画像実験

由緒正しきQTVRはいずこに?

●*ップル社が開発したQuickTime。オーディオビジュアル系PC界では暗黙の業界標準であるが、ネット世界の覇権を狙う某MS社がAVプラットフォームにも自社系製品をとのねらいから、いまだにMSからは黙殺され、WIN系OSには実装されず、ブラウザも対応していない。最初に使うときは雑誌の付録CDに頼るか、*ップル社のレスの悪いFTPから延々とダウンロードして、インストールしなければならない。さらに都合の悪いことにimacで息を吹き返した*ップルがQTを3にバージョンアップして、オーサリング機能もついたものに有償登録することができるようにした。投げ売り状態から、ロイヤリティに色気が出てきたというわけだ。(現在、QTはメジャーバージョンが4になって、ストリーミング再生や対応ファイルタイプが増えたりしている。新規インストールすると、今でも登録画面が出てくるのだろうか?
●かように激動するQTだが、本体のQTとは一線を画すQTVRの存在は、あまり知られていない。VRの再生はQTと同じムービプレイヤにプラグインで行うが、作成ソフトが*ップルの深いヴェールに覆われている。

●wwwにはQTVRを題材にしたHPも存在し、(*ップル公式QTVRページなど)断片的な情報は入手できるが、系統立てた情報が不足している。(これは特にQTVRのオブジェクトについて顕著だ。)ここでは、QTのムービプレイヤプラグインさえあれば手軽にウェッブで再生できるQTVRのパノラマとオブジェクトという、2つの技術についてできるだけ系統立てて説明したい。

●QTというのは(誤解を恐れず定義すると)インターネットなどで流通するムービー(動画)ファイルのフォーマットのこと。一般ユーザはプレイヤという無償ソフト(プラグイン)を組み込むことで、インターネット上で映画が鑑賞できる(スターウオーズ4の予告編もQTファイルで流されている)。
●VRとはバーチャルリアリティー(仮想的現実)のことで、同じQTグループの中でも全く異なるジャンルのツール。パノラマとオブジェクトの2つのカテゴリから成り、パノラマは専用にコード化されたパノラマファイルをマウス操作で360度全周あたかも監視カメラを遠隔操作するように鑑賞できるツールだ。オブジェクトの方は、逆に1個所に置いた物体(これに限らないのだが..)をマウス操作で全方向から眺めるようなツールだ。この2つに互換性はない。

