素人LAN日記5【NetWare3.12Jその1】


【実習8】SCSI機にNW3.12Jをインストールする。

8月C日
 SCSI機にCD-ROM版NW3.12Jをインストールする。NW3.12JはEIDEをサポートしていないので、SCSIで揃えることになるらしい。また、SCSIアダプタやLANボードもNWの認定品である必要がある。(実験するぶんには必ずしも認定品である必要はないかもしれないが。)また、2000年問題対応等のパッチをあてる必要がある。

 まず、HDにDOSパーティションをつくる。
 CD-ROM版NW3.12JのSYSTEM_1ディスクはDR-DOSというDOSのシステムディスクでもあるので、これから起動し、そのa:\dostoolsに移るとそこにfdisk.exeとformat.exeがある。fdiskを実行して10M程度以上のDOS領域を確保する。(ただし、このfdiskではDOS領域以外の領域は解放できない。今回のようにすでにNTFS領域があったりする場合は、一つの方法としてRed Hat Linuxのインストールを途中のfdiskまでおこなう。このLinuxのfdiskはNTFS領域でもNW領域でも解放できるので、全部解放し、HDに書き込んだところでインストールを中止し、電源を切ってしまう。そこであらためてフロッピーのDR-DOSから起動する。)  DOS領域を確保したらSYSTEM_1ディスク(DR-DOS)から再立ち上げし、a:\dostoolsに移り、今度は
  format c: /s /x
  を実行するとHDのDOS領域にDR-DOSがインストールされてHDからDR-DOSで立ち上げられるようになる。  いったんHDから再起動し、c:\dosをつくってfdisk.exeとformat.exeをコピーしておく。(これは必ずしも必要ではないが)

 次にDOSでCD-ROMを読めるようにする必要がある。
これはSCSIボードによって方法が異なるが、今回の場合はSCSIボードの付属フロッピーに入っているDOS用インストールユーティリティーをつかうと、C:\DCSCSI(例)というところにCD-ROMがアクセスできるドライバがインストールされ、config.sysとautoexec.batの変更も自動で行われた。ただ、これだけではダメで、さらにMS-DOSに付属するmscdex.exeというファイルを別途入手しC:\DCSCSIにコピーする必要がある。(これはSYSTEM_1ディスクにはない。例えばWin95の中にある。)再起動すれば、これでDOSでインストールCD-ROMが読めるようになった。(読めることはD:へ移動しdirで確認できる。)

 次に先で必要になるNW3.12用のSCSIボードドライバと、NW3.12用のLANボードドライバ(およびその関連ファイル全て)をこの時点でc:\server.312というディレクトリを作成してその中にコピーしておく必要がある。(NWのインストールが開始した後では途中でコピーできない。)
 今回の場合まずc:\server.312を作り、SCSIボードドライバのNV31BPM.DSKとASPITRAN.DSKおよびLANボードドライバのaln201.lanと設定ファイルらしいaln201. なんとかというファイルをすべてc:\server.312にコピーした。

 インストールCD-ROMをセットし、D:\NW312J\NIHONGOに移動し、installを実行。インストール表示はDR-DOSでインストール開始した場合、「English」を選択。あとは指示にしたがい、デフォルトで進んでいけばよいが、途中自動的に設定されるIPX内部ネットワーク番号はメモしておく。(インストールが不完全に終わった場合必要になるかも)

 今回の場合インストール途中から自動的にINSTALL.NLMが起動する。(起動しない場合はサーバプロンプトが出た段階でload installを実行する。表示はここからは日本語になる。)その時点で、いったんALT+ESCでサーバーコンソールに移る。ここでNWがSCSI HDを認識できるように、NW3.XX用のSCSIボードドライバをインストールする。今回の場合なら、
  LOAD NV31XBMP
を実行。先のc:\server.312へのコピーがここで意味をもつ。実行の結果、今回の場合、slot=120が示された。port と intは自動的に設定されたようだ。(c:\server.312にあれば、ここはパスはいらなかった気がする。ダメならパスつけてみて下さい。また、今回の場合あとでSTARTUP.NCFのSCSIドライバのloadの記載にslot=120を書き加えておくとサーバ起動時にキーボード操作の必要がなくなった。)

