更新日 2001/09/16

いにしえのプロレス技

懐かしい技の数々
使い手 技 コメント
アントニオ猪木 他
延髄蹴り 猪木の代名詞技のひとつ。一時期、天龍、藤波等も使用。猪木のは、相手が「くるっ」と一回転した。嘘ではない。
卍固め 猪木の代名詞技のひとつ。別名「オクトパス・ホールド」。猪木のは、相手にこの技が決まると、すでに試合は終わったようなものだった。
インディアン・デス・ロック 猪木は、この技をかける前、一言いうのが、いつものパターンだった。いわゆる「間」ができやすい技。
弓矢固め 別名「ボー・アンド・アロー」。猪木は「インディアン・デス・ロック」から、この技につなぐパターンもあった。
キー・ロック 力自慢の選手が、この技を掛けられたまま相手を持ち上げるのが、すばらしかった。
アーム・ブリーカー 奥さんと買物をしていた時に、タイガー・ジェット・シンに襲われた猪木が激怒し、試合中にシンの腕を折ったことで有名な技。以前、鶴田も使用。
ジャイアント馬場 他
ココナッツ・クラッシュ 馬場の代名詞技のひとつ。この技はきくのか、疑問だった。馬場の調子がいい時、この技を連発したらしい。
河津掛け、河津落とし 馬場の代名詞技のひとつ。柔道の禁じ手。以前、小橋も使用。
長州力 他
サソリ固め 長州の代名詞技のひとつ。別名「スコーピオン・デス・ロック」。以前、川田、元全日の石川も使用。
ドリー・ファンク・ＪＲ
テリー・ファンク 他
スピニング・トウ・ホールド ザ・ファンクスの代名詞技のひとつ。返し技のスモール・パッケージ・ホールドで逆にピン・ホールされることも多かった。親日の西村が使っているようだ。
テキサス・クローバー・ホールド サソリ固めに似た技。以前、小橋も使用。なんと、天龍vs武藤(1999年12月、IWGPヘビー級タイトルマッチ)で、天龍が使用。
小林邦明 他 フィッシャーマンズ・スープレックス 小林の代名詞技のひとつ。小林のは、腹部への蹴りから、この技につなぐのがパターンだった。この技の返し技は、掛けた選手の腹を殴るのが多かった。まるで、ラッコのお食事のようだった。
坂口征二 他 アトミック・ドロップ 「世界の荒鷲」坂口征二の代名詞技のひとつ。そういえば、坂口は絶対にバック・ドロップを使わなかった、なぜだ。柔道出身なのだから、せめて裏投げくらいは見せてほしかった。
ジャンボ鶴田　他 ジャンピング・ニーパット 鶴田の代名詞技のひとつ。試合が長引いても、ものすごい跳躍力で、この技を繰り出す鶴田に「彼のスタミナに底はないのか」と某選手が驚いたらしい。坂口征二の代名詞技でもあった。現在では秋山が使用。
キッチン・シンク 鶴田が多用した技のひとつ。鶴田のは、技の仕掛けがとてつもなく速かった。肘鉄砲ならぬ膝鉄砲とでもいったところか。長州も使用。
初代タイガー・マスク 他 ツームストン・パイルドライバー 初代タイガー・マスク全盛の頃、新日ジュニアで流行した技。初代タイガー・マスクとダイナマイト・キッドによる、この技の掛け合いには、はらはらした。
マサ斎藤 他 監獄固め マサ斎藤の代名詞技のひとつ。実際に外国で監獄入りしたマサ斉藤が、監獄の中であみだした技。マサ斎藤がこの技を掛けると、正座しているように見えた。見た目が格好悪い。
ストロング小林 他 ベア・ハッグ 別名「さば折り」。古くは、この技でギブアップをとることができた。顔面かきむしりで反撃されるので「いにしえ」になったのか。
タイガー・ジェット・シン 他 コブラ・クロー タイガー・ジェット・シンの代名詞技のひとつ。シンのはチョークぎみに掛けるのがパターンだった。この技、何度見ても、首を絞めているようにしか見えなかった。
首４の字固め タイガー・ジェット・シンの代名詞技のひとつ。シンのはチョークぎみに掛けるのがパターンだった。シンの技は「チョークぎみ」が多い。
ビル・ロビンソン 他 ダブル・アーム・スープレックス 別名「人間風車」。クリーンな試合展開を好むロビンソンに「おおっ、さすが紳士」と思っていたのは、僕だけか。確か、新日にいる頃の前田は、この技で相手をホールドしたままピン・ホールしたことがある。
キラー・カーン 他 モンゴリアン・チョップ 奇声とともに、両手からくり出されるチョップ。パチンコのチューリップが閉じるのにも似ていた。現在は天山も使用。
アドニアン・アドニス 他 マンハッタン・ドロップ リングのロープを腕に巻かせたら右に出るものはいない、アドニスの必殺技のひとつ。アトミック・ドロップとは相手の向きが違うだけ。急所を狙った技にも見えたが実際のところは謎である。
ディック・マードック 他 垂直下式ブレーン・バスター マードックの代名詞技のひとつ。持ち上げるところまではブレーン・バスターと同じだが、その後、相手の脳天をマットに叩き付ける、ちょっと危険な技。橋本も使用。
マイティ井上 他 サマー・ソルト・ドロップ マイティ井上の代名詞技のひとつ。井上は、おたけびをあげながら、この技を使っていた記憶がある。似た技で「セントーン」もある。違いは前方に一回転するかしないか。
ラッシャー木村 他 ブルドッキング・ヘッドロック ラッシャー木村の代名詞技とはいかなくとも、必殺技のひとつ。話がそれるが、木村は新日初登場の際、なぜか「こんばんは、ラッシャー木村です」と言ってしまった。あまりにピントはずれなセリフなので、ゲラゲラ笑ってしまったことがある。
クロス・チョップ よく似た技にミル・マスカラスのフライング・クロス・チョップがあるが、こちらは飛ばないのである。ロープに振った相手に、手をクロスし猪突猛進していくのである。「縦に歩くカニ」、そんな言葉が似合う技であった。
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