■『ナザレのイエス(1977)』■
ようこそ! おバカさん の世界へ
聖書 を学びたい人のための映画
■D『映画の中のイエス・キリスト』■
『ナザレのイエス(原題:Jesus of Nazareth)』1977年


『ナザレのイエス(1977)1』199分 を見る

『ナザレのイエス(1977)2』183分 を見る

【スタッフ・キャスト】
 
 監督:フランコ・ゼフィレッリ
 製作:リュー・グレード
 脚本:アンソニー・バージェス、スーゾ・チェッキ・ダミーコ、フランコ・ゼフィレッリ
 撮影:デイヴィッド・ワトキン、アルマンド・ナンヌッツィ
 音楽:モーリス・ジャール
 美術:ジャンニ・クァランタ
 衣装(デザイン):マルセル・エスコフィエ、エンリコ・サバッティーニ
 字幕監修:清水俊二 シミズシュンジ
 製作国:イギリス イタリア
 配給: 東宝東和

 出演者:ロバート・パウエル (Jesus)
     オリヴィア・ハッセー (Mary)
     アン・バンクロフト (Mary Magdalene)
     アーネスト・ボーグナイン (The Centurion)
     ジェームズ・ファレンティーノ (Simon Peter)
     ジェームズ・アール・ジョーンズ (Simon Peter)
     ステイシー・キーチ (Barabbas)
     ェームズ・メイソン (Joseph of Arimathea)
     イアン・マクシェーン (Judas)
     ローレンス・オリヴィエ (Nicodemus)
     ドナルド・プレゼンス (Melchior)
     アンソニー・クイン (Caiaphas)
     フェルナンド・レイ (Caspar)
     ロッド・スタイガー (Pontinus Pilate)
     ピーター・ユスティノフ (Herod the Great)
     マイケル・ヨーク (John the Baptist)
     シリル・キューサック (Yehuda)
     イアン・ホルム (Zerah)
     ヨルゴ・ボヤジス (Joseph)


【解説】
 2千年の歴史をもつキリスト教の原点であり到達点でもあるイエス・キリストに焦点を当て、キリストの波乱に富んだ生涯を描いた作品です。
 全編6時間を超える超大作を2回に分けてお送りします。

 製作はサー・リュー・グレード、  監督は「チャンプ」のフランコ・ゼフィレッリ、  脚本はアンソニー・バージェス、スーゾ・チェッキ・ダミーコとフランコ・ゼフィレッリ、  撮影はデイヴィッド・ワトキンとアルマンド・ナンヌッツィ、  音楽はモーリス・ジャール、  美術はジャンニ・クァランタ、  衣裳はマルセル・エスコフィエとエンリコ・サバティーニが各々担当。
 出演はロバート・パウエル、オリヴィア・ハッセー、アン・バンクロフト、アーネスト・ボーグナイン、ジェームズ・ファレンティーノ、ジェームズ・アール・ジョーンズ、ステイシー・キーチ、ジェームズ・メイソン、イアン・マクシェーン、ローレンス・オリヴィエ、ドナルド・プレゼンス、アンソニー・クイン、フェルナンド・レイ、ロッド・スタイガー、ピーター・ユスティノフ、マイケル・ヨーク、シリル・キューサック、イアン・ホルム、ヨルゴ・ボヤジスなど。

 長編ですので、イエス・キリストの生涯をたくさんの逸話と共に描いています。
 特に宗教界の中で、イエスをどう取り扱うかで議論する場面は見ごたえがあります。
 イエスを尊敬し、擁護しようとするサー・ローレンス・オリビエ演ずるニコデモをこれほど取り上げて、描いた作品はなく、イエスに墓を提供したアリマタヤのヨセフ、イエスの弟子たちを擁護したパリサイ人のガマリエルらと共に覚えておいてほしい名前です。

 動画は無料で公開されており、翻訳もたくさんあるのですが、資金不足とかで日本語訳の動画がありません。
 なんとか機械での自動翻訳で動画を録画しましたが、翻訳してくださる方が現れるのを祈りたいと思います。(By天国とんぼ)
 

【ストーリー】(ネタバレ注意)
 約2千年昔のガラリヤ地方。
 小さな村ナザレに母とふたりで住む娘マリア(オリヴィア・ハッセー)は、ダビデ王の血を引く大工のヨセフ(ヨルゴ・ボヤジス)と婚約していたが、ある日、神の使いが彼女の元を訪れ、彼女がやがて身ごもることを告げた。
 驚くマリアに、使いはその子が神の御心によるものであることを告げた。
 当時パレスチナは、ローマ圧制下にあり、人々はヘロデ王(ピーター・ユスティノフ)の独裁の下で苦しみ、予言にあるユダヤ人のメシア(救い主)の出現を信じていた。
 お告げどおりマリアは懐胎しそのことを知ってヨセフは悩むが、神の使いにマリアを妻に迎えることを説かれ、彼女をロバに乗せ、ダビデ王家ゆかりの地べツレヘムヘと旅立った。
 途中、マリアは村はずれの馬小屋で男児を出産し、お告げに従いイエスと名づけた。
 ヨセフは、マリアとイエスを伴い、メシアの誕生を怖れるヘロデの魔手を逃れ、エジプトに移住した。
 その間にへロデは、べツレヘムとその周辺に住む2歳以下の男児をすべて殺害するという残忍な挙に出た。
 やがて、ヘロデが死に、ヨセフ一家は故郷のナザレに帰り、そこでイエスは成長した。
 時は過ぎ、ユダヤの総督にピラト(ロッド・スタイガー)が赴任していた頃、洗礼者ヨハネ(マイケル・ヨーク)が現われ、人々に説教していた。
 ある日、イエスと会ったヨハネは、彼こそが神の子羊で世の罪を一身に担う人だと彼をあがめた。
 娼婦であったマグダラのマリア(アン・バンクロフト)をはじめ、貧しい者、病める者たちに希望をもたらすイエスに、人々は彼こそメシアであると信じるようになった。
 しかし、そうしたイエスをよく思わないファリサイ派やサドカイ派に代表されるユダヤ教の指導者たちは、イエスの12人の弟子の1人、ユダ(イアン・マクシェーン)を陥れ、遂にイエスを十字架の刑に処した。
 両手両足を釘で打たれ息をひきとっていったイエスを、豪雨が洗った。
 刑の執行から3日目の朝、マグダラのマリアらが、遺体に香油を塗るために墓所に赴くが、そこにはもはやイエスの遺体はなかった。

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