猫の事務所 *窯猫*

この作品は、『よだかの星』に似ている所が多い。

第一に、窯猫とよだかはとっても似ている。自分が、ほかの人(猫、鳥)とちがっているため、いじめられる。だが、窯猫は獅子にたすけられるが、よだかは最後・・・星になってしまう。

そこが、少し猫の事務所とはちがう。

第二に、みんなが差別をすることだ。賢治は差別することがキライだったんじゃないのかな?私達も差別はキライです。でも、こんな世界だから差別はたくさんあるんだ。そんなことも、賢治はおみとおしだったのかな?だから、こんな『猫の事務所』などを書いたんだと思う。だが、『よだかの星』の場合より、痛切な調子じゃないところが、ちがう点です。

もう1つ、私達がおすすめしたいのは、作者が語り手にひはんする語り方になっている点も『よだかの星』とちがう点です。

それでは、猫の事務所にはいりたいと思います。

猫の事務所は、その名のとおり、役所です。

猫の事務所・・・ある小さな官が(役所)に関する幻想・・・と書いてあった。

幻想だけど、泣ける物語でした。

私達は、猫の事務所をおすすめします。私が窯猫だったら、事務所をやめたくなると思います。

窯猫は強いと思います。よだかも、ガンバッタけど星になってしまった。

黒猫は、事務長なのに差別をする。そんなことが本当かどうかもわからないのに、差別を始める所がすごく、いやだった。みている私達まで、悲しくなってきてしまいます。

窯猫は、見た目は悪くても、やさしい猫だったと思う。

人をみためでえらんではダメだけど、猫もだと思った本でした。

私は、こんなよだかや窯猫が少しいいような気がしました。そんな差別にもたえられるよだか達を少し尊敬してしまいました。『がんばれよだか』『がんばれ、窯猫』と声をかけたくなるような本(物語)でした。

黒猫はやさしかったのに・・・・・でも、黒猫はみんなといっしょになろうと思って、外でねたけど・・・・・やっぱりさぶくなってしまうので、かまどでしかたなくねむった。そんな、努力までしている窯猫はスゴクけなげでカワイイ猫だなーと私達は思った。

        *おわり*

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