脊髄腔造影(ミエログラフィー)





左図は正常の方の脊髄腔造影像です。図の左が正面から見たもので、右のものは斜め方向から見たものです。

レントゲン写真では骨しか写りませんが造影剤を脊髄神経の包まれている袋に注射することで神経の状態が白い帯状になって現れています。

脊髄は神経根という枝を出しますが、脊髄腔造影像では青い矢印のように写ってきます。









左の図は椎間板ヘルニアの方の脊髄腔造影を正面から見たものです。

図の中で青い矢印のところは神経根が造影されていますが、その対象となるところの赤い矢印のところの神経根が造影されていないことに注目して下さい。

ヘルニアによって神経根が圧迫されてしまい造影剤が神経根の袋に入らないために写ってこないのです。



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