いたづら
 あたしは、ある場所へと向かっていた。
 理由は魔道士協会から依頼を受けたためである。
「理由はわからないが、ある魔力拠点で人が消えている」
と、いうのである。
 珍しく、魔道士協会にしてはかなり大きい金額を表示してくれた。ので、あたしはこの依頼を受けた。
 ついでに言うと、少しばかり興味を引かれたというのもある。
 ちなみに今回はあたし一人である。
 他のみんなは……(あ、考えてなかった)温泉巡りに出かけている。(ということで…(^_^;))

 ふと、立ち止まる。
 そこには人だかりが出来ていた。
 どうやらここがその魔力拠点らしい。
 たしかにわけのわからない魔法陣がある。
 他の魔道士達もそれが何かわからないまま近寄るようなことはしないようだ。
 あたしは、それを調べるためにギリギリまで近寄っていく。
 と、魔法陣が淡い魔法力を帯びた光を放ち、あたしの意識は闇にのまれていった。

 ふと気が付くと……
「ゼル、アメリア。らぶらぶじゃない」
 なぜか腕を組んでいるゼルとアメリアに出くわした。
「何言ってるんですか、リナさん。当たり前です」
「そうそう、今さら誰かに言ったところで自慢にはなりゃしないぞ」
 ………え……?
 疑問を抱いたまま、あたしはその場を立ち去った………。
 次に遭遇したのはガウリイだった。
 しかし、そのガウリイもどこか変だった。
 なぜなら……記憶がはっきりしているのだ!
 絶対におかしい。
 フィリアにも会ったが、ゼロスを嫌うところは相変わらずだが…やはり違う。
 なぜなら……ゼロスみたいにいいことをするやつは絶対に嫌いだとかなんとか…やはり悪を極めるべきだとか……。
 おかしすぎる。
 そして…ゼロス。
 突如、苦手なはずの生への賛歌を歌い出す。
 ……な……なんで………?
「リナさん、やっぱり生きるってことはいいですよね」
 ……………怖すぎる…。
 この依頼………ホントに果たせるだろうか……。
 いや、こんな世界は嫌すぎるから、どうにかして戻したいけど…まわりが怖くてできないかもしんない…。
「冗談はこの辺にしておきましょう、リナさん」
 …おやぁ…?
「ここは魔族が作るお遊びの空間なんです。
 魔法陣とやらとは全然関係ありません。
 多分何らかの相互干渉を引き起こしたんでしょうけど…」
「ほほぅ…?
 で、これがその結果?
 誰がやったのよ! あんたか? このすっとこ神官!」
 怒りのままに胸ぐらをつかんでがくがくと揺さぶる。
 とことん怖かったんだぞ…あれ……。
「やったのは僕じゃありませんよ…。
 僕もたまたま紛れ込んだだけですし……。
 でも多分…この偏りかたは…ダルフィン様でしょうね」
「わかってるんなら、とっとといかんか〜い!」
 そう言ってゼロスを投げ飛ばす。
 ゼロスはどこかへぶつかる前に、空間を渡った。

 そして、数瞬後、あたしは元の場所に戻っていた。
 しかし………これをどう説明したらよいものか…魔族がやったなんて信じてもらえないだろうし……。
 ってことはただ働き?!
「ちくしょ〜っ! ゼロス!!
 あたしの旅費と依頼料返せ〜!!!!!!」
 あたしは虚空の彼方にいつまでもいつまでも叫んでいた。


ってわけで即興です
と言っても、俺の夢から出来たものですから…(^_^;)
下書きなしでパソに打ち込みました
俺の夢って一体……(笑)
ちなみに、この夢、実際に見た夢とは異なります
最初は現実世界でした
なぜか小学校にクラスメイトが集まって(俺がその場にいたのは別の理由だったんだけど…)、なぜかと問いかけたら、張り紙を見せられました
「異常事態が発生したのでOBは集まってくれ」という張り紙でした(笑)
で、みんなでぞろぞろと移動中、前方部隊が消えたんですね
で、そこに近寄っていって、別の空間に飛ばされて、そこからスレイヤーズの世界へとなぜか変わっていました
(なぜか俺がリナでした(笑) 夢だと主人公になることが多いみたい(笑))
で、ゼルとアメリアがいちゃいちゃしているところに出てくるんです
いちおう、全員の性格が逆になっている という設定になってます
題名も適当ですが…こんなわけのわからないものにつきあっていただき、ありがとうございました
シリーズ早く続き書かなきゃ…けど、今、テスト期間中で授業中に書くってことができないからなぁ…
待たせてる皆様、申し訳ございません m(_ _)m
では俺はこの辺で ではっ