QTVRパノラマ
●では、まず、QTVRパノラマから説明しよう。
パノラマは、後から説明するオブジェクトに比べ、ウエブサイトにかなり資料がある。
WWWで自由に操作できる(インタラクティブな)パノラマを得るのに、大きく分けて2つの道筋がある。ひとつは、アップルが用意した、QTVRオーサリングツール(約5万円)やアップルサイトでも無償配布しているMAKE QTVR PANORAMAを使ってQTVRファイルを作成する方法で、マシンはマックが必須だ。もう一つが、サードパーティが出しているパノラマ作成ツールでQTVRファイルを作成する方法で、これはツールによりWIN版、マック版がある。(私が調べた限り、MAKE QTVR PANORAMA以外の無償ソフトは存在しない)(MAKE QTVR PANORAMAは、いつからかVre2になっている。インターネット配信用のファイルがすぐ出来るようだ...)
●私の場合、まず1の方法でロハでできるMAKE QTVR PANORAMAを使って作成することにしたが、まず最初でギブアップする。いわく、「パノラマ画像を用意する。」有償のQTVRオーサリングツールには、「複数の連続したスチール画像を繋ぎあわせ1枚の連続したパノラマを作成する<パノラマステッチャ>機能が含まれているが、ロハのMAKEQTVRPANORAMAにはその機能が無い。仕方なく、ペイントツールなどで同じ大きさに手で描いた「絵」を試しにQTVRパノラマ化してみた。やり方は、画像ツールで、横長の画像を左90度回転して縦長とし、MQTPにドロップするだけ。出てきたコンパネに適当に答えるだけで、自分の描いた絵が円筒形のパノラマになる。 問題点がはっきりしてきた。パノラマ画像をいかに作成するか(ステッチャツールをどうするか)ということだ。まあ、昔ながらのスリットスキャンカメラで全周撮影して、印画紙にプリントしたものをスキャナで読み込んでもいいのだが...
私の調べた限りでは、フォトショップのような高機能グラフィックソフトにもパノラマのステッチャ機能は無い。(でもまあ、注意深く複数の画像を繋ぎあわせれば出来なくもないと思う)聞くところ、キヤノン等のデジカメのバンドルソフトにパノラマソフトがあるようだ。WWWで探すと、NTTソフトが、ビデオで撮影したムービーからパノラマを作る「遊遊パノラマ」というツールを販売(1.5万円)しているが、私はライブピクチャ社が販売している「PhotoVista(1.5万円、以下PVと略)]を使用した。ウェッブサイトから試用版のダウンもできる。このソフトはパノラマステッチャツールがメインだが、作成したパノラマをスクリーンセーバーに加工したりする機能もある。
●作成方法は、まずデジカメなどで素材となるパノラマ連続写真を撮影する。PVの推奨では、35ミリカメラ換算で24ミリ(かなりの超広角レンズ)なら縦アングルで12枚で360度をカバーする。これは、画像で見るとかなり重複していて、半分づつカブッている様なものだ。私は、28ミリレンズを縦構図で、10枚で全周撮影している。自動プリントの周囲ケラレを考慮するとカブリは5%程しかない。だが、枚数節約と、タイムラグの低減のため、これくらいでも実用になる。カメラはモーターワインダーが付いていると便利で、手動絞りがよい。自分で適正露出を決めること。自動露出では露出調整をカメラが勝手にやるので、連続する空の色などがうまく繋がらなくなることがある。撮影方向によるevの差が少ない「薄曇り」が撮影に適している。さもなくば、太陽高度の高い時間帯を選ぶ。順光・逆光が1枚に存在するので露出調整はかなり神経を使う。
●こうして撮影したフィルムをプリントし、1枚づつスキャナで取り込み、JPEG保存する。(WIN版のP.V.で作業するならBMPでもよい)新しく作ったサブディレクトリに画像を保存し、「全ファイル選択」し、とりあえずそのままフルステッチ作成を指示するとすぐにレンダリングが開始され、成功するとそのままパノラマビューモードで確認できる。手順としては、このパノラマ画像を90度左回転してJPEG保存して、マックに転送し、マックのPICTファイルに変換してMAKE QTVR PANORAMAの入力にすればパノラマは完成する。
●【ここからしばらくマックの世界での話だが】取り込んだJPEGファイルの属性がPC-exchangeなので、一旦フォトショップなどで開いてPICT形式で保存する。で、これをMake-QTVR-Panoramaにドロップすると、変換パネルが出てくる。一部文字化けしているけど、大体判読できる。上からソースファイル、タイル(?)ファイル、それから変換オプション、ここはデフォルト(シネパック、ベストディプス、75%クオリティ)。次に出力パノラマファイル名。普通、ファイル名に+.snmとなる。あとからリネームできるのでそのままほっとく。次にplayerセッテイング。スタートやズームの初期値を決められるが普通はさわらんでよい。これで一旦「CREATE」を押すと、たいてい、別のワーニングダイアログが開く。曰く「Panoramaのソースは○○×○○○ピクセルで有るべき所、△△×△△△となっている。このまま続けるか?」という意味なので、取りあえずそのままContinueAnyway?にOKするとパノラマ変換が始まる。で、しばらくで○○.snmと○○.tileの二つのファイルができあがる。このうち、.snmが目指すQTVRなので、.movとリネームし、.tileは削除してしまう。.movファイルをQTVRのプラグインを仕込んだムービープレイヤで開くと、丸に矢印のついたマウスアイコンが出てきて、ドラッグすると、画面が矢印の方向へパンする。あとはアップルのサイトにはパノラマにハンドルポイントを付けたりサムネイルを作ったりする小物が用意されている。

ここで突然ですが、QTVRパノラマのサンプルです。

重いので、別ページに移しました。
最近撮影した画像を追加登録しました。(2000年5月7日追加)




