雑記帖 - yo:ku:nel

No.191
千代むすび 特別純米中取り無濾過本生原酒

5月4日は、京の陀羅佛さんの誕生日。富山から、と&ぺこ、じゅん&うりこが、京都から凸輔一家が、越畑へ駆けつける。 高速を敦賀で降りて、折から、柔らかい新緑をぬって、小浜、名田庄、美山を抜けて、越畑へ。越畑は、嵯峨野から約30分山道を登った部落。 戸数約50弱の山村であるが、茅葺き屋根が数軒残っており、それにトタン葺きの元茅葺き屋根の農家が棚田の中に点在するという日本の原風景が残っている。

村人に尋ねた陀羅佛さんちは、まことによさげな古民家だが、どーも主は留守らしい。携帯に連絡すると、「只今山で筍を掘っている」という。宮沢賢治は「下の畑にいます」だが、陀羅佛さんは「上の畑にいます」。一行が山に向かうと、山から山椒の実を手にした陀羅佛さんが戻ってきた。

早速、料理の準備が始まる。「俵屋」の賄い料理という「玄米散らし寿司」がこしらえてある。たまちゃんがまことによく食べた。途中山の上のアトリエを見学。秦織機に糸が掛けられ、帯などを制作中だった。一年中遊び暮らしていると思っていた(笑い)陀羅佛さんのシンクロ水面下の世界を初めて目の当たりにした。

既に掘ってあった筍を集めて、戻る。世界の調理器具が土壁に素敵にディスプレイされた台所で、陀羅佛さんが、器用に包丁を捌く。ぺこさんは、持参した氷見浜の、鯛の昆布締めを刺身に。うりこさんは、炭火に掛けた筍に汁を塗り、木の芽を散らす。山や庭でとってきた山椒を鍋にぶっ込んだ山椒鍋が、ぐつぐつ煮えてくる。

この日のために用意された酒は、頭書のお酒。鳥取県境港のお酒。鳥取は、砂丘、夢千代、あるいはゲゲゲの鬼太郎。しかし、お酒もなかなか行けるのだ。百万石使用、生酒だけに若々しい。吟醸香は、リンゴや洋梨ではない、何だろうとおもっていると、柑橘系であるとのこと。喉ごしは滑らか。「奥播磨」などに通じる。その他、シャンパンや赤ワインで、乾杯。

山椒鍋は、これを食べると、一年間清腸潔胃とのこと。山椒のみならず、蕗やら山の幸がぶっ込んである。山椒の、ぴりっとした食感が心地良い。陀羅佛さん、どうもご馳走様でした。良い休みになりました。

(2008-05-05)

No.192
ソアーヴェ・クラッシコ(ピエロパン)

イタリア ヴェネト州(ヴェニス、ヴェローナなどの州であり、ヴェローナの傍)の白ワイン。ピエロパンは、この地域で900年という歴史を持つ作り手。花の絵柄のラベルが素敵。

最近訪れた金沢のイタリアン「コルサロ」で、2回続けて白はこれ。ソアーヴェは、イタリアでは、赤はキャンティ、白はソアーヴェと言われるほどであり、庶民的な辛口の白ワインであり、求めやすい価格である。果実の香りが結構あり、呑みやすく、同行の仲間からも文句が出ない。

ヴェニスと言えば、「イカ墨スパゲッテイ」。オリーブ油、にんにく、たまねぎ魚の出汁、辛口の白ワイン、そしてイカ墨を加えて作るらしい。イタリア料理店で、S君と一緒に食事する度に、かって同行したヴェニスのレストランで、とが「イカ墨スパゲッティ」を注文しようとして、いかの単語が出てこなくて、悪戦苦闘していたら、英語・独語原書読み、会話全然駄目のS君が日本語で「イカスミ」と言ったら、見事通じてしまったという自慢話を必ず聞かされてしまうのだ。

