No.3 「自由な新世紀・不自由なあなた」 宮台真司著(メディアファクトリ-) 2000年4月23日
        今日やっと、この本を読み終えました。
 なかなか、凡人の僕には奥の深い難解な本なので、読み終わるのに時間がかかりました。
 
 で、本の内容ですが、作者の宮台氏は言わずと知れた東京都立大学の社会学博士です(何度もこのホ
ームページに書かせてもらっているから知ってるってか!笑)。
 帯には、本書の目的が書いてあります。
 「自由な新世紀の到来にもかかわらず、あいかわらず不自由な(私を含めた)人々に対して、妥当な自己
像と、この自由な新世紀を「生き延びる」ために必要な智恵を提供することにあります。。」
 まあ、この目的から解るように、「不自由だ!」と自覚している人が読む本であって、何の問題もなく人生
を楽しく過ごしておられる人には、何のメリットもありませんのであしからず。
 
 以前から宮台氏の本を読みあさってきた僕にとって、この本はメディア的「ミヤダイ」から、自分自身をさら
け出す生身の「みやだい」に移行した最初の記念すべき作品だったと思います。
 彼がこのように移行した原因の一つは、やはり自殺したA君が大きく影響しているのではないかと思うの
です。
 自分の本を読んで、「意味から強度へ」移行してきたA君でしたが、それでも自殺という道を選んでしまっ
た。
 それにショックを受けた宮台氏が「俺だって悩んでるんだぜ!まったり革命後にはどう生きればいいかっ
てことをよ!」と愛読者に訴えかけたかったのではないでしょうか?
 ですから最初に「世紀末相談」を持ってきて、読者をはねつける「みやだい」をさらけ出しています。

 彼がこの不透明な成熟社会で自由に生きていく方法は「強度」しかないと、以前から説いていましたが、
じゃあ、その世直しモードが終わった後、どうやって生きていけばいいのか?この回答はまだ得られてい
ません。

 今後も宮台氏と一緒に考えていくことが重要なのでしょうか?(これって「意味」にすがる生き方じゃあな
い?やっぱり宮台と同様僕も真の意味でまったり出来ないのかな?笑)