vol.82
タリム包囲網を破れ!
 今年はだくさんが仕事で北海道出張の為、私と☆彡☆ミさんの2人行。
 例年台風の影響が微妙なタイミングのこの大会、今年は強い勢力を持った18号が接近しつつも、迷走しまくりで移動速度と軌道がまったく読めない状況。
 また今年は、ここまでの台風による被害が全国的にやたら大きかった為か、あらゆる方面(個人、企業、役所、インフラ、イベント主催者)の警戒感も強く、より用心深い方向に(しかも早めに)判断がシフトしていたと思う。
 これが今回ののとに限らず、様々な方面に多大な影響が出たのであった
●灼熱のアッザムリーダー
 夕食は金沢に戻って「第七ギョーザの店」餃子専門店である。
 ちょっと宿から遠いのだが、今回平日だし、二人ならばカウンターに入りやすいだろうとチョイスした。
 平日の夕方なので想像していたほど混んではいなかったが、我々の後はかなりの待ちが発生していた。元々は学生など(元学生を含む)に人気があったお店であるが、 某番組で紹介されてから更に混雑がひどくなった。(11時の開店前から並ぶ)
 我々の注文はホワイト餃子(中)+豚汁+ライス(☆彡☆ミさんは大)
 定食だと豚汁が味噌汁になるのであえて単品で攻める。中は餃子10個で一見多いようにも思えるが、実際には皮がモチモチで厚い為、ボリューム感の割には重くないし油でテカテカでも無い。
 その調理方法の関係で焼くのに20分ほどかかる。とにかく熱いので注意しても、上あごのやけどは避けられない。

●やはた再び〜カツの出撃
 16日朝6時例によって、やはたで朝食。私はチキンカツ丼セット(うどん小)☆彡☆ミさんはいつに無く食事が細い。風邪の影響らしいが大丈夫なのだろうか。
 その後、会場に向かってホテルを出たものの、途中で☆彡☆ミさんが車のキーを忘れた事が発覚、あわてて取りに戻る。危うく輪島で路頭に彷徨うところだったw
 そういう私もカメラを一台ホテルに充電したままおいてきてしまったりしたものの、会場に着く。
…開会式を見渡すと人がいつもより少ない?どうやら台風直撃を見越して出走者が多少減った模様?。
 大会自体も巻き巻き進行で、スタートも若干アバウト(いつもはゼッケンで区切ってグループスタート)おかげで序盤は大渋滞のノロノロ走行。また途中CPでも出走開始時間制限が今回は無かった。
 つまり、「天気が崩れる前にできるだけ急いでゴールしちゃってね」という感じであった。もっとも毎度の事ながら3日間走る人はどうあがいても台風にあたりそうだが…
←信じられない事に16日の朝の☆彡☆ミさんの朝食はたったこれだけ。
炭水化物足りてないでしょ…。

あんぱんはチキンカツ丼ができるまでに食べる私の食事の一部である。
私は本気で体調を心配した。
→今年の新兵器?
 一昨年参加した時の自転車のフレームを更新。スカンジウム合金製フレーム。軽い。だが設計が根本的に古く、正直ロングライドには堅くて向かない。戻そうかしら(笑
 これでオリジナルはハンドルとレバーだけ…。
 背中の青いのはハイドロパック。最近のトレイルランや自転車・バイクの耐久系イベントでは今やおなじみ。背中のパックからチューブで水分補給する。
 1.5L入るので補充間隔が長いのと、手を離すリスクが減る。洗浄が難
●ジャブローの風
 今年は薄曇り、気温もそれほど高く無い。夜には雨の予報だが…。今年最大の敵は斜め前からの風であった。
 前走者の後ろに付いても風を交わせない。風速は3-4m程度、20km/h後半をキープするのが正直しんどい。初心者にはペース維持が難しいのではないかと思う。

 今年はルートに千里浜走行があったが、この天候の為キャンセルに。元々ショートカットの予定だったが、序盤に体と自転車を砂だらけにするのはどうよ?(一応エアガンは用意してあったらしいが)塩気を含んだ砂はなかなか落ちないのだ。

 例によって登り毎で☆彡☆ミさんに離され、平坦路でがんばって追いつくという展開。この時に風に逆らって想像以上に脚を使ってしまっていた。
昨年まではだくさんを待つ時に自分も多少休む事も出来たのだが、だくさんの立場が判った気がするw大反省。

