やまなし
やっぱり、ぼくのあわは大きいね。」
「兄さん、わざと大きくはいてるんだい。ぼくだって、わざとならもっと大きくはけるよ。」
「はいてごらん。おや、たったそれきりだろう。いいかい、兄さんがはくから見ておいで。そら、ね、大きいだろう。」
「大きかないや、おんなじだい。」
あわのテカリを工夫した。
月の光を、ボワーンとひからせた。
水の色を、くふうした。
かにのきょうだいは、てがきだったけどうまくいった。