| 内視鏡下手術 |
| 内視鏡下手術の利点は、従来の手術にくらべて傷が小さくて済むということです。しかしながら、従来の手術と同等の安全性と、癌の根治性を保ち、一般の外科医が可能な手技の確立には到っていません。胃癌に対しては腹腔鏡下胃切除、大腸癌に対して腹腔鏡補助下大腸切除、甲状腺癌に対して内視鏡下甲状腺切除、乳癌に対して内視鏡下乳腺切除、肺癌に対して胸腔鏡下肺切除などが行われています。ロボット手術は内視鏡下手術の発展したもので、術者（人間）は遠隔操作によってロボットを操り、手術を行うもので、現在は研究、試験段階と言えます。 |
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| 機能温存手術 |
| 従来は、リンパ節切除などのために切除されていた臓器や神経を温存して、術後の障害を少なくしようとする方法です。胃癌における幽門保存胃切除や迷走神経温存胃切除などがこれにあたります。 |
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| センチネルノード・ナビゲーション・サージェリー（SNNS） |
| 癌が最初に転移するリンパ節をセンチネルノードと言いますが、このリンパ節を色素や放射性元素を用いて手術中に探し出し、切除する方法を言います。従来は周辺のリンパ節をすべて切除していましたが、センチネルノードが分かれば、不要なリンパ節切除はしなくてよいと言われています。しかし、これを100％診断することは難しく、研究段階です。 |
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