最高!あこがれの鑓温泉、
ババンババンバンの巻
  (H11.8.5〜7)
今回は、1人ではなく一緒に行く仲間がいた。1人で行くときよりもやはり心強い。
朝、天気が怪しい。風が強いのだ。でも、何でも楽天的に考えてしまうので「何とかなるさ」と思っていた。
それよりも心配だったのは、猿倉の駐車場に車を停めることができるのかということだった。もうすぐ猿倉というところで「満車」という表示。「な・な・なんじゃ〜」と言いつつも、「まあ、何とかなるさ」と思っていると、何とかなった。
車を停めて、いざ出発!
暑い!暑い!暑い!白馬尻までは、汗がだらだら。なんちゅうくそ蒸し暑いのや。
そんでもってやっとの事で白馬尻。「ようこそ大雪渓へ」の文字が見えた。
僕は内心どきどきしていた。こんなにでっかい雪渓の上を歩くのは初めてなのだ。もちろんアイゼンをつけるのも。あのギザギザのものを足につけるのが楽しみでしょうがなかった。(学校の教師をしているけど、心はガキそのものだな。)
さて、記念すべき第一歩!
「ザクッ!」
う〜ん、いい感触 ♪ 
夏に雪。高い山ならではだの〜!!!

ヒヤリとする風が上の方から吹いてくる。天然クーラーだ! 先ほどまでの暑さがウソのようだ!なんて、喜んでいたのは最初の方で、だんだんいつものように「どうしてこんなしんどい思いをして山を登るんだろう。」という言葉が頭の中で響きだしてきた。そんな時は、「ここはあの大雪渓だ!そこに今いるんだぞ。」と自分に言い聞かせた。アイゼンをつけているとはいえ、時々足下が危うくなる。「ここで滑ったらどこまで落ちていくかな」「それよりもかっこわるいな。」等と馬鹿なことを考えていた。一緒に行った村井さんはストックを持っていて、とても登りやすいそうだ。うーん、俺もストックを買おうかな〜と、この時むしょうにストックが欲しくなった。
教訓:雪渓を登るときにはストックがあれば安心!
と、その時、ふつうの運動靴で地元の高校生の兄ちゃん達が軽装でさくさくと僕たちを追い抜いていってしまった。うーむ。慣れれば雪渓など何ともないのかな・・・。でも、重い荷物を背負えば、やっぱりストックが欲しくならないかな・・・うーむ。

  大雪渓、小雪渓を越えたところ。そこはお花畑だった。
 
 
 
 
 表示されるのに重かったと思うけど、きれいなお花を楽しんでもらえたかな?

ようやく本日のキャンプ地(村営頂上宿舎横)にたどり着き、早速テントを張った。いやはや、とにかくほっとした。しかし、テントを張るのには苦労した。とにかく風が強いのなんのって!しっかりペグをうって固定しておいた。飛ばされたくないからね。
その後、とりあえず村営頂上宿舎の食堂でお昼を食べることにした。とにかく風が強すぎたのと疲れと寒さでお昼を作りたくなくなったのだ。うーん、ちょっと軟弱かな?いやいや、こういった気まぐれがいいのである!食堂には夏なのにストーブがつけられておりあったか〜い!!もちろん生ビールは欠かせない!
ここで腹ごしらえをして、ビールを飲んで元気を取り戻したのだ。
元気が出たところで、あの有名な「白馬山荘」を目指した。村営頂上宿舎からすぐである。

そこでおもしろいものを発見した。
何と富山県と長野県の県境線である。
うれしくなって両県をまたにかけて記念撮影をした。


遠くに来たつもりでも、富山県からほとんど離れていなかったとは・・・。


そこからすぐに白馬岳の頂上を目指した。あっと、書き忘れたがテントに重い荷物をおいてきたので体が軽いの何のって!そして頂上で記念撮影。

その夜、風は強かった。すさまじく強かった。テントがバタバタ暴れる。槍ヶ岳山頂付近のテント場を思い出した。あのときもすごかったが、今回もすごい。そんなときに限って、トイレに行きたくなる。行って帰ってきたときにはもうテントが吹き飛ばされてない!なんてことも十分考え得る。
トイレはもちろん水洗ではない。このすごい風である。便器の下の方からとてもかぐわしい香りがすごい上昇気流となって押し寄せてきた。た・たまらん。おみやげとして服にもたっぷりにおいがしみこんでいた。
用を足し、おそるおそる自分のテントの方に目をやると・・・・・
無事であった。
向こうの方に目をやると、誰かのテントがロープ1本でつながれたまま、ダンスを踊っていた。あのテントの住人はどうしたのだろう?

無事に夜が明けた。良かった。飛ばされなかった。
よし、御来光を見に行くぞ!とはりきって行ったのだが、出る瞬間を見ることはできなかった。雲がかかっていてなかなかうまく見ることができなかったが、時折雲が切れて景色を眺めることができた。


そして、何とラッキーなことに、ブロッケン現象を見ることができたのだ。何とも幻想的だった。





腹ごしらえも終わり、一晩お世話になったテント場を後にした。
さらば、また来るぞ!と思いつつ、
いざ、あこがれの鑓温泉へ!



と、思ったら鑓温泉に着いちまったい!
(実際は、結構かかったけど・・・)
早速、テントを張り温泉へダッシュ!

そして、湯上がりの1杯!







これは御来光を温泉で見るの図
もう
最高 最高 最高
来て良かった \(^@^)/



村井さん、また一緒に行きましょう。また、これをみて行きたくなった人、一緒に行きましょう。
山はいいな〜!!!!!