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セント・クレメンツの鐘

K 23 / HNR 355

a
のぼれいそいそ、またおりなされ、
鐘はロンドン、つけば数ござる。

b
「オレンジにレモン」
セント・クレメンツの鐘がなる。

c
「標的と、標的の星」
セント・マアガレッツの鐘がなる。

d
「煉瓦に瓦」
セント・ギルスの鐘がなる。

e
「半ペンスにファシング*」
セント・マアルチンスの鐘がなる。

f
「パン菓子におせんべい」
セント・ピイタアスの鐘がなる。

g
「二本の枝、一つのりんご」
ホワイト・チャペルの鐘がなる。

h
「灰かき、火ばし」
セント・ジョンスの鐘がなる。

i
「湯わかし、おなべ」
セント・アンヌスの鐘がなる。

j
「バルドペエトじいさんよう」
オルトゲエドののろい鐘。

k
「おまえに十シルリング貸しがある」
セント・へレンズの鐘がなる。

l
「いィつはろうてくれるんじゃ」
ふるいベエレエの鐘がなる。

m
「おいらが金持ちになったらな」
ショルジッチの鐘がなる。

n
「そしたらたのむよ、そのときは」
ステプニイの鐘がなる。

o
「おれんしったこつかい」と
ボウの大きな鐘の声。

p
さあきた、手燭がお床へおまえをてらしにきた。
さあきた、首切り役人がおまえのそっ首ちょんぎりに。

* * ファシングは一ペンニイの四分の一。

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