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  1. 複数の TEXMF ツリーを使う方法
  2. TeXをWindowsで快適に使うためのツール

複数の TEXMF ツリーを使う方法

例えば「文字鏡のスタイルファイルや TFM・vf・pfb ファイル」や「CTAN から入手したスタイルファイルや METAFONT ソース」など,基本的な TeX 配布ファイル以外を使う場合には,それらを別のディレクトリ(フォルダ)下に納めるようにすれば管理も楽ですし,基本的な TeX ファイル群をバージョンアップする場合も便利です。

2つの TEXMF ツリー

1. ディレクトリ構成

と言っても,ただディレクトリを作りその中に入れるのではなく,ディレクトリ構成を本来の "texmf" と同じようにする必要があります。

例えば "C:\mytexmf" ディレクトリを作成し,その下に各ファイルを納める場合には...

TFM ファイル
"C:\mytexmf\fonts\tfm"ディレクトリ,またはその下層のディレクトリ
vf ファイル
"C:\mytexmf\fonts\vf"ディレクトリ,またはその下層のディレクトリ
pfb ファイル
"C:\mytexmf\fonts\type1"ディレクトリ,またはその下層のディレクトリ
METAFONT ソース
"C:\mytexmf\fonts\source"ディレクトリ,またはその下層のディレクトリ
スタイルファイル
"C:\mytexmf\tex\latex"や "C:\mytexmf\ptex\platex" などのディレクトリ,またはその下層のディレクトリ

などとします。C:\usr\local\share ディレクトリ下にある "texmf" 以下と "mytexmf" 以下が同じ構造になる訳です。 文字鏡フォントの「TeX へのインストール」は「texmf」を「C:\mytexmf」に読み換えると良いでしょう。


2. texmf.cnf の編集

"texmf" 下の "web2c" ディレクトリ(例えば "C:\usr\local\share\texmf\web2c")にある「texmf.cnf」を編集します。
Windows の設定によっては「texmf.cnf」が見つからないことがあります。 「TeX Q and A」を参考にしてください。

「texmf.cnf」をエディタで開き,以下のように 2箇所を修正します。

% A place for local additions to a "standard" texmf tree.  For example:
% TEXMFLOCAL = $SELFAUTODIR/share/texmf-local
TEXMFLOCAL = c:/mytexmf
「TEXMFLOCAL」に作成したディレクトリ名("C:\mytexmf") を記述します。 この場合,ディレクトリの区切りには「/」(スラッシュ)を使い,行端の「/」は不要です。
% Now, list all the texmf trees. If you have multiple trees you can
% use shell brace notation, like this:
% TEXMF = {$TEXMFLOCAL,$TEXMFMAIN,$TEXMFDIST}
% The braces are necessary.  If you set VARTEXMF and/or HOMETEXMF, you can also
% list $VARTEXMF and/or $HOMETEXMF in the TEXMF definition.
%
TEXMF = {$TEXMFLOCAL,$TEXMFMAIN}
「TEXMF」を修正して「$TEXMFLOCAL」と「$TEMFMAIN」を「{」と「}」の中括弧内に入れ「,」(カンマ)で区切ります。なお,2004/06/22 以降の角藤版 TeX 配布パッケージでは,多重 TEXMF ツリーが標準になっていますので「TEXMF」の修正は不要になりました。

修正を施した「texmf.cnf」が有効かどうか確認してみましょう。

<コマンドプロンプト(MS-DOS プロンプト)> で kpsewhich を用いファイルが検索されるか試してみます。
例えば「kpsewhich --format=tex mojikyo.sty」と入力(スタイルファイルを検索するにはオプション「--format=tex」を付加する必要があります。)して

C:\WINDOWS>kpsewhich --format=tex mojikyo.sty
c:/mytexmf/ptex/platex/mojikyo/mojikyo.sty

のように "C:\mytexmf" ディレクトリ下に置いたファイルの PATH が表示されれば成功です。ファイルが存在しているのに見つからない場合には「texmf.cnf」の記述を再度確認してみてください。

修正を施した「texmf.cnf」は,基本的な TeX 配布ファイルを更新した際に上書きされて消えてしまわないように,他のディレクトリにコピーして保管しておくか,同じものを「mytexmf.cnf」のように改名して残しておくと良いでしょう。

3. dviout for Windows の設定

Ver.3.13 からは複数の TEXROOT に対応するようになりました。 dviout for Windows のプロパティシートを開き [ Font ]タブの 「TEXROOT:」に「;」(セミコロン)で区切り「C:\mytexmf\fonts」を追加します。

項目名設定例
TEXROOT: C:\usr\local\share\texmf\fonts;C:\mytexmf\fonts

これで dviout for Windows は,"C:\usr\local\share\texmf\fonts"ディレクトリと "C:\mytexmf\fonts"ディレクトリ下の両方を検索します。


TeXをWindowsで快適に使うためのツール

Windows から TeXを始めた人にとっては,マウス操作による GUI(Graphical User Interface) に慣れているので,キーボードから入力するコマンドライン(コマンドプロンプト・MS-DOSプロンプト)のような CUI(Character User Interface) を使うには,かなり抵抗があり,特にファイル名の入力や,ディレクトリ(フォルダ)の移動に手間取るようです。

以下のようなツールやアプリケーションを使うことによって,コマンドラインに慣れない Windows ユーザーでも快適に TeX が使えるようになるかもしれません。 なお,TeX の基本的な設定DVIwareの基本的な設定Ghostscriptの基本的な設定は事前に行っておく必要があります。

  1. フォルダの移動等を省略してタイプセット(コンパイル)出来る単機能のツール
  2. 専用のアプリケーションによる統合環境
  3. エディタのマクロを使用した統合環境

1. タイプセット用のツール

2. 専用の統合環境アプリケーション

TeX・LaTeXに特化した専用のエディタです。TeX本体やDVIwareなどアプリケーションを呼び出すだけでなく,独自のマクロや強調表示・入力補完機能を備えています。

ボタン等でTeX本体やDVIwareを呼び出して実行させるプログラムランチャーです。

紹介したものの他にも幾つかあります。 奥村さんの「TeX Wiki:TeX用エディタ」が参考になるでしょう。

3. エディタのマクロ

紹介したものの他にも幾つかあります。 奥村さんの「TeX Wiki:TeX用エディタ」が参考になるでしょう。


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最終更新:2009/08/10