エピローグ ―願い―
「リナ、本当に産むの?」
「…姉ちゃんにはバレバレか…
 産むわ」
 きっぱりと言う。
 決意はとっくに固めてある。
 もし姉ちゃんに反対されたなら、1人ででも産むつもりだった。
「魔族の子よ?
 シャブラニグドゥの欠片として目覚めたらどうするつもり?」
「姉ちゃん?!」
 そう…なるということなのか……
「もののたとえよ。
 シャブラニグドゥの欠片として目覚めなくても、人間を滅ぼすのに手を貸すかもしれない。
 もしかしたら獣王が忘れ形見として狙うかもしれない。
 リナ、あなたがその子に殺されるかもしれない。
 可能性はたくさんあるわ」
「あたしの子よ。人間として生きさせる。
 でも…魔族のような寿命かもしれない。
 その時は……あたしの代わりにこの子をお願い、姉ちゃん」
 本当なら頼める義理ではない。
 赤竜の騎士(スィーフィード・ナイト)に魔族を庇護しろと言っているのだから。
 けれど、他に頼める相手はいなかった。
 姉ちゃんも、だからこそ迷っているのだろう。
「わかったわ。
 私はその子の叔母になるんだものね。私は魔族に身内に手を出させるつもりはないもの。
 私にまかせなさい。
 それに、めったにないあんたの頼みだもの」
 それを聞き、心から安堵する。
「ありがとう…ありがとう、姉ちゃん…」
 知らず知らずのうちに呟いていた。
「安心するのはまだ早いのよ、リナ。
 全てはこれからなんだから。
 絶対に負けちゃだめよ、わかった?」
「当たり前でしょ。あたしがそう簡単に負けるわけないじゃない」
 不適に笑う。
「それでこそリナよ。
 ずっと、そのままでいるのよ?」

 それ以降、リナ=インバースの名は歴史から消える……


はいっ! やっとこっちのパターン終わりました
…郷里の姉ちゃんとリナの子供の修行の図(?)が書きたくなったり、リナの子供をS1/7として復活させたりしたくなっちゃったてへ(爆死)
多分これでやめると思うけど、気が向いたら書くかも…(爆) っていうか、上のあれが書きたい(爆)
って、気が向いたら続き書くってシリーズたまりまくってるんじゃ……(^_^;)
だいたい、もう1つのパターンもさっさとかけよな…(^_^;)
ま、今書いてるんで、そのうちアップするでしょう …順調に進めば…(^_^;)