 市ノ瀬 北鉄バス 20分 別当出合の売店でアイスクリームを買う。なぜか、抹茶系のアイスクリームが多い。値段は税込みで150円。
市ノ瀬 金沢 自動車 2時間 当初は「白峰温泉総湯」に入ってから帰る予定だったが、駐車場が空いていないため、あきらめる。

鶴来町の回転寿司「きときと寿司」にて夕食を食べる。110円でドリンク飲み放題があり、8回はお代わりをしただろうか。

無事、帰宅する。


さいごに
日帰りで17時30分までに別当出合まで戻るのは、きつかった。筋肉痛が3日程続いた。ただ、自然も多く、運動にもなるし、結果的には満足している。

日帰りで登山した親子で、子供が行方不明になったが、無事発見されたことを、翌日の新聞で知った。発見できて本当によかった。日中でも、場所によっては肌寒い所もあったので、夜ともなれば最悪のことも考えられるだろう。

デジタルカメラ写真集(石川県・その他)で、今回の写真を風景と花に分けて掲載しているので、ぜひご覧ください。


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