(環境庁提唱)全国’99スターウォッチング(福光)
下の画像は、1999年夏のスターウォッチング(富山県福光町)で撮影したものです。
 ○日時:1999年8月7日(左側が300秒露出、右上は150秒露出、右下は80秒露出です)
 ○フィルム:富士リバーサルカラー(ISO400)
 ○カメラ・レンズ:ニコンF2、ニッコール50mm(F1.4)標準レンズ、絞りF4、固定撮影
 ○撮影地:富山県福光町土生新(福光町の継続観察ポイント)    (C) K-Yoshio

 このようにして全国各地で撮影された写真を比べることで、どれだけ星空が暗いか空の状況を数値化できますので、客観的であり正確です。

 しかし、「スターウォッチング」では、写真だけでなく、どれだけ暗い星まで見えるか双眼鏡を使った眼視観察も報告することになっています。

 この眼視による観察は、なるべく大勢の人の結果を集計するようにと環境庁では呼びかけています。眼視観察は客観的データ収集という点では写真には及びませんが(観察人数が多くなるほど正確なデータに近づきますし)、失われつつある日本の星空に少しでも人々の関心をもってもらうためと思われます。

 この運動は毎年行われており、日本全国でどの観察地が空が暗いかを環境庁は公表しています。(観察ポイントをむやみに変えないで)この観察運動を継続してデータを蓄積していくこともとても大切なことですね。既に当町(富山県福光町)も10年以上にわたって夏のスターウォッチング観察を継続しています。

 この運動への参加は、(各自治体であろうが学校であろうが同好グループであろうが)何も問われません。要は「同じポイントでずっと継続して観察報告ができること」が第一!と思います。
 
 参加団体の中には、(全国一をねらって?)観察地に高い山間地などを選んで報告している例も見かけますが、高い所ほど空気が澄んで暗い星まで写るのは当たり前。そういうことよりも、平地にも星が降るような夜空を取り戻そう!というのが(この運動の)趣旨ではないかと思います。


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