ALBUM COLLECTION バックナンバー 2014

January Februaly March April May June July August September October Nobember December


  1. BLIND RAGE/ACCEPT
  2. THE WAKING HOUR/AGE OF ARTEMIS
  3. DAZED AND DELIGHT/ALDIOUS
  4. SUNSET ON THE GOLDEN AGE/ALESTORM
  5. UNFOLD/ALMAH
  6. MASSIVE ADDICTIVE/AMARANTHE
  7. MAGIC FOREST/AMBERIAN DAWN
  8. A NEW DAWN ENDING/ANCIENT BARDS
  9. SECRET GARDEN/ANGRA
  10. WAR ETERNAL/ARCH ENEMY
  11. LAST OF US/ARION
  12. EMPYREAN REALMS/ARMORY
  13. LEGIONS/ARTILLERY
  14. AT WAR WITH REALITY/AT THE GATES
  15. THE SATANIST/BEHEMOTH
  16. STORMBORN/BLOODBOUND
  17. FIRESOUL/BRAINSTORM [IMPORT]
  18. A SKELETAL DOMAIN/CANNIBAL CORPSE
  19. EMBRACING OBLIVION/CHRONOSPHERE
  20. KINGS AMONG MEN/CRIMSON SHADOWS
  21. DEATH IS NOT DEAD/THE CROWN
  22. IN THE RED/CRUCIFIED BARBARA
  23. KINDLY BENT TO FREE US/CYNIC
  24. TALES OF THE MAD KING & POSSESSED/D.A.M
  25. MAXIMUM OVERLOAD/DRAGONFORCE
  26. AWAKE THE RIOT/DUST BOLT
  27. SPACE POLICE - DEFENDERS OF THE CROWN/EDGUY
  28. ORIGINS/ELUVEITIE
  29. THE PAGAN MANIFESTO/ELVENKING
  30. ERDENTEMPEL/EQUILIBRIUM
  31. OF DRAGONS AND ELVES/EVERTALE
  32. BLACK MOON RISING/FALCONER [IMPORT]
  33. BEYOND/FREEDOM CALL [IMPORT]
  34. VETELGYUS/GALNERYUS
  35. EMPIRE OF THE UNDEAD/GAMMA RAY
  36. RETURN OF THE REAPER/GRAVE DIGGER [IMPORT]
  37. STEELCRUSHER/HAMMERCULT
  38. (r)EVOLUTION/HAMMERFALL
  39. EXIT WOUNDS/THE HAUNTED
  40. PLAGUES OF BABYLON/ICED EARTH
  41. SIREN CHARMS/IN FLAMES
  42. BLACK WIDOW/IN THIS MOMENT
  43. RISE OF THE HERO/IRON SAVIOR
  44. REDEEMER OF SOULS/JUDAS PRIEST
  45. VOLTE-FACE/MANIGANCE
  46. INFERNO/MARTY FRIEDMAN
  47. COUNTDOWN TO EVOLUTION/MARY'S BLOOD
  48. IN A MIRROR DARKLY/MEKONG DELTA [IMPORT]
  49. MORNING DWELL/MORNING DWELL
  50. DAWN OF THE 5TH ERA/MORS PRINCIPIUM EST
  51. KILLHAMMER/MYSTIC PROPHECY
  52. 風神界逅/陰陽座
  53. 雷神創世/陰陽座
  54. WHITE DEVIL ARMORY/OVERKILL
  55. SEND THEM ALL TO HELL/PANZER
  56. DELIVERING THE BLACK/PRIMAL FEAR
  57. THE PHANTONAUTS/QANTICE
  58. THE SOUNDCHASER ARCHIVES 30TH ANNIBERSARY/RAGE
  59. BATTLE OF LENINGRAD/RING OF FIRE
  60. UNLEASH THE FIRE/RIOT
  61. HEROES/SABATON
  62. THE YEAR THE SUN DIED/SANCTUARY
  63. THE FATEFUL DARK/SAVAGE MESSIAH
  64. THE SINGULARITY (PHASE I: NEOHUMANITY)/SCAR SYMMETRY
  65. GIVE 'EM HELL/SEBASTIAN BACH
  66. TITAN/SEPTICFLESH
  67. SHADOWS/SINBREED
  68. CHASING THE DREAM/SKULL FIST
  69. .5:THE GRAY CHAPTER/SLIPKNOT
  70. PARIAH'S CHILD/SONATA ARCTICA
  71. THUNDER & STEEL/STORMWARRIOR
  72. CITY OF GOLD/STRIKER
  73. DIVIDE AND CONQUER/SUICIDAL ANGELS
  74. ANGELS OF THE APOCALYPSE/TIMO TOLKKI'S AVALON
  75. TITANIUM/TITANIUM
  76. WATCHERS OF RULE/UNEARTH
  77. FOR THE KINGDOM/UNISONIC
  78. LIGHT OF DAWN/UNISONIC
  79. TIBI ET IGNI/VADER
  80. CHRONICLES OF THE IMMORTALS: NETHERWORLD (PATH 1)/VANDEN PLAS [IMPORT]
  81. DISTANT IS THE SUN/VANISHING POINT
  82. THIS IS YOUR LIFE - RONNIE JAMES DIO TRIBUTE -/V.A.
  83. MESSENGER/WARDRUM
  84. RISE OF THE EMPRESS/WHITE EMPRESS
  85. 救世アルギュロス/妖精帝國
  86. Hades:The other world/妖精帝國

January

ARTILLERY | ICED EARTH | MYSTIC PROPHECY | PRIMAL FEAR | RING OF FIRE | SUICIDAL ANGELS |

LEGIONS/ARTILLERY

リージョンズ/アーティレリー

BICKEE MUSIC BKMA-1021 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 デンマーク出身のスラッシュ/パワーメタルバンドの7枚目のアルバムです。ヴォーカリストとドラマーが交替して製作されています。

 アラビア風味のイントロで幕を開けるアルバムは、伸びのあるヴォーカルが歌い上げるメロディをクランチーなヘヴィリフで支える起伏の大きい展開のパワーメタリックな1から、激しいリフで突っ走る突撃ナンバーの2、テスタメント風味なエスニックでタイトなリフを刻むダークなムードのミッドテンポの3、畳み掛けるスラッシーなリフとフックのあるコーラスで突っ走るアップテンポの4、ミステリアスな空気が充満するダークなスローパートと高速スラッシュパートが交錯するダイナミックな5、エスニックなイントロからの6はゆったりとしたペースから速度を高めていく緩急の激しいナンバー、アップテンポで突き進む起伏の激しいスラッシュナンバーの7、メランコリックなイントロからの8はエモーショナルなムードが高まるダイナミックな展開のナンバー、躍動感のあるメロディをヘヴィリフで押し込みながら加速していく9、クランチーなリフが荒れ狂う緩急の激しいスラッシュナンバーの10、ボーナストラックには初期の楽曲のリメイクである、11、12、ライヴバージョンの13、14が収録されています。

 気づいてみたら七作目だったアルバムは、唄えるヴォーカルが加入したことによってダイナミズムが更に強化され、メロディが際立つ楽曲が揃えられており、スラッシュメタル的なエッジの効いたサウンドとパワーメタル的な高揚感高まる展開が合わさった迫力満点のものになっています。スラッシュメタル的でないヴォーカルの影響で正統派メタルに近い感触が強まる楽曲は、即興的に製作された所以か強引な展開があったりでドタバタしている印象もありますが、勢いとメロディあふれるヘヴィメタル的な醍醐味が味わえます。キャリアを重ねつつ新たな方向性を見せていく強力な一枚でした。
同系統アルバム
THE DREAM CALLS FOR BLOOD/DEATH ANGEL
TALES OF THE WEIRD/PARADOX
ELECTRIC PUNISHMENT/VICIOUS RUMORS

PLAGUES OF BABYLON/ICED EARTH

プレイグス・オヴ・バビロン/アイスド・アース

MARQUEE MICP-11134 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 アメリカ産パワーメタルバンドの11枚目のアルバムです。ドラマーが脱退して、ベーシストが交替しています。

 重量感タップリの不穏なイントロダクションが呼び起こすアルバムは、ヘヴィでクランチーなギターリフで圧倒するダークで迫力満点の劇的なミッドテンポの1から、破滅的なムードが漂うソリッドなサウンドを展開していき、ヘヴィなイントロからの2はスラッシーなリフで突き進むアグレッシヴなパワーメタルナンバー、暗い情念を吐き出すコーラスが印象的なタイトでヘヴィな3、ブラインド・ガーディアンのハンズィ・キアシュが参加した不安感の高まるメロディが重ねられるパートからソリッドなリフを畳み掛ける緩急の強いミッド〜アップテンポの4、怒りに満ちたパワフルなミッドテンポの5、静かなイントロからの6はダイナミックなビートを刻むドラマティックなミッドテンポのナンバー。メランコリックなムードの高まるエモーショナルな7、アイスド・アースにも遂に来たか…なクトゥルー神話をテーマにした8は静かな導入部からスケール感をアップさせて展開するドラマティックなナンバー。リリカルなイントロからの9は哀愁帯びたメロディで進むミッドテンポのタイトなナンバー、威嚇的なムードで進むソリッドなミッドテンポの10、メランコリックなパワーバラード風ナンバーの11、12はゲストも参加したカントリーナンバーのカバー、ボーナストラックの13は何じゃコレ、ただ騒いでるだけじゃねえか…カウントしなくていいだろ(´Д`;)

 そんなわけで、新ヴォーカリスト加入の二枚目のアルバムは、いつも通りの硬派な路線を貫いたヘヴィメタリックなサウンドが展開されており、大きな路線変更は無いですが気持ちメロディアスになっているようなそうでないような。ハイテンションな曲は少ないですが、ダイナミズムにあふれた正統派メタルを強力にした楽曲が揃えられており、スケール感の大きい世界観を提示していきます。もうそろそろ初来日してもいいんじゃないかな?みたいなパワフルで安定感のある一枚でした。
同系統アルバム
ELECTRIC PUNISHMENT/VICIOUS RUMORS
STEELHAMMER/U.D.O.
OUTRAGED/OUTRAGE

KILLHAMMER/MYSTIC PROPHECY

キルハマー(DVD付)/ミスティック・プロフェシー

THE LEADERS JAPAN XQIR-1019 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 ギリシャ出身のバンドの2013年に発表された8枚目のアルバムです。ギターとドラマーが交替して製作されています。

 ソリッドなギターリフが鉄壁を構築していくミッドテンポの1から馬力のあるハスキーヴォーカルが硬質なメロディを唄いあげるパワーメタリックなアルバムは、クランチーなリフが迫力たっぷりに迫るタイトなナンバーの2、情感高まるメロディで迫るエモーショナルなスローナンバーの3、タイトなリフが唸りを上げるミッド〜アップテンポのヘヴィナンバーの4、エスニックなイントロからのヘヴィナンバーの5、暗いメロディを孕むソリッドなリフで進むミッドテンポのヘヴィな6、センチメンタルなイントロからの7は激しく突進していくパワフルなナンバー、エッジの効いたリフを繰り出す威圧的なミッドテンポの8、哀愁メロディを孕むミッドテンポのソリッドな9、湿ったメロディで突き進む躍動感高まるアップテンポの10、11はオジー・オズボーンの超有名曲のカバー、ボーナストラックの12は哀愁のイントロからスケール感の大きい展開を見せるミッドテンポのナンバーが収録されています。
 ボーナスDVDにはアメリカ公演の模様とドキュメンタリーやワニとか収録されています。

 メンバーチェンジしても音楽性には大きな変化無く、硬質なパワーメタルサウンドを展開しており、前作からの流れを受け継ぎつつパワフルな楽曲を揃えていきます。信念を貫き通すヨーロピアンパワーメタルの真髄を見せ付ける一枚でした。
同系統アルバム
SILENT REVENGE/HIBRIA
PLAGUES OF BABYLON/ICED EARTH
FEW AGAINST MANY/FIREWIND

DELIVERING THE BLACK/PRIMAL FEAR

デリヴァリング・ザ・ブラック(初回限定盤)(DVD付)/プライマル・フィア

MARQUEE MIZP-60039 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 ベテランジャーマンメタラーの10枚目のアルバムです。

 ソリッドでパワフルなギターリフを叩きつけていくアップテンポの1から、ハイトーンヴォーカルもテンション上がるヘヴィメタル然としたサウンドが展開されていくアルバムは、エッジの効いたリフを押し込んでいくアグレッシヴでダイナミックなファストチューンの2、メランコリックなイントロからの3はソリッドなリフがエモーショナルなメロディを呼び起こすミッドテンポのエピックナンバー、キャッチーなメロディで迫るミッドテンポのハードロッキンな4、躍動的なリフで突っ走るアップテンポのタイトな5、タイトなビートで迫る硬質感高まるミッドテンポの6、情緒的なメロディのイントロからの7は哀愁メロディを高めつつ進んでいく壮大で劇的なミッドテンポのナンバー、フックのあるメロディで引っ張るアップテンポの8、ドラマティックなバラードナンバーの9、途中に差し込まれるボーナストラックの10は情感タップリのメロディで迫るミッドテンポのナンバー、ドライヴするリフで畳み掛けるファストチューンの11、ボーナストラックの12はロック色の強まるミッドテンポのナンバー、13、14はそれぞれ3、9の別バージョンが収録されています。
 付属のDVDは裸チェーンのラルフ・シーパースとオッパイお姉ちゃんが観られるビデオクリップとかインタビューが収録されています。

 メンバーチェンジも無く製作されたアルバムは、ヘヴィメタリックなフィーリングが高まるバラエティのある楽曲を揃えたものになっており、安定のパフォーマンスが求心力のあるサウンドが広がります。路線的には大きな変化はありませんが、バンドの範囲内で前作よりも普遍的なスタイルに寄っている感は強まっています。まあ、ぶっちゃけ曲が気に入るかどうかの問題でしかないので、この系統が好きな人は満足できるだろう一枚でした。
同系統アルバム
SILENT REVENGE/HIBRIA
THE AWAKENING/VICTORIUS
STEELHAMMER/U.D.O.

BATTLE OF LENINGRAD/RING OF FIRE

バトル・オヴ・レニングラード/リング・オブ・ファイア

MARQUEE MICP-11135 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 マーク・ボールズ、ヴィタリ・クープリ、トニー・マカパインの三人が再びコラボレーションしたバンドの4枚目のアルバムです。レニングラード包囲戦をテーマとしたコンセプトアルバムとなっています。

 不安感高まる壮大なイントロで幕を開けるアルバムは、ダークなギターリフにハイトーンヴォーカルが優雅に歌い上げるミッドテンポのスケール感の大きい1から、シャープなプレイで突き進むネオクラ劇的ナンバーの2、壮大なイントロからの3は重厚な展開で進むドラマティックなナンバー、ミステリアスなイントロからの4は情感が高まるミッドテンポのナンバー、スペーシーなイントロからの5はソリッドなリフからエモーショナルな歌唱で盛り上げる開放感高まる曲、クラシカルなイントロからエッジの効いたリフを連ねる劇的スピードナンバーの6、ダークさが高まるヘヴィナンバーの7、華麗なギターは乱舞するネオクラ劇的ナンバーの8、情感たっぷりのパワーバラードの9、様式美高まる劇的展開で進む大作ナンバーの10、ボーナストラックの11には9のアコースティックバージョンが収録されています。

 三人の才能がぶつかり合う様式美とテクニカルなプレイが炸裂する劇的サウンドが繰り広げられていくアルバムは、期待を裏切らない充実の楽曲を揃えたものになっています。ブランクを感じさせないサウンドは、高い表現力を備えた三人の才能がぶつかりあい火花を散らしており、華麗な世界観を再現していきます。トニー・マカパインのプレイは充実と言うかアピール度が高いですが、ほとんどの作曲を手がけるヴィタリ・クープリがちょっと抑え気味なのが残念。ティモ・トルキはベースを弾いていますが特筆することはありません'`,、(´∀`) '`,、色々メンバーも忙しくて、今後の活動の展望も見えませんが充実のサウンドが満載の一枚でした。
同系統アルバム
FIFTH SON OF WINTERDOOM/IRON MASK
FACING YOUR ENEMY/AT VANCE
THE IVORY TOWER/ILLUSORY

CHASING THE DREAM/SKULL FIST

チェイシング・ザ・ドリーム/スカル・フィスト

SPIRITUAL BEAST IUCP-16182 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 カナダ出身のNWOTHMバンドの二枚目のアルバムです。ドラマーが交替しています。

 シュレッディングなギターリフを繰り出してパワー全開で突っ走る緩急の強いファストチューンの1から、エコーの掛かったハイトーンヴォーカルが80年代の空気を呼び起こす正統派メタルサウンドが展開されるアルバムは、ラウドなドラムがアリーナロック的なムードを生み出すキャッチーでエモーショナルなミッドテンポの2、唸りを上げるギターリフで突っ走るアップテンポのハイテンションな3、メイデン風味のリフワークで迫る躍動感高まるミッドテンポの4、どっかで聞いたようなタイトルの5はキレのあるリフで突っ走る勢いのあるスピードナンバー、モトリー・クルーっぽいロッキンなサウンドを展開するアップテンポの6はラウドなパートでスケール感をアップ。クランチーなリフで突っ走る躍動するアップテンポの7、クランチーなリフを重ねていくダイナミックなインストナンバーの8、不穏なイントロからリフが切り刻んでいくドライヴ感の強まるダイナミックな展開のスピードナンバーの9、ボーナストラックの10、11は2006年のデモバージョンが収録されています。

 ますますキレ味鋭く勢いを増していくサウンドは、バンドの成長を実感させるものになっており、懐かしさを感じさせるサウンドプロダクションも相まって若さと活力あふれる楽曲を揃えたヘヴィメタル然としたアルバムになっています。フックのある楽曲で一気呵成に走り抜ける、また一歩前進した一枚でした。
同系統アルバム
POWERDOSE/SPEEDTRAP
DEATH BY FIRE/ENFORCER
ARMED TO THE TEETH/STRIKER

DIVIDE AND CONQUER/SUICIDAL ANGELS

ディヴァイド・アンド・コンカー/スイサイダル・エンジェルズ

SPIRITUAL BEAST IUCP-16183 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 ギリシャ産バンドの五枚目のアルバムです。ベーシストが同名の別人に交替、ギタリストに新たに同郷の元エクサルシスのクリスを迎えて製作されています。ちなみに元ギタリストはエクサルシスに加入。

 吐き捨てヴォーカルがクランチーなギターリフに乗せて叫ぶアグレッシヴな突進ナンバーの1から、フラッシーなギターソロを絡めたオールドスタイルのスラッシュメタルを作り出していくアルバムは、タイトなフレーズを刻むイントロから邪悪なムードが広がるソリッドなミッドテンポの2、唸りを上げるギターリフで突っ走る緩急の大きい突進ナンバーの3、初期メタリカ風味な静かなイントロからの4は不穏な空気が充満するダイナミックな展開を見せるスピード感のあるナンバー、畳み掛けるドラムのビートが呼び起こす5はクランチーなリフが襲い掛かるスピードの緩急の激しい邪悪なナンバー、激しさを増して突進する緩急をつけた突撃スラッシュナンバーの6、荒れ狂うリフが炸裂するファストチューンの7、タイトなイントロから疾走パートとヘヴィパートを交錯するダイナミックな8、緩急激しく突っ走る突進ナンバーの9、タイトなビートで突き進むエッジの立った展開の大きいミッドテンポの10、ボーナストラックにはオカルティックなイントロから一気に突っ走るハイテンションのファストナンバーの11、12はイーヴルに突っ走るファストナンバーが収録されています。

 スレイヤーあたりをベースにベイエリアスラッシュやジャーマンスラッシュの要素をブレンドしていくスタイルは、いかがわしさ満点のサウンドを醸造しており変わらぬスラッシュメタルを追求していきます。タイトさが増したサウンド面は更に現代的なものにアップデートされており、劇的とも言えるダイナミズム高まる展開と共に最新鋭ながらも古き良き魅力を備えた楽曲が揃えられています。イーヴルなスラッシュメタルを継承するパワフルな一枚でした。
同系統アルバム
SPIRITUAL GENOCIDE/DESTRUCTION
THE DREAM CALLS FOR BLOOD/DEATH ANGEL
4:RISE OF THE MOSH MONGERS/F.K.Ü





Februaly

ALMAH | BEHEMOTH | CYNIC | FREEDOM CALL | IRON SAVIOR | STORMWARRIOR | VANDEN PLAS |

UNFOLD/ALMAH

アンフォルド/アルマー

KING RECORDS KICP-1678 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 元アングラのヴォーカル、エドゥ・ファラスキが中心となったバンドの4枚目のアルバムです。

 激しいギターリフで突き進むシリアスで攻撃的なスピードナンバーの1で始まるアルバムは、力強いハイトーンヴォーカルが歌い上げていくメロディとソリッドなサウンドが融合していき、ヘヴィリフでグイグイ迫るダークなメロディを紡ぐラウドロックなナンバーの2、ソリッドなリフで押し込むグルーヴィでテクニカルなヘヴィナンバーの3、リリカルなメロディで迫る優しいナンバーの4、メランコリックなメロディがタイトなリフと共に進むミッドテンポの5、迫力タップリのヘヴィリフで圧倒しつつ加速するアグレッシヴでドラマティックな6、ロマンティックなメロディが広がっていくドラマティックでポップな7、畳み掛ける躍動的なリフで突き進むダイナミックな劇的スピードナンバーの8、情感豊かな哀愁イントロから威嚇的に迫る展開の激しいテクニカルでグルーヴィなヘヴィナンバーの9、キャッチーなムードでヘヴィにロックしていく10、ブルージーなサザンロック風味のテクニカルな大作ナンバーの11、ピアノをバックにしたバラードナンバーの12、ボーナストラックには一体何バンドめだ、の「聖闘士星矢」主題歌のアコースティックカバーの13、ジャズのスタンダードナンバーの14が収録されています。

 バラエティに富む楽曲を揃えてきたアルバムは、ヘヴィロック路線を中心にテクニカルだったりメロディアスだったりスピーディだったりと多彩な要素を組み込みながら躍動感の強いサウンドを作り出していきます。様々な表情を見せるヴォーカルの実力が発揮される特徴的な楽曲は、確かな実力に裏打ちされるパフォーマンスによって命を与えられており、エドゥはアングラよりもドリーム・シアターをやりたかったんだなあ、みたいな(´∀` )自分のバンドでイキイキ歌っているエドゥが楽しそうな一枚でした。
同系統アルバム
SILENT REVENGE/HIBRIA
DREAM THEATER/DREAM THEATER
FEW AGAINST MANY/FIREWIND

THE SATANIST/BEHEMOTH

ザ・サタニスト【DVD付】/ベヒーモス

VICTOR VIZP-123 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 ポーランド出身のバンドの10枚目のアルバムです。

 威圧感高まるダークなリフに迎えられるアルバムは、グロウルによる邪悪な導きがヘヴィリフとコーラスを呼び起こす物語性の強い劇的展開の1から、恐怖感煽る展開の激しいブラックメタルを作り出していきます。ブルータルに突き進む攻撃性高まる起伏の激しい2、情念高まる荒々しいダイナミックなナンバーの3、イーヴルな感触を高めつつ躍動していくメロデス的なアップテンポの4、激しいドラムで圧倒していく攻撃的で不穏な狂乱ナンバーの5、叙情性高まるミッドテンポの劇的ナンバーの6、ヘヴィリフが威嚇的に迫る圧迫感高まる7、湿ったメロディを孕みつつ攻撃的に迫るテクニカルな突進ナンバーの8、壮大なイントロからの9は厚いコーラスが荘厳さを生み出しつつ壮絶な展開を見せるスケール感の大きい楽曲。ボーナストラックには、同郷のハードコアバンドのカバーの10、4枚目のアルバムからの彼らの代表曲の11、EPで発表された圧倒的な攻撃性で叩き伏せていくブルータルな12が収録されています。
 同梱のDVDはロシアでのライヴとドキュメンタリーが収録されています。

 邪悪で攻撃的でありながらフックのあるメロディで聴き易いと言う高難度の楽曲を自然体でやってのけるアルバムは、前作の完成度を更に高めてきたエクストリームなサウンドが展開されるアルバムは、エピックメタル的な側面が強化され劇的な暗黒劇場が開幕していきます。叙情性と怨念めいたメロディが積み重ねられ攻撃的なサウンドと融合した楽曲は、バンドの信念に基づく悪魔的な世界観を強固に構築していき、空気を塗り替えていきます。なぜか縁が無かったバンドでしたが、揺ぎ無い方向性を感じさせる充実の一枚でした。
同系統アルバム
EVERBLACK/THE BLACK DAHLIA MURDER
AT THE GATE OF SETHU/NILE
ÆNIGMA MYSTICA/MISANTHROPE

KINDLY BENT TO FREE US/CYNIC

カインドリー・ベント・トゥ・フリー・アス/シニック

MARQUEE MICP-11138 [☆☆☆] >>>>>BUY...?

 米国産プログレメタルバンドの三枚目のアルバムです。

 スペーシーなイントロからダイナミックな展開を見せつつ浮遊感のあるメロディが奏でられていくミッドテンポの1から、柔らかいヴォーカルによるポップでアンビエントなサウンドが繰り出されるアルバムは、テクニカルなプレイを絡めたメランコリックでポップな2、スペーシーで流動性の高い展開を見せる3、ダイナミックな起伏のある展開で聴かせる4、叙情感高まるメロディが緩急つけて描き出される5、テクニカルなリフワークで迫るエモーショナルなミッドテンポの6、ムーディなメロディが浮遊する緩急の大きい劇的ナンバーの7、重層的なヴォーカルのアプローチが神聖なムードを生み出す柔らかいナンバーの8が収録されています。

 初期の攻撃性なぞ一切合財切り捨てたら、プログレメタル、いやヘヴィメタルでも無くなったメロハーっぽいサウンドが繰り広げられていくアルバムは、なんでシニックの名前で出したんだろうな?と言う疑問符が浮かぶばかりですが、まあ70年代あたりのプログレッシヴロックの系譜に連なる楽曲を揃えています。ゆったりとした空気感と時折見せる手の込んだプレイは気持ちよく聴かせるものがありますが、全体的には少し緩い感じの印象が強まっていてフュージョンっぽい雰囲気を醸し出します。どちらかと言えば、ハードロック/ヘヴィメタル界隈じゃないほうが受けそうな一枚でした。
同系統アルバム
EL DORADO HOTEL/LANA LANE
DREAM THEATER/DREAM THEATER
WHEELS OF IMPERMANENCE/HEAVEN'S CRY

BEYOND/FREEDOM CALL [IMPORT]

ビヨンド/フリーダム・コール

SPV 266382 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 ドイツ出身のバンドの8枚目のアルバムです。リズム隊が刷新され、ドラマーにはアイアン・マスクなどで活動するラミー・アリ、ベースには初期に参加していたイルケール・エルジンが戻っています。

 期待感を高めるドラマティックな出だしから、癒し系ハイトーンヴォーカルが明朗でキャッチーなメロディを歌い上げていくアップテンポの壮大な1から、ファンタジックな世界観が展開されるアルバムは、軽快なホーンの響きに導かれる2は煽情性の強いメロディがソリッドなリフに乗って進むミッドテンポのナンバー、湿り気帯びたイントロからの3はスピード感とエッジを高めたダイナミックなナンバー、開放感と清涼感高まるアップテンポでロックするポップな4、叙情的なメロディの唄いだしから情感豊かに展開される重厚な劇的ナンバーの5、湿ったメロディが紡がれるタイトなミッドテンポの6、情感豊かなコーラスからの7は劇的に疾走するスピードナンバー、ホーンの響きに導かれるキャッチーでゴージャスなロックナンバーの8、タイトなリフで迫るミッドテンポの明るいハードロックナンバーの9、バグパイプも加わったグルーヴィなロックナンバーの10、煽情性強まるメロディで突き進むソリッドなミッドテンポの11、ハッピーでポップなメロディが躍動するアップテンポの12、センチメンタルなメロディが広がるミッドテンポの13、マーチ風のイントロから明朗なメロディが炸裂するアップテンポのハッピーな14で元気良く幕を閉じます。

 フリーダム・コールのイメージに忠実なハッピーでドラマティックなサウンドが広がっていくアルバムです、他のジャンルに色目を使ったみたいな楽曲はありません'`,、(´∀`) '`,、そうは言ってみたものの、誰もこのバンドに大幅な変化とか求めてはいないと思うので、この特徴的な爽やかなヴォーカルを最大限に活かした楽曲を揃えるだけで充分、いやアカペラでもいいくらいだ!メンバーチェンジで初期のムードを完全に取り戻した万人に聴きやすい一枚でした。
同系統アルバム
THE PHANTONAUTS/QANTICE
THE UNIVERSALITY/GALDERIA
MORNING DWELL/MORNING DWELL

RISE OF THE HERO/IRON SAVIOR

ライズ・オヴ・ザ・ヒーロー/アイアン・セイヴィアー

MARQUEE MICP-11139 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 ジャーマンパワーメタラーの8枚目のアルバムです。

 不穏な空気が漂うスペーシーなイントロから、ダイナミックなリフとダミ声ヴォーカルで勇壮に突き進むアップテンポの2へと繋がるアルバムは、タイトなリフを刻んでいくドラマティックなスピードナンバーの3、哀愁帯びたギターが疾走するテンション上がる突撃ナンバーの4、叙情性高まるメロディが躍動的に紡がれるアップテンポの5、どこのライド・ザ・スカイだって言うイントロの高速ナンバーの6、タフなリフを刻んでいくタイトなミッドテンポの7、ダークな雰囲気が高まるヘヴィナンバーの8、キャッチーなメロディが哀愁帯びて進むハードロッキンな9はスウェーデンのマンドゥ・ディアオのカバー。勇ましいメロディで突進するスピードナンバーの10、バラードパートから始まるヘヴィナンバーの11、12は勢いのある躍動的なアップテンポのナンバー、ボーナストラックには既存曲のリ・レコーディングバージョンが二曲収録されています。

 メロディとパワーを融合させつつ無骨に突き進んでいくスタイルはやっぱり変わらず、テンションの上がるジャーマンメタルが繰り広げられていきます。ええと、いつもと違うところは…うん無いな!'`,、(´∀`) '`,、そんなわけで、いつでも安心ジャーマンメタル太鼓判の一枚でした。
同系統アルバム
THE UNIVERSALITY/GALDERIA
DELIVERING THE BLACK/PRIMAL FEAR
THE FICTION MAZE/PERSUADER

THUNDER & STEELE/STORMWARRIOR

サンダー・アンド・スティール/ストームウォリアー

SPIRITUAL BEAST IUCP-16184 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 ドイツ出身パワーメタラーの五枚目のアルバムです。ドラマーが交替しています。

 ドカドカ激しく突っ走る問答無用のハイスピードナンバーの1から、勇ましいメロディがハイトーンヴォーカルと雄々しいコーラスによって描き出されていくアルバムは、細かいリフワークで突き進むアップテンポの劇的ナンバーの2、畳み掛ける疾走感の強いリフが躍動するドラマティックなアップテンポの3、扇情的なメロディがドラマティックに突っ走る疾走ナンバーの4、泣きのメロディを孕んだリフとツインリードで突き進む緩急の大きいファストナンバーの5、タイトなビートで突っ走るアップテンポの6、ダイナミックなイントロからの7は躍動感と攻撃性が交錯する劇的ナンバー、情感高まるメロディで迫る重厚なミッドテンポの8、激しくシュレッドするリフで突き進む疾走ナンバーの9、壮大なイントロからの10は激しいリフが荒れ狂う劇的疾走ナンバー、ボーナストラックの11は、やっぱり突っ走る疾走ナンバーが収録されています。

 カイ・ハンセン流派を継承していくハイトーンヴォーカルが炸裂するジャーマンメタルが飽和するアルバムは、勢いだけで突っ走る初期ハロウィン〜ガンマ・レイ的楽曲を揃えたやっぱりいつも通りのサウンドになっていて、どこを切ってもザクザクギターが切り刻むアグレッシヴな展開が満載です。ツインギターのハーモニーも随所で炸裂する荒々しい疾走曲を揃えてメタル魂を震わせる姿勢には、既に中堅の領域に入ったバンドの信念を感じさせます。特別変わったことは何もありませんが、過不足無くジャーマンメタルな一枚でした。
同系統アルバム
DEATH BY FIRE/ENFORCER
THE FICTION MAZE/PERSUADER
MASTER OF CONFUSION/GAMMA RAY

CHRONICLES OF THE IMMORTALS: NETHERWORLD (PATH 1)/
VANDEN PLAS
[IMPORT]

クロニクル・オヴ・ジ・イモータルス:ネザーワールド(パス1)/ヴァンデン・プラス

FRONTIERS FRCD636 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 ドイツ出身のバンドの7枚目のアルバムです。同郷のSF・ファンタジー作家、ヴォルフガング・ホールバインとコラボレーションしたコンセプトアルバムになっています。

 リリックなイントロダクションとナレーションが導いていくアルバムは、ピアノの美しい響きが情感を高めていく1からエモーショナルなヴォーカルとドラマティックな展開で迫り、緊迫感が高まるソリッドなリフで展開する情感豊かなミッドテンポの劇的大作ナンバーの2、ダイナミックでテクニカルなリフワークで迫るタイトなミッドテンポの3、メランコリックなイントロから女性ヴォーカルも加わってセンチメンタルに迫る小品の4、女性ヴォーカルに導かれる5はスタジオ・ジブリみたいな繊細なメロディを紡ぎつつ情感を高めていくドラマティックなナンバー、ソリッドなリフでパワフルに進むダイナミックで起伏の大きいミッドテンポの6、スケール感を高めた力強いリフワークが鮮やかに展開されるダイナミズム高まる劇的ナンバーの7、静かな始まりからピアノの調べと共にデュエットで情感豊かに迫るバラードの8、緊迫感高まるイントロからヘヴィリフとキーボードが交錯していくエモーショナルな劇的ナンバーの9、情動高まるヴォーカルがパワフルなリフを導くミッドテンポのエモーショナルな10が収録されています。

 情感豊かなメロディを軸に、物語世界を描き出していくアルバムは、バンドの得意とするドラマティックな演出が相乗効果を発揮して強く感情を揺さぶっていく楽曲を揃えていきます。スピードナンバーは一曲もありませんが、もうこのバンドには特に要求されないと思われるので大きな問題は無いですし、それ以上に力の入った大作が並べられていきます。安定感のある演奏と芯の定まったブレの無い姿勢が劇的な楽曲へと昇華する、二部作の後編が待たれるベテランバンドの円熟の一枚でした。
同系統アルバム
SILVERTHORN/KAMELOT
A MIND'S CHRONICLE/INFINITA SYMPHONIA
KINDLY BENT TO FREE US/CYNIC





March

ARMORY | GAMMA RAY | HAMMERCULT | MORNING DWELL | QANTICE | SAVAGE MESSIAH | SEBASTIAN BACH | SINBREED | SONATA ARCTICA | RONNIE JAMES DIO TRIBUTE |

EMPYREAN REALMS/ARMORY

エンピリアン・レルムズ/アーモリー

SPIRITUAL BEAST IUCP-16186 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 マサチューセッツ出身ながらもメタルコアじゃないメロディックメタルバンドの2013年に発表された二枚目のアルバムです。

 キラキラした劇的イントロから始まるアルバムは、ハイトーンヴォーカルに導かれるファンタジックでドラマティックな1で、キーボードとギターが絡み合う巧みなプレイを聴かせていき、キラキラキーボードに導かれて突き進むアングラっぽい展開を聴かせる劇的スピードナンバーの2、開放感あふれるメロディが印象的なミッドテンポの3、ミステリアスなイントロからテクニカルに発展していく壮大さがあふれる4、勇壮なイントロからエモーショナルに展開するドラマティックなインストナンバーの5、ネオクラシカル風な劇的展開で進むアップテンポの6、求心力の高いメロディ連発で進むミッドテンポのキャッチーな7、タイトなリフがテクニカルな展開とキャッチーなコーラスを導くアップテンポの8、壮大なイントロからポップ感と叙情性が交錯するアップテンポのナンバーの9、ボーナストラックにはライオットのカバーの10、ハロウィンのカバーの11、ヴァージン・スティールのカバーの12が収録されています。

 爽やかなメロディと明朗なサウンドが生み出す楽曲は、伝統的なメロディックメタルの香りを保ちつつ勢いを感じさせるものになっており、欧州産バンドの系譜に連なるアルバムに仕上げられています。伸びやかなハイトーンヴォーカルはクセも少なく、時折テクニカルなプレイを見せるギターもアクセントになって、聴きやすく受け入れやすいサウンドが広がります。時々思い出したようにアメリカからもこんなバンドが現れますが、大抵活動に苦労するので活動拠点をヨーロッパに移したほうが成功できるんじゃないかなあ、と思わざるを得ない充実した一枚でした。
同系統アルバム
OVERCOMING LIMITS/AGE OF ARTEMIS
DIGITAL LIES/LORD
WORLD CHANGED FOREVER/DREAMTALE

EMPIRE OF THE UNDEAD/GAMMA RAY

エンパイア・オブ・ジ・アンデッド/ガンマ・レイ

VICTOR VICP-65215 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 ジャーマンメタルゴッドことカイ・ハンセン率いるガンマ・レイの11枚目のアルバムです。

 静かな始まりを見せるイントロからの大作ナンバーの1で、スケール感の大きい重厚な展開を見せるアルバムは、ジューダス・プリーストを思い出さずにはいられない、落ち着いたムードを吹っ飛ばすテンション上げるパワフルでダイナミックなファストチューンの2へ。アクセプトっぽいグルーヴ感高まるミッドテンポの3、ソリッドなリフが躍動するアップテンポのキャッチーな4、キャッチーなメロディのガンマ・レイ節が炸裂するアップテンポの5、“HIT THE LIGHTS”〜“MONEY”〜“EXCITER”と色々繋いでいくよ!な劇的展開のスピードナンバーの6、クィーンみたいなコーラスが印象的なパワーバラードの7、パニクるSEからヘヴィリフを展開させていくエモーショナルでダークな8、躍動するビートとメロディで突っ走る起伏の大きいアップテンポの9、煽情性高まるメロディがタイトなリフに乗って突き進むダイナミズム高まるスピードナンバーの10、ボーナストラックの11は何だコレ'`,、(´∀`) '`,、どっかのカバーじゃないのか……。

 そんなこんなで今回もご他分に漏れずインスパイアされたフレーズが散りばめられつつも、より核心的なヘヴィメタルへと進んでいくサウンドが展開されていくアルバムは、カイ・ハンセンの歌唱力がきっと向上した影響で、いつも以上の安定感のあるものになっています。もうすっかり文字通りヘヴィメタルを体現する存在になっているバンドの方向性にもまったく揺らぎ無く、コンパクトにまとめられた楽曲がバラエティ豊かに揃えられています。スタジオが全焼した影響も全く無かったな!(´∀` )もう既に二代目メタルゴッドを襲名してるよね!なカイ・ハンセンとその仲間達のヘヴィメタル魂が充填された一枚でした。
同系統アルバム
STEELHAMMER/U.D.O.
BATTLE BEAST/BATTLE BEAST
THUNDER & STEELE/STORMWARRIOR

STEELCRUSHER/HAMMERCULT

スティールクラッシャー/ハンマーカルト

SPIRITUAL BEAST IUCP-16188 [☆☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 イスラエル出身のバンドの二枚目のアルバムです。

 不気味な空気感と勇壮さが高まるイントロダクションで幕を開けるアルバムは、ダイナミックなリフが激しく繰り出されるブルータルな突進スラッシュナンバーの2でその姿を露にしていきます。グロウルとスクリームで荒れ狂うヴォーカルが導く楽曲は、さらに勢いを強めていく突撃ナンバーの3、緩急も激しく突き進む北欧メロデス的な要素も加わった突進ナンバーの4、キレのあるビートとフックのある熱いコーラスで疾走感の強まる5、ドライヴ感高まるリフで進む起伏の激しい疾走ナンバーの6、哀愁帯びたドラマティックなイントロからの7は畳み掛けるリフとブルータルなヴォーカルが劇的展開を彩るダイナミックなナンバー、ブルータルに突っ走る突撃パートと劇的なコーラスパートのコントラストが鮮やかな高密度の8、タイトなビートがパンキッシュに突っ走る高速モーターヘッドみたいな疾走感が心地よい9、イーヴルな空気が高まるドライヴするファストチューンの10、不穏なヘヴィリフに誘われるやっぱり遮二無二突っ走る突進ナンバーの11、クランチーなリフでぶっちぎる超高速ナンバーの12、最後までスピードを緩めない突撃ナンバーの13ではイン・フレイムスみたいなコーラスとメランコリックなアウトロを聴かせます。ボーナストラックには 14はアクセプト、15はランニング・ワイルド、16はモーターヘッドのカバーが収録されています。

 スラッシュメタルをベースに、ブラックメタルの荘厳さや北欧メロディックデスメタルの劇的さを取り込んでいくアルバムは、珍しいところから現れた新世代スラッシュメタルの勢いを強く感じさせるもので、先達へのリスペクトや現代的なサウンドを取り入れてエクストリームな楽曲を揃えていきます。上げ下げの激しいテンションの高いヴォーカルにフラッシーなプレイを見せるギターソロとメロディを絡めたダイナミックな展開は、正統派メタルの息吹も感じられる力強さにあふれており、メタル全盛期の頃にバンドのルーツがあることを伺わせます。ともかくアクセプトのカバーをやってるだけで応援したくなる、全編に渡ってとことん速い強力な一枚です。
同系統アルバム
SPIRITUAL GENOCIDE/DESTRUCTION
HALO OF BLOOD/CHILDREN OF BODOM
BLOODBATH/SUICIDAL ANGELS

MORNING DWELL/MORNING DWELL

モーニング・デュエル/モーニング・デュエル

KING RECORDS KICP-1680 [☆☆☆] >>>>>BUY...?

 2000年ごろに結成されたスウェーデン出身のバンドのデビューアルバムです。

 勇ましい重厚で壮大なイントロダクションに導かれるアルバムは、ハイトーンヴォーカルが劇的展開を見せるバックで歌い上げるアップテンポの開放感高まる2へと進んでいき、キャッチーなメロディが弾む高揚感上がるアップテンポの3、メランコリックなイントロから骨太のリフでゆったりと進むミッドテンポの4、爽やかなメロディが飛翔するアップテンポのキャッチーなナンバーの5、エッジの効いたリフで突き進む鋭角さを増したスピードナンバーの6、小刻みなリフでタイトに迫る開放感のあるメロディが飛翔するミッドテンポの7、キャッチーでポップなメロディが躍動するアップテンポの8、キラキラしながら駆け抜ける軽快で明朗なアップテンポの9、勢いよく突っ走る疾走ナンバーの10、ダークなムードを高めつつスリリングな展開を繰り広げていく劇的大作ナンバーの11、ボーナストラックの12にはリリカルなパワーバラードナンバーが収録されています。

 調子の良くないマイケル・キスクみたいなヴォーカルがキーパー時代のハロウィンドラゴンフォースをちょっぴり振りかけたみたいな曲を唄うと言う、まさに新世代ハロウィンフォロワーなアルバムですが、何と言うかハロウィン全盛期当時のハロウィンフォロワーみたいな印象を受けます、あんまり最近の風潮を気にしない感じみたいな。ヴォーカルが高音でフラフラしていて聴いていて落ち着かないとかありますが、演奏的には割と安定しているので、このスタイルに愛着があるリスナーなら問題なく楽しめそうです。とりあえず中心人物がヴォーカルということで交替で何とかなることは無いので、歌唱力の向上が期待される一枚でした。
同系統アルバム
DIGITAL LIES/LORD
STRAIGHT OUT OF HELL/HELLOWEEN
THUNDER & STEELE/STORMWARRIOR

THE PHANTONAUTS/QANTICE

ザ・ファントノウツ/カンタイス

RADTONE MUSIC RADC-085 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 フランス出身のバンドの二枚目のアルバムです。バンドの結成は2002年頃となっています。

 幻想的なムードのシンフォニックなイントロダクションに導かれるアルバムは、ムードを引き継ぎつつ緊迫感を高めていくドラマティックなスピードナンバーの2へと進み、華麗な展開と扇情的なメロディを唄いあげるハイトーンヴォーカルが交錯するサウンドは、スリリングなイントロからのタメを効かせた起伏の大きい劇的展開を見せるスピードナンバーの3、寂寥感漂うオペラティックな導入部からダイナミズムを高めつつ進んでいくミッド〜アップテンポの哀愁ナンバーの4、ソリッドなリフワークで進みクラシカルなフィーリングが強まる劇的演出を見せていくミッドテンポの5、センチメンタルなメロディを紡ぎだすバラードナンバーの6、重厚なムードのイントロからの7は壮大な世界が広がるミッドテンポの7、優雅なイントロからファンタジックでフォーキーなムードが高まるインストナンバーの8、緩急大きくドラマティックに疾走していくスピードナンバーの9、スペーシーなイントロから情感豊かなメロディを高めていく劇的ナンバーの10、ロマンティックなメロディで進む優しいナンバーの11、ボーナストラックの12は3のインストバージョンが収録されています。

 伸びやかな歌唱を聴かせるハイトーンヴォーカルを中心にシンフォニックなサウンドを作り出していくアルバムは、ヴァイオリン選任メンバーがいると言うあたりからも察せられるクラシカルな展開と訴求性の高いメロディが合わさった魅力的なものになっています。叙情性高まるメロディは何だかイタリアのバンドっぽいですが、そこにフレンチの優雅さやプログレ的な展開が加わって幻想的で壮大な世界観が広がって聴き手を巻き込んでいきます。フランスってまだ隠し玉が残ってるなあ、と思わせるやたらと完成度の高い新世代シンフォニックメタルな一枚でした。
同系統アルバム
LEAVING ALL BEHIND/NAUTILUZ
WAR OF AGES/SERENITY
CLOUDRIDERS PART 1 - ROAD TO SKYCITY/KERION

THE FATEFUL DARK/SAVAGE MESSIAH

ザ・フェイトフル・ダーク/サヴェージ・メサイア

TROOPER ENTERTAINMENT QATE-10050 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 2007年に結成された英国産バンドの三枚目のアルバムです。

 湿ったメロディが哀愁を誘うイントロダクションに導かれるアルバムは、キレのあるギターリフが荒れ狂う起伏の激しいアグレッシヴなファストチューンの1から、ザラついた声質のヴォーカルがソリッドなメロディを歌い上げるダイナミックなナンバーを揃えていき、ドラマティックなイントロからの2はタイトなリフで突き進むアップ〜みっどテンポのパワフルでエモーショナルなナンバー、クランチーでソリッドなリフで圧倒していくブラインド・ガーディアンみたいなコーラスとかアイアン・メイデンみたいなサビとかテスタメントみたいなギターソロも飛び出す突撃ナンバーの3、細かいリフワークとフラッシーなギターソロで迫るタイトなミッドテンポの4、メランコリックなムードが高まるパワーバラード風ナンバーの5、ヘヴィリフがじわじわ迫りくるエモーショナルなナンバーの6、ダークなリフがメランコリックな空気を作り出す7は、どこの“ONE”だって言う展開の鮮やかなミッドテンポのナンバー、SEからの8は激しいリフが炸裂するスラッシーな突進ナンバーでアウトレイジのカバーかとオモタ( ´∀`) 凄くテスタメントです…な、さらに殺傷力を増して突っ走る突撃ナンバーの9、タフなギターリフとダイナミックな展開で圧倒するパワフルなミッドテンポの10、 ボーナストラックの11はアイアン・メイデン、12はダイヤモンド・ヘッド、13はモーターヘッド、14はメタリカの珍しい選曲のカバーが収録されています。

 英国産らしい空気を孕んだスラッシュ/パワーメタルを作り出していくアルバムは、正統派メタルの流れを確かに汲んだダイナミズムを生み出していく展開と、勢いのあるサウンドが交差する手堅いものになっています。伝統を模索しすぎて、お約束過ぎる展開が安定感とマンネリズムの間を行き来するあたりとか、時々現れるオマージュとか、中盤の楽曲の並びが無理筋なんじゃないの、みたいなところが少し気になるものの、ヘヴィメタル然とした手応えを正しく与えていきます。年季の入ったリスナーほど既視感に襲われるものの、ヘヴィメタルらしいサウンドが充満する一枚でした。
同系統アルバム
OUTRAGED/OUTRAGE
DARK ROOTS OF EARTH/TESTAMENT
TALES OF THE WEIRD/PARADOX

GIVE 'EM HELL/SEBASTIAN BACH

ギヴ・エル・ヘル/セバスチャン・バック

MARQUEE MICP-11145 [☆☆☆] >>>>>BUY...?

 不変のロックスター、セバスチャン・バックの三枚目のソロアルバムです。スティーヴ・スティーヴンスやダフ・マッケイガンなどが楽曲を提供しています。

 タイトなギターリフが重量感たっぷりに展開されていくミッドテンポの1から、グルーヴィでエモーショナルなナンバーがヘヴィロックしていくアルバムは、グルーヴィなリフが響く中ハイトーンヴォーカルが情感タップリに歌い上げるミッドテンポの2、ダークなリフで進みつつ緊迫感を高めていくミステリアスなヘヴィナンバーの3、グルーヴィなヘヴィロックナンバーの4、メランコリックでダークなスローナンバーの5、エッジの効いたリフがエモーショナルな歌唱を導く躍動感のあるミッドテンポの6、包容力のあるメロディを聴かせるバラード風ナンバーの7、テンションあげて突き進むミッドテンポのダークな8、9はエイプリル・ワインのカバー、ミッドテンポのヘヴィロックナンバーの10、ヘヴィリフが迫りくるアグレッシヴなミッドテンポの11、ダークでミステリアスな12、ボーナストラックの13は9のアコースティックバージョンが収録されています。

 個々のパフォーマンスはクオリティも高くてヘヴィロックとしては、きっと良い出来なんだろうけど、バズに皆が求めてる曲ってやっぱりコレじゃないよな'`,、(´Д`;) '`,、なぜ誰もバズにストレートでエナジー全開のハードロックナンバーを薦めないのか…。今時風味のモダンなナンバーとかいらんのじゃー!と言う心の叫びがつい出てしまう、そんな一枚。ラウドパークで盛り上がった曲って“SLAVE TO THE GRIND”だったんだけどなあ。
同系統アルバム
POST MORTEM/BLACK TIDE
GOLIATH/BUTCHER BABIES
HAIL TO THE KING/AVENGED SEVENFOLD

SHADOWS/SINBREED

シャドウズ/シンブリード

KING RECORDS KICP-1682 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 ドイツ出身のバンドの二枚目のアルバムです。ブラインド・ガーディアンに加入したドラマーが参加していましたが、今作ではギタリストのマーカス・ズィーペンまで加入しています。

 畳み掛けるダイナミックなドラムとソリッドなギターリフで突き進むハードアタッキンな突進ナンバーの1で一気にテンションを上げるアルバムは、ダミ声ハイトーンヴォーカルが力強く歌い上げる骨太のパワーメタルサウンドを展開させていき、初期のブラインド・ガーディアンを彷彿とさせる激しいリフを叩きつけてくるアグレッシヴでソリッドな2、湿ったメロディが情感豊かに迫るタイトなファストチューンの3、哀愁漂うメロディで突き進むタイトな劇的ナンバーの4、クランチーなリフが緊迫感とダイナミズムを高めるミッドテンポの5、シュレッディングなリフと劇的メロディで突っ走るスピードナンバーの6、ダークでソリッドなリフが叩き込まれる緩急の大きいナンバーの7、叙情メロディで突き進む劇的展開のダイナミックな8、9、メランコリックなイントロからの10はタイトなリフが畳み込まれるドラマティックなアップテンポのナンバー、ボーナストラックの11には4のライヴバージョンが収録されています。

 スラッシュメタルすれすれの激しいパワーメタリックなサウンドを情熱的に繰り広げていくアルバムは、経験のあるメンバーの参加によってプレイの安定感と重量感、さらに硬質感を高めてベテランバンドのような風格を醸し出していきます。正統派メタル然としたダイナミズムと劇的展開はパワフルなサウンドと相まって高揚感高まる楽曲に仕上げていますが、似た空気の楽曲が多いとか密度が濃すぎて聴き手のほうは序盤の興奮が最後までは維持できない感じです。熱気と力感あふれるヘヴィメタルの王道を突き進む強力な一枚でした。
同系統アルバム
DELIVERING THE BLACK/PRIMAL FEAR
KILLHAMMER/MYSTIC PROPHECY
RISE OF THE HERO/IRON SAVIOR

PARIAH'S CHILD/SONATA ARCTICA

パライアズ・チャイルド/ソナタ・アークティカ

MARQUEE MICP-11160 [☆☆☆] >>>>>BUY...?

 フィンランド出身のバンドの8枚目のアルバムです。ベーシストが交替しています。

 メロウなメロディで進むセンチメンタルでポップな1で始まるアルバムは、叙情的なメロディがタイトなリフに乗って進むアップテンポの2、ドラマティックに感情を高めていくミッドテンポの3、キャッチーなコーラスが印象に残るメランコリックな4、ミステリアスなイントロからの5は多彩なヴォーカルワークで情景を描き出す劇的ナンバー、物悲しいメロディが紡がれるミッドテンポの6、静かなイントロからロックしていく躍動的でエモーショナルなアップテンポの7、畳み掛けるキャッチーなメロディが芝居がかった情感を露にしていくアップテンポの8、バラードナンバーの9、シンフォニックなイントロからの10は情感を高めるコーラスワークが壮大でオペラティックなナンバー、ボーナストラックの11はロマンティックでメランコリックなミッドテンポのナンバーが収録されています。

 煽情性の強い叙情メロディが満載のメロディックメタルを作り出していくアルバムは、一時期よりは元気を取り戻したアクティヴなものになっており、演劇的な感情の起伏がストレートに伝わる楽曲が揃えられていきます。とは言え、初期のような蒼い衝動みたいな聴き手を揺さぶる情動性やスピード感を取り戻すところまでは至っていません。もっとも今更取り戻せる気もしませんが(´Д`;)北欧の叙情メロディが楽しめる安定感のある一枚でした。
同系統アルバム
VERGE/CARDIANT
RISING FROM ASHES/SILENT FORCE
THE IVORY TOWER/ILLUSORY

THIS IS YOUR LIFE - RONNIE JAMES DIO TRIBUTE -/V.A

ディス・イズ・ユア・ライフ〜ロニー・ジェイムズ・ディオ・トリビュート/V.A.

WARNER MUSIC WPCR-15630 [EXTRA] >>>>>BUY...?

 2010年に逝去したロニー・ジェイムズ・ディオへのトリビュートアルバムです。

■NEON KNIGHTS/ANTHRAX
 スラッシュ四天王がトップバッター!?みたいな驚きに満ちたラインナップですが、ジョーイ・ベラドナの唄いっぷりのあまりにも違和感が無くて違和感'`,、(´∀`) '`,、

■THE LAST IN LINE/TENACIOUS D
 ディオが出演した映画「テネイシャスD-運命のピックをさがせ!」で知られるジャック・ブラックのロックバンドによる忠実なカバー。

■THE MOB RULES/ADRENALINE MOB
 アドレナリン・モブだから“THE MOB RULES”なのか?そうなのか!?

■RAINBOW IN THE DARK/COREY TAYLOR, ROY MAYORGA, SATCHEL, CHRISTIAN MARTUCCI, JASON CHRISTOPHER
 スリップノットのコリィ・テイラーなど最近の世代のアーティストによるカバー。当人たちの楽曲には影響がほとんど感じられないのに、敬意の念がひしひしと伝わります。

■STRAIGHT THROUGH THE HEART/HALESTORM
 女性ヴォーカル擁するヘヴィロックバンドによるタフなカバー。

■STARSTRUCK/MOTORHEAD WITH BIFF BYFORD
 モーターヘッドにサクソンのビフ・バイフォードが参加と言う、ちょっと濃すぎで胃もたれしそうなカバー'`,、(´∀`) '`,、

■THE TEMPLE OF THE KING/SCORPIONS
 ドイツの国民的バンドによる丁寧なカバー。

■EGYPT (THE CHAINS ARE ON)/DORO
 ドイツの姉御によるドラマティックなカバー。

■HOLY DIVER/KILLSWITCH ENGAGE
 メタルコアバンドによるヘヴィなカバー、って普通に唄えるんじゃん…(´Д`;)グロウルいらね。

■CATCH THE RAINBOW/GLENN HUGHES, SIMON WRIGHT, CRAIG GOLDY, RUDY SARZO, SCOTT WARREN
 故人と何かと縁のあったアーティストによるカバー。

■I/ONI LOGAN, JIMMY BAIN, ROWAN ROBERTSON, BRIAN TICHY
 やっぱり何かと故人と(ry

■MAN ON THE SILVER MOUNTAIN/ROB HALFORD, VINNY APPICE, DOUG ALDRICH, JEFF PILSON, SCOTT WARREN
 ロブ・ハルフォードをはじめとする錚々たるメンバーによる豪華なカバー。

■RONNIE RISING MEDLEY (FEATURING A LIGHT IN THE BLACK, TAROT WOMAN, STARGAZER, KILL THE KING)/METALLICA
 さすがメタリカ、四曲もやっちまうぜ!そこにしびれ(ry いやいや、いいところ持ってき過ぎじゃないですかね。

■THIS IS YOUR LIFE/DIO
 1996年発表の「ANGLY MACHINES」収録の楽曲。

■HEAVEN AND HELL/STRYPER *
 クリスチャン・バンドによる真っ当なカバー。

■STAND UP AND SHOUT/DIO DISCIPLES *
 元ジューダス・プリーストアイスド・アースのティム・リッパー・オーウェンズ、元リトル・エンジェルのトビー・ジェプソンのヴォーカル二人を迎え、DIOのラスト・メンバーが集結したバンドによるカバー。



 そんなわけで、これだけのメンバーにトリビュートされるアーティストってもう数えるほどしか残ってないよな…と感慨深く。もう集まらないことを願いたいところですが、今年も訃報があるんだろうなあ(´Д`;)
同系統アルバム
A TRIBUTE TO THE PRIEST/VARIOUS ARTIST/V.A.
A TRIBUTE TO THE BEAST/V.A.
A TRIBUTE TO ACCEPT/V.A.





April

ANCIENT BARDS | BRAINSTORM | EDGUY | MEKONG DELTA | WARDRUM |

A NEW DAWN ENDING/ANCIENT BARDS

ア・ニュー・ドーン・エンディング/エインシェント・バーズ

SPIRITUAL BEAST IUCP-16190 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 イタリア出身のバンドの三枚目のアルバムです。ギタリストが一人脱退しています。

 ナレーションが導く壮大なイントロダクションで幕を開けるアルバムは、重厚なコーラスワークが迫力満点のシンフォニックなスピードナンバーの2で一気にドラマ性を高めていき、壮大なムードを提示するファンタジックなミッドテンポの3、攻撃性を増して突き進むスリリングなアップテンポの4、メランコリックなメロディが紡がれるリリカルな5、ファビオ・リオーネが参加する6はソリッドなリフと叙情メロディが交錯するダークでドラマティックなナンバー、静かな出だしからの7はエモーショナルなヴォーカルが重厚なバックに彩られ緩急の激しく加速していくダイナミックなナンバー、フォーキーなメロディを孕んだイントロから疾走するスピードナンバーの8、物悲しいメロディがファンタジックに紡がれ鮮やかなインストパートへと進む9、荘厳で不穏なイントロが導く10はグロウルや演劇的な要素も加わってシリアスなムードが高まる劇的大作ナンバー、ボーナストラックの11は優しいメロディのロマンティックなナンバーが収録されています。

 すっかり品格の上がったシンフォニックメタルを作り出すことに成功したアルバムは、初期の熱気こそ失われたものの、壮大でファンタジックな世界観を構築して劇的空間を彩っていきます。バックの演奏がゴージャスになった影響もあって、女性ヴォーカルのパワー不足が目立つようになってますが、演出面や装飾は没入感の高いものに仕上げられており、全体的には満足のいくものに。すっかり頭角を現した充実の堂々とした一枚でした。
同系統アルバム
CLOUDRIDERS PART 1 - ROAD TO SKYCITY/KERION
PANDEMONIUM/OPERADYSE
THE END OF THE BEGINNING/LIV MOON

FIRESOUL/BRAINSTORM [IMPORT]

ファイアソウル/ブレインストーム

AFM RECORDS AFM 468-2 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 ドイツ産パワーメタルバンドの2014年に発表された10枚目のアルバムです。

 パワフルでスケール感の大きいイントロが呼び起こすタイトなギターリフとエモーショナルなメロディを唄い上げる粘りのあるヴォーカルが繰り広げるダイナミズム他か増すミッドテンポのパワーメタルナンバーの1から、硬質と情感が交錯するサウンドが展開されるアルバムは、躍動的でソリッドなギターリフを繰り出し緊迫感を高めるアップテンポのタイトな2、焦燥感高まるリフが湿ったメロディを導く重量感たっぷりのミッドテンポの3、扇情的な情感が高まるエモーショナルなギターとヴォーカルが絡み合うミッドテンポの4からムードを引き継いで繊細なコーラスワークが導く情感高まるパワーバラード風のミッドテンポのドラマティックな5へ。フックのあるメロディとタイトなリフが威嚇的に迫るアグレッシヴでソリッドなミッドテンポの6、叙情リフで突き進むエモーショナルなアップテンポの7、ダークなリフが緊張感を持って迫るタイトなミッドテンポの8、哀愁はらむギターリフが情感を揺さぶるエモーショナルなミッドテンポの9、叙情性たっぷりのメロディが染み入るパワーバラード風のエモーショナルなナンバーの10が収録されています。

 サウンドの方向性はこれまで通りで、安定したクオリティを保ったヨーロピアンスタイルのヘヴィメタルが展開されていきます。前作よりもさらに躍動感が高まった楽曲は、情感豊かなメロディと共に叙情性を伴ったギターソロとパワフルな演奏が合わさって訴求力の高いものになっています。スピードナンバーは無いものの、さらに強化されたメロディがもたらす哀愁とメタリックなサウンドが満足感を与える一枚です。
同系統アルバム
PLAGUES OF BABYLON/ICED EARTH
KILLHAMMER/MYSTIC PROPHECY
THE YEAR THE SUN DIED/SANCTUARY

SPACE POLICE - DEFENDERS OF THE CROWN/EDGUY

スペース・ポリス-ディフェンダーズ・オヴ・ザ・クラウン(初回限定盤)/エドガイ

MARQUEE MICP-90075 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 ドイツ出身のバンドの十枚目のアルバムです。

 エッジの効いたソリッドなリフで始まるアルバムは、伸びやかなヴォーカルが歌い上げていくシリアスなムードのソリッドなアップ〜ミッドテンポのミステリアスな1から、多彩なメロディを紡いでいくアルバムは、スペーシーで奇妙なムードが高まる中、キャッチーなコーラスが印象的なミッドテンポのタイトな2、ライヴ感の高まる3は鞘鳴り音のSEから躍動感のあるリフで突き進むスピード感のあるアップテンポのドラマティックなナンバー、グラムロック的なムードのハッピーなミッドテンポの4、鋭いリフで突き進む伸びやかなサビとギターソロが印象的なソリッドなナンバーの5、30年近く前か…のかなり懐かしいカバー曲の6を経て、緩急の強いダイナミックなアップテンポのシリアスなナンバーの7、湿ったメロディが響くエモーショナルで展開の細かい8、爽やかさのあるバラードナンバーの9、静かなヴォーカルで始まる10はエスニックなムードも加えられる起伏の大きい大作ナンバー。ボーナスディスク収録の1はピアノをバックに歌い上げる雄大なナンバー、2はロマンティックなバラードナンバー、3は本編2よりヴォーカルがエキセントリックなバージョン、4、5、6、7は本編のインストバージョンが収められています。

 70〜80年代メタルをリスペクトしながらも現代に生きる躍動的なサウンドを作り出していくアルバムは、様々な表情を見せながら鮮やかな楽曲を揃えていきます。ダイナミズムが充満した楽曲は、バラエティに富みながらも芯の確かな骨太のサウンドに支えられており、大御所っぽい風格さえ漂う余裕と充実感にあふれています。普遍的で幅の広いヘヴィメタルを作り出していく野心的な一枚でした。
同系統アルバム
THE MYSTERY OF TIME/TOBIAS SAMMET'S AVANTASIA
BEYOND/FREEDOM CALL
UNISONIC/UNISONIC

IN A MIRROR DARKLY/MEKONG DELTA [IMPORT]

イン・ア・ミラー・ダークリー/メコン・デルタ

STEAMHAMMER 266032 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 ドイツ産テクニカルメタルの10枚目のアルバムです。ギタリストが脱退していますが、まあいつもの事です(´∀` )

 メランコリックなイントロに導かれるアルバムは、不穏なギターリフが重ねられるテクニカルでミステリアスなインストナンバーの2へと進んでいき、ソリッドなリフに奇怪なメロディで歌い上げるパワフルなヴォーカルが乗る変態テクニカルナンバーの3、静かなムードで進むエモーショナルな4は虚無感と不安感が増大するミッドテンポのナンバー、手の込んだリフが縦横無尽に駆け巡る展開が聴き所のスリリングなナンバーの5、ミステリアスなムードを高めつつ混沌の中に突き進むインストナンバーの6、カオスなムードを引き継ぎつつ予測不能のヴォーカルが加わったスピードナンバーの7、さらに緩急激しく突き進むテクニカルな8が収録されています。

 パワフルなヴォーカルを得て、テクニカルなサウンドに安定感を増したアルバムは、ミステリアスな部分と奇怪な部分が更に強化されているものの、整頓されて“比較的”聴きやすいものになっています。ヴォーカルがクリアなためキャッチーに聞こえるところもあり、手の込んだ展開も安定したプレイによって普通に聴こえ…ないか'`,、(´∀`) '`,、完成度が上がってラルフ・ヒューベルトのヴィジョンが分かりやすく伝わる一枚でした。
同系統アルバム
TARGET EARTH/VOIVOD
DIGITAL VEIL/THE HUMAN ABSTRACT
THE SINISTER SUPREMACY/DARKANE

MESSENGER/WARDRUM

メッセンジャー/ウォードラム

SPIRITUAL BEAST IUCP-16189 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 ギリシャ出身のバンドの2013年に発表された三枚目のアルバムです。バンドの結成は2010年頃。

 湿ったメロディ孕んだギターリフに導かれるアルバムは、粘りのあるハイトーンヴォーカルが歌い上げていくソリッドなミッドテンポの1から、パワフルでメロディアスな楽曲を揃えていき、エッジの効いたリフで進むアップテンポのタイトな2、ヘヴィリフでジリジリ迫り情念込めるミッドテンポの3、哀愁帯びたメロディで突き進むアップテンポのフックの強い4ではフラッシーなギターソロで求心力を高めていきます。クランチーでテクニカルなリフで突っ走るファストチューンの5、パワーバラード風のミッドテンポのヘヴィナンバーの6、躍動感強まるギターリフと情感豊かなメロディが高揚感を高めるスピードナンバーの7、哀感たっぷりのメロディと刻みリフで進むミッドテンポの8、アコースティックのイントロからの9はザラついたリフが情感を刺激するミッドテンポのナンバー、小刻みなリフが緊迫感を高めるミッドテンポのエモーショナルな10、メランコリックなバラードナンバーの11、情念渦巻く力のこもったミッドテンポの12、ネオクラ風味のアップテンポの情感豊かな13、哀感秘めた勇壮さで盛り上げるドラマティックな14、ボーナストラックの15、16は過去のナンバーのリメイクが収められています。

 確かなパフォーマンスと安定したサウンドでクオリティの高い楽曲を作り上げているアルバムは、キャッチーながらも華美さの無い湿ったメロディで聴き手を惹き付けていきます。独自性とか存在しないのでB級っぽさは否めないところですが、フラッシーなギターソロなど印象的なパートも多く正統派メタルサウンドを充分に満喫できます。。曲数が多いのも相まって、後半になるとちょっと飽きの来るのも早そうな感じなのが難ですが、パワフルで硬派なヘヴィメタルを聴かせる一枚でした。
同系統アルバム
SILENT REVENGE/HIBRIA
DELIVERING THE BLACK/PRIMAL FEAR
BATTLE OF LENINGRAD/RING OF FIRE





May

EVERTALE | MARTY FRIEDMAN | TIMO TOLKKI'S AVALON | UNISONIC |

OF DRAGONS AND ELVES/EVERTALE

オヴ・ドラゴンズ・アンド・エルヴス/エヴァーテイル

SPIRITUAL BEAST IUCP-16192 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 ドイツ出身のバンドの2013年に発表されたファーストアルバムです。バンドの結成は2006年。

 シンフォニックなイントロダクションで幕を開けるアルバムは、激しく突き進むドラムとギターが交錯するアグレッシヴでドラマティックな2でハスキーなパワーヴォーカルが重厚なコーラスと一体になって一気にテンションを上げていくと、不穏なイントロからの3はヘヴィリフで重厚に迫る迫力タップリのダイナミックなナンバー、煽情性の高いイントロから疾走するエピックナンバーの4、フォーキーなメロディでファンタジックに進む起伏の大きい5、ソリッドなリフが叩きつけられていく緩急の強いアグレッシヴでエモーショナルな6、湿ったメロディと扇情的なコーラスが積み重ねられていく情感豊かでパワフルな7、叙情感高まるインストナンバーの8から、ダイナミックなリフワークで進行するエピックメタルなアップテンポの9、勇ましいビートでテンションが上がる湿り気帯びたメロディで突き進むアップ〜ミッドテンポに移行する10、ドラマティックな導入部から勇壮に進んでいくエピックなインストナンバーの11、攻撃性を高めた突進ナンバーの12、ラルフ・シーパースが参加した13はエピックなムードが情感豊かに彩られるミッドテンポのナンバー、シンフォニックなイントロから壮大なムードを高めていく大作ナンバーの14で幕を下ろします。

 ブラインド・ガーディアン的なアプローチを随所で見せるアルバムは、「ドラゴンランス戦記」の物語をモチーフに、ドラマティックなサウンドを展開させています。次々畳み掛ける曲展開が圧倒的な存在感を主張する密度の高いサウンドが詰め込まれており、高い完成度を見せていきます。久々にその名前を聞いて懐かしい「ドラゴンランス」とブラインド・ガーディアンなサウンドが融合する、バンドの全力を注ぎ込んだ新人離れした一枚でした。
同系統アルバム
THE FICTION MAZE/PERSUADER
MEMORIES OF A TIME TO COME/BLIND GUARDIAN
PLAGUES OF BABYLON/ICED EARTH

INFERNO/MARTY FRIEDMAN

インフェルノ〜デラックス・エディション/マーティ・フリードマン

UNIVERSAL MUSIC UICN-9022 [☆☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 すっかりギターが弾ける面白外国人タレントと巷に認識されている孤高のギタリスト、マーティ・フリードマンの11枚目くらいのような気がするソロアルバムです。

 泣きのギターが哀愁メロディを刻むイントロで幕を開けるアルバムは、唸りを上げる高速フレーズ連発の起伏の大きいテクニカルな高速インストナンバーの1で、マーティのメタル帰還を力強く宣言します。不穏なイントロからの2はダークなメロディを紡ぎつつエモーショナルからアグレッシヴに展開するタイトなインストナンバー、ソリッドなリフが叩きつけられる3はアコースティックギターデュオが参加したヘヴィなインストナンバー、スラッシーなリフを刻むダイナミックなインストナンバーの4、ダンコ・ジョーンズが参加したドライヴ感強まるヘヴィロックナンバーの5、サックス、ヴォーカルで参加するユルゲン・マンケビーのプレイも光るスリリングなインストナンバーの6、メガデス時代を彷彿とさせる高速インストナンバーの7、メタルコア的な展開のヘヴィでエモーショナルでキャッチーな8、チルボドキタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!!!!なアレキシ・ライホが参加したハイテンションのダイナミックなスピードナンバーの9、泣きのギターが堪能できる叙情インストナンバーの10、ジェイソン・ベッカーとの共作になったミステリアスでドラマティックなインストナンバーの11、アウトロの12で幕を閉じます。ボーナストラックの13はソリッドなリフを叩きつけるダイナミックなメタルコア風ナンバー、14はギターが泣きまくるエモーショナルなインストナンバーが収録されています。

 DVDには、メタルハートで日本大好きな楽曲解説インタヴューとPVが収録されています、バーニングギター。ジェイソン・ベッカーとの交流の話で泣けてくる(ノД`)シクシク

 面白タレントの印象しか持ってない人が聴いたらひっくり返りそうなくらいにヘヴィメタルに戻ったアルバムは、これまでのキャリアのヘヴィな部分を抽出して最新のヘヴィネスをトッピングしたような激しいものになっており、メタルギタリストなんだなあ、って思い出させること請け合い。スリリングだったりエモーショナルだったりする色彩豊かなプレイには、またメタルバンドをやってくれないかなあ、と期待せざるを得ません。まあ鉄色クローンXはやってるけど、シリアスじゃないし継続できるとは思わない(´Д`;)それはさておき、マーティのキレのあるプレイが詰め込まれたフラッシーな一枚でした。
同系統アルバム
7TH SYMPHONY/APOCALYPTICA
GLACIAL INFERNO/VITALIJ KUPRIJ
METAL/ANNIHILATOR

ANGELS OF THE APOCALYPSE/TIMO TOLKKI'S AVALON

エンジェルズ・オブ・ジ・アポカリプス/ティモ・トルキズ・アヴァロン

KING RECORDS KICP-1690 [☆☆☆] >>>>>BUY...?

 元ストラトヴァリウスのティモ・トルキが中心となったプロジェクトの二枚目のアルバムです。

 ファビオ・リオーネのアカペラで幕を開けるアルバムは、壮大さを持った劇的なミッドテンポの2でファンタジックなムードを高め、ナイトウィッシュに加入したフロール・ヤンセンが歌い上げる叙情性の高いメロディで迫る情感豊かなミッドテンポの3へ。ヴァージン・スティールのデイヴィッド・デファイスが起伏激しく唄い上げる勇壮なアップテンポの劇的ナンバーの4、キャッチーなメロディが躍動するストラトヴァリウス風のアップテンポの5、哀愁メロディを唄い上げるセンチメンタルなミッドテンポの6、メランコリックなバラードナンバーの7、ザック・スティーブンスがパワフルに唄うエッジの効いたリフで構成される緊迫感高まるミッドテンポの8、エピカのシモーネ・シモンズとアマランスのエリゼ・ライドが唄うオペラティックなバラードナンバーの9、前の二人の女性ヴォーカルに加えカタリーナ・ニックスが唄う重厚で鮮やかなな劇的ナンバーの10、情感豊かなインストゥルメンタルナンバーの11、ボーナストラックの12は3のオーケストラバージョンが収録されています。

 参加したヴォーカリストはそれなりに豪華なものの、それらの魅力や特徴を存分に引き出しているかと言われると疑問符が浮かぶところの楽曲が揃えられたアルバムは、シンフォニックメタルとしも、派手さの少ないそれなりの出来栄えになっています。シンフォニックな味付けの割には盛り上がりに欠ける展開や、メロディの求心力も下がっていることもあって、全体的にも薄味になっています。ゲストヴォーカリストのパフォーマンスは評価されるものの、アルバム全体の完成度には満足感を得られない一枚でした。
同系統アルバム
A NEW DAWN ENDING/ANCIENT BARDS
THE PHANTONAUTS/QANTICE
THE UNIVERSALITY/GALDERIA

FOR THE KINGDOM/UNISONIC

フォー・ザ・キングダム/ユニソニック

MARQUEE MICP-40014 [EP] >>>>>BUY...?

 ドイツ出身バンドの二枚目のアルバムに先行したEPです。

 ソリッドなリフを繰り出していく1はドラマティックなメロディを歌い上げていく開放的なサビが心地よいミッドテンポのナンバー、アルバム未収録予定の2は躍動的なメロディで突き進むハロウィン風のアップテンポのナンバー、残りの4曲はワーグナーの“ワルキューレの騎行”で幕を開ける2012年のチェコでのライヴが収録されています。

 自分のバンドで忙しいカイ・ハンセン節が出てくるような曲は無かったですが、きっと今作もバラエティに富んだ楽曲が揃ってるんだろうなあ、と思われます。ちょっとメタル色が強まりそうなアルバムが期待される、そんなEPでした。





June

ALDIOUS | AMBERIAN DAWN | ARCH ENEMY | DUST BOLT | EQUILIBRIUM | FALCONER | RAGE | SABATON | SEPTICFLESH | TITANIUM | VADER | VANISHING POINT |

DAZED AND DELIGHT/ALDIOUS

デイズド・アンド・ディライト/アルディアス

SPINNING BSRS-023 [☆☆☆] >>>>>BUY...?

 日本のガールズバンドの4枚目のアルバムです。

 畳み掛けるタイトなギターリフで突き進むエッジの効いたファストチューンの1から、コケティッシュな女性ヴォーカルが優雅に唄い上げるオーセンティックなヘヴィメタルを作り出していくアルバムは、湿ったメロディがドライヴしていくアップテンポの2、不穏なイントロからダークなリフを刻むダイナミックでミステリアスな3、煽情性の強いメロディが迫るタイトでエモーショナルな4、ヘヴィリフがジリジリ迫るアヴァンギャルドな5、ベースイントロからの6は泣きのギターが躍動する展開の細かいナンバー、ポップな感触が強まるアップテンポのキャッチーなナンバーの7、リリカルなバラードナンバーの8、ミステリアスな空気感が高まるイントロからヘヴィに展開する9、スリリングなリフワークで疾走するスピードナンバーの10、さらにスリリングに加速する11、キャッチーなメロディで突っ走るアップテンポの12が収録されています。
 付属のDVDにはPVとメイキングが収録されていますが、すげー寒そうです。薄着は無理だな(´Д`;)

 新ヴォーカルを迎えての二作目となったアルバムは、ヴォーカルの特性と楽曲が噛み合った感触が強まっており、その結果として楽曲のバラエティが広がって多彩な作風を見せるものになっています。全体的に楽曲の質も向上しており、ヘヴィメタルとしての魅力も高まっていますが、音質はヴォーカルが前面に出てパワー不足だし、音が篭っているのは何でだって感じです、まあ日本っぽいけど。前作ではどうなることかと思われましたが、バンドらしく進歩し続けていることを実感できる一枚でした。
同系統アルバム
EMPYREAN REALMS/ARMORY
RENEWAL/EVERSHINE
NEMESIS/STRATOVARIUS

MAGIC FOREST/AMBERIAN DAWN

マジック・フォレスト/アンベリアン・ドーン

MARQUEE MICP-11164 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 フィンランド出身のバンドの五枚目のアルバムです。女性ヴォーカルを含めメンバーが大幅に変更されています。

 リリカルなメロディを紡ぐイントロから叙情メロディがあふれ出すミッドテンポの1からファンタジックな世界観を構築していくアルバムは、キラキラシンフォニックアレンジで進むセンチメンタルな劇的ナンバーの2、ドラマティックにサウンドを重ねていくメルヘンチックなアップテンポの3、大仰なアレンジが劇的さを生み出すミッドテンポの4、躍動感高まるアップテンポの劇的ロックナンバーの5、スピード感と叙情メロディが高まるアップテンポの6、ソリッドなリフで進むエッジの効いた劇的ナンバーの7、オペラティックな男女ヴォーカルの掛け合いを見せるドラマティックな8、哀愁メロディが満載のミッドテンポのネオクラシカルなナンバーの9、官能的なメロディで迫るオペラティックなバラードナンバーの10、ボーナストラックの11は男性ヴォーカルが唄うメタルナンバーが収録されています。

 前任のオペラティックなヴォーカルとは異なる中低音で魅力を発揮するロック色の強いヴォーカルを加えたことで、すっかりナイトウィッシュっぽい印象を与えるサウンドが作り出されていくアルバムは、さすがに以前とは印象が変わっているものの劇的なアレンジは変わりなく、ファンタジックな世界観を維持しています。前のヴォーカルの幻影は早めに振り払ったほうが、リスナーもバンドも幸せになれそうな一枚でした。
同系統アルバム
IMAGINAERUM/NIGHTWISH
SOLITAIRE/EDENBRIDGE
PARIAH'S CHILD/SONATA ARCTICA

WAR ETERNAL/ARCH ENEMY

ウォー・エターナル/アーチ・エネミー

TROOPER ENTERTAINMENT QATE-10053 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 スウェーデン出身バンドの9枚目のアルバムです。ヴォーカリストには元ジ・アゴニストのアリッサ・ホワイト‐グルーズ、ギタリストに元アーシスのニック・コードルを迎えて製作されています。

 オカルト映画風のイントロダクションに迎えられるアルバムは、アグレッシヴな咆哮が炸裂する緩急の大きいソリッドなスピードナンバーの2で、一気に空気を壮絶に塗り替えていきます。タイトなリフを詰め込んでいく3はエモーショナルなギターと威嚇的なヴォーカルが交錯するミッドテンポのナンバー、不穏なリフが攻撃的に突き進む起伏の大きい突撃ナンバーの4、華麗なリフが鋭く迫る緊迫感の強いネオクラ風味のアップテンポの4、ダークでリリカルなイントロからの5はオーケストラも加えて叙情性高まるメロディが溢れ情念籠もるミッドテンポのナンバー、メランコリックなインストナンバーの6から、シュレッディングなリフが突き刺さるドラマティックなミッドテンポの7へ。ダイナミックに展開する叙情性の強いミッドテンポの8、再びオカルト映画風のイントロからダークなヘヴィリフを積み重ねていく起伏の激しい9ではシンフォニックなアレンジも加えてダイナミズムを高めていきます。ヘヴィリフと物悲しいメロディが重なりあうミッドテンポのソリッドな10、タイトなリフを繰り出していく11はオーケストレーションを伴って劇的展開を見せるミッドテンポのナンバー、畳み掛けるアグレッシヴなリフが緊迫感を高める緩急の強いダイナミックでダークな12、哀愁帯びたダークなインストナンバーの13、ボーナストラックの14には、ちょっと頂けないジューダス・プリーストのカバーが収録されています。
 付属のDVDにはアリッサのバンド加入の経緯についてのインタビュー、っつーかBurrn!の記事と大して変わらん(´Д`;)と衣装の露出度が低くてガッカリだよ!な特に楽曲に対するイメージの無いPVが収録されています。

 シャープなスクリームを聴かせる後任のアリッサ嬢はキャリアを積んでいるだけに、その実力は確かなもので前任のアンジェラ・ゴソウよりも力量を感じさせるパフォーマンスはヴォーカリスト交代の影響を全く聴き手に与えません。アルバムとしては、クリーンでも唄えるけれどやっぱり唄わせないこれまでのバンドサウンドを維持しながらもオーケストラの導入で、新機軸を見せるなど意欲的な面を感じさせますが、シンフォニックな要素にそれほど強い思い入れは無かった模様で、楽曲に対する重要度はそれほど高くありません。バンドのさらなる野心的な創造性と安定感が重なり合う、新たな局面に真っ向から立ち向かう一枚でした。
同系統アルバム
...AND DEATH SAID LIVE/MORS PRINCIPIUM EST
THE SINISTER SUPREMACY/DARKANE
EVERBLACK/THE BLACK DAHLIA MURDER

AWAKE THE RIOT/DUST BOLT

アウェイク・ザ・ライオット/ダスト・ボルト

BICKEE MUSIC BKMA-1025 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 ドイツ出身のバンドの二枚目のアルバムです。バンドの結成は2006年ごろ。

 唸りを上げるクランチーなギターリフで緩急大きく突っ走る展開の激しいスラッシーな1から、吐き捨てヴォーカルとフラッシーなギターソロが炸裂するアルバムは、激しいギターリフが荒れ狂う突撃ナンバーの2では掛け合いコーラスからのエモーショナルなギターソロが印象に残り、ダークなメロディのイントロから突き進んでいく3はフックの強いリフがスピードを上げ下げしながら複雑に展開する切れ味鋭いナンバー、威圧感のあるリフが加速していく緩急の激しい4、突撃パートで疾走しブレイクしながら突き進む突進ナンバーの5、畳み掛けるスラッシーなリフで圧倒していく起伏の大きい突撃ナンバーの6はテスタメントっぽいギターソロを聴かせます。キレのあるギターリフが唸る突撃スラッシャーな7、タイトなリフと勢いのある掛け声で突き進むアップテンポの8、ミステリアスなイントロからクランチーなリフで突っ切るアップテンポの9、ダークなリフがうねるタイトな高速ナンバーの10、メランコリックなイントロからの11はメタリカみたいな緩急の激しい展開の長尺ナンバー、ボーナストラックの12はイーヴルデッドのカバーとメタリカのカバーが収録されています。

 ドイツ出身ながらもベイエリアスラッシュっぽいサウンドが展開されていくアルバムは、スレイヤーエクソダスあたりをベースに最近のサウンドも盛り込んでいく手の込んだものになっており、リズムチェンジを繰り返して様々な展開を見せる一筋縄ではいかないものになっています。目まぐるしく展開する楽曲は、ストレートに頭を振るにはちょっと難しいものの、オールドスラッシュへのリスペクトを感じさせる意欲的なものになっています。いろいろクロスオーヴァーな感じはありますが、スラッシュメタルの伝統を受け継ぐ新世代な一枚でした。
同系統アルバム
STEELCRUSHER/HAMMERCULT
DIVIDE AND CONQUER/SUICIDAL ANGELS
WORLDS TORN ASUNDER/WARBRINGER

ERDENTEMPEL/EQUILIBRIUM

源祭壇/エクリブリウム

MARQUEE MICP-11162 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 ドイツ出身のバンドの4枚目のアルバムです。レコーディング直後にギタリストとベーシストの兄妹が脱退しています。

 重厚でシンフォニックなイントロで幕を開けるアルバムは、湿り気帯びたフォーキーなメロディでドラマティックに突っ走る疾走ナンバーの2で一気にテンションを高めていくと、ファンタジックなムードを高めつつ劇的展開で盛り上げるシネマティックなスピードナンバーの3、重厚なムードで突き進むヘヴィで壮大な4、明朗なムードで軽快に進むフォーキーでドラマティックな5、壮大なコーラスに彩られる雄大なミッドテンポの6、転がるようにメロディが展開するスリリングかつ壮大なスピードナンバーの7、タイトルがおかしいハイテンションの疾走ナンバーの8は進んでいくうちに酒が回って運動会。シンフォニックに突進する勇壮な劇的ナンバーの9、スケール感の大きい哀愁ナンバーの10、静かなイントロからシンフォニックかつヘヴィに展開する劇的ナンバーの11、リリックなムードも孕んだ壮大な12、ボーナストラックの13は壮大な長編インストナンバーが収録されています。

 フォークメタルを追求していくアルバムは、これまで通りのあふれるメロディとダイナミックな展開でこれまで以上に劇的に展開していきます。ところどころリズムチェンジでアクセントを付けて単調にならないような仕掛けを施したり、映画的な演出でドラマティックさに拍車を掛けており、エピックメタルとしての側面を強化していきます。メンバー脱退の影響が今後どう響いてくるかは未知数ですが、バンドの成長が確かに感じられる一枚です。
同系統アルバム
MANALA/KORPIKLAANI
TURISAS2013/TURISAS
HELVETIOS/ELUVEITIE

BLACK MOON RISING/FALCONER [IMPORT]

ブラック・ムーン・ライジング/ファルコナー

METAL BLADE RECORDS 3984-15322-2 [☆☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 スウェーデン出身のバンドの8枚目のアルバムです。

 唸りを上げるギターリフで突っ走る緩急の強いパワーメタリックなスピードナンバーの1で一気にテンションを上げていくアルバムは、畳み掛ける躍動的なリフで突き進む起伏の大きいアップテンポの突進ナンバーの2、パワフルなリフで押しまくるソリッドでエモーショナルなミッドテンポの3、叙情性高まる雄大なトラッドナンバーの4、クランチーなリフがブラストビートと哀愁メロディで突っ走る突撃ナンバーの5、ヘヴィなイントロからソリッドなリフで突き進むアップテンポの6、湿り気帯びたメロディが情感豊かに紡がれるフックの強いコーラスが印象的なミッドテンポの7、激しいイントロから一気に突っ走るギャロップリフが心地よいスピードナンバーの8、哀愁帯びたメロディが紡がれるミッドテンポの9、加速していくタイトなイントロからの10は密度の高いリフが朴訥としたメロディと一体となって進むアップテンポのナンバー、トラッドなメロディで迫るエピックなミッドテンポの11が収録されています。

 全編スウェーデン語でフォークメタルからメタルが取れそうなくらいフォーク/トラッド色が強かった前作から一転、パワーメタリックに仕上げてきたアルバムは、フォークメタルからフォークが取れそうな勢いにあふれるサウンドが展開されており、印象的なソロパートも相まってダイナミズムが高まっていきます。スピード感の強まるサウンドは、初期の作風から前身バンドまでを彷彿とさせるもので、ブラストビートまで使った攻撃性の強化はどんな心境の変化だって感じです(´Д`;)哀愁メロディはそのままに更にドラマティックにパワフルに邁進する強力な一枚でした。
同系統アルバム
RISE OF THE HERO/IRON SAVIOR
DELIVERING THE BLACK/PRIMAL FEAR
BATTLE BEAST/BATTLE BEAST

THE SOUNDCHASER ARCHIVES 30TH ANNIBERSARY/RAGE

ザ・サウンド・チェイサー・アーカイヴズ【初回限定生産】/レイジ

KING RECORDS KICP-91693/4 [EXTRA] >>>>>BUY...?

 ドイツ出身のバンドのデビュー30周年を記念して製作された企画盤です。

 様々な年代からのデモ音源や、珍しいバージョンの楽曲を集めたアルバムは、ディスク1では最新デモのヘヴィナンバーの1から、“フル・ムーン”の謎バージョン、アヴェンジャー時代!のデモ音源まで、代表曲から何で収録しなかったの?みたいな楽曲に、たしかに原型になってるものまで揃えられています。
 ディスク2では、待望の新曲の1はスピード感のあるパートとメランコリックなメロディが絡み合うアップテンポのナンバーになっており、いつも通りのクオリティ。あとはデモバージョンとボーナストラックとして収録されていた楽曲が揃っています。そして、さらにボーナストラックが(゜д゜lll)これって、40周年になったら企画盤に収録されるのかな?'`,、(´∀`) '`,、
 さらにDVDにはヴィクターと、倍くらいの体積のあるピーヴィーによるインタビューとか、LMOのライヴとかPVが収録されてますが、マイク・テラーナへの恨み節が少々(´Д`;)

 そんなわけで、ラウドパーク出演決定!のベテランバンドの30年の軌跡が一気に分かる…わけではないですが、ライヴの予習にはちょっと難しいけど、レイジファンにとっても興味深い楽曲が集められています。30年は長いよな…と思いつつも音楽的には変わらないバンドの姿勢と、すっかり変わってしまったピーヴィーの容姿に感慨を深くする、30周年おめでとう!な一枚でした。さあ、40周年の企画を考えようか!'`,、(´∀`) '`,、
同系統アルバム
THE FORGOTTEN TALES/BLIND GUARDIAN
NOD TO THE OLD SCHOOL/ARMORED SAINT
BAG OF TRICKS/ANNIHILATOR

HEROES/SABATON

ヒーローズ/サバトン

KING RECORDS KICP-1697 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 スウェーデン出身のバンドの7枚目のアルバムです。ギタリスト二人とドラマーが脱退して、新たにノクターナル・ライツのクリス・ローランド、元ウィンターロングのトーベ・エングルンド、ドラマーに元エヴァーグレイのハンネス・ヴァン・ダールを迎えて製作されています。

 厚いコーラスに導かれるアルバムは、漢臭い勇壮なメロディを連ねつつ突き進むアップテンポの1から馬力のあるヘヴィメタルを作り出していき、哀愁メロディで勇ましく迫るエモーショナルなミッドテンポの2、さらに勇壮さを増して突き進むソリッドでエピックなミッドテンポの3、叙情性の強いメロディで進む重厚なスローナンバーの4、口笛のイントロからの5はキャッチーなメロディが小気味良く展開されていくアップテンポのナンバー、ピアノのイントロに導かれる6はマノウォーを彷彿とさせるパワフルでドラマティックなバラードナンバー、細かいギターリフで始まる7は勇壮なメロディが弾けるテンションの高いミッドテンポのナンバー、緊張感高まるスピードナンバーの8、タイトなビートを刻んでいく9は勇壮なメロディが重ねられるミッドテンポのナンバー、物悲しい堂々としたメロディが歌い上げられていくドラマティックな10では何故かギターソロに「G線上のアリア」が飛び出します。ボーナストラックの11は過去曲のリメイク、12はマーチ風の勇壮なミッドテンポのナンバー、13は「S&M」バージョンっぽい仕上がりのメタリカのカバー、14は去年出たばかりのバトル・ビーストのカバーって早すぎるんじゃないんですかね(´Д`;)

 メンバーチェンジで今後の活動が心配されたバンドでしたが、蓋を開けてみれば更に強力になった漢メタルが繰り広げられる、すっかり心配して損したみたいなアルバムは、風格を感じさせる壮大なサウンドが展開されていきます。パワフルでエピックなサウンドはヘヴィメタル然とした構成の楽曲と相まって戦場の悲哀と決意を描き出していきます。ヨーロッパではすっかり大人気ながらも、やっぱり日本では今一つブレイクしないそれでも強力な一枚でした。
同系統アルバム
DECEIVER OF THE GODS/AMON AMARTH
TURISAS2013/TURISAS
RISE OF THE HERO/IRON SAVIOR

TITAN/SEPTICFLESH

タイタン〜巨神の咆哮/セプティックフレッシュ

WARD RECORDS VQCD-10377 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 ギリシャ出身のバンドの9枚目のアルバムです。

 不穏で威圧感たっぷりのイントロで圧倒していくアルバムは、重厚で恐怖感高まる展開の大きいヘヴィナンバーの1から、荘厳で壮大なシンフォニックデスメタルを作り出していき、ブラストビートが炸裂する2はアグレッシヴに展開する威嚇的なパートからシンフォニックな結末を迎えるナンバー、暗いメロディを孕んだタイトで展開の激しいドラマティックな3、ダイナミックなイントロから激しく威圧的に突き進むミッドテンポの4、シンフォニックに展開するヘヴィナンバーの5、メランコリックなイントロから壮大に展開する壮絶なナンバーの6、緊張感高まるギターリフとクワイアがアグレッシヴに展開していきダイナミズムを高めていくヘヴィナンバーの7、不安感高まるイントロからの8はブルータルに突き進むアグレッシヴなナンバー、ダークなメロディと激しいグロウル、クリーンヴォーカルが交錯するダイナミックな9、シンフォニックパートを中心に進む重厚で壮大な10、ボーナストラックの11は10のオーケストラバージョン、12、13はライヴが収録されています。

 サウンドトラック的な演出とアグレッシヴなサウンドが融合するアルバムは、生オーケストラが圧倒的な存在感を持って迫る迫力あるものになっており、神話をモチーフにした暗黒世界が眼前に広がっていきます。分かちがたく結び付けられたシンフォニーとエクストリームが織り成す音世界に没入できる、完成度の高い一枚でした。
同系統アルバム
THE SATANIST/BEHEMOTH
AT THE GATE OF SETHU/NILE
TERAS/NAGLFAR

TITANIUM/TITANIUM

チタニウム/チタニウム

MARQUEE MICP-11154 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 ポーランド出身のパスファインダーのギタリスト、キャロル・マニアが率いるバンドのデビューアルバムです。

 キラキラ感高まるファストなイントロから繰り出されるハイトーンヴォーカルにテンションの高いコーラスとキャッチーなメロディをひっさげて突き進むアップテンポの1から、メロディックメタルを追求していくアルバムは、畳み掛けるフックのあるメロディで突き進むファストチューンの2、哀愁メロディで突っ走る高速ナンバーの3、叙情感たっぷりのメロディで進むミッドテンポのロックナンバーの4、キャッチーなメロディが躍動するアップテンポのキラキラナンバーの5、アナイアレイターキタ━(゜∀゜)━!なギターリフからクローミング・ローズみたいに展開するスリリングでメロディアスなアップテンポの6、バラード風の出だしからエモーショナルに展開するミッドテンポの7、扇情的なイントロから明朗なメロディが躍動するアップテンポのスピードナンバーの8、和風のメロディが展開するエモーショナルなミッドテンポの9、豪勢なコーラスワークでダイナミズムを高めていく劇的なミッドテンポの10、ドラマティックなイントロからエモーショナルに進むテクニカルなインストナンバーの11、完全にラプソディーだ、これ!(゜Д゜;)な劇的スピードエピックナンバーの12、ボーナストラックの13はソナタ・アークティカのパワフルなカバーが収録されています。

 パスファインダーよりもバラエティに富んだメロディックメタルを追求していくアルバムは、確かに本家ではやらないような楽曲も揃えた多様性を見せていきます。アーティスティックに別の可能性を模索する姿は、純粋に自分達の音楽性を掘り下げていく強い姿勢を見せており、クセのあるフックのメロディを持ったクオリティの高い楽曲に反映されていきます。確かに本家と分ける意味はあったと実感させる満足感の高い一枚でした。
同系統アルバム
EMPYREAN REALMS/ARMORY
BEYOND/FREEDOM CALL
ARS MUSICA/DARK MOOR

TIBI ET IGNI/VADER

汝と炎/ヴェイダー

MARQUEE MICP-11153 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 ポーランド出身のバンドの10枚目のアルバムです。ドラマーが交替しています。

 壮大で荘厳なイントロダクションで幕を開けるアルバムは、激しいリフとブラストビートで突進するアグレッシヴな1から、壮絶なデスメタルを作り出していき、畳み掛ける混乱のビートで圧倒する緩急の強い突撃ナンバーの2、凶悪なリフが荒れ狂う突進ナンバーの3ではフラッシーなギターソロを聴かせていきます。躍動的なリフで突き進むアップテンポのタイトな4はメロディアスなギターソロが印象的、壮大で哀愁帯びたイントロからソリッドなギターリフが繰り出される緊迫感高まるアップテンポの6、威圧感高まるミッドテンポのパートから一転加速する急展開の7、哀愁帯びたシンフォニックなイントロから叙情性高まるダイナミックな展開を見せる8、シュレッディングなリフが叩きつけられる突進ナンバーの9、存在感の強いメロディアスなヘヴィナンバーの10、ボーナストラックの11はミッドテンポのキャッチーなナンバー、12はドイツのエレクトロゴシックバンドのカバーが収録されています。

 ブルータルながらも、ダイナミズムとメロディアスなギターソロが増したアルバムは、攻撃性が強調されていたこれまでの作風よりも、ヘヴィメタル的な要素を持ったデスメタルとしてのスタイルを得ており、比較的取っ付きやすいサウンドになっています。ギターのエモーショナルなプレイも増え、メリハリの利いた展開が印象的に繰り広げられます。ここにきてアグレッションとポピュラリティを交錯させるベテランの意欲的な一枚でした。
同系統アルバム
TO HELL WITH GOD/DEICIDE
THE SINISTER SUPREMACY/DARKANE
EVERBLACK/THE BLACK DAHLIA MURDER

DISTANT IS THE SUN/VANISHING POINT

ディスタント・イズ・ザ・サン/ヴァニシング・ポイント

RUBICON RBNCD-1163 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 オーストラリア出身のバンドの五枚目のアルバムです。

 メランコリックなイントロダクションから激しく突き進むギターリフとキーボードが交錯するタイトでソリッドな2から、パワフルなヴォーカルが唄い上げるスリリングでエモーショナルなナンバーを揃えていくアルバムは、ヘヴィリフが叙情的なメロディと交錯する情感豊かなミッドテンポの3、躍動するメロディが叙情的に迫るアップテンポの4、トニー・カッコが参加する突進力のあるメロディアスなリフで一気に突き進むスピードナンバーの5、エモーショナルなパワーバラードナンバーの6、スリリングなリフワークがエモーショナルに展開する7、壮大なバラードナンバーの8、緊迫感の強いプレイが炸裂するアップテンポの9、叙情メロディが華麗に展開していくスピードナンバーの10、キャッチーなメロディが躍動するミッドテンポの11、哀愁メロディで迫るミッドテンポの12、シリアスなムードが高まる勇壮な13、メランコリックなインストナンバーの14、ボーナストラックにはアコースティックバラードの15が収録されています。

 どういうわけか、縁が無かったバンドでしたが、テクニカルでメロディアスなサウンドを作り出しているアルバムは、硬質な音像と共にフックのある楽曲を揃えており、高品質な作品に仕上がっています。コンパクトにまとめられた楽曲は、テクニカルではあるものの複雑さは無くキャッチーなメロディが印象に残るものになっています。安定したパフォーマンスと確かな魅力を備えて、来日も決定した強力な一枚でした。
同系統アルバム
A MIND'S CHRONICLE/INFINITA SYMPHONIA
THE IVORY TOWER/ILLUSORY
MOMENTUM/DGM





July

AGE OF ARTEMIS | ARION | GRAVE DIGGER | JUDAS PRIEST | OVERKILL | UNISONIC |

THE WAKING HOUR/AGE OF ARTEMIS

ザ・ウェイキング・アワー/エイジ・オブ・アルテミス

KING RECORDS KICP-1702 [☆☆☆] >>>>>BUY...?

 ブラジル出身のバンドの二枚目のアルバムです。

 哀愁帯びたアコースティックなサウンドで幕を開けるアルバムは、トライバルなビートを刻むソリッドなパワーメタルナンバーのミッドテンポの2で、ハスキーヴォーカルが歌い上げていくそのパワフルな楽曲を展開していくと、タイトなリフで突き進むシリアスなアップテンポの3、ヘヴィリフが唸りを上げる4はエモーショナルなコーラスに向けてタフなムードが高まるミッドテンポの硬質なパワーメタルナンバー、メランコリックなパワーバラードの5、グルーヴィなリフが響くエモーショナルなヘヴィナンバーの6、トライバルなビートで明朗に進むタイトなミッドテンポの7、リリカルな優しいメロディを紡ぐ8、扇情的なメロディで進むメランコリックでエモーショナルなミッドテンポの9、ダークなムードが高まるスリリングでソリッドなミッドテンポの10、哀愁帯びたメロディが静かに奏でられる11、ボーナストラックの12は9のアコースティックバージョンが収録されています。

 アングラ色が強かった前作とは異なり、ブラジル的な要素は残るものの硬質でメロディアスなパワーメタリックなサウンドが展開されていくアルバムは、一層普遍的なヘヴィメタルなアプローチを強めています。ダークでソリッドな感触が残る楽曲が多いですが、柔らかいメロディを備えた楽曲とのコントラストは強まっており、バンドの向上心を印象付けます。前作で期待された方向性とは大きくサウンドを変えてきましたが、アングラのフォロワーとどっちが良いかと言われるとちょっと困るような一枚でした。
同系統アルバム
UNFOLD/ALMAH
KILLHAMMER/MYSTIC PROPHECY
DELIVERING THE BLACK/PRIMAL FEAR

LAST OF US/ARION

ラスト・オヴ・アス/アリオン

MARQUEE MICP-11168 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 2011年に結成されたフィンランド出身のバンドのデビューアルバムです。

 壮大で幻想的なイントロダクションに導かれるアルバムは、シンフォニックなバックに支えられるエモーショナルながらも勇壮でドラマティックなミッドテンポの2から、情感豊かなサウンドを展開していくと、メランコリックなイントロから飛翔していくにダイナミックなアップテンポの3、モダンなフィーリングが高まるエモーショナルなヘヴィナンバーの4、センチメンタルで壮大なバラードナンバーの5、キャメロットを彷彿とさせるダークさとシリアスなムードが高まるスリリングな劇的スピードナンバーの6、タイトなリフと叙情的なメロディが交差するミッドテンポの7ではスリリングでドラマティックなインストパートとのコントラストが耳を惹きます。ドラマティックなコーラスをまとったイントロからの8はエモーショナルなミッドテンポの劇的ナンバー、情感高まる繊細なメロディを中心としたメランコリックな9、ソリッドなギターリフが繰り出されるエッジの効いたミッドテンポの10は展開の大きいダイナミックなナンバー、ボーナストラックの11はシンフォニックなサウンドが勇壮に迫る起伏の激しい劇的ナンバー、12、13、14はそれぞれ、4、8、9の別バージョンが収録されています。

 北欧メタル的な哀愁とキャメロット的なシリアス感に生オーケストラの厚いシンフォニーを加えたサウンドは、新人バンドにしては破格の待遇で期待の高さを窺わせます。ハスキーなハイトーンヴォーカルが確かな説得力で唄い上げる楽曲は、劇的展開も鮮やかな安定感のある地力を感じさせるもので、その非凡な才能を見せ付けていきます。全員10代と言うかなりの衝撃的な才能の煌きを生み出していく一枚です。
同系統アルバム
THE UNIVERSALITY/GALDERIA
LIMBO/DERDIAN
A NEW DAWN ENDING/ANCIENT BARDS

RETURN OF THE REAPER/GRAVE DIGGER [IMPORT]

リターン・オヴ・ザ・リーパー/グレイヴ・ディガー

NAPALM RECORDS NPR553 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 2014年に発表されたジャーマンパワーメタラーの17枚目のアルバムです。

 ショパンの葬送行進曲が響くイントロで幕を開けるアルバムは、唸りを上げるパワフルなリフとダミ声ヴォーカルが一体となって突進する高馬力のミッドテンポの2から、スリリングな突撃スピードナンバーの3、タフなメロディで進むタイトなミッドテンポの4、タイトなリフで畳み掛けるミッドテンポの5、エスニックなムードも孕んだイントロからグルーヴィなリフが展開するダークなスローナンバーの6、タフなギターリフがドライヴしていくストロングスタイルのアップテンポの7、ソリッドなリフを刻むロッキンでキャッチーなコーラスで盛り上がるミッドテンポの8、何だこのモーターヘッドって言う9(´∀` )、グルーヴィでミステリアスなヘヴィロックナンバーの10、リリカルなイントロからダイナミックなギターリフが躍動するアップテンポの11、ピアノの物悲しい調べに導かれる12はエモーショナルで壮大なバラードナンバー。
 ボーナスディスクには、郷愁感漂うイントロからヘヴィリフが展開するダークな1、焦燥感高まるリフで突き進むミッドテンポの2、3〜10はアコースティックライヴが収録されています。

 オレたちの死神さんが帰ってキタ━━━━━━\(゜∀゜)/━━━━━━ !!!!!という事で、「THE REAPER」アルバムを彷彿とさせるようなしないような、コンパクトな楽曲が揃えられており、重厚長大路線は今作も小休止といった感じです。「THE REAPER」アルバムほどのテンションはさすがに無いものの、まあ、いつも通りに安心して聴ける一枚です。
同系統アルバム
RISE OF THE HERO/IRON SAVIOR
SUNSET ON THE GOLDEN AGE/ALESTORM
UNHOLY SAVIOR/BATTLE BEAST

REDEEMER OF SOULS/JUDAS PRIEST

贖罪の化身‐デラックス・エディション-/ジューダス・プリースト

SONY MUSIC SICP-30616/7 [☆☆☆] >>>>>BUY...?

 主要メンバーのK.K.ダウニングが引退して、割とえらいこっちゃ!Σ(゜д゜lll)みたいな英国のメタルゴッドの17枚目のアルバムです。後任にはそれほど知られていない英国人ギタリストを迎えています。

 不穏なイントロダクションに導かれるアルバムは、メタリックなリフが響くミッドテンポの1から、重量感の強いリフで堂々と進む勇壮なミッドテンポの2、キレのあるリフで突き進む迫力のあるアップテンポの3、哀感高まるメロディで進むタイトなミッドテンポの4、グルーヴ感高まるヘヴィナンバーの5、フラッシーなギターソロとドライヴ感のあるミッドテンポの6、エモーショナルなイントロからのダークなミッドテンポの7、ミステリアスなヘヴィナンバーの8、ハイトーンスクリームに導かれる緊迫感高まるエッジの効いたミッドテンポの9、ブルージーなムードのグルーヴィな10、キレのあるリフで押し込んでいくスローナンバーの11、物悲しいイントロから突っ走る躍動感あふれるドラマティックなスピードナンバーの12、情感高まるメランコリックな13で幕を閉じます。
 ボーナスディスクには、ロックンロールな感触のミッドテンポの1、湿ったメロディで突っ走るアップテンポの2、ソリッドなヘヴィナンバーの3、哀愁あふれるメロディで進むミッドテンポの4、繊細なメロディのバラード風ナンバーの5が収録されています。

 K.K.ダウニング脱退の影響は無きにしもあらずですが、それ以上に原点回帰を窺わせる正統派ブリティッシュヘヴィメタルを作り出しているアルバムは、ミドルテンポの曲を中心にギターを前面に押し出したサウンドを展開しており、調和とバランスを取ったものになっています。曲数もクオリティの割には多く、集中力を持続することが難しいですし、ジューダス・プリーストの代名詞とも言える実験的とか革新性はこのアルバムではまったく聴かれません。ロブ・ハルフォードの歌声も年齢に合わせた無理のないもので、パフォーマンス的には安定しているもののエキサイトはしません、多分ライヴを意識してるんでしょうが。今更ムリを言っちゃいけないとは分かっているものの、うん懐古趣味のお年寄り向けの一枚でした。
同系統アルバム
EMPIRE OF THE UNDEAD/GAMMA RAY
LIFE SENTENCE/SATAN
CURSE & CHAPTER/HELL

WHITE DEVIL ARMORY/OVERKILL

ホワイト・デヴィル・アーモリー/オーバーキル

KING RECORDS KICP-1700 [☆☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 ベテラン・スラッシャーの17枚目のアルバムです。

 不穏なイントロダクションの1で幕を開けると、( ゜∀゜)o彡°青森!青森!の空耳アワーに投稿されそうなコーラスが印象的な突撃スラッシュナンバーの2で一気にテンションを上げていくアルバムは、ダイナミックなリフワークで突き進むアップテンポの荒々しい3、威嚇的なリフワークで圧倒していくタフでタイトな4、ミステリアスなイントロで始まる5はブラック・サバス的なグルーヴ感を持ったヘヴィナンバー、激しいリフで突撃する爆裂スラッシャーの6、細かいリフが不安感を高める突進力の強い起伏の激しいスピードナンバーの7、タイトなリフで迫るミステリアスなミッドテンポの8、ソリッドなリフワークで突き進む突進力のある躍動的な9、キレのあるタイトなリフで突き進む緩急の強いミッドテンポの10、マーチ風のイントロからの11はグルーヴィなミッドテンポのダイナミックなナンバー、ボーナストラックの12はパンキッシュなナンバー、13はナザレスのかばーが収録されています。

 しばらく縁がありませんでしたが、うんちっとも変わらない'`,、(´∀`) '`,、攻撃性と殺傷力の高いギターリフを縦横無尽に繰り出し、ギターソロはフラッシーに、粘りのあるヴォーカルが煽っていくスタイルは健在で30年以上続けているバンドとは思えない情熱にあふれています。このバンドの全盛期って今でしょ!みたいな印象ばかりが強まる充実した一枚でした。
同系統アルバム
THE DREAM CALLS FOR BLOOD/DEATH ANGEL
SPIRITUAL GENOCIDE/DESTRUCTION
LEGIONS/ARTILLERY

LIGHT OF DAWN/UNISONIC

ライト・オヴ・ドーン/ユニソニック

MARQUEE MICP-11170 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 マイケル・キスク、デニス・ワード、カイ・ハンセンらを擁するドイツ出身のバンドの二枚目のアルバムです。

 期待感を高めるシンフォニックで壮大なイントロダクションで始まるアルバムは、キーパー時代を彷彿とさせる飛翔するアップテンポのスピードナンバーの2で伸びやかなハイトーンヴォーカルが躍動していくと、シリアスなムードからエモーショナルに広がっていく叙情性高まるミッドテンポの3、タイトなギターリフで進む先行EPに収録の4、スケール感の大きいコーラスワークが印象的なミッドテンポのハードロックナンバーの5、メランコリックなイントロから情感を高めていくギターソロもエモーショナルなミッドテンポのクイーンズライク風ナンバーの6、ソリッドなリフと扇情的なメロディで迫るタイトで情感豊かな7、叙情性高まるバラードナンバーの8、9、ミステリアスなイントロから躍動的に進むダークなアップテンポの10、湿ったメロディで突き進むアップテンポのキャッチーな11、さらにバラードの12、ボーナストラックの13はキャッチーでポップな感覚が高まるアップテンポのナンバーが収録されています。

 カイ・ハンセンが作曲していないのが不思議なくらいのハロウィンの系譜に連なるサウンドを作ってのけたアルバムは、デニス・ワードとマイケル・キスクらのメンバーによるヴィジョンが共有された正にバンドサウンドを作り出しており、クオリティの高い楽曲を揃えています。誰もが期待していたマイケル・キスクの魅力を引き出した楽曲が並ぶ様は、彼のハロウィン在籍時の高揚感を思い出させる、すっかり遅れてきたアルバムと言った感じです。カイ・ハンセンもポップなナンバーはこっちに任せて、ガンマ・レイは大作路線に戻って欲しいところですが、それはさておき。方向性を固めたことでクオリティを上がり、バンドアンサンブルも強力になった一枚です。
同系統アルバム
EMPYREAN REALMS/ARMORY
NEMESIS/STRATOVARIUS
MORNING DWELL/MORNING DWELL





August

ACCEPT | CHRONOSPHERE | DRAGONFORCE | ELVENKING | ELUVEITIE | HAMMERFALL | THE HAUNTED | MARY'S BLOOD | RIOT | 妖精帝國 |

BLIND RAGE/ACCEPT

ブラインド・レイジ/アクセプト

WARD RECORDS VQCD-10385 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 ジャーマンメタルの雄、アクセプトの14枚目のアルバムです。

 風雲急を告げるスリリングなイントロから、ソリッドなギターリフを叩きつけていく熱いコーラスと情感豊かなギターソロが印象に残るアグレッシヴなミッドテンポの1から、骨太のヘヴィメタルを作り出していくアルバムは、叙情的なメロディがソリッドなリフに支えられるミッドテンポの2、タイトなリフが哀愁メロディを導くミッドテンポの3、迫力たっぷりのエモーショナルなヘヴィナンバーの4、叙情メロディで突き進むアップテンポのスピードナンバーの5、哀愁メロディが染みるエモーショナルな6、躍動するリフが迫力たっぷりのヴォーカルと一体になって進むアップテンポの7、ドライヴするギターリフがミステリアスなフレーズを奏でるタイトなミッドテンポの8、情感タップリに進む哀愁ナンバーの9、10、クラシックのフレーズも盛り込んだタイトなリフで突っ走るスピードナンバーの11、ボーナストラックの12はグルーヴィなミッドテンポのナンバーが収録されています。
 せっかくだからBlu-rayにしてみたボーナスディスクは、何だか20年くらい一緒にやってるみたなバンドの違和感が無さ過ぎてヤバイ'`,、(´∀`) '`,、ウルフ・ホフマンが楽しそうで良かったです。しかし“AIMING HIGH”とかライヴ版初めて聴いたわ…、ウドが唄ってる映像って観たことないからな。

 プロデューサーのアンディ・スニープの影響もあってか、リスナーが感じるアクセプトらしさを充分に発揮するアルバムは、フラッシーなギターソロが満載の漢臭いサウンドが充満しています。特別、名曲って感じの曲は見当たりませんが、全体的なクオリティは高く仕上げられており、期待されるアクセプト像を完全に作り出していきます。「BALLS TO THE WALL」の次あたりに発表されていても違和感の無い充実の一枚でした。
同系統アルバム
STEELHAMMER/U.D.O.
DELIVERING THE BLACK/PRIMAL FEAR
CRASH OF THE GODS/GRAVE DIGGER

EMBRACING OBLIVION/CHRONOSPHERE

エンブレイシング・オブリヴィオン/クロノスフィア

SPIRITUAL BEAST IUCP-16198 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 ギリシャ出身のバンドの二枚目のアルバムです。バンドの結成は2009年。

 吐き捨てヴォーカルが叫ぶ、どこのメタリカだって言う緩急を効かせた高速突撃スラッシュナンバーの1で度肝を抜いていくアルバムは、切れ目無く移行するタイトに突っ走る起伏の激しい突撃ナンバーの2、唸りを上げるクランチーなリフが威嚇的に迫るダイナミックな突撃ナンバーの3、タイトなリフで凶暴に進むアグレッシヴな4、ハイテンションで突き進む緩急の強まる激烈疾走ナンバーの5、ミステリアスなイントロからやっぱり突っ走るテクニカルでクランチーでダイナミックな6、不穏なリフが襲い掛かるスリリングでミステリアスなスピードナンバーの7、グルーヴィなヘヴィリフから突撃するタイトな8、畳み掛けるギターリフで圧倒する突進力の強い疾走ナンバーの9、正統派メタル風のフレーズからスラッシーに展開していくドラマティックなインストナンバーの10、ボーナストラックにはメタリカのカバーの11、ライヴバージョンの12が収録されています。

 80年代スラッシュメタルをベースにブラストビートやブレイクダウンなどの要素を取り込んで、高速に突っ走る激しいサウンドを展開していくアルバムは、若さが速度に変換される凄まじい破壊力の楽曲を揃えていきます。切れ味鋭いギターリフと疾走感が生み出す相乗効果はフックのある展開を見せる楽曲を鮮やかに彩っていき、爽快感のあふれるサウンドへと昇華させていきます。次のメタル大国はギリシャで決まりかな…みたいな感慨が浮かぶ、続々現れるグリークスラッシュの中でも、かなりのポテンシャルを感じさせる高密度な一枚でした。
同系統アルバム
WHITE DEVIL ARMORY/OVERKILL
STEELCRUSHER/HAMMERCULT
AWAKE THE RIOT/DUST BOLT

MAXIMUM OVERLOAD/DRAGONFORCE

マキシマム・オーヴァーロード/ドラゴンフォース

WARNER MUSIC WPZR-30584/5 [☆☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 英国産スピードメタルバンドの六枚目のアルバムです。

 唸りを上げるギターリフで突っ走るアグレッシヴでダイナミックな1からスピードメタルが炸裂していくアルバムは、叙情メロディで疾走するキラキラスピードナンバーの2、開放的なメロディがスリリングなリフで突っ切っていくスピードナンバーの3、メランコリックなメロディで進むエピックなミッドテンポの4では高速インストパートが緊張感を高めていきます。『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』に影響を受けたとされるネオクラシカルなムードも持ったドラマティックな疾走ナンバーの5、哀愁メロディが躍動するアップテンポの6、クランチーなリフで突っ走るスラッシーな攻撃性を持った7、ブラインド・ガーディアンみたいなイントロから一気に疾走するスピードナンバーの8、湿ったメロディが開放的なコーラスへと進行するアップテンポの9、10はどう言うわけか高速スピードメタルナンバーになっているジョニー・キャッシュのカントリー曲のカバー、ボーナストラックには、哀愁たっぷりのエピックメタルナンバーの11、叙情感高まる劇的なバラード風ナンバーの12、スラッシュメタルっぽい切れ味と攻撃性を備えたスピードナンバーの13、エモーショナルなミッドテンポの14、タイトなリフで突っ走る明朗なスピードナンバーの15、高速インストナンバーの16が収録されています。
 ボーナスDVDにはアルバム製作のドキュメンタリーとライヴが一曲収録されています。

 速い曲と凄く速い曲が並べられたアルバムは、前作から加入したヴォーカルの力量を把握したことで、パフォーマンスを最大限に引き出そうとすると共に、様々な要素を取り込んでバラエティに富んだスピードナンバーを作り出していきます。初期のような無軌道なスピード感から、コントロールされたスピード感を描き出す楽曲は、少しずつ変化を見せながらもバンドとしてのアイデンティティを保ったサウンドを作り出します。でも、ボーナストラックには何で本編に入れないの?って曲が'`,、(´∀`) '`,、プロフェッショナルなバンドとして急激に成長を続ける会心の一枚でした。
同系統アルバム
POWERDOSE/SPEEDTRAP
DEATH BY FIRE/ENFORCER
THUNDER & STEELE/STORMWARRIOR

ORIGINS/ELUVEITIE

オリジンズ/エルヴェイティ

MARQUEE MICP-11173 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 スイス出身のバンドの6枚目のアルバムです。ギタリストとフィドル担当が交替しています。

 映画の導入のようなナレーションと哀愁帯びたイントロダクションで幕を開けるアルバムは、激しく躍動するリズムとグロウルを際立たせるフォーキーなメロディが交錯する重厚なミッドテンポの2へと進んでいき、牧歌的なメロディがアグレッシヴなメロデスに雪崩れ込むエモーショナルな3、女性ヴォーカルとグロウルが交錯するケルティックなミッドテンポの4、フォーキーなメロディで躍動感高まるアップテンポの5、ナレーションの6を挟んで、女性ヴォーカルが唄い上げるエモーショナルな哀愁ナンバーの7、不穏なイントロからダイナミックに突き進む8、フォーキーなメロディも荒れ狂うアグレッシヴな突撃ナンバーの9、再び女性ヴォーカルが唄い上げるエモーショナルな哀愁ナンバーの10、スリリングに突き進む疾走パートとメランコリックなパートのコントラストが強い11、衝動性が高まるエモーショナルなミッドテンポのタイトな12、フォーキーなイントロから突っ走るメロデスナンバーの13、子供のナレーションを挟んで、哀愁帯びたメロディで突き進むミッドテンポの15、哀愁メロディが流れる中、幕を閉じます。

 成熟したフォークメタルとして完成度の高いサウンドを作り出していくアルバムは、モダンなフィーリングも感じさせつつ普遍的な魅力を感じさせる楽曲を揃えていきます。スタイルとしては閉塞的になりそうなところを、上手く消化して飽きさせないような仕上がりにするところに、力量を感じさせます。実力派が贈る安定感のある一枚でした。
同系統アルバム
ERDENTEMPEL/EQUILIBRIUM
UNSUNG HEROES/ENSIFERUM
UKON WACKA/KORPIKLAANI

THE PAGAN MANIFESTO/ELVENKING

ザ・ペイガン・マニフェスト/エルヴェンキング

RUBICON MUSIC RBNCD-1165 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 イタリア出身のバンドの8枚目のアルバムです。

 哀愁帯びたイントロダクションに導かれるアルバムは、フォーキーなメロディで突き進む派手な展開の大作劇的ナンバーの2で、聴き手を一気にファンタジックな世界へと引き込んでいくと、湿ったメロディが郷愁を誘うアップテンポの躍動感高まる3、哀愁が高まるアップテンポのフォーキーな4、テンション上げて突っ走るエピックなスピードナンバーの5、情感高まるエモーショナルなミッドテンポの6、リリカルでファンタジックな7、勢いのあるフォーキーなアップテンポの8、扇情的なメロディで迫るミッドテンポの9、キャッチーなメロディの明るいムードで突き進むスピードナンバーの10、叙情メロディが切々と迫るキャッチーなミッドテンポの11、エピックなイントロからの12は展開の激しいドラマティックなナンバー、ボーナストラックには、メランコリックなインストナンバーの13、ストリングスに導かれる壮大なインストナンバーの14、重厚なイントロからスケール感大きく展開するダイナミックなインストナンバーの15、16は既存曲の別バージョンが収録されています。

 すっかりチェックしていなかったらもう八枚目になっていたバンドですが、いろいろ方向性が揺れ動いた結果、元に戻っていたらしい'`,、(´∀`) '`,、そんなわけで、サードアルバムからだと音楽性の断絶が無いと言う…。ノーマルヴォイスでフォークメタルをやると言うスタイルが貫かれており、キャッチーなメロディやファンタジックな演出が強化されて、ドラマティックな展開を見せる楽曲が揃えられています。正統派メタル的な感触も強いため、ヴァイキングメタル風のフォーク色全開とまではいきませんが、ファンタジックな世界観が広がる安定感のある一枚でした。
同系統アルバム
ERDENTEMPEL/EQUILIBRIUM
UNSUNG HEROES/ENSIFERUM
UKON WACKA/KORPIKLAANI

(r)EVOLUTION/HAMMERFALL

レヴォリューション/ハンマーフォール

WARDRECORDS VQCD-10393 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 スウェーデン出身のバンドの9枚目のアルバムです。

 タフなギターリフを刻む厚いコーラスで盛り上がるアップテンポの1から、勇壮さと哀愁湛えたドラマティックなナンバーを揃えていくアルバムは、重厚なムードで哀愁メロディをパワフルに彩るミッドテンポの2、叙情リフが扇情的に迫るタイトでエピックなミッドテンポの3、壮大なイントロからの4はクランチーなリフを刻むアップテンポのメタリックなナンバー、地を這うギターリフが響くダイナミックなヘヴィナンバーの5、哀愁メロディで突っ走るアップテンポの6、エモーショナルなバラード風ナンバーの7、勇壮で勢いのあるソリッドなミッドテンポの8、タイトなリフで迫るアップテンポの9、哀愁帯びたヘヴィリフで進むミッドテンポの10、スリリングなイントロからダイナミックに突っ走るスピードパートから重厚なパートへ展開する劇的ナンバーの11、ボーナストラックの12は躍動的なメロディで進むアップテンポのナンバーが収録されています。

 新たな方向性を見せつつあった前作から一転、すっかり初期のバンドのイメージに近づけたキャッチーで勇壮なメロディで突き進むピュア・ヘヴィメタルを作り出していくアルバムは、ミッドテンポの曲を中心に躍動感あふれるサウンドに仕上がっています。問題作と言われた前作でもクオリティは高かったので、その路線でも何とかなりそうと思われましたが、ファンもバンドのやっぱり違和感があったのか、まあ落ち着くところに落ち着いたみたいです,、'` ( ´∀`) ,、'`しかし、アルバムを重ねてきているだけの説得力は高まった楽曲が揃えられており、みんなが幸せになる収束点ってここなんだろうなあ、って一枚でした。
同系統アルバム
HEROES/SABATON
PLAGUES OF BABYLON/ICED EARTH
BLIND RAGE/ACCEPT

EXIT WOUNDS/THE HAUNTED

イグジット・ウーンズ/ザ・ホーンテッド

TROOPER ENTERTAINMENT QATE-10061 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 スウェーデン出身のバンドの8枚目のアルバムです。大幅な方向性の変化を見せた前作の影響で派手にメンバーチェンジが行われており、ヴォーカリストには以前に参加していたマルコ・アロ、ドラマーにはオリジナルメンバーのエイドリアン・アーランドソン、ギタリストに元シックス・フィート・アンダーのオーラ・エングランドを迎えて製作されています。

 不穏なイントロダクションが呼び起こすアルバムは、ヘヴィリフが繰り出されていくアグレッシヴな突進ナンバーの2からグロウルが炸裂するデスラッシュを揃えていき、タイトなリフを刻む緩急の強い突撃ナンバーの3、アグレッシヴなリフで疾走するスラッシーな疾走ナンバーの4、ソリッドなリフで緊迫感を高めるヘヴィナンバーの5、不穏当なSEからの6はパンキッシュなムードで突き進むアップテンポのナンバー、ヘヴィリフが躍動するタイトでビート感の強いミッドテンポの7、グルーヴィなヘヴィロックナンバーの8、タイトなリフで切り刻む突進パートからヘヴィパートへのコントラストが強い9、瞬発力の強い一心不乱な突撃ナンバーの10、起伏の激しい突撃ナンバーの11、緩急の激しい凶悪な突撃ナンバーの12、叙情リフで突き進むメロデス調のスピードナンバーの13、ダークなムードが高まるイントロから突っ走る突撃パートとエモーショナルなコーラスがコントラストを生み出す14、ボーナストラックにはダークなヘヴィナンバーの15、ミステリアスでヘヴィなミッドテンポの16、5のデモバージョンの17が収録されています。

 すっかり勢いのあるデスラッシュなサウンドに帰ってきたアルバムは、初期の音楽性に立ち返ったと共に、これまでのアルバムで培った要素を加味した楽曲を作り出していきます。切れ味鋭いギターワークとメロディアスなソロが戻ってきて、気持ちよく頭を振れそうなサウンドが充満しており、メンバーチェンジの良い影響が強く感じられます。原点回帰がバンドの進歩にとって吉と出るか凶と出るかは分かりませんが、とりあえず皆が思っているバンドイメージに忠実な一枚でした。
同系統アルバム
SCARS/THE RESISTANCE
THE SINISTER SUPREMACY/DARKANE
WAR ETERNAL/ARCH ENEMY

COUNTDOWN TO EVOLUTION/MARY'S BLOOD

カウントダウン・トゥ・エヴォルーション/メアリーズ・ブラッド

NIPPON COLUMBIA COZP-952/3 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 国産ガールズメタルバンドのファーストアルバムです。

 哀愁帯びたイントロダクションが導くアルバムは、荒々しいギターリフとスクリームでテンションを上げるソリッドでクランチーなミッドテンポの2で、パワフルに唄い上げる女性ヴォーカルが情熱的なメロディを紡ぎ、ヘヴィリフが力強く迫るロッキンでタイトな3、叙情性に満ちたメロディに導かれる4はソリッドなリフと情感豊かなコーラスが絡みあうミッドテンポのナンバー、叙情感の残る爽やかなメロディで進むキャッチーな5、タイトなギターリフがロックしていくドライヴ感の強い6、畳み掛ける攻撃的なリフが迫り来る緊迫感の強い突進ナンバーの7、キャッチーな哀愁メロディで駆けるアップテンポの8、キーボードのイントロからブルージーなフィーリングを聴かせるアップテンポの9、爽快なコーラスへと雪崩れ込むスリリングな疾走ナンバーの10が収録されています。
 ボーナスディスクのDVDにはカッケーっす!!なPVとそのPVのメイキングが収録されています。

 プロダクションは現代的に、楽曲はオーセンティックなヘヴィメタルをやってのけるアルバムは、地力を窺わせるプレイと共に、国産とか女性バンドとか言うエクスキューズをあまり必要としないサウンドが展開されています。ソリッドに仕上げられた楽曲はキャッチーなメロディと相まって訴求性の高いサウンドを生み出しており、ファーストアルバムらしからぬメジャー感の強い完成度を見せています。正統派メタル的なバラエティのある楽曲を揃えた今後の活動に期待したくなる一枚でした。
同系統アルバム
BATTLE BEAST/BATTLE BEAST
RIDE THE VOID/HOLY GRAIL
(r)EVOLUTION/HAMMERFALL

UNLEASH THE FIRE/RIOT

アンリーシュ・ザ・ファイア/ライオット

MARQUEE MICP-11177 [☆☆☆] >>>>>BUY...?

 アメリカ出身ベテランバンドの15枚目のアルバムです。2012年に亡くなった中心人物であるマーク・リアリの遺志を継ぎ、マイク・フリンツとドン・ヴァン・スタヴァンが中心となって、ヴォーカリストにはトッド・マイケル・ホール、後任ギタリストにはニック・リー、ドラマーには以前にもバンドに参加したことのあるフランク・ギルクライストを迎えて製作しています。日本のみライオット名義での活動となります。

 叙情感たっぷりのイントロで幕を開けるアルバムは、タイトなリフを刻むミッドテンポの1からハイトーンヴォーカルと哀感帯びたメロディが交差するサウンドが展開されていき、細かいリフを刻む緊張感高まるダイナミックなアップテンポの2、スリリングなスピードナンバーの3、ソリッドなリフで威圧的に迫るミッドテンポの4、タイトなリフで押し込んでいくエッジの効いたミッドテンポの5、泣きメロが押し寄せるハードロッキンなミッドテンポの6、雷鳴のSEからソリッドなギターリフが躍動するミッド〜アップテンポのダイナミックな7、湿ったメロディがブルージーに迫るアップテンポの8、センチメンタルなバラードナンバーの9、ブルーズロック的な10、畳み掛けるギターリフが押し寄せるソリッドで勢いのある11、なんかムード歌謡みたいな哀愁ナンバーの12、ボーナストラックには唄えることはよく判った!、なライヴバージョンが収録されています。

 マーク・リアリが居ない影響か、ヴォーカルが変わったせいかは分かりませんが、とりあえず前作「IMMORTAL SOULS」のハイテンションなフィーリングを継承しようと頑張ってみたものの、どちらかと言うと「ARMY OF ONE」あたりの哀愁帯びたハードロック寄りのサウンドが展開されていきます。過去のアルバムを思い出させる曲名があったりしますが、そんなにインスパイアされてるわけではなかったり。マーク・リアリが持ち合わせていた独特の空気感は薄れていますが、それでもバンドの歴史を継承しようとする努力は強く感じさせます。今後の活動も頑張って欲しいものですが、多分頑張るほど違うものになってしまうんだろうなあ、って一枚でした。
 しかし、プロデューサー変えた別バージョン出すってどうなの?(´・ω・`)
同系統アルバム
BATTLE OF LENINGRAD/RING OF FIRