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『親分はイエス様(2001)』128分
『親分はイエス様(2001)』128分を見る 【スタッフ・キャスト】 監督:斎藤耕一 脚本:松山善三、斎藤耕一 主題歌:Kang DaHyun「Mother sky」 音楽:宮川泰 撮影:長沼六男 美術:山崎輝 照明:吉角荘介 編集:井上治 録音:山田均 助監督:橋本匡弘、水戸敏博、石川勝己 製作担当:相場貴和 スチール:原田大三郎 音響効果:帆苅幸雄 刺青:霞涼二 プロデューサー:高田信一、趙俊相、萩原正夫、霜村裕 製作統括:高橋雅宏 製作者:中島哲男、高橋松男、成澤章 企画:高橋松男事務所 製作:日本映画投資機構、グルーヴコーポレーション、韓民族世界宣教院 出演:渡瀬恒彦(木原勇次) 奥田瑛二(島俊夫) 渡辺裕之(志田徹也) ガッツ石松(桑原睦夫) 誠直也(川平悟:) 増田恵子(美加) ナ・ヨンヒ(盛愛) ユン・ユソン(瑛姫) 夏樹陽子(玉城玉江) 渡辺哲(玉城繁) 中村嘉葎雄(木村達夫牧師:) 永井杏(木原ハンナ) チョン・ヨンスク(盛愛の母親) イ・ジョンマン(盛愛の父親) ジョン・ウク(金牧師) 岡崎二朗(朝倉紳介) ミッキー・カーチス(田村孝弘) 木村栄(白木武) 片桐竜次(木崎良) 小林勝彦(浅田) 石井光三(梅津学) 鹿内孝(柳川) 岡崎礼(アキラ) 辰巳佳太(小島史郎) 佐原健二、石山雄大、栗原みなみ、金沢泰裕、 大川従道(大和カルバリーチャペル) 武蔵拳、みずと良、杜澤泰文、殺陣剛太、霞涼二、 深作覚、藤岡大樹 ほか 【解説】 『親分はイエス様』は、2001年制作の日本・韓国合作の映画。 松任キリスト教会に来られたこともある型破りな牧師アーサー・ホーランド師が主宰し、元ヤクザの牧師や神学生やキリスト教信徒が集い、十字架行進などの伝道活動をするキリスト教伝道集団“ミッション・バラバ”のメンバーの体験談を記したノンフィクション「刺青クリスチャン」を元にした映画です。 前半は、木原勇二や島や志田がヤクザ社会や抗争の中でヤクザ社会に使い捨てられ追い詰められていく様を実録ヤクザ映画のタッチで描き、木原が家族のために再起を掛け十字架行進を決意し実行していく後半は北野武監督のロードムービーのようなユーモラスでハートウォーミングなタッチで描くストーリーで描かれています。 十字架を背負って歩いたイエス・キリストのように、木原たちが行進をしながら、己の罪を告白し、贖罪と社会復帰の決意を宣言してく様は強烈ですし、夫が改心し生き直していくことを信じた妻の献身が感動的です。 そして「人生は間違いに気づいた時にやり直していくことが出来る」というメッセージには説得力があります。 私のように貧乏生活とは無縁で、学生時代にアルバイトをしたこともなく2階建ての一軒家に一人で住み、今も大きな家に住み、クリスチャンになるにあたって反対もなく、むしろクリスチャンになるべく子供のころから母親に育てられてきた温室育ちの私が話をしても、良かったねで話が終わり、本作のモデルとなった人たちのように感動的な話や説得力ある話などできません。 私は昔からヤクザとかヤンキーが主人公の映画やドラマが苦手で敬遠してきました。 子供のころから怒る人、大きな声を出す人、言葉遣いの悪い人が苦手で、動物が怖いのと一緒で、本能的に受け付けないものがありました。 小学1年生の時、「将来の夢」という作文でおまわりさんになりたいという憧れの気持ちをずっと書きながら、最後の最後に「僕は臆病で気が弱いので、サラリーマンになると思います」と書いたくらい臆病だったことも関係していると思います。 