昨晩は、砺波市の山の中の「孫子」ギャラリーで、京の陀羅仏さんと共に京都越畑で、アトリエを構えている墨絵作家篠原貴之さんと焼き物のともみさんのオープニングパーティに参加した。孫子スタッフが、採れたての蕨やら、ぜんまいの煮物、切り干し大根の詰め物などの美味しい料理を用意してくれていた。篠原夫妻のお土産のイタリアの生ハムやチーズ、イタリアの手作り「オリーブオイル」などもあり、持参したオーストラリアワイン「エルダートン・シラーズ」があっという間に開いてしまった。

頼成の森の菖蒲、夢の平付近の新緑探訪と併せて、是非、孫子ギャラリー「篠原夫婦展」まで訪ねて下さいませ。

(2008-06-20)

No.193
池林房のお酒

ぺこさんのお楽しみコース「新宿末広亭」&「池林房」を堪能しました。末廣亭の6月下期夜の部は、入船亭扇橋さんに、柳家小三治さん。ということで、行かねばならぬ。末廣亭の報告は、好き者のぺこさんにお任せするとして、「池林房」お酒の部を報告。

「池林房」は、椎名誠氏、沢野ひとしさんらのご用達しの新宿の居酒屋。末廣亭と目と鼻の先に有るので、両者セットで楽しむ人も多いらしい。こだわりの食材を手早く料理した美味しい肴と、美味しいお酒が揃っている。

「とりあえずビール」のビールは、「白穂乃香」という白生地ビールが、珍しい。 日本酒で言えば、無濾過生という感じで、非常に初々しい。マイルド&スムーズである。ビール党の椎名さんご贔屓のお店だけのことはある。

日本酒のお薦めは、「飛露喜」(会津)「武勇」(茨城)「高砂」(静岡)とある。これが、いずれもなかなか。1,2種のツモリが、お酒にはからっきし意思薄弱なため、結局全部この順序で試飲した。白穂乃香の次に、何度目かの「飛露喜」無濾過生というのは、実に自然の流れで、香り高くて初々しい。

さて、今回特に好みだったのがお初の「武勇」。とが、日本酒に求める要素が満たされている。自然な香り、そして喉ごしに滋味が有る。小さな蔵特有の酵母が醸し出すこくとでもいったらいいか。「高砂」は前2者ほど、個性的ではないが自然な味。 まだまだ、いろんな美味しいお酒が有るもんじゃわい。店には、その他、〆張純はじめ10数種の名酒が揃っている。

さて、焼酎の欄を見ると、芋の「佐藤」黒麹が目に付く。 そう言えば、サムさんが新宿の居酒屋で佐藤を飲んだと報告しておられたことが頭をよぎる。この店だったのか、どうっだったか。末廣亭も体験したと言うことだったので、ここだろうなと勝手に決めつける。これも嘗めてみると、まことに芋の香りが高い。 佐藤を呑んで、静かに微笑んでいたであろう、サムさんが偲ばれる。

(2008-06-27)

No.194
玉笑(恵比寿)とほそかわ(両国)

今回のお江戸の、蕎麦屋は、この2店。それぞれ芸術鑑賞のおまけ付き。 まず、玉笑の恵比寿と言えば、東京写真美術館。今回は、「森山大道展」だった。 ぺこさんが問う、「このっさんどんながけ。」 と答えて曰く「うーん、傾いて、ぶれトル、生々しい。」 回顧録とハワイ編を見る。全部白黒写真である。新宿歌舞伎町が、一番彼の体温に会っているかも知れない。青空のワイキキビーチでカメラを構えているビデオが、流れていた。あの健康的な風景から、なぜあんな、病的な風景が切り取れるのか、まことに不思議である。

