兼六園と「さつき」


兼六園で有名な樹木と言えばその筆頭はもちろん「松」。しかし松の下にあっても、季節によって ワンポイントの主役を演じる花木があることを忘れてはなりません。「桜」や「かきつばた」に続いて咲く「さつき」は、 色の鮮やかさや花時期の長いことなど、名園に色を添える大切な花木の一つに挙げることができましょう。

一斉に咲く桜の「華やかさ」や、群青をたなびかせるかきつばたの「優雅さ」はなくても、このさつきには名園の下草に 徹しながら精いっぱいに咲く「健気さ」があります。ぜひこの花にも目をとめてやってほしいと思います。


春   冬


(真弓坂入り口)

石碑の下草は「さつき」。種類は大盃(おおさかずき)。
文字どおり赤い大きな花を咲かせる。




(霞が池越しに唐崎の松を望む)

このあたり「さつき」の植栽が多い。
桜の季節が過ぎると、池の回りは華やかな雰囲気に包まれる。




(百間掘を望む)

みごとな懸崖の皐月。まさに自然の中の「盆栽」ですよね。




(石川門)

この城址には戦後、金沢大学が置かれました。世界的にも珍しいお城の中のキャンパスでした。
大学の移転が完了したあと大規模な整備が行なわれ、
2の丸広場には、かつての「50間長屋」「菱櫓」「橋爪門続櫓」が復元されました。
「利家とまつ」の放映も始まり、2002年は金沢城にスポットライトが当たる年になりそうです。
2の丸広場では、2003年1月までの予定で「加賀百万石博」が開催されています。





(百間掘)

この道路は、金沢城のお掘りを埋め立てて造ったもの。
いま、それが問い直されているのではないでしょうか。

「道路交通の確保」と「史跡保存」の調和が十分論議されねばなりません。

お掘の法面で姿を整えてきた懸崖の「さつき」たちにも意見を聞いてみたいものですね。





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