やまなし

つうと銀の色の腹をひるがえして、一ぴきの魚が頭の上を過ぎていきました。

「クラムボンは 死んだよ。」

「クラムボンは 殺されたよ。」

「クラムボンは 死んでしまったよ・・・・・・。」

「殺されたよ。」

「それなら、なぜ殺された。」

兄さんのかには、その右側の四本の足の中の二本を、弟の平べったい頭にのせながら言いました。

「分からない。」

 魚がまたつうともどって、下の方へ行きました。

「クラムボンは 笑ったよ。」

「笑った。」

 

 

絵を工夫したところ

魚のはらを体よりこくした所。

作者の思い

魚はうろうろしてて、かによりも低い身分?のような物の敵のような役だ!