県監査委員事務局カラ出張監査請求却下に対する声明

 

平成10年2月6日、福井県監査委員は、平成7年度の福井県監査委員事務局のカラ出張問題についての監査請求につき、請求期間徒過を理由に却下した。

法的には監査請求期間を徒過した請求として却下されるのはやむを得ないが、県が自らカラ出張であったことを公式に認めて謝罪したものも含めて、監査請求期間の徒過のみを理由として全く監査措置に及ばない監査委員の姿勢は、身内に甘い監査委員との批判を免れないものであって、監査能力のなさを自白したものと言わざるを得ない。学校の通知表で言うならば、1以下のマイナスである。監査委員の監査能力のないことが明らかとなった以上、私たち市民オンブズマン福井の役割が極めて重要であって、今後、積極的に県政のあり方を監査していくものである。

                                1998年2月9日

市 民 オ ン ブ ズ マ ン 福 井

代 表 幹 事 湯 川  二 朗