9/26
 9月25日から9月26日にかけて、1−10Hと一緒にのクラス合宿でした。
 何日も前から、休み時間や生活の時間に2クラスよって、どんな活動をしようか、それから夕食はどうしようか、朝は何を食べようかということを話あってきたのです。

 合宿や、その話し合いを通して、子供たちはなんてたくさんの優しい気持ちや、大きな力を持っているのだろうと思いました。
 映画を観たいという案がでたのです。みいちゃんが観た「踊る大捜査線II」をゆかちゃんやかなちゃんも観たかったのです。けれど、踊る大捜査線では楽しめない人がいるよという意見が、10Hから出ていました。じゃあ、新聞を見てみよう・・・一緒に新聞の映画欄をさがして、観てみると、残念なことに、仮面ライダーやクレヨンしんちゃんのように、ふたつに分かれてみるにしても、みんなが楽しめるような映画が、この期間はやっていないことがわかったのです。
 困ったな、映画を絶対に観たい・・・映画、映画なんて大合唱になったらどうしようと思ったけれど、そんなことはありませんでした。「じゃあだめだね」3人してすぐに納得してくれたことにほっとして、ありがたかったです。
 バッティングセンターに行きたいという意見も出ましたが、結局、カラオケがいいよという意見にみんなで賛成して、カラオケにいくことになりました。
 食事を決めるときも、そんなふうに、お互いを思いやって、ハンバーグがいいなら、それを朝にしようということで、ラーメン屋さんに行くことになりました。
 毎日のように「一緒にお風呂に入ろうね」「カラオケするんだよね」「はみがきもいっしょだよ」「プーさんのお人形つれていこうね」というふうに、私に話しかけてくれて、3人でお洋服は何にしよう、パジャマは何色?というふうに、3人で楽しそうに話していました。
 合宿当日の昨日、作業が終わって、体操服の着替えをしないで、そのままききょうの家に行き、私服に着替えました。すぐにタクシーに乗って、「アゴラ」というカラオケやさんに行きました。私もカラオケって、あまり行ったことがなかったのです。「宇宙の部屋」「お城の部屋」・・・というふうにいろいろなお部屋があって、選ぶことができるようになっていて、私たちは人数がたくさんだったからか、VIP ROOMとかかれたお部屋に入りました。
 子供たちはとても手慣れていて、すぐに本でお目当ての曲を探し出し、私が少しだけ遅れてお部屋に入ったときはもう、歌って踊ってというのが始まっていたのでした。
 みいちゃんはKiroroの「長い間」かなちゃんはトトロの「散歩」ゆかちゃんはSMAPの「世界に一つだけの花」を最初に歌いました。10組の男の子は尾崎豊さんの「卒業」だったり「15の春」だったり、井上陽水さんの歌だったり、少し大人っぽい歌を歌っていました。次は何を歌う?というような心配が本当にいらなくて、みんな次々とこれを歌いたいこれを歌いたいというのです。
 いつもは小さな声でしか歌をうたわないゆかちゃんも、みんなにあわせて、声をはりあげて、歌っていて、たくさんの仲間の中で楽しくいるということはこんなにもすてきなことなんだとおもいました。
 ラーメンやさんで、メニューをみて、一番に決めたのはかなちゃんでした。「塩ラーメンと、チャーハンにする」二つも食べれるのかなと心配になって、チャーハンをミニチャーハンにしてもらいました。みいちゃんはチャーハンを、ゆかちゃんは磯のり、塩ラーメンをたのんでいました。けっこうたくさんの量だったのだけど、みんなぺろりと食べました。実は夕飯はみんなで作ろうかという提案もあったのですが、お外で食べるのがとてもにがてという生徒さんもおられて、なら、学校から行けば、苦手な外食もできるかなということと、外での活動(今の場合はカラオケですが)そこに重点を置こうということで、外食がきまったのです。でも、みんながメニューを自分で選んで、食べている様子を見ると、作ることにこだわらなくてよかったなあとしみじみ思いました。
 もう、7時半を回っていました。そして、それからお風呂になりました。
 お風呂ですごく感心したのはかなちゃんです。かなちゃんは本当にマイペース。きっとお母さんが、かなちゃんにゆっくりと、ご指導されたのだと思います。かけ湯を体にきれいにかけて、湯船にはいる。頭を全体に濡らしてから、シャンプーを手にとって、指でていねいに、ていねいに、いろんなところをこすりながら洗う。ていねいにシャンプーをおとしてから、リンスをする。
 体を洗うところも、本当に上手でした。
 お布団敷きなどの準備で大活躍はみいちゃんです。3つ折りになっているおふとんを上手に敷いて、それから、シーツをのばすのは、一人ではむずかしい・・それで、二人一組になって、ぴーんと張ってひっぱって、さすが毎日しているから上手だなあと思いました。お母さんが、参観日に「寄宿舎では、私が一生かかって教えられないようなことをたくさん教えてもらっているの」とおっしゃっておられたけれど、私はきっとみいちゃんのお母さんがおうちでも、「みさとは本当に上手だねえ」ってみいちゃんのすてきさを認めておられるから、こうして、自分のしっかりとした力になっているのだと感じました。
 ゆかちゃんは心配りがすごいなあと思いました。ラーメンやさんでお水がなくなった10組の男の子のコップにお水をいれてあげたり、「かなちゃん、眠るの怖くない?プーさんのお人形貸してあげようか?」って言ったり、少し数がなかったものがあって、私はおなかもいっぱいだったから、いいわって言ったら、すぐに半分くれたり、そんなやさしさが合宿中にいっそう感じられたのです。「ゆかちゃん、やさしいねえ」私が言うと、ゆかちゃんは「ままがいつもしてくれるピョン」と言いました。
 私は自分の家のことを思いました。おふとんのシーツをぴんとのばすことができるだろうか?お風呂で上手に髪や体を洗えるだろうか、集団の中で、みんなにやさしい気持ちをもてるだろうか・・・そんなことを思った、二日間でした。



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