さて、玉笑。扉からして素敵な意匠。中は、現代東京デザイン。壁の色が違うだけで、ほそかわと良く似た雰囲気。赤い壁の玉笑が、スペイン風エスニックとすれば、黄土色の壁のほそかわは、スペインのバールでもあり、数寄屋の茶室でもある。いずれも、ゆったり座れるのが嬉しい。玉笑いの蕎麦は、粗挽きの透明感有る薫り高い蕎麦。 大飯くらいのとぺこには、やや物足りない量だが、粗挽きだから仕方がないか。 卵焼きが秀逸。よほど卵が良いのか、腕が良いのか。器はざっくりの土物に、漆物。どれもこれも素敵である。ここは、来栖ケイの推薦店だが、「けいちゃんの 正体見たり 玉笑い」である。甘いもんに目がなくて、量が多くなく、女性と好みが似ているとみた。

ほそかわのペアーは、上野西洋美術館の「コロー展」。 コローと言えば、もやもやっとした、木木の風景画の思い出だが、どっこい印象派を準備した巨匠であり、印象派やピカソ、ブラックなどが影響を受けている。 フランスブルジュアジーの親をもち、恵まれた人生を送った品の良さが、作品によく出ている。人物画にしても、生活のためとか報酬目当ての絵が一枚もない。したがって、どれもこれも、清々しいのだ。前月のモジリアニと対極の人生と言っていい。しかし、どちらの絵も凄い。凄いというのは、透明感が有ると言うこと。様々な発酵過程を経て、昇華した純粋な姿になっている。

ほそかわは、この時期何と言っても穴子天麩羅。ぺこさんは、ゴボウ天蕎麦。 ここで呑んだのが長野の御子鶴。福井の早瀬浦が生憎切れていてピンチヒッター。これもなかなかいける。最後は、イチジクのコンポートで〆。絶妙。 こんなうっまいもん、たべられりゃ、たとえテニスで、京の陀羅仏さんであろうと、明ちゃんや、O君だろうと誰に負けようと勝とうとどーでもいいわーという気分になる。

さて、本日は、居酒蕎麦で、例によって、鴨せいろ。後輩のS君夫婦にバッタリ遭遇した。可愛いS君奥さんの目が輝いているので、何だろうと思っていたら、なんとこのページ&やすこさんのファンという。あっちゃ恥ずかっしゃ、もうちょっとまともなことを書かねばと思いつつ、やっぱり、あれがうっまいという話でした。ちょっこだけ、写真やら、絵やら加えてみてかっこつけてみたけど、所詮付け焼き。

今回、悔しかったのは、前回エコノミーで、3往復を体験したので、梅雨の最中またまた、往復旅行を楽しめるかと本をお互いに3冊ずつ持ち込み、万全の用意をしてプレミア特割を奮発したのに、飛行機は、無常にもかってないほど音もなく静かに一回で神通川河川敷飛行場に着陸してしまいました。

(2008-06-30)

No.195
開運特別純米酒

開運は、言わずと知れた静岡掛川市の名酒である。杜氏は、能登四天王と唄われた彼瀬正吉氏。正直の処、ここの、彼瀬正吉氏の名前を冠した純米大吟醸は、酸味、甘みとも強くて敬遠していた。

開運特別純米酒。布袋さんが中心にいるオレンジ色の袋に包まれている。この袋がまことにお祭りにピッタリといえるほど目出度い絵柄である。このお酒は、喉ごしがマイルドですいすい入ってゆく。これはゆける。能登の宗玄に似ている味わいである。

(2008-07-10)

No.196
遊穂19BY山おろし純米酒無濾過生原酒

石川県鹿島郡中能登町御祖酒造の酒である。結構近い蔵である。「ダンチュウ」で、かなり期待の蔵と紹介されたようだ。いろいろ金賞も取っているという。杜氏は、能登杜氏横道氏。遊穂は、ユーホーと、女社長の美穂を掛けているよう。

このお酒、約18度有る。淡麗辛口とは、次元の異なる酸味、旨味の強い酒である。一口で言えば、濃い酒である。サムさんご推薦の「丈径」を彷彿とさせるが、そこまでには至っていないと見た。というのは、量が飲めない。まー濃い酒が飲めなくなったという歳のせいかもしれないが。