 またALT+ESCでINSTALL.NLMの画面に戻り、NWパーティションを作成する。すなわち、 「ディスクオプション」->「使用可能なディスクオプション」->「パーティションテーブル」->「NetWareパーティションの作成」を選択して、DOS領域以外の空き領域を全てNWパーティションにしてしまう。

 通常ならここでミラーリングの指定をするが、今はHDが一つだけなので省略。

 次にSYSボリュームを作る。INSTALL.NLMの「ボリュームオプション」を選択し、INSキーを押す。ボリューム作成画面になるが、最初は必ずSYSという名のボリュームを作成する。(ボリュームブロックサイズはデフォルトの4Kとした。)ESCを押し、さらに作成するかの問いにYesと答えればSYSが作成される。

 ついでSYSボリュームをマウントする。ボリュームリストでSYSを選択し、「ステータス」にカーソルを移動させて押し、ボリュームのマウントを選択する。

 次に各種ファイルのコピーを行う。
(ここで今回のようにSCSI CD-ROMとSCSI HDが同じSCSIアダプターに繋がっていると、コピー途中でハングする場合があるらしい。それを回避するため、
  LOAD A3112
  LOAD CDROM
  CD MOUNT NETWARE_312
を実行する必要があるらしいが、今回の場合なぜかLOAD A3112がうまくいかないので、上記は省略した。)
INSTALL.NLMの「システムおよびパブリックファイルのコピー」を選択。次ぎにF6キーを押して、
  D:\NW312J\NIHONGO
とコピー元を指定。あとはコピーが実行される。コピーが終了したらESCキーを押す。

 次にLANドライバーをインストールする。ALT+ESCでサーバーコンソールに戻り、
  LOAD c:\server.312\aln201.lan
(LANドライバは後に出てくるAUTOEXEC.NCF内でもフルパスがあったほうがよいようだ。ここでもパスが必要。.lanは不要かも。)
を実行。すると、勝手にport=E400 int=9 frame=ethernet_802.2にされてしまった。(このステップは先にNW3.12用のLANボードドライバおよびその関連ファイルがc:\server.312にコピーされていないとうまくいかない。)さらに、
  BIND IPX TO aln201(LANドライバ名 パス不要) NET=外部ネットワーク番号
を実行。

 最後に、ALT+ESCでINSTALL.NLMの画面に戻り、「システムオプション」で, 起動バッチファイルであるSTARTUP.NCFとAUTOEXEC.NCFの作成をおこなう。
STARTUP.NCFはDOS領域のc:\server.312にあり、SCSIドライバのロードの記載等があるが、必ず手動で
  load vgadisp
  load keyb Japan
と追記しておく。(さもないと日本語が文字化けする。また、日本語キーボードが使えない。ただし、今回の場合なぜかload keyb Japanがうまくいかず、サーバが立ち上がってからサーバコンソールから実行してはじめて日本語キーボードが使用できた。)
AUTOEXEC.NCFはNW領域のSYS:\SYSTEMにあり、サーバ名、IPX内部アドレス指定、LANドライバのロード、BIND、パッチのロード、SYS以外のボリュームのマウント等の記載がある。LANドライバはc:\server.312\lmn201のようにフルパスで書いておく必要がある。

あとはINSTALL.NLMを終了し、
  DOWN
  EXIT
とすれば終了。

この後、再起動するとDOS領域のAUTOEXEC.BATにSERVERの記載があればNWサーバーが立ち上がる。(なければC:\SERVER.312からSERVERを実行すればよい。)STARTUP.NCFとAUTOEXEC.NCFの記載がしっかりしていれば同じ環境が再現される。

 NTSVからNWのSYSへアクセスを試みたが、今回の場合、最初デフォルトでなっていたフレームのethernet_802.2では接続できず、AUTOEXEC.NCFの記載をethernet_802.3に変更してはじめて接続できた。(理由は不明)

8月D日
 NTSVからNWサーバーにsupervisorでアクセスするが、インストール直後はパスワード不要である。まず、NTSVのネットワークコンピュータを開き、ネットワーク全体からNetWare領域を開くとNWサーバーが見える。(もちろん、NTSVにIPX/SPXとGateway service for NWがインストールされている必要がある。)その中のSYSにネットワークドライブ(Z)を割り当ててからSYSの中のPUBLICの中のSYSCON.EXEをダブルクリックするとSYSCONが立ち上がる。(先にネットワークドライブ割り当てをしておかないと立ち上がらない。しかしネットワークドライブが複数の場合もありえるので、DOS窓でZのPUBLICに移動してSYSCONを実行した方がよい。)まずパスワード必要の設定にして、supervisorのパスワードを登録する。(パスワード登録の際カーソルが動かないので注意。)


【実習9】NW3.12Jサーバにマックからアクセスできるようにする。

8月E日
 NW3.12JサーバのSYSにNTからだけでなくマックからもアクセスできるようにする。
 まずサーバーコンソールから
  LOAD MAC
  ADD NAME SPACE MACINTOSH TO SYS
を実行。さらに、STARTUP.NCFにもLOAD MACの一行を書き加える。
次にINSTALL.NMLの「プロダクトオプション」を開き、Insキーを押す。D:\NW312J\NIHONGO\NW_MACからNetWare for Macintoshをインストールし、いったんESCでインストールを完了させる。
AUTOEXEC.NCFに設定を書き加える。もともとの
  load c:\server.312\aln201 port=E400 int=9 frame=ETHERNET_803.2
  bind IPX to aln201 net=外部ネットワーク番号
に加えてさらに、
  load c:\server.312\aln201 port=E400 int=9 frame=ETHERNET_SNAP name=MACNET(例)
  load APPLETLK net=適当なAppleTalk用内部ネットワーク番号 zone={"INTERNAL(例)"}
  bind APPLETLK to MACNET(例) net=1-10 zone={"EXTERNAL(例)"}
  load AFP
を書き加える。
これでいったんサーバーを再起動する。(今回の場合、サーバ起動時にLANドライバか何かにいろいろ言われるが、とにかくaln201に二つの異なったframeを引き受けるよう指示する。これはあとでAUTOEXEC.NCFのLANドライバのloadの記述にload時に表示されたslot=3を書き入れたら何もいわれなくなった。)
これでLAN上のマックのセレクタからAppleShareを選べばゾーンINTERNALとEXTERNALが表示され、ゾーンINTERNALを選択するとNWにアクセスできた。一方、ゾーンEXTERNALを選べばLAN上のNTSVサーバにアクセスできるはずなのだが何故か表示されなかった。ゾーンを認識させよう(?)と思い、NTSVを再起動したところマックからゾーンEXTERNALにNTSV名が表示されるようにはなったが、NTSVのMacアクセス可能ボリュームが表示されない。NTSVのファイルマネージャをみてみると、何故かすべてのMacアクセス可能ボリュームが解消になってしまっている。(これはNTSVでは設定されていなかった「ゾーン」をNWが指定したためか?NTSVの「ネットワーク」のService for Macintoshのプロパティを見てみるといつの間にかNWが指定したゾーンEXTERNALが設定されている。)そこで、NTSVのファイルマネージャで再度Macアクセス可能ボリュームを設定したところ、予定どうりゾーンEXTERNALでNTSVのMacアクセス可能ボリュームにアクセスできた。(マックからNWとNTSVに同時にアクセスできる。また、NTSVとマックから同時にNWにアクセスできる。)

追記:あとでよくみてみると、今回の環境ではマックから使えるSYSの容量は4G以上ある筈なのに、マックからSYSをみると空き容量がなぜかたった数十Mと表示されている。そして、大きなファイルをSYSへコピーしようとすると空き容量が足りませんといわれてできない。しかしNTからみるとちゃんと4G空いているし、大きなファイルもSYSへコピーできる。そこで、NTから適当なファイルをSYSへ数十M送り込んで、SYSの全ファイル総計が約100M以上になるようにした後にあらためてマックから接続しなおしたところ、空き容量999.9M(NW3.12Jではマックからみた1G以上の空きはこのように表示される)と表示され、大きなファイルもマックからSYSへコピーできるようになった。この原因は不明である。

前へ
次へ

素人LAN日記序(メニュー)

デラシネソフトホームページへ戻る