QTVRオブジェクト
次にQTVRオブジェクトの説明に入ろう。
QTVRオブジェクトは、WWWにも情報が少なく(アップルサイトにもパノラマのついでに少し説明があるだけ)、私が得た唯一の説明は、アップルサイトにあった無償のMAKE QTVR OBJECTのアーカイブに同梱されていた英文のマニュアルを翻訳ソフトで機械翻訳したものだけ。意味は半分しか通じない。
しかるに、試行錯誤を通じて得たのが、
・オブジェクトを作成するツールは、アップルサイトの無償ソフトMAKE QTVR OBJECTでよい
・パノラマと違って、ソースには物体を1回転させた駒落としのQTムービーファイルを用意する。
・行と列の概念があり、ぐるぐる廻しながら上から、下から、眺める事もできる。
・オブジェクトムービーはマウスで再生を操作するインタラクティブなQTムービーである
ということ。 オブジェクトの場合、問題は行(カラム)列(ロウ)の揃った駒落ちのQTムービーをいかに作かということ。
まず、アドビのプレミアでムービーを編集してみた。被写体を1回転させ、その間のムービーを撮影する。とりあえず1行だけのオブジェクトを作ってみる。プレミアでインターバルに駒を落とし、20枚/360度程度のファイルとする。
次に、これがミソだが、ムービープレイヤでサウンドトラックを除去し、画像だけのファイルにする。(この作業をしないと、次のステップでうまくオブジェクトファイルに変換できない。)
できたムービファイルをMAKE QTVR OBJECTへドロップする。出てきたコンパネに適当に答えると、ムービファイルがオブジェクトに変換される。この変換は可逆的で、再度MAKE QTVR OBJECTでムービに戻すことも可能。
これで、ムービプレイヤでオブジェクトファイルを開くと、手のひらの形のマウスアイコンが表示され、矢印方向へドラッグすると、オブジェクト画像が任意方向へ回転を始める。
ここまでくれば、もう理解できると思うが、オブジェクトは駒落とししたファイルなら何でもよく、グラフィックソフトで作成したアニメでもよい。任意のファイルをマウスで能動的に再生、逆再生できるということがご理解いただけると思う。
プレミアなどという大掛かりなソフトを使わなくても、ムービプレイヤの編集機能を使えば、かなり手軽にソースファイルができる。元ファイルを駒再生しながら、カット&ペーストで手作業でインターバルに駒を落とすのだ。私の場合、手作業でもリズミカルにやればかなり効率的にソースファイルが作成できた。

突然ですが、QTVRオブジェクトのサンプルです。 素材は、「回転坊主」です。(348KB)注:QTVRプラグインが無いと見ることが出来ません。













ライブカメラ実験

今や、インターネット世界には無数のライブカメラサイトがある。
中にはカメラをリモコン操作して自由に見渡せるサイトすらある。
このまねをせねばと、条件整備を検討中。まず、常時接続環境が必要。コレには、現在CATVのインターネット接続サービス(定額月3000円)を使用予定。(グローバルIPを割り当ててくれればの話だが..)
次にビデオキャプチャ系ハード。CCDは各種デバイスあり。キャプチャカードを激安3800円で購入。BT848という最も一般的なチップを採用している。
最後にインターバルにビデオキャプチャして、ファイルに落とすCAMソフト。コレは、探した結果、LISTCAMという、国産の非常に優れたフリーソフトを発見、ダウンロードしてインストールした。
ところで、SOHOのHTTPサーバはDEC486で、カメラのサーバはACER+AMDK6−2、今書いているXA16はさしづめメンテナンスクライアントというところか..いささか複雑な構成だが、(HTTPDをACERへ引っ越せば、丸く収まるのだが)クライアントからHTTPアクセスが来たら、DECPCがACERのカメラサーバがインターバルで書き換えているJPGファイルを引きに行くようにする。(インターバルリロードはしない) 運が良ければ、この下に「WA GA YA」のカメラサイトのライブがご覧頂けることになる。

liveimage







以下、鋭意制作中。