この春に末娘の長男が中学生になった。私が67歳の時に生まれた子である。
この数年の成長は目覚ましい。知力や体力ともに大人を感じる。自分の子のときには感じなかったものだ。
中学では部活動が課せられる。児童からの脱皮の一つである。いろいろ悩んだ末に剣道を選んだようだ。面タオルには「自彊不息」(じきょうふそく)と、みずから努め励むという意味だ。この言葉に然りと向き合ってほしい。人生の晩年を迎えた爺と婆にとって希望の星である。
”世に我あり”とまでは言わないまでも、しっかりとした心のよりどころ、明日を生きる知恵と勇気をもって人生を生き抜いてほしい。
皆から慕われ、尊敬される人になってもらいたいと連れ合いと一緒に願っている。私のこれまでの人生を振り返って思うに、どのような人と出会うかで人生は決まるといっても過言ではない。いい人との出会いがありますように!
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