雑記帖 - 旅日記

No.18
2008正月〜バリ その1「バリの休日」

出発前夜(大晦日):三人で居酒さんの年越し蕎麦を食べ、やけに嬉しそうなぽこさんに見送られて集合地の京都へ向け出発。たまちゃん一家と紫野「かねい」にて、もう一度年越し蕎麦を食べ、みんなで銭湯にてぬくもり一年の垢と疲れをおとす。除夜の鐘を聞きながら荷物作りをするという慌ただしい年の瀬は、やはり多忙と元気の一年に相応しいながら、今年もなんとか年を越たのはお天道様と皆様のおかげと感謝の内に安堵の眠りについた。

1日目(元旦):早朝から起きだした5人は、たまちゃんを先頭に迎えのタクシーに乗り込んでいざ出発。一日移動の疲れをものともせず、よく食べよく眠りとにかくご機嫌のたまちゃんをはじめとするご一行様は南国の玄関にたどり着いたのです。いきなり、入国手続きだけに2時間を要してしまうという のんびぃ〜〜り、ゆっくぅ〜〜〜りペースの長蛇の列の歓迎。

2日目:目覚めると、ヴィラの広い居間の向こうに深い谷を挟んで椰子の林が広がり、回りは田植えの終わった苗の緑が目にも爽やかな段々畑、どこまでも広々としたウブドの山間に建つ茅葺きのヴィラは自然と調和し、お世話してくださる人々も民族衣装が素敵で南国独特の大きな瞳に美しい白い歯が輝き優しい笑顔が嬉しい。

竹をバナナの皮で美しく編見込んだ高い高い天井がいい。自然の色合いが回りの緑とマッチし大理石の敷き詰められた床は素足にひんやりと心地良く、たまちゃんもご機嫌ではい回る。

ゆったりとした朝食で改めて新年を祝ったところで、まず、年の初めとくれば初泳ぎ。プライベートのプールがリビングの目の間に満々と水をたたえているのです。泳がねば、泳がずにはいられません。水色の縞々水着におそろいの可愛い帽子で拍手をしながらにこにこ登場したたまちゃんは、プール初デビュー。

おそるおそる一歩脚を浸したかと思うと、そそくさとはい上がって振り返り、ぱちぱちっ。何度も繰り返す内に、腰まで浸かって、肩まで浸かって、最後は、ばぁばにだっこされてどんぶらどんぶら、ばちゃばちゃばちゃ。大喜びで遊んだ後は、じぃじとばぁばのバタフライもご披露。

バリといえばナシゴレンにミィゴレンと通のちぃさんの説明を受けながら、ホテルで昼食。食後、ゆっくりとしたペースで過ごす休日にスパは欠かせないと、ぺこばぁはちぃさんと連れだってスパに向かうのでした。

なんにもしない筈のゆっくりゆったりのお正月休日なのですが、バリといえばダンス、ダンスといえばバリ。殊にウブドは芸術の村だけあって毎晩あちこちでダンスの定期公演があるのです。レゴンもケチャもバロンもと欲張って調べておいたのですから行かねば、行かずにはおれませんがやちゃ。

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