暴力シーンがとても痛そうで耐えられませんでしたし、彼らが勝利してもやくざはやくざで、ヤンキーはヤンキーのままなのに、なぜ感動出来るのか、その理由がわかりませんでした それに比べれば更生するエンディングならば少しは感動しますが、彼らより真面目に生きてきた人の方が偉いと思っていました。 それだけに、イエス様の「ブドウ園の主人の話」や「放蕩息子の父の話」、「後の者が先になり先の者が後になる」という話はショックで、自分の傲慢さや狭量さに気付かされました。 思えば私は、途中入社や後から組織や団体に入っても、すぐ重要なポジションに着かされることが多く、それを当然のように思っていたのですが今から思えば先輩たちの気持ちに無頓着で、さぞ腹立たしい思いをさせていたことでしょう。 自分は放蕩息子の兄の立場で、恵まれた立場にいて幸せだったことに気付いていない感謝の足りない人間でしたし、実は自分も放蕩息子の側で、許されていたことにも気付かない阿呆でした。 先の者が後になり後の者が先になるイエス様の教えでオセロのように人生が180度変わる人たちとは真逆の人生を歩んできました。 それでも人にはそれぞれの役割があり、私には私に合った役割や務めがあり、それがPCやネットを使った伝道なのだと思います。 自分で語ることは出来なくても、メッセージを伝えるギフトのある人の話を広めるお手伝いをすることは出来るのだと思います。 自分の人生を振り返り、反省し、自分が一人で生きてきたわけではなく、多くの人に祈ってもらい、支えられ、守られ、許されてきた、そうしたことを考え、感謝する機会を与えてくれる映画だと思います。 まことに感謝です(By天国とんぼ)。 【ストーリー】(ネタバレ注意) 山政会若頭補佐の木原勇次(渡瀬恒彦)は、中森組との激しい抗争の日々に明け暮れていた。 抗争が膠着状態に入ったある日、木原と中森組の幹部・島俊夫はそれぞれの組長から身を隠すように言い渡される。 実はそれぞれの組長は、2人を事件の首謀者に仕立て上げたうえで手打ちを行なう事を目論んでおり、2人はいわば捨て石にされたのだ。 大阪に身を隠した勇次は麻薬に溺れ心身共にボロボロになり、島は組長の送り込んだ刺客に抹殺されてしまう。 朦朧とした意識のまま街をさ迷う勇次は、目に飛び込んできた十字架に吸い寄せられるように教会に入り昏倒、牧師に助けられる。 そして、牧師の「一度家族の下に帰ったほうが、良い」という言葉を機にクリスチャンである韓国人妻・盛愛(ナ・ヨンヒ)の待つ家に戻った勇次は、盛愛が帰依している教会で、かつて自分と同じヤクザだった志田徹也の講話を聴く。 「刑務所で教戒師に出会い、己の罪の十字架を背負い人生をやり直したい」という話を聞き、贖罪の為、十字架を背負って日本を縦断する構想を語ったが、ほどなく昔の余罪により逮捕されてしまう。 勇次は志田の意志に共感しキリスト教に改宗、彼の意志を継いで十字架を担いでの日本縦断を考えるようになり、妻・盛愛や牧師木村(中村嘉津雄)の手助けの下で日本縦断リバイバル十字架行進と銘打ち、故郷・鹿児島県の教会をスタート、道行く人々に罪の告白をしながら、行進を始める。 途中、心に傷を抱えた民宿の主人・玉城(渡辺哲)やチンピラ、トラックの運転手(ガッツ石松)が参加。 また道中、宿命のライヴァル、中森組若頭補佐・島(奥田瑛二)と決着をつけることにもなった。 やがて、東京へ帰って来た勇次は、今度は妻の故国である韓国をゴールと決め、新たな旅立ちを決意。 そしてその地へ赴いた彼は、結婚に反対していた妻の父親と会い、許しを得るのであった。 | |||||
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