2005年1月29日映画「オペラ座の怪人」が封切りされた。ファントムの過去が明らかにされたり、映画ならではの手法が駆使され、絢爛豪華な世界が展開されて感動的であった。
 2002年、ニューヨークのブロードウエーで観たミュージカルの感激を思い起こし、写真とパンフレットを参考にして私なりに「オペラ座の怪人」を再現してみた。
 なお、ガストン・ルルー原作の「オペラ座の怪人」の感想は私の読書ノートに記した。





煌びやかなブロードウエー 休憩時間にスタッフと記念撮影


「オペラ座の怪人」あらすじ
 パリ・オペラ座のオークションで、老人ラウル・ビコンテ・ド・シヤ二一は、何か意味深げな不思議なオルゴールを見つけ競り落とす。突然シーンは、ラウルがオペラ座の後援者だった彼の青年時代に戻る。

 
新しいオペラのリハーサルが行われている。プリマドンナのカルロッタが歌うと、背景が突然天井からはずれて落ち、彼女はもう少しで死ぬところだった。劇団員の間では亡霊の仕業に違いないというささやきが聞かれる。カルロッタは怒って外へ飛ぴ出し、新作はスター無しとなってしまう。劇団員メグは、彼女の友達でありタンサーでもあるクリスティーヌ・ダー工がカルロッタの代役となれるのでは、と勧める。クリスティーヌは歌のレッスンをずっと受けているが、誰が教えているかは教えられないと言う。彼女はオーディシヨンを受ける。

 
若いラウルが熱っぽく新しいスターを讃える。舞台の後でメグがクリステイーヌに彼女の秘密の教師について訊ねるが、クリスティーヌは彼は「音楽の天使」だと言うばかりである。彼女の死んた父親が以前、いつか必ず「音楽の天使」がやってくると教えてくれたのである。クリスティーヌの舞台は満場の喝采を浴び、ラウルは彼女に祝福を述ぺに楽屋へ行く。二人は出会ったとたん、昔まだ子供だった頃一緒に遊んだ友達であったことがわかる。クリステイーヌが一人になると、鏡の後ろから人影が現れる。ファントムである。今まで姿を現すことのなかった歌の教師、彼女の「音楽の天使」だ。ファントムはクリステイーヌを鏡の向こうの暗闇へと連れて行く。ラウルが戻った時には部屋は空っぼである。クリスティーヌはオペラ座の地下深くへと連れて行かれる。彼等は湖を渡り、ファントムの地下の隠れ家にたどり着く。ファントムは彼が作曲家であリ、クリスティーヌが彼に曲作りの意欲を与えていると説明する。彼がクリスティーヌに歌のレッスンをしているのは、彼女に自分の歌を歌ってもらいたいからだ。
     


 
クリスティーヌは放心状態になり、翌朝オルゴールの音で目が覚める。好奇心にかられクリスティーヌはファントムの仮面を取り彼の顔を暴く。ファントムの怒りは自己憐憫に変わリ、クリスティーヌは彼の愛情に応えてあげたいとさえ思う。ファントムは彼女を外の世界に戻すことに同意する。オペラ座の楽屋では大道具係のブーケが、地下から昇ってくる二人を見かける。マダム・ギリーは彼に黙っているよう告げる。

 一方、クリスティーヌがいなくなったことでオペラ座は大混乱に陥っていた。誰もが皆ファントムからの手紙を受け取り、そこには再公演が近づいているオペラ「イル・ムート」の主演女性歌手にはカルロッタではなくクリステイーヌを使えと要求してある。クリスティーヌが戻ったというニュースが伝わるが、マネージャーはカルロッタにファントムの要求は無視すると言い彼女を安心させる。

 ファントムの声が響き、想像もできないような悪いことが起きると脅す。「イル・ムート」でクリスティーヌは歌わない役を与えられる。ファントムの声が彼の要求を再度誘み上げる。それが無視されると、彼はカルロッタの歌声を蛙の鳴き声に変えてしまう。使い者にならなくなったプリマドンナが退場すると、アンドレはクリスティーヌを代役に立てる。しかしファントムの怒りはおさまらず、大道具係のブーケが天井から首にロープを巻き付けたまま落ちてしまう。

 大混乱が続く中、クリスティーヌはラウルと共にオペラ座の屋根へと逃ける。二人はその晩に一緒にどこかへ逃げることを約束する。身を隠してそれを全部聞いていたファントムは、姿を現して復讐することを誓う。クリステイーヌと出演者が観客に挨拶をしている時、天井のシャンデリアが大きな音をたてて落ちる。
                     
             
 
仮面舞踏会では皆が新年を祝うと共に、ファントムが消え去ったことも喜んでいる。ラウルとクリスティーヌは密かに婚約している。パーティがクライマックスに達した時、奇妙な人影が階段を降りてくる。ファントムが帰ってきたのだ。彼は自分の新しいオペラ「ドン・ファンの勝利」の楽譜をアンドレに突きつける。楽屋ではラウルがマタム・ギリーにファントムの正体を問いつめている。ファントムが実は見せ物小屋から逃げ出した奇形児で、優れた頭脳の持ち主であることが判明する。死んだと思われていたが、オペラ座に身を潜めていたのだった。

 ラウルはファントムのオペラを公演し、それを餌に彼を捕まえようと考える、もしクリステイーヌが主演歌手となれば、必ずファントムはやってくる。ドアに鍵をかけ守衝をおけば彼は
逃げられまい。クリスティーヌは不本意ながらも協力する事に同意する、歌手達は不協和音が違続する楽譜を読むのに多大な苦労をするが、魔法のようにピアノが聞こえてくると、不思議とそれが簡単になり、歌手達はまるで催眠術にかけられたようにスムーズに歌いだす。

 
クリスティーヌは彼女の父の墓を訪れる。もし父親の思い出から自分を解き放てば、ファントムの魔術からも解放されることを、彼女は知っている。ファントムが墓場に現れる。クリスティーヌは催眠状態のようになるが、ラウルが現れてそれが撃ち砕かれる。怒り狂ったファントムは彼等二人に戦いを挑む。

 オペラの最終シーンでクリスティーヌは、ピアンギの演じていたドン・ファンをファントムが取って代わったことに気が付く。彼等のデユエットが終わると、彼女はファントムの仮面をはざ取る。警察に囲まれていたにもかかわらず、ファントムはクリスティーヌをさらって逃げる。絞殺されたピアンギの死体が見つかる。

 
マダム・ギリーがラウルをファントムの隠れ家に導き、怒った群衆が後に続いてファントムを追いかける。地下の隠れ家ではクリステイーヌがファントムに正面から向き合う。「あなたが醜いのはその顔ではなく、心なのだ。」と告げる。ラウルが現れ、ファントムは彼を罠にかける。そしてファントムはクリスティーヌに残酷な選択を迫る。一生ファントムのもとに留まるか、ラウルが死ぬのを見るか。緊迫して時間が流れる。しかし、ファントムはクリスティーヌとラウルに逃げるよう命令する。群衆が隠れ家に付いたとき、彼が見つけたのはファントムの白い仮面だけであった。
                                                   
「オペラ座の怪人」あらすじ