雑記帖 - つれづれのことのは

No.331
どしはじめ

年の暮れは、逆さまの老眼鏡を掛けて当番仕事を終え、めでたく年を超したぺこばぁでしたが、今年は?というと。

まず、先週、なぜか年明けから事務所は快調に恐ろしく忙しく、例の如くはたふたどたばたと出勤準備をし、お土産品を入れたバックに水泳バッグにいつもの書類バックにとわしづかみにして車に乗り、無事事務所に到着と思ったら「ありゃ、服のタグがこんなところに??」「うらがえしやちゃ!」

昨日、近しい人の母上が96歳で天寿を全うされた。まず、ふたりでご挨拶に出かけた。この冬一番に冷え込んでいる夜道は、つるつるになっている。「あぶないよ、すべらんように」といいながらそろそろと歩いて車に乗り込み、無事帰り着いたと思ったら「あちゃっ〜〜、なんちゅうこった。靴下かたちんばやっ!」

まぁ、これくらいのどじ始めで、よしとするか・・・

(2008-01-18)

No.332
初滑り

今シーズンの初滑りは野沢温泉。 老体にむち打ってぺこもヘルメット姿で杖替わりのストックを自在に操って?やまびこやらスカイラインやら、とさんを隊長に、ご一行様はコロン倒れの八丈島君(姪っ子の恋人)を交えて楽しく休み無しで、ジャイアントやらユートピアやら、それぞれがわやわやに滑り落ちまくりでした。

義妹の夫さんも今シーズンはスキーを新調して滑りも一新、事前に二人で近場でスクール修行して参加するという念の入りよう。道具の進歩は技の進歩に繋がりびっくりでした。一方妹は5回も受けた授業の先生に、それぞれに違う指導をされて頭が混乱、その上、指導好きなと隊長のおことばで益々理解が不能となり、結局自信のある自己流が一番とばかりに元気に滑るのでした♪

もちろん、お約束のアフタースキーはプールで一泳ぎ。 最近ようやく様になってきたバタフライを披露する三人(と・ぺこと義妹)を、微笑ましくみている八丈島君は、秘かに急遽シェイプアップで3キロの減量を果たし、おニューの水着で初参加するという気合いの入りよう。 ぽこさんの潜水力の実力を聞くや、八丈島の名にかけて早速「死にものぐるい」で挑戦してくれるという明るく乗りの良い若者でした♪

(2008-02-04)

No.333
シルバー半日券

ぽこさんから「スキー場では日券を買わないように」と注意されているにもかかわらずやっぱし買いました。ただし、今度は半日券。それも晴れてどうどうのシルバー券。

新雪の崖滑りする新婚師匠夫婦の後から、コロン倒れしながらついてゆくお邪魔虫「と」さんと別れ、一人でマイペースで聖地じゃなかた整地の日影ゲレンデをくるくる滑っとりました。 ところが、やっぱしシルバー券になっても貧乏性は変わらず、指折り数えて「よしっ、これで9回、もととれた」と独り言良いながらにこにこしてひとり遊びする変なばぁさんでした。

ちょうど降ってきた雪を幸いと「でんべえ」さんへコーヒータイムに入ったところ、流石、野沢。お茶のお供に大好きな自家製野沢菜が食べ放題。「リンゴはおひとり一個。ナイフをお使いください。」と置いてあるちいさいリンゴが、これまたあまくておいし〜い。しっかとご機嫌で御馳走になった。

夜は「ジャダレ・イン・ノザワ」のラテンジャズのリズムにのって爆笑しながらスゥイング。お宿で貰った招待券なので更にご機嫌で帰った処、「楽しんで貰って協賛した甲斐があった」と笑顔で迎えて下さった。

怪我の功名。酔っぱらった「と」さんのお陰で、無理だと思っていたジャズライブを堪能できたがいね♪もうひとつの巧妙は「鬼胡桃」。ぽこさんが「殻割り」で検索してくれた田舎暮らしのブログに只今夢中。殻を割るのも忘れて夢中になっとります。

(2008-02-13)

No.334
郷土(ごうど)食堂さん

スキーの行き帰りに楽しみなのは、地場の野菜や果物、時には富山では絶対に買わなかった、いや買えない新鮮な桜(馬)肉も買えること。そして蕎麦。

今回は、昔292の富倉部落にあった頃から食べさせて貰っている懐かしい「郷土(ごうど)食堂」さん。いかにも田舎蕎麦でつなぎはぼくちだけという素朴な味。お誘いを受けたよねっちさんの提案で集合場所にしてよかった。久しぶりに食べると、やっぱし「素朴でおいしい!」

富倉峠にあった頃は、日本昔話の絵本から抜け出てきたみたいな「おじぃちゃんとおばぁちゃん」の田舎屋の食堂だった。 初めて入った時には、おじぃちゃんが山で採ってきた文字通りの山菜天麩羅がどっさり供され、安さにびっくり嬉しかった。

