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< 08:17 >





愛したい僕が

愛されたいあなたを

幸せにするのかもしれない

だけど

ねじれた僕が

真っ直ぐなあなたを

不幸にするのかもしれない

真っ白な雪の中を

ザクザクと歩きながら

フォルティッシモの空白が

ゼィゼィと吹き付けて染み込む



薄墨色の純空間が

永遠の顔で広がっている

包まれたまま身動きもとれない

フォルティッシモの静寂が

吹雪との接面の風景を

幻想の内側から現実化する

黒雲が空の半分に覆い被さって

ここからは時間の流れが

ハッキリと見える

それほどに

僕は今、ひとりきりである。


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