気になるアルコ−ル関連情報リスト 

 
  項    目  
発信日
ランナーは酒飲み?
H11.11.22
飲まないより飲む方が健康?
H11.9.10
流産と週に数回の飲酒が相関
H10.4.16
飲酒体験ゴーグルで飲酒運転の怖さを
H9.11.30
飲酒で乳ガンのリスクが高まる(30歳代女性は要注意)
H9.8.14
アルコール対策が遅れる企業(富山県)
H9.4.12
オーストリアのアルコール依存症危険者は日本の3倍
H9.3.25
戦国武将毛利元就はACか
H9.1.13


































朝日新聞 WEEKLY AERA

ランナーは酒飲み?

長距離走者とアルコール依存



 何が楽しみかって? そりゃ走ったあとの冷た一いビール、というランナーは多いはずだ。ところが、長距離走と飲酒には「微妙な関係」があるようだ。
 長距離走はアルコール依存症の治療法に用いられている。その一方で、飲酒ほ長距離走のパフォーマンスを低下させる、という報告も出ている。これにヒントを得て、飲酒習慣とランナーの関係を調べた研究がある。
 ランナー(20マイルレース平均タイム男性165分、女性181分/男性397人、女性144人)と、一般(男性139人、女性119人)で調べたところ|棒ランナーは一般男性より飲酒量が多い男女ともランナーは一般人より飲酒回数が多いC棒ランナーは一般男性より飲酒に罪の意識を感じている人が多い、という結果が出た。
 さらに飲酒による問題(アルコール依存症や暴力など)について検討すると、闇雲に走る中年ランナーの性格はアルコール依存症の人の性格と似ていたという。上記の飲酒への罪悪感はアルコール依存症の特徴でもある、という。
 この研究をしたグッツゲセル博士は、飲酒で問題を起こす危険性の高い人は「むしろランニングでアルコール消費量を抑えているのでは」との推論までしている。
 これに対して自ら何回もフルマラソンを走る徳島大学の小原繁教授(運動生理学)は、「走った後、体はカリウムを欲する。ビ―ルにはカリウムが含まれるので、少量ならむしろ補充になる。あの君原選手は夫人がいつもゴールでビールを持つて待っていたほど。 何より、酒を飲み過ぎたら走れなくなります」と、笑う。また、アルコール依存症治療 で効果をあげる富山市民病院神経科の
吉本博昭氏は、「症状が進むと多臓器障害を起こし、体力はほとんどなくなり歩くのがやっと。いくら飲酒習慣があっても、いつものペースで走れるというのでしたら大丈夫」という。
 一口のビールがうまい! のであれば、心配なさそうだ。
スポーツライター 山田ゆかり

(AERA H11.11.22)



























飲まないより飲む方が健康?


  お酒を適度に飲む人は(2日に1合)、がんで死亡する確率がまったく飲まない人の約半分、たくさん飲む人は逆に約1.5倍であることが、国立ガンセンターなどの調査で明らかになった。適度な飲酒によりガンのリスクが低くなることを示すデーターとして注目を集めそう。
 調査は4県の40,50第の男性のうち、がんなどの病気にかかっていない健康な19231人を対象に、1990年から1996年までの7年間の追跡調査である。
 がんで死亡する確率は、非飲酒者を1とすると、2週に1回程度飲む人は0.79、2日に1合程度飲む人は0.53、毎日1合飲む人は0.9 と非飲酒者よりも低かったのに比べ、毎日2合飲む人は1.48、毎日4合飲む人は1.54と急激にリスクが増加する。

(読売新聞平成11年9月10日(金))



























流産と週に数回の飲酒が相関


 Gayle C.Windham氏(米連邦保健省の生殖疫学研究者)は、妊娠3カ月の時に週4回以上アルコールを飲んでいる女性は、飲酒していない妊産婦と比較して2倍の流産率だと報告(「Epidemiology」8:509-514,1997)しています。
 報告の中で、「女性は妊娠期間中のアルコール摂取量を少なく報告する傾向があるため、安全なレベルを定義することは難しい」としながらも、「アルコール摂取量の危険域は比較的低かった」と述べている。また、飲酒しない妊産婦は、妊娠の経過に伴い流産は減少するのが普通であるが、週4回以上アルコールを飲む妊産婦においては、妊娠8〜10週までかえって流産率が増大すると報告されています。
 妊娠中の飲酒は、流産や胎児性アルコール症候群(FAS)の危険性があります。妊娠している女性や妊娠を試みている女性は、アルコールを控えるのが賢い選択でしょう。