今も、蕎麦掻きを注文すると、ごうろく茶碗程にたっぷりした器にどんと出てくる。そして笹の葉にのっけた寿司飯に山の幸が盛られた懐かしい笹寿司。 二代目のお嫁さんが、だんだんおばぁちゃんに似てつやつやとした丸顔で笑顔で迎えて下さるのがなんとも嬉しい。

事務所での修習が縁で若者達のスキー行にお誘いを受け、お陰様でほんとに賑やかで愉しいスキーだった。食堂で新聞に目を通していたら「89歳の現役スキーヤー」の元気なおばぁちゃんの投稿エッセイが掲載されている。

私共はまだまだ青二才だな。これから、これから♪

(2008-02-20)

No.335
いくそった

その1。氷点下15度(風の強い頂上はおそらくー18度)の志賀から帰ったら、いくそった(=驚いた)!還暦スキーヤーのとさんが東証一部上場、じゃなかった、トさんの顎のとっぺんが一部凍傷になっておった。う〜ん、修行の道は険しいのだな。

その2。久しぶりにスキーに行かなかった休日。富山の医師会60周年記念映画会・ムーア監督の「シッコ」に応募した処、当選して無料招待券が送られてきた。トさんは、降りしきる雪も吹き荒れる春の嵐も鳴り渡る雷もなんのその、一人で近代三種の修行に出かけている。ぽこさん推薦の映画だし、私も「一人でも汽車に乗って行くぞ」と路線情報で往復の時間をしっかり検索。懈怠の方向音痴なので、反対方向に向かって走っていかないように会場までの地図もしっかりプリントアウト。

準備万端整えて、いそいそと出発したところ、駅はやけにがら〜んとしている。「本日高波で氷見線動きません」「高波で氷見線は運転休止で、北陸線も大幅に遅れとるよ」「帰りも見通しついとらんから行かん方がいいよ」と駅員さんに言われてびっくり。がっくり、あきらめました。

この地方では昔から「寄り回り波」という言葉がある位なので、時々忘れた頃にやってくるのでしょうね。今の所、予報は困難なのだそうです。 沖縄の台風は、珊瑚の大掃除をしてくれるそうですが、「寄り回り波」も富山湾の大掃除になっているのでしょうかね?自然を侮ってはいかんと思い知ります。

というわけで、久しぶりののんびりした休日となり、読みかけの本の読破をめざし朝から読書(バリ・ベトナム関連に池波正太郎・中沢精神科医の本)、合間に朝寝昼寝と落語(立川志の輔さん)映画(ドレスデン)に夢中になっておったのでした。

(2008-02-27)

No.336
春休み

里では木々が芽吹き始め、近くの公園もうっすらと紅をのばしたように色づいてきています。毎年3月の終わりは春スキーと相場が決まっております。今年はぶっちゃん師匠と日程があわず、カナダを諦めたとさんですが、シュトクリの山スキーとなんとかのウェアとザックを新調して大張り切り。21日から24日まで、これ以上は望むべくもない素晴らしいお天気に恵まれた志賀の休日でした。

春一番が吹いて黄砂が縞模様を描いている渋峠はマイナス7度。里にいては信じられない雪質に感動。二日目は快晴。三日目も晴。お天道様ありがとうございました。今年は義妹(こちらも骨折中)がいないので、「やっぱり静かすぎて寂しいなぁ〜」とふたりでリフトに乗りながら話していた処、いつもの遊び仲間たけどんが「一日だけの豪華リゾート」と称して朝4時起きで高岡から走ってきてくれました。

富士山までが見渡せる360度雲一つない真っ青な快晴。この上ないスキー日和も仲間が一緒だと楽しさ倍増。深雪に足をとられてコロン。切り株にひっかけてコロン。あっちでもこっちでもコロン倒れしながら笑い転げて休日を楽しみました。

撮影会して遅々たる上達ぶりを確認したり、ふかふかの雪に寝ころんで子供の頃を思い出してぼーっとしたり、白樺の梢が雪解けにきらきらと陽を輝かせる様に見とれたり、昼は地元の伍一ワインで乾杯!夜はクリーミィーな生ビールで乾杯!宿のマスター差し入れの美味しいフランスワインで乾杯!志賀横手山ならではの春スキーを思う存分堪能しました。持つべき者は遊び好きな愉快な仲間♪

二日券を心おきなく使い切って大満足な私は、持ち込んだ7冊(内漫画三冊)の本も読みたくてうずうず。最終日は、しぃ〜んと広がる山の景色を目の前にして、静かに読書する至福の時間を過ごしました。

帰宅して、大好きな柳家小三治師匠のインタビュー記事に目を通して居たところ、多趣味で知られる師匠が今夢中なのはスキー。その魅力はと問われて「危ないところ。一つ間違えると、噺家生命が途絶えるかも知れない危なさを、常に背中に抱えながら切り抜けていく。たまらないねぇ」。わかります、わかります。粋だねぇ。 ますます好きになりました。

(2008-03-24)

No.337
膏薬

たっぷり遊んでたっぷり眠って迎えた月曜の朝、「さっ、また仕事がんばるぞ〜」と起きあがった時、思わず「いつつっ」。なんのことはない、滑り終えて自分のスキーを持ち上げる時に、軽く腰を痛めたのだった。おぞいっ。昨夜は「なんのこれしき」とぺったり膏薬を貼り付けて床についた。

無事仕事を終えて7時には事務所を出発。プールに向かった。「すぅべぇるスキーのぉ〜 風切るはやさぁ〜♪」志賀での快適な滑りを思い出しながら鼻歌で、腰をかばいながらやわやわと水着に着替え、たっぷりシャワーを浴びて準備は万全。

さて、エクササイズ、エクササイズとプールに歩を進めたのだが、「ややっ?」やけに腰のあたりが熱い!思わず周りを見回し、そうっとシャワー室に逆戻り、ふにゃふにゃびしゃびしゃになってしまった膏薬をこそこそ剥がしたのでした。腰に貼り付けた膏薬をすっかり忘れていたのだった!おぞいっ。

30分歩行を終えてやわやわとバタフライに挑戦。だいじょうぶ、だいじょうぶ。この調子ならその内治るだろうと軽く泳いでいたら、隣のコースのおじさまから声がかかった。 「うつくしいバタフライですねぇ〜」すっかり嬉しくなって、腰の痛いのも忘れて張り切って時間ぎりぎりまで泳いでしまった♪

(2008-03-25)

No.338
孫もり

納豆小僧たまちゃん
水ちょごどろんこ大好きたまちゃん
くるくる舞のたまちゃん
大福大好きたまちゃん
ピアノ弾きのたまちゃん
スゥーイツ大好きたまちゃん
甘えん坊たまちゃん
がんこもんたまちゃん
洟垂れたまちゃん
おっぱいせいじんなたまちゃん

どんなときも可愛い、可愛いたまちゃんでした。

ぽこさんの幼い頃に似て、ちびっこたまちゃんでもありました。

(2008-04-01)

No.339
ぜいたくに

火曜の夜、仕事を終えるとプールではなく、クスリやさんへ直行。スキーシーズンの終焉と同時ににわかに風邪の症状を呈しているトさんとぺこの分かりやすい二人です。いつものニッキの浅田飴を一缶購入。呑みきる頃には治ることになっている。そして日に5回はぬるま湯に海の塩を入れてうがい、お風呂にはミカンの皮をいれ、お布団には銅の湯たんぽを足下に、ほっかほっかにして寝るのです。

というわけで、珍しく事務所からまっすぐ帰宅したところ、車から一歩出ると台所が接している駐車場におふくろの香りがぷぅ〜ん。佐武さんのおこもじを買ってきて、ぽこさんが「ぜいたくに」を作ってくれました。「わぁ〜、おこもじやぁ〜〜」大好物に思わず歓声をあげてつまみぐい。ぴりっと辛さを利かせた酒粕のあじがなんともはや。「これこれ、おこもじがないとでんあじやねぇ〜〜」等といいながら、またつまみぐい。

小さい頃から、丼鉢いっぱいでもぺろりたいらげる程の大好物。 美味しくて、風邪もすっきり治ってしまったみたいな気分ながいちゃ♪

(2008-04-03)

No.340
鳥居寮

今朝は感動的な番組を見ました。京都の千本北大路に、中途失明の障害を乗り越え社会復帰の為の生活訓練に励む人々が暮らすライトハウス「鳥居寮」があります。 そこで訓練に励む若い教師の現場復帰に向けての困難や家族の戸惑いと支え。中途失明者の仲間の励ましを力に夢を膨らませ決意を新たに努力する様子。乗り越えなくてはならない厚い現実の課題や壁を共に語り合う職場の仲間や先輩達を映像が伝えていました。

「奥ゆかしさ」を美徳とする日本人の「知らん顔」が目の不自由な人にとっては大きな壁になっている事を積極的に小学校へ出向いて講義する人。 絶望から立ち上がり、仲間の誘いに応じて美味しいもん食べに初めての遠出にチャレンジする人の少年のように輝いた表情。

目の見えない人を前にして、人が本来持っている優しさを素直に言葉にしてくれた少年に明るく握手して感謝の気持ちを表現し、身体で直接的に感動を伝える講師の爽やかな身振りに、思わずテレビに向かって拍手しながら笑顔がこぼれました。人間って素晴らしい!

(2008-04-17)