素人LAN日記2【NT4.0SVとWSその1】


【実習1】とりあえずAT互換機を購入してNTWSをインストールし、既存のNWサーバーにクライアントとして接続してみる。

3月E日

 Macユーザーの私にはAT互換機の知識は皆無に近いが、とりあえず通販でショップブランドのAT互換機を注文する。一番安い5万円以下のを注文。NTがインストールできることは電話で確認。OSなし。メモリーは32Mで、やや少ないか。ビデオボードとサウンドボードはマザーボードに入っているらしい。IDEのハードディスクとATAPIのCD-ROM内蔵。PCIの10BASE用LANボードも一緒に注文。

4月A日
 AT互換機届く。PCIのLANボードはすでに差し込まれている。OSなしマシンなので、スイッチを入れてもどうにもならない。「OSなければただの箱」。

 まずBIOSを設定。ディスプレイは接続しただけで何もしていないが、パソコン起動時にdelキーを押すとBIOS設定画面が出た。AMIというBIOSだった。Power Managementはoffになっており、FDD、IDEハードディスクの設定もすでにされていたので、日付と時間以外は設定変更せずにすんだ。
 面倒くさかったが、念のためBIOSの初期設定をすべてメモしておく。(3GのHDはプライマリーのマスター、ATAPIのCD-ROMはプライマリーのスレーブであった。)

4月B日
 AT互換機にNTWSをまずネットワーク機能抜きでインストールしてみる。
 NTインストーラーが内蔵ATAPI CD-ROMをあっさり検出してくれたので、インストールはスムーズに進み、とくになにもせずにインストール成功。(ただし16色モードになった。)(インストールの最初の大容量記憶装置の検出は、少なくともIDEの内蔵HDは対象外のようで、IDEの場合とにかくCD-ROMさえ検出できればインストールできるようだ。なお、フォーマット形式はNTFSを選択した。)
 ついでNT上でディスプレイの変更をおこなう。マザーボード付属のCD-ROMに収録されているオンボードのビデオボードのNT4.0用ドライバーをインストール。これで32000色ほどになった。
 あと、これもオンボードのサウンドボードのドライバーのインストールが必要だが、IRQの設定がいる(?)ようなので、とりあえず後日とする。
 最後にサービスパック3(Sp3)をインストール。(このSpは要するにバグ修正パッチである。2000年問題対応のためにもSp4をインストールする必要があるが、現在手許にないのでとりあえずSp3をインストールした。)
 なお、Win95/NTでは漢字入力モードと英数入力モードはalt+全角/半角(漢字)キーで切り替えられる。Win初心者はこれを知っていると使い勝手がかなり違うと思う。

  4月C日
 このNTWSから、稼働中のNWサーバーにクライアントとして接続を試みる。
 まずNTWSにネットワーク機能をインストール。PCIのLANボードをあっさり認識してくれたので、これもとくになにもせずにインストール成功。(ただしLANボードは購入時すでに装着されていたのでその点は実習になっていない。)プロトコールはIPX/SPXとTCP/IPを選択。(ここではTCP/IPは不要だが、試しにインストールしてみた。)
 次にNTWSにGateway(&Cliant) service for NWを追加インストール。
 最後に、LAN上のスイッチングHUBからつながっている10BASE-Tカテゴリー5ケーブルをこのAT互換機のLANボードに接続し、起動。ネットワークコンピューターのNetWare域にちゃんとNWサーバーが見える。フォルダと同じように開いていけば、NWサーバーに登録済みのアカウント名とパスワードを使ってログイン成功。当然、アカウント名に対して許可されたフォルダしか見えない。
 NWサーバーのSYSボリュームをネットワークドライブ(Z)に指定。DOS窓を開き、DOSコマンドでZドライブのPUBLICディレクトリに移動。コマンドラインからNWの管理ユーティリティであるSYSCONを起動し設定変更できることを確認。(しかし、DOS窓からNWを操作することは本当は望ましくないらしい。)
 なお、NTではハード設定変更後やサービス追加後にはSpのインストールしなおしが必要らしいが、今回はせず。


【実習2】NTWSとWin95のNetBEUIによる相互接続を試みる。

4月D日
 NTWSにプロトコールとしてNetBEUIも追加インストール。NTWSの所属ワークグループ名を既存のLAN上のWin95と同じワークグループ名に変更。NTWSのHD内に共有フォルダを作成し、共有設定。
 LAN上のWin95からネットワークコンピューターを開くとNTWS、さらにNTWS上の共有フォルダが見え、NTWSで登録済みのログオン名とパスワードでファイル共有ができることを確認。逆にNTWSからも、そのネットワークコンピューターのMicro$oft域にWin95が見える。(ただし、Win95側に共有設定されたフォルダがないので、開いても何も見えない。)

【実習3】Win95とMacをクライアントとするNTServerのサーバーをたてる。

4月E日
 MacもクライアントにするとなるとNTWSではダメで、NTSVが必要。また、古いMacだとイーサネットのコネクタの形がちがうようで、AAUIトランシーバというアダプターのようなものを介して10BASE-Tケーブルに接続する必要がある。

