Windows95/98(SE)/Me/NT 4.0/2000/XP に,dviout for Windows をインストールする方法について説明します。 「TeX Q and A」の dviout for Windows編も参考にして下さい。
最新の dviout for Windows 正規公開版は Ver.3.18 (February 12, 2006)です。 以下から入手することが出来ます。 なお,ユーザの環境によっては FTP が利用できないことがあります。
| [FTP] | 東京大学大学院数理科学研究科大島研究室(一次配布元) |
| [FTP] | 近傍の Ring サーバーに誘導 ・ 空いている Ring サーバーに誘導(ミラー) |
| [Web] | 近傍の Ring サーバーに誘導 ・ 空いている Ring サーバーに誘導(ミラー) |
※ 近傍や空いているRingサーバーに誘導されない場合は,Ring サーバーのTOPページや RingServers から... [毎日更新! ソフトウエア ライブラリ]→[TeX関係,EmacsLisp関係]→[Japanese TeX]→ dviout のリンクをたどってみてください。
当ガイドでは,インストールが簡単な自己展開型インストーラー(tex318w.exe)について説明します。
dviout for Windows Ver.3.15 からは,従来のアーカイブ形式の他に,自己展開型インストーラがー提供されており両者の内容は同じです。
| マイドキュメント | |||
|---|---|---|---|
|
ダウンロードした tex318w.exe をダブルクリックして実行します。
dviout for Windows を,インストールするドライブやディレクトリ(フォルダ)を変更したいのなら,ここで変えます。通常は,デフォルトの「C:\dviout」で良いでしょう。[ OK(O) ]を押すとファイルが展開されてインストールが完了し,いったん dviout for Windows が起動します。 バージョンアップの場合には,そのまま dviout for Windows を終了させて大丈夫です。
初めて
dviout for Windows を使う時には,基本的なパラメータは何も設定されていませんから「Font path is not set. Install fundamental parameters?」と警告が出ます。
[ はい(Y) ]と答えると「インストール・ウイザード」が開きます。
「通常使うプリンタ」が表示され「dviout for Windows で表示に使用する解像度」と「常用する用紙サイズ」を設定します。 表示用の解像度はデフォルトで 300dpi になっていますが,通常使うプリンタの解像度に合わせて変更しても良いでしょう。 Ver.3.16 からは,印刷用のプリンタ解像度を別に設定することも出来るようになりました。設定する場合には「Different dpi for printing」にチェックを入れてプリンタの解像度を指定します。 なお,これらは後から変更修正することも可能です。 [ > Next ] で進みます。
「TEXROOT」と「TEXPK」を設定します。 角藤版 TeX は Web2C-7.3.7 から TEXMFMAIN などの環境変数が不要になりました。 そのため「TEXROOT」と「TEXPK」の欄が空白となっています。 設定するために [ Guess ] ボタンを押します。
“TeXの環境”「標準的な日本語TeX環境が検知されました.」と表示されたら [ はい(Y) ]を選び,日本語 TeX 環境での標準的な値を設定します。
“パラメータTEXROOT/TEXPK/Lの推測”「(Y)es: DISK内のTeX環境から設定する.」と表示された場合は,標準的な日本語TeX環境が検知されなかったからです。 (“Examine Fonts”「(Y)es: Guess TEXROOT/TEXPK/L from fonts in DISK (N)o: Set default values for TEXROOT/TEXPK/L」と英文で表示されることもあります。) [ いいえ(N) ]を選び,更に[ Cancel ]してインストールを中断します。先に,TeXのインストールと環境変数の設定を完了させてください。 |
Ver.3.14 からは「TEXROOT」のデフォルト値はTeX がインストールされたディレクトリを探し出し正しく設定が出来るようになりました(インストールガイド推奨は「C:\usr\local\share\texmf\fonts」)。 [ > Next ] で進みます。
「拡張子"DVI"の関連付け」と「スタートメニューへの登録」「gen:の設定」「gsx:の設定」を行います。欄が空白になっていても [gen:] や [gsx:] はボタンになっていますので押すとコンピュータ内を検索してくれます。 後から変更や追加も可能ですので,まだ Ghostscript をインストールしていないのなら [gsx:]は空白のままにしておいてください。 最後に [ Finish ] を押して終了です。
自動設定した場合,[gen:] では「`C:\usr\local\bin\mktexpk.exe --dpi ^d --bdpi ^D --mag ^M ^s」と表示されることがありますが,その内容は同じです。
dviout for Windows の [Option] メニューから [Setup Parameters...] を選ぶと,パラメータの設定を行なうプロパティシートが開きます。 dviout for Windows の設定は,このプロパティシートで行ないます。
「インストール・ウイザード」でも表示・設定されたように dviout for Windows で最低限必要な設定は,以下です。 設定を変更した場合には [ Save ] ボタンを押すのを忘れずに。 なお,ヘルプが充実していますので熟読して下さい。
| タブ名 | 項目名 | 設定例 |
|---|---|---|
| Font | TEXROOT: | C:\usr\local\share\texmf\fonts |
| TEXPK: | ^r\tfm\\^s^tfm;^r\pk\\^s.^dpk;^r\vf\\^s.vf;^r\ovf\\^s.ovf;^r\tfm\\^s.tfm | |
| Font2 | gen: | `C:\usr\local\bin\mktexpk.exe ^s ^d ^D ^M |
| Graphic | gsx: | C:\gs\gs8.54\bin\gswin32c.exe |
