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『モーゼス:十戒(原題:MOSE)(2000年)』 188分
(原題:MOSE) 188分を見る 【スタッフ・>キャスト】 監督: ロジャー・ヤング 制作:ロレンツォ・マイノリ 脚本:ライオネル・チェットウィンド 音楽:エンニオ・モリコーネ 撮影: ラファエル・メルテス 編集: ベンジャミン・ウェイズマン 出演者:ベン・キングズレー(モーゼ) フランク・ランジェラ(Mernefta) デヴィッド・スーシェ(アロン) クリストファー・リー(ファラオ) アンナ・ガリエラ(プティラ) Enrico Lo Verso(ジョシュア) Geraldine McEwan(ミリアム) Maurice Roeves(Zerack) アンソニー・ヒギンズ(Korah) フィリップ・ルロワ(Tuntmin) Philip Stone(Jethro) アントン・レッサー(Eliav) , Anita Zagaria(Jochabed) Dudley Sutton(高僧) Federico Pacifici(Hur) 【解説】 誰もが知る“モーゼの十戒”をリメイクしたスペクタクル史劇。 紀元前、奴隷の子として生まれながら、王家の一員として育てられたモーゼが、奴隷として苦しむイスラエルの民を救うべく、かつて兄弟として育ったファラオ国王との戦いに挑む。 モーゼの半生を描いたスペクタクル映画。 「ガンジー」でアカデミー賞主演男優賞を獲得した名優ベン・キングズレーがモーゼを演じています。 1995年に製作されテレビ映画を編集して作られた映画(DVD?)のようですので、セシルデミルの『十戒』と比較するのは可哀想ですが、聖書の記述には比較的忠実な作品と言えるかもしれません。 モ―セの一生を丁寧に描いていて好感が持てますし、聖書を理解する上で、イメージするにはもってこいの作品と言えると思います。 こうして苦難の末、エジプトを脱出して、約束の地に帰還して「めでたしめでたし」というのが一神教であるキリスト教文化が根付いている欧米人の感覚なのかもしれませんが、キリスト教国家ではなく、一神教も多神教も寛容に受け止める文化を持つ日本人の感覚からすると、勝手にやって来て長年住んでいた土地を奪い取られたペリシテ人(パレスチナ人)の身になって考えてみろよと思ってしまいます。 そんなユダヤ人と、ネイチブ・アメリカンを「インディアン」と呼び、文化程度の低い野蛮人のような扱いで悪人に仕立て上げる西部劇映画で、先住民虐殺を正当化してきたアメリカはまさに瓜二つです。 アメリカはハリウッドをプロパガンダとして政治利用してきた歴史がありますので、娯楽映画といえども、鵜呑みにしてはならず、賢くあってください。 、 そうしたイスラエルやアメリカの傲慢さに嫌気がさして中国やロシアに近づこうとしているアラブ諸国やアフリカ諸国の動きも理解できないではありません。 とはいえ、日本が中国やロシアのような自由のない専制国家となる道を歩ませてはなりませんし、民主主義陣営で行くしかないと思っていますが、もっとアメリカを賢く導ける政治家が現れてほしいものです。 最終的には、なんだかなとやりきれない思いになってしまいましたが、それだけユダヤ人のすぐつぶやき、不平不満しか言わず、身勝手で醜い部分が聖書通りに描かれていたということなのだと思います。 あくまでも個人的な感想ですので、参考にしないでください。(By天国とんぼ) 【ストーリー】(ネタバレ注意) ヤコブ一族が、エジプトに寄留し、やがてヨセフが死んで300年以上が経過し。ヤコブ一族はエジプトで一つの国家形成し得るほど、おびただしく広がった。 しかし、身分は低く、奴隷としての苦悩を味遭わなければならなかった。 そんな時代に奴隷の子として生まれたモーゼは、数奇な運命をたどり、王家の一員として育てられたが、自らの出生の秘密を知り、エジプトを後にする。 シナイ半島で羊飼いとなったモーゼは、ある日山中に燃え上がる炎と出会い、神の声を聞く。 エジプトの地で奴隷として苦しむイスラエルの民を解放する、それが彼に与えられた使命だった。 エジプトに戻ったモーゼは、かつて兄弟として育った国王=ファラオと対決する。 モーゼの持つ神の力は、ファラオの強大な権力も及ばぬものだった。 ナイル川の水は赤い血の色に染まり、灼熱の砂漠に雹(ひょう)が降り、イナゴの大群は大地を覆い尽くす。 人知を超えた奇跡の数々の果てに、ついにイスラエルの民は解放される。 だが、その後をファラオの大軍が追ってきた。 絶体絶命のその時、再び奇跡は起きた!! 神に祈るモーゼの眼前で、紅海が二つに割れ…。 | |||||
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