4月F日
 このAT互換機に今度はNTSVをインストール。NTWSがインストールできるハードウェア環境ならNTSVもインストールできるらしいので、気楽に作業ができた。
 NTWSとまったく同様の手順で、まずネットワーク機能抜きでインストールする。NTインストーラーが内蔵ATAPI CD-ROMを検出。NTWSの領域を解放。フォーマット形式はNTFS。(Macをクライアントにする場合NTFSでなければいけない。)プライマリードメインコントローラとしてセットアップ。
 (ここでドメイン=領土という概念が出てくる。ドメインとはネットワークに接続されたパソコンのグループであり、プライマリードメインコントローラは、サーバーであるだけでなくドメインの管理機でもある。ただ、実用的なLANではデータベース用サーバーなどとは別のマシンにしたほうがよいらしい。)
 最初は16色モードになるので、マザーボード付属CD-ROM中のオンボードビデオボードのNT4.0用ドライバーをインストールしてディスプレイ表示を変更。
 次にネットワーク機能をインストール。RealtekのなんとかというPCIのLANボードを認識。最初はDHCPサーバを使用しない設定でインストール。プロトコールはTCP/IPとIPX/SPXとNetBEUIを選択。TCP/IPのIPアドレスとサブネットマスクは192.168.1.1と255.255.255.0に、デフォルトゲートウェイは空欄とする。
 次にネットワークのサービスにMicro$oft DHCPサーバ、Micro$oft DNSサーバ、RIP for Internet Protocol、Services for Macintosh、Windowsインターネットネームサービスを追加。(このへんの設定の詳細はあまりに細かいのでここでは省略。D ART社の「WindowsNT4.0ネットワーク構築入門」を参考にさせていただきました。しかし、ファイルサーバをつくるだけならばDHCPサーバとServices for Macintoshだけでもよかったかもしれない。)
 Macをクライアントにするため、ファイルマネージャでMicro$oft UAM VolumeおよびHD中の共有設定したあるフォルダにMacintoshボリュームを設定。
 NWサーバーへもアクセスできるようにGateway service for NWも追加インストール。 最後にSp4をインストール。(2000年問題対応のためにNTのSp4に加えてSp4CD-ROM中にあったMS IE 4.01 SP1とMS Data Access Components 2.0 Sp1もインストールした。)

 で、NTSVを既存のLANに接続。LANに接続されているMac(漢字Talk7.5、EtherTalk使用)のセレクタでAppleShareを選択。実験したLANではマックのゾーンがすでにいくつか存在し、あるゾーンを選択するとNTSVが見えた。NTSVで登録済みのアカウントとパスワードでNTSVのMacintoshボリュームに設定したフォルダに無事アクセスできた。(これはAppleTalkプロトコールでの接続になる。今回、NTSVのインストール時、マックのゾーン名は指定していない。しかし、マックからの初接続後にNTSVのAppleTalkサービスのプロパティをみるといつのまにか既存のゾーン名が登録されていた。これはおそらく稼働中のNWサーバーによってマックのゾーンがすでに設定されていたためと思われる。また、NTとMac間のTCP/IP接続はできるはずだが、ftpを使わないとMacとWin間のファイルのやりとりはできないものと思われる。)

 一方、NTSV上ではネットワークコンピューターのNetWare域にNWサーバーが見え、アクセス可能。(サーバーだが、同時にNWサーバーのクライアントにもなったわけだ。)他のMicro$oft系サーバーがないので、Micro$oft域には自分しかみえない。

4月G日
 次はWin95からNTSVにアクセスしてみる。
 LAN上のWin95において、ネットワークのMicro$oftネットワーククライアントでNTServerで設定したドメイン名を指定。これだけでNTSVにアクセスできた。(NetBEUI接続と思われる。)ただし、何故かネットワークコンピュータではNTSVが表示されず、「ほかのコンピューターの検索」で初めて検出、アクセスできた。(この場合、Win95が立ち上がった時にMicro$oftネットワークにログオンしておく必要がある。)
 なお、今はまだ実験できないが、NTWSをNTSVのクライアントにする場合は、あらかじめプライマリードメインコントローラーNTSVのサーバーマネージャーでコンピュータ名を登録する必要がある。

 一説によれば、TCP/IPとNetBEUIの両方のプロトコールがいずれも使用可能である場合、そのどちらかが使われるらしい。現時点ではTCP/IP接続にはなっていない。(このWin95クライアントにはTCP/IPをインストールしていない。TCP/IPのDHCP設定もまだしていない。)

 一方、NTSVで独自のグローバルグループを作り、そこに何人かのユーザーアカウントを所属させる。そして共有フォルダの共有設定・アクセス権設定をそのグループに対して設定(両方とも設定必要。「適用」を忘れずに。Everyoneは削除。)すればそのユーザー達は同じ条件で共有フォルダを使える。
 いろいろやってみると、まず先に共有フォルダの共有設定・アクセス権設定をあるグループに対しフルコントロールに設定しておいて、しかる後に別のクライアントからそのグループの誰かのアカウントでファイルをサーバー上の共有フォルダに送り込むとそのファイルをグループ全体でフルコントロールできるようだ。すなわち、共有フォルダにおける権利をフォルダ内のファイルに継承させるには、同じHD内から共有フォルダへの移動ではダメで、共有フォルダ内でそのファイルを発生させる(共有フォルダ内でコピーを作成してもよい)か、別のクライアントのHDからコピーで送り込む必要があるらしい。(この真偽は未確認)

 これでなんとなくサーバーらしくなってきたが、まだTCP/IPもせっかく設定したDHCPも使っていない。

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