歳 時 記
立 春
(りっしゅん)
雨 水
(うすい)
啓 蟄
(けいちつ)
春 分
(しゅんぶん)
清 明
(せいめい)
穀 雨
(こくう)
立 夏
(りっか)
小 満
(しょうまん)
芒 種
(ぼうしゅ)
夏 至
(げし)
小 暑
(しょうしょ)
大 暑
(たいしょ)
立 秋
(りっしゅう)
処 暑
(しょしょ)
白 露
(はくろ)
秋 分
(しゅうぶん)
寒 露
(かんろ)
霜 降
(りっとう)
立 冬
(りっとう)
小 雪
(しょうせつ)
大 雪
(たいせつ)
冬 至
(とうじ)
小 寒
(しょうかん)
大 寒
(だいかん)
       

 

 立 春 (りっしゅん)

【陰暦正月の節(旧暦で月の前半にくる節気)で、陽暦では節分の翌日。二月四日ころ。二十四節気の最初の節。八十八夜、二百十日など、すべて立春の日から数える。暦の上では旧冬と新春の境い目にあたり、この日から春になる。】

 雨 水 (うすい)

【陰暦正月の中(旧暦で月の後半にくる節気)で、陽暦では二月十八か十九日。 雪が雨に変わり、雪や氷は溶けて水となる。忍びよる春の気配に草木がよみがえる、の意味。雪国の雪はいまだ深く、この時期、関東や東海地方の太平洋側に雪が降る。 】

 啓 蟄 (けいちつ)

【陰暦二月の節で、陽暦では三月五日か六日。啓蟄啓戸の候で、地中で冬眠をしていた虫たちが姿を表わすころとされている。】

 春 分 (しゅんぶん)

【陰暦二月の中で、陽暦では三月二十日か二十一日。この日、太陽黄経は〇度となり、昼と夜との時間は等しくなる。この日を中日として前後それぞれ三日、すなわち七日間が春の彼岸。この日を境に徐々に昼が長くなり、本格的な春が始まる。】

 清 明 (せいめい)

【陰暦三月の節で、陽暦の四月四日か五日。「万物ここに至りて皆潔斎にして清明なり」関東から西の地方では桜が見ごろ。南の国からは、そろそろツバメの渡りの便りも届く。】

 穀 雨 (こくう)

【陰暦三月の中で、陽暦の四月二十日か二十一日。このころに降る雨は百穀を潤す、とされる。春の季節の最後の節気。】

 立 夏(りっか)

【 陰暦四月の節で、陽暦の五月五日か六日。 夏立つ日で、暦の上ではこの日から立秋までが夏。山野に新緑が目立ちはじめ、風もさわやかになって、いよいよ夏の気配が感じられる候。】

 小 満 (しょうまん)

【陰暦四月の中で、陽暦五月二十一日ごろで、陽気盛んにして万物ようやく長じて満つ、の候。沖縄の梅雨は五月中旬から六月下旬ごろで、二十四節気の小満と當種にあたる。この時期の雨を沖縄では小満當種と呼んでいる。】

 芒 種 (ぼうしゅ)

【陰暦五月の節で、芒種の節ともいい、陽暦の六月五日か六日。芒のある穀物を播種する時期で、農家は田植えに追われる。】

 夏 至(げし)

【陰暦五月の中で、陽暦の六月二十一日か二十二日。太陽は最も北に寄り、北回帰線の真上までやってきて、東京の昼間の時間は十四時間三十五分と、冬至より四時間五分も長くなる。しかし、夏至のころは梅雨の真っ最中、日照時間はむしろ冬よりも短い。】

  小 暑 (しょうしょ)

【陰暦六月の節、陽暦の七月七日か八日。いよいよ暑さも本格的になり、「温風至」の候。中国では「おんぷういたる」、日本では「あつかぜいたる」の意味。日脚は徐々につまってきますが、暑さは日増しに加わってきる。】

 大 暑(たいしょ)

【 旧暦六月の中。陽暦の七月二十二日か二十三日。極熱の盛んなる時で、この最も暑い時期を乗り切るために、土用の丑の日にウナギを食べる風習が生まれた。】

 立 秋(りっしゅう)

【陰暦七月の節。陽暦の八月七日か八日。秋立つ日で、実際には最も暑い時期。朝夕はなんとはなしに秋の気配が感じられる候。】

 処 暑(しょしょ)

【陰暦七月の中、陽暦の八月二十三日か二十四日。「処は上声、止なり、暑気の止息するなり」。暑さが収まる頃の意味で、昼間はまだ暑い日が続くが、朝夕は涼風が吹きわたる初秋のころ。】

 白 露(はくろ)

【陰暦八月の節、陽暦の九月八日か九日。秋はいよいよ本格的となり、野の草には露が宿るようになる。「陰気ようやく重なり、露凝って白し」ということから名付けられた。】


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 秋 分(しゅうぶん)

【陰暦八月の中。陽暦の九月二十三日ごろで、太陽は秋分点に達する。春分と同様、昼と夜の長さが同じ。この日を境に夜の方が長くなり、夜長の季節へと移る。】

 寒 露 (かんろ)

【陰暦九月の節。陽暦の十月八日か九日。季節的には秋の長雨が終わり、本格的な秋が始まるころ。露は結び始めのころは涼しく感じられる。この季節には寒々として冷たく感じられる候。】

 霜 降 (りっとう)

【陰暦九月の中で、陽暦で十月二十三日か二十四。寒露に続いて、霜が降りるころ、という意味で、東北地方や本州中部では霜を置くようになり、紅葉が盛りとなる。】

 立 冬 (りっとう)

【陰暦十月の節で、陽暦の十一月七日ころ。この日から立春までが暦の上で冬。季語には冬立つ、冬に入る、冬来る、今朝の冬とある。このころは陽の光も一段と弱く、日脚も目立って短くなり、冬の気配がうかがえるようになる。 】

 小 雪(しょうせつ)

【 陰暦十月の中で、陽暦十一月二十二日か二十三日。「小とは寒さまだ深からずして、雪いまだ大ならざるなり」。まだ市街には本格的な降雪はないが、遠い山の頂きには雪が見られ、冬の到来が感じられる候。】

 大 雪(たいせつ)

【陰暦十一月の節で、陽暦の十二月七日か八日。「積陰雪となりて、ここに至りて栗然として大なり」日本海側や北国では本格的な雪が降りだす候。 】

 冬 至(とうじ)

【陰暦十一月の中で、陽暦十二月二十一日か二十二日。冬至は暦の上では冬の最中で寒さの厳しい時期。この日を境に日脚は伸びる。「冬至冬なか冬はじめ」といわれ、この日は柚子湯を立てたり、お粥やカボチャを食べて無病息災を祈る。 】

 小 寒(しょうかん)

【陰暦十二月の節で、小寒から節分までを寒の内という。気温の面から見ても、一年中で最も寒い時期は一月中旬から二月上旬にかけて。二十四節気の内、小寒と大寒は日本の気候と合っている。 】

 大 寒 (だいかん)

【陰暦十二月の中で、陽暦の一月二十日か二十一日。一年の内で最も寒い時期。しかし、太陽は日ましに力が強まり、春が間近にせまっているのが感じられる候。】


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