(H10.4.16 Medical Tribune)



























飲酒体験ゴーグルで飲酒運転の怖さを


 飲酒体験ゴーグルは、普通のゴーグルと違い、着けると「酒を飲んでいないのに、酔った感覚になる」になるというしろもの。ニュージャージー州で学生の飲酒運転防止教育に使われている。統計によると全米で、毎日8人の若者が飲酒運転が原因で死亡しているとのこと。授業に参加した学生たちは自分はもちろんのこと、飲酒運転をする友人の車にも乗りたくないと言っているとか。効果は抜群のようですね。

(聖教新聞平成9年11月30日(日))



























飲酒で乳ガンのリスクが高まる(30歳代女性は要注意)


 米国立癌研究所のSwanson 博士は、22〜44歳の女性3000例を対象として、飲酒(週に14杯以上の飲酒、飲酒1杯は 360ml缶ビールに相当)で乳ガン発症の危険性が高まるかについて疫学調査を行った。30歳代では、飲まない女性と比較して80%も高い発症者を認めたが、10〜20歳代は有意なリスクを認めなかった。飲酒による乳ガン発症リスクは、アルコールによって血中のエストロゲンあるいは他のホルモンの上昇が原因でないかと考えている。

(H9.8.14 Medical Tribune)



























アルコール対策が遅れる企業(富山県)


 富山産業保健推進センターの初調査(青島恵子:富山医薬大公衆衛生学教室)によると、アルコール依存症や二日酔いでの遅刻、欠勤など富山県内の企業は従業員の飲酒に関する問題を抱えていながら、大半は対策を講じていない点や、問題飲酒は管理職に多いことなどが報告されている。(北日本新聞平成9年4月12日(土)社会1面

(北日本新聞H9.4.12)



























オーストリアのアルコール依存症危険者は日本の3倍


 オーストリアの人口800万人の内、アルコール依存症危険者は50万人と言われている。全人口に占める割合は6%弱であり、加えて多剤乱用者が多いという。

(H9.3.25)



























戦国武将毛利元就はACか


 平成9年1月12日に放映された内容が史実に忠実であれば、父・弘元(39歳で死亡)は酒に溺れ、振戦せん妄と思われる幻覚症状が出現しており、そのもとで育ち、さらに母親を5歳で亡くしており早期喪失体験もある。毛利元就はACでないだろうか。
 平成9年3月2日の放映で、兄の興元も24歳の若さで死亡しており、酒が原因であったという。元就は、父や兄の死亡が酒の害であったことを自覚し、飲酒を避ける場面が放映されていた。

(H9.3.2)



























従業員の飲酒問題深刻化:対策遅れる企業
(富山産業保健推進センター初調査)

 社員の飲酒が原因で職場に何らかの問題が起きたことがある、と回答した企業は13.8%で、アルコール依存症による長期の治療が一番多く、飲酒によるけんかや事故、二日酔いがもとでの欠勤、遅刻などを挙げる企業もあった。
 企業が抱えている飲酒問題は、「従業員に肝機能異常がある」が53.6%、肝臓病や高血圧症、糖尿病など飲酒が要因とみられる疾患がある、と回答した企業も36.7%あった。
 これに対し、飲酒者への個別指導などアルコール問題に対策を講じている企業は10.5%にとどまった。「対策をあまり考えたことがない」「個人の嗜好の問題」など、今後も対策を予定していない企業が66.8%あった。
 富山県内で企業のアルコールに関する実態調査が行われたのはこれが初。県内企業1446社を対象に昨年2〜3月に行い、 673社から回答があった。
 機械メーカー従業員を対象にしたサンプル調査は、千人に封書でアンケートし、 816人から回答があった。20.5%にアルコール依存症と診断される可能性が高い問題飲酒がみられ、年齢が上がるにつれ、問題飲酒者が増加する傾向があった。特に課長職以上の管理職に多いことが分かった。
 職場でのストレス増大を背景に手近なストレス解消、
発散の手立てとして飲酒の機会が増えている。全国統計でもアルコール消費量と飲酒者数は増加の一途をたどっており、ここ30年間でともに2倍以上に増えている。
 青島助手は「薬物であるアルコールについての基礎的な教育が欠けている。今後、健康対策の一つとして企業もアルコール問題について積極的に取り組んでいく必要がある」と警鐘を鳴らしている。
(北日本新聞平成9年4月12日(土)社会1面)