さて、刺身は夏が旬の「こち」。絶品である。つるっとした食感で、平目のような泥臭さが全然なくて、まことに上品である。日曜日の「居酒」で、京都からの、家族ずれがあった。あり合わせの食材で、寿司を握って貰っていたが、昔「居酒寿司」で食べたコチの美味しさが忘れられないと曰う。夏は、こちに、鱧に、若鮎である。

しかし、ガソリン高騰の折、漁師さんが全国一斉デモ、魚が危ない。どうも、これまでの人生山登りをしても、俄詩人気分を味わって、その辺に有る山菜を採ることもなく、海に行っては、体育的に泳いで、あー気持ちいいとその辺のサザエやウニを捕ることもなく、実利を追い求めたことはなかった。これから、生き延びるためには、半農半漁人生に転換が必要か。それよりも、まず、車から、自転車にと思いつつ、煙草を止めるように辛いので、困った。

(2008-07-16)

No.197
太刀山極寒仕込み純米

これまで、呑んだことがあるとは思うが、今日初めて訪れた砺波の日本料理「縁空」で、呑んで、しみじみ美味しいと思った。一緒に呑んだのが広島の「夜の帝王」という怪しげな名前のおさけと長野の「香月」。いぜれもなかなかであったが、いろいろ全国に求めていたお酒がなんだこんな近くにあったのかという感じである。

早瀬浦や扶桑鶴と同類のお酒。富山には「吉の友」という真面目なお酒もあるが、こっちの方が色気がある。甘くもなく辛さはほどほど、酸味が適度にあり、滋味がある。

さて、「縁空」は、昨年12月にオープンしたお店。砺波のタンボのど真ん中に出現した。マスターは30代、大阪や金沢で修業したという。本日度肝を抜かれたのが、本マグロのカマの塩焼き。なんと80キロのマグロのカマという。最近、富山湾では、マグロやがんど鰤がよく捕れるのだ。久しぶりに「彩々」さんの料理を彷彿とさせる男らしい料理。魚大好きな凸介夫婦が、べろべろなめに嘗めた。2個でたので、一個京都に持ち帰ったらと言っていたが、骨しか残らなかった。

手作り豆腐に、そのおからのコロッケなども美味しい。 なにより、たまちゃんがぺっぺ攻撃しないで、何でもよく食べる。 この3代目は、まことに味がよくわかるのだ。 砺波のなんとか豚のしゃぶしゃぶ鍋もあり、全員お腹バンバン。コストパーフォーマンス抜群である。喰った、呑んだ。

(2008-07-21)

No.198
手取川 純米酒吉田蔵

手取川は、白山に源を発する手取川の下流に位置する松任の蔵である。今は市町村合併で白山市と言うらしい。市町村合併のお陰で、これまで、町名を聞いただけでピンとイメージが湧いたのに、市を聞いただけで、とんと判らなくなってしまい困ったもんだ。

白山には、岐阜県平瀬口から速攻登山をしたことがある。ここの、登り口の白水避難小屋の温泉が、との日本温泉ランキングトップ10に入るくらい素晴らしい。ここは平瀬温泉の源泉である。風の盆の小原節に「越中では立山、加賀では白山、」と唄われるくらい素晴らしい独立峰である。北アルプスの高峰から、西の方を眺めると真っ白な山が見える、それが白山である。

白山は、日本100名山ブームの火付け人深田久弥氏が「私のふるさとの山は白山だった。白山は、生家の2階からも、小学校の門からも、鮒釣りの川辺からも、泳ぎに行く海岸の砂丘からも、つまり私の故郷の町のどこからでも見えた。真正面に気高く美しく見えた。それは、名の通り一年の半分は白い山であった。」という。富山県人にとっての立山といえる。彼の生地大聖寺には、「一つの山を終わりけり 何の虜かわからない 早急かるるつぎの山」という楽しい歌碑が江沼神社にあり、思わずニンマリしてしまった。

手取川は、この白山の花崗岩をしたたり落ちる水を集めただけあって、流域には、「菊姫」「天狗舞」など、全国に名をとどろかせる名酒が有る。さて、同じ流域のお酒その名も「手取川」吉田蔵とは、昭和42年生まれの若き杜氏の名を冠したようだ。純米とはいえ、吟醸香が、つんと来る。500万石使用。