●まるで夢を見てるみたい
 今年の昼食会場は往年の場所に戻って一つ前の休憩ポイント、能登ロイヤルホテルでバイキング。着いた時刻そのものは昨年と変わらないのが、昼食そのものが昨年より1時間以上は早い。(時間的には昼ちょうどだが)
 海岸線から山側に少し長い坂を上って到着。例年は向かい側の駐車場で休憩した後、下ってから本格的にアップダウンが連続するリアス式海岸が始まる事になるが、今年はそれが後半に回った事になる。
 今回昼食会場が手前に移動したのには理由があって、今年新設されたビギナーコースではここがゴールなのである。(つまりはクライマックスにちょっとキツイ登りがある)達成感を得る設定としては悪くないと思う。
もっとも我々は坂道が全部午後に集中してしまったとも言えるが…。
←↑実は両方とも☆彡☆ミさんの昼食である。
私は大体上のと同じ。
 食事はバイキング形式で冷製パスタ、フルーツ、カレー、うどん、唐揚げなど数種の総菜といったところ。
ここ数年ちょっと食事内容に(主に量)不満があったが、今回は満足度高し。
何より、室内でイスに座ってゆっくり食べれたのが大きい。昔は裏庭の芝だった。
幸い今年は気温も高くなかったが、条件が悪かったらもっと実感できたはず。
●西海、腿よ!
 午後は長い下りでスタート。本格的なアップダウンが始まる。長い登りになると☆彡☆ミさんは早々に見えなくなってしまう。
 西海漁港脇の短いながらもきつい登り、☆彡☆ミさんの後ろで遅れない為にダンシングを(立ちこぎ)したときにそれは起こった。
 右足の大腿四頭筋が一瞬痙りそうになったのである。「やば!」一度痙ってしまうと回復が難しくなってしまう。ので、付いていくのを諦めて、腰を下ろし一気にペースを落とす。前半脚を使いすぎたのか…。
 ☆彡☆ミさんは登りのたびにどんどん離れていく。この後赤神の道の駅まで☆彡☆ミさんとは生き別れ。ソフトでも喰って待っててw
→上記脚が痙りそうになった瞬間が撮られてましたw。
モザイクの下は痛みと対処をどうするかで苦悩顔。
余談だが、下の交差点を向かって右に行った網元直営の回転寿司屋がおいしい。
特に冬は篭漁で採られた海老が最高。
 難所ヤセの断崖を超えて、斜め風に逆らいながら海岸線を走っていると道の駅直前に、昼食会場を相当後からスタートしたハズの筧五郎さんに抜かれる。
 赤神で☆彡☆ミさんと合流し14:11出発(昨年14:35)、最後のCP門前。いつもの役場駐車場ではなく、これまた往年の体育館駐車場。古い門前の町並みを走るのも悪くなかったんだが…。
 ここで14:40(昨年15:10)。16時前には余裕で輪島に着ける…かな?
←カメラを向けるとポーズをとってくれる五郎さん。
(通称:坂バカ界のアイドル。乗鞍山岳王、シクロクロス・チャンプ)
ちなみに五郎さんはあくまでアマチュア。今や本業?のパン焼いてないんじゃないか?
ロードではトレードマークのピンクのTrekがお約束
●何も考えずに走れ!
 最後の丸山峠は全然脚が回らない。序盤の登りで☆彡☆ミさんと分かれた後マイペースで上っていくが、早々にギアを使いつくす。例年は170bpm以下をキープして登る心拍は155bpm程度と全然余裕があるのだが脚が回せない。例年なら汗でだらだらになりながら登るのだが;
 脚の疲労感に逆らってここでダンシングしたり、意識して余計に力を入れれば早々に脚が痙るのが容易に想像できる。それでも脚をつかずになんとか登り切る。
 さぞかし悪いタイムだろうと思ったのだが、帰って数年のログを確認すると例年とたいして変わらなかった(2014年だけ4分以上早い…体重のせい?)
 頂上で待つ☆彡☆ミさんに迎えられ、輪島に向かって下る。ここで既に15:35。16時までにつけるかは微妙に?
 途中の案内板で輪島まで5kの表示。残り10分。平均30km/h…この状況じゃ無理じゃんw
 結局16:03ゴール。昨年より40分速い。

●輪島脱出作戦
 今年は二人ともゼッケン抽選はハズレ。片付け着替えてもまだ陽が高い。
 後ろでは2日目のスタートが30分早まるアナウンスが響く。台風の影響はどうなっているんだろう?結局我々は崩れる前にゴールできたが。
 ☆彡☆ミさんのポルテに自転車2台を乗せて金沢へ帰る。道路が本格的に混み始める前には能登里山海道に乗れたので18時過ぎには金沢へ。途中雨に降られる、確実にヤツは来ている(笑)北海道のだくさんからは帰れなくなったとの悲鳴がw

●宿風呂に散る
 宿に戻って、風呂に入った後天一へ。
 いつもより早い時間なので少し混んでいる。だくさんの名前を語ってウエィティングリストに(ヒドイ)今夜は二人ともブタキム定食だ。
 食べて帰ってきてもログインまで2時間あったので、少し仮眠。


●僕らが求めた戦争だ
 翌朝やはたで朝食。私はヤキトリ、ナスの煮浸しと即席鳥皮丼(これが昼まで腹に残った…)☆彡☆ミさんは親子丼+並うどんセット。いつもの☆彡☆ミさんである。
 徳光PAでおみやげを買い物し、小松のサイエンスヒルズへ。
 ちょうど15日土星探査機カッシーニが土星突入し最後を迎えたので、カッシーニの3Dシアターを見たかったのだ。(今ひとつ飛び出して見えなかった…)
 その後トナリの「こまつの社」に行き巨大ダンプを見て回る。もうこれは建物だわ…。
 昼食は最近出来たイオンタウンへ。ここには「いきなりステーキ」が…ってすげー人の列。これは無理だわw。諦めてフードコートへ…ここも混んでる。特にローストビーフ丼の列がすごい。覚悟を決めて天丼の列に並ぶ。二人が頼んだのは特上天丼とざるそば。
 要するに野菜+海老+穴子全部のせ天丼である。
 …私は天丼を食べきれませんでした…屈辱。想像以上に穴子の衣が重かった…朝の鳥皮は良くなかったね…w

●ツキはそこにある
イオンの駐車場で解散し、今年の能登は終了いたしました。
さぁ来年のネタを仕入れ仕込まなくては…。
※この時点でもだくさんは帰れる見込みが立っていなかった
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