雑記帖 - 旅日記

No.13
2005秋~滋賀・京都 前編

予定日より一月早かったたまちゃんの誕生は不思議な偶然を生みました。例年ぽこにゃんの手もかりたくなる繁忙期の年末を避け、今年の事務所旅行は初秋に京都方面に出かけることにしました。京都在住の凸さんから選りすぐった情報を貰い、ぽこさんとふたり無い知恵しぼり、早めに計画を立てていました。

天候次第で変更出来るようにと、旅の計画はいつも雨天対応。小雨の初日は、雨に濡れた苔の緑がひときわ鮮やかな毘沙門さんの「春秋山荘」でゆっくり蕎麦懐石のお昼。京都市内へと戻り、小雨のせいか思いの外静かな美術館で「じゃくちゅう」さんを拝見。コレクターの主であるプライスさんにもお目にかかれるというラッキーなおまけ付き。

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山科駅からたった5分で、山中の静寂
(「春秋山荘」にて / 2006-10-05 / ぽこ)
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蕎麦と料理、どちらもおいしい
(「春秋山荘」にて / 2006-10-05 / ぽこ)

堅田まで電車に揺られ、ゆっくりと今晩の宿「比良山荘」さんに入ります。いつものあこもここもという超多忙な2人旅とは違って、「余裕やな~」と当たり前のことなのにに秘かにニンマリ。堅田駅からのタクシーから眺める鯖街道は、見てきたばかりのじゃくちゅうさんの一幅を再現しているかような景色でした。「絵心がわくちゃあ~」。

相変わらず元気な笑顔の女将さんや調理場の皆さんに迎えられ部屋にあがると、いつもの手入れの行き届いた様子にほっと心がほどけます。豊かな山の辺の柔らかい湯が槇の湯桶にたっぷりと溢れ、柔らかい山ノ湯は肌に優しい。正に野山を駆走ったであろう豊かな食材で準備されたご馳走に皆満足満腹。鯉の洗いを食べず嫌いしていたというスタップも「こりこりしておいしい!」と感激しながら食べて貰え、ご亭主との楽しい話も益々会話が弾むのでした。

翌朝は、心づくしの朝餉の後、茅葺きの庭先にコスモスが揺れ咲く道を傘さしてみんなでゆっくり散歩。神社では心ばかりのお賽銭で銘々欲張ったお願い事をむにゃむにゃ。郵便局をみつけて入ると丁度お茶の時間、ここにもゆっくり時間が流れているようで微笑ましい。研修旅行だった筈と皆で日頃の事務所の応対をチェック・メモメモ。

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極上の山の辺料理
(「比良山荘」にて / 2006-10-05 / ぽこ)
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丹波の松茸、舞茸、万願寺
(「比良山荘」にて / 2006-10-05 / ぽこ)
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秋の味覚を髄まで堪能
(「比良山荘」にて / 2006-10-05 / ぽこ)
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朝も心づくし
(「比良山荘」にて / 2006-10-06 / ぽこ)

昨日来た鯖街道を、再びタクシーに揺られて、お昼を予約してあったブルーベリーフィールズ紀伊国屋さんへ到着。すると、それまで降っていた雨が上がり、事前に電話でお願いしておいた見晴らしのいい席からは、ブルーベリー畑の向こうに見事な視界が広がり、その向こうには琵琶湖が見渡せるではないですか!日頃、無農薬で小さな畑を手にしているので、苦労が忍ばれブルーベリィーの味もひときわ、目を酷使することの多いこの頃だからなおさら美味しいのです。「雨上がりは一番景色が美しいのですよ」という店長さんの挨拶に、またもやニンマリしながらも、明日一日はおせっかいを止めていい人になろうと心秘かに反省?しきり。

送迎バスに揺られ汽車に揺られて京都に舞い戻り「町家の宿」に到着。脚を一歩踏み入れると、なんと迎えてくれたのはじゃくちゅうさんの屏風。のっけから話が弾んで、またまたニンマリ。季節の花があしらわれた床の間、風と光をとりこんだ庭や明かり窓。丁寧に手入れされた京の巧みの技にひたすら感心。日頃、小さな庭、木の戸、銅の敷居、硝子窓などと格闘している身には、ただただ頭の下がる手入れぶり。日本の伝統を大切にしながら苦心と工夫で今に生き続ける町家の存在がとても嬉しい!

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眼下に琵琶湖を眺めながら
(「ブルーベリーフィールズ紀伊国屋」にて / 2006-10-06 / ぽこ)
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自然の恵みが美味しい!
(「ブルーベリーフィールズ紀伊国屋」にて / 2006-10-06 / ぽこ)

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