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ホムンクルスU-0





待っています

ガラス越しの光が

遮られる時を



それは夜の訪れ

アゲハや小鳥の羽ばたき

そしてあなたの眼鏡のフレーム



あなたがわたしを

覗き込んでくれる時だけ

わたしは生きています



どんなに温かくてどんなに美しい

プリズム越しのお日様の両手も

わたしには残酷な孤独に見える



決して触れ合えることのない

あなたの眼差しの作る影だけが

わたしの時間を知らせてくれる



この世界にわたしがいることに

気付いたあの日からずっと

あなたの影はわたしの安らぎ



だからいつも待っています

ガラス越しの光が

遮られる時を




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