[gen:] の mktexpk は,TeX 配布パッケージのものを使用します。また [gsx:] の gswin32c.exe は,Ghostscript に含まれています。それぞれに PATH を通しておいて下さい。PATH に関しては「TeX の環境変数設定」「Ghostscript の環境変数設定」を参照して下さい。 なお [gsx:] は,Ghostscript をインストールした後で自動設定させることも可能です。
dviout for Windows で graphics Package を使うために必要なファイルです。
最新の角藤版 TeX 配布パッケージには,設定済の「graphics.cfg」と「color.cfg」が同梱されています。「dviout.def」も dviout のインストーラーが適切なディレクトリ(インストールガイドどおりなら C:\usr\local\share\texmf\tex\latex\graphics)を判断してコピーしますので,以前のようにファイルを移動する作業は不要になりました。
texmf\tex\latex\graphics ディレクトリに「dviout.def」が見つからない場合には,C:\dviout\GRAPHIC\LATEX2E ディレクトリから手動でコピーしてください。
「graphics.cfg」「color.cfg」の内容は角藤版 TeX 配布パッケージと dviout for Windows に同梱されたものとで若干異なっています。 そのため graphics Package でオプションを省略した場合,デフォルトが違いますので注意してください。 例えば \usepackage{graphicx} とした場合に, 角藤版 TeX 配布パッケージでは \usepackage[dvips]{graphicx} のように「dvips」が dviout for Windows では \usepackage[dviout]{graphicx} のように「dviout」がデフォルトのオプションとなります。
dviout for Windows をインストールしたディレクトリ(フォルダ)(C:\dviout 等)に PATH を通しておけば,コマンドプロンプト(MS-DOS プロンプト)で使用することが出来ます。
Windows95/98(SE)/Me や WindowsNT 4.0/2000・WindowsXP では環境変数の設定の方法が異なります。
autoexec.bat を編集して下さい。
C:\dviout ディレクトリ(フォルダ)にインストールした場合,以下のようにします。
(注) TeX のバイナリ本体への PATH や Ghostscript バイナリ本体への PATH も通してあります。
ドライブやディレクトリ名(フォルダ名)が違う場合には読み替えて下さい。
set PATH=C:\usr\local\bin;C:\gs\gs8.54\bin;C:\gs\gs8.54\lib;C:\dviout;"%PATH%" |
なお,Windows95/98(SE)の場合,パソコンを再起動する必要があります。
[システム設定ユーティリティ]で環境変数を編集して下さい。
メニューの [ファイル名を指定して実行(R)...] を選択し
「msconfig」と入力すると[システム設定ユーティリティ]が開きます。
[システム設定ユーティリティ]の「 環境 」タブで設定します。
「C:\dviout」ディレクトリ(フォルダ)にインストールした場合,以下のように環境変数PATH を設定(PATH に「C:\dviout」を追加)します。 既にある環境変数 PATH を[編集(E)...]して追加します。
| 環境変数名 | 設定例 |
|---|---|
| PATH | C:\WINDOWS;C:\WINDOWS\COMMAND;C:\usr\local\bin;C:\gs\gs8.54\bin;C:\gs\gs8.54\lib;C:\dviout |
(注) TeX のバイナリ本体への PATH や Ghostscript バイナリ本体への PATH も通してあります。 ドライブやディレクトリ名(フォルダ名)が違う場合には読み替えて下さい。
なお,WindowsMe の場合,パソコンを再起動する必要があります。
9x 系(Windows95/98/Me) からNT 系(WindowsNT 4.0/2000/XP) へとOS をアップグレードした際に「autoexec.bat」に以前の設定が残っていることがあります。 また,書籍の付録CD-ROM からTeXをインストールした場合,インストーラーによってはNT 系でも「autoexec.bat」に書き込みを行うものもあります。 このように以前の設定が残っていると,環境変数が有効になりませんので「autoexec.bat」を編集して該当行を削除して下さい。
Windows2000 では
<コントロールパネル> の
<システム> を開き 「 詳細 」タブの [環境変数(E)...] で設定します。
PATH は「ユーザー環境変数」の方で設定して下さい。
「ユーザー環境変数」で,環境変数 PATH を[新規(N)...]に追加します。
| 環境変数名 | 設定例 |
|---|---|
| PATH | C:\usr\local\bin;C:\gs\gs8.54\bin;C:\gs\gs8.54\lib;C:\dviout |
(注) TeX のバイナリ本体への PATH や Ghostscript バイナリ本体への PATH も通してあります。
ドライブやディレクトリ名(フォルダ名)が違う場合には読み替えて下さい。
WindowsNT 4.0 と Windows2000 ではメニューの項目等が若干違います。
なお,[ OK ] ボタンを押せば環境変数はすぐに反映されるので WindowsNT 4.0 および Windows2000 では,パソコンを再起動する必要はありません。
WindowsXP (Professional・Home Edition)では
<コントロールパネル> の
<システム> を開き 「詳細設定」タブの [環境変数(N)...] で設定します。
PATH は「ユーザー環境変数」の方で設定して下さい。
「ユーザー環境変数」で,環境変数 PATH を[ 新規(N) ]に追加します。
| 環境変数名 | 設定例 |
|---|---|
| PATH | C:\usr\local\bin;C:\gs\gs8.54\bin;C:\gs\gs8.54\lib;C:\dviout |
(注) TeX のバイナリ本体への PATH や Ghostscript バイナリ本体への PATH も通してあります。 ドライブやディレクトリ名(フォルダ名)が違う場合には読み替えて下さい。
なお,[ OK ] ボタンを押せば環境変数はすぐに反映されるので WindowsXP では,パソコンを再起動する必要はありません。