冷やすと、吟醸香はやや、奥に納まる。金沢のお酒特有の甘さを感じるがつるりとのめる。一緒に、富山県砺波市の超マイナー蔵年間100石未満の「太刀山」純米を飲むと、こちらは、湿度が高い酒というか、まったるいが身体に合う。これは、お酒に対する県民性の親和度とでも評すべき物だろうか。これも、深田久弥氏の「私のふるさとの酒は〜〜〜」と言う類の話であろう。

(2008-09-17)

No.199
コノスルオーガニック アルゼンチンワイン

以前にも紹介したような気がするが、自転車マークのチリワインのコノスル。 その、オーガニックワイン。これが1000円ワインとは、とても思えないほど、優れものである。

自転車好きなとのとっては、それだけで、評価が5割り増しという向きも無いではないが、オーガニックというと、安心感はともかく、とはいっても昨今の事故米やら、使いまわしやら、偽装が相次ぐ食品にとって、大変重要な要素ではあるが、味は?多いが、このワインは、オーガニックかつこの価格とは思えないほど芳醇である。

今回初めて飲んだアルゼンチンワインも、負けず劣らずいい。南米はなかなか。 かねてから、行ってみたいと思っているパタゴニアへの思いが強まる。 天に向かうパイネ峰や氷河が海に崩落の光景。おまけにワインが旨い、ワオーだ。

本日のもう一つの美味は、人の不幸は蜜の味。との周りには、この美味が人生の一番の幸福と高言の輩が居る、誰とは言わないが(笑い)。

夕御飯を食べた後、ほろ酔い機嫌で、薪の着火剤の木っ端作りを始めた。 手がけた太めの垂木が手強い。木は、必ず根の近くが、容易に割れる。向きを考えて、えいと力一杯、垂木にオノをたたき込むと、なんと垂木の下部が、我が身の親指を強打。

みるみる血が滲み、親指が腫れ上がる。あいつー。草履履きだったことが間違いの元。 ようやく、クロールやバタフライで、甲や指が使えるようになったというのに。 これじゃー 京の陀羅仏兄の一撃を止めるボレーの踏ん張りが利かないではないか。やばー。

物事、何事も油断は禁物。物事の準備は怠りなく。 酔っぱらい運転は、厳禁。

(2008-09-24)

No.200
グラッパ 天国と地獄

昨日、西の方から、まさかりとオーストラリア赤ワイン持参の京の駄ら仏さん、東の方からグラッパ持参のおねーたんが現れた。

グラッパは、最近金沢のイタリアン「コルサロ」で、食御酒に貰い、胃が洗われるような気がした。実際イタリアでは、グラッパを飲む言い訳に食べ過ぎの腹をこなす為という様だ。はやいところブランディの一種、ぶどうの絞りかすを蒸留して作った30〜60度のお酒。フランスのマールにも似ている。

おねーたん持参のグラッパは、イタリアのようにぶどうの絞りかすを使った物ではなくて、自分達が飲むために、ぶどうそのものを使用して作ったものを、戦乱のグルジアから今年持ち帰ったとっておき。グルジアの白ワインの実力は、今年の野沢温泉で体験済み、自家用グラッパにいやが上でも期待が高まる。

2次会の我が家で、早速開栓。いきなり、香りがプーンと来る。口に含むや、最上級のブランディの白ワインタイプという感じ。京の駄ら仏さんと、かんくんと、3人で、ボヘミアアンティークグラスなどで、最初は、嘗めるように、味わっていた。そのうち、段々大胆になり、ぐびふびと呑む。ブランディのように熟成するお酒は、グラスを揺らしながらゆったり呑むのだが、グラッパは、熟成させない分だけ、すんなり入る。呑んでいるときは、天国。

しかるに、きょうは、テニスコートでは、頭と身体がばらばらでした。 快楽に代償は付きもの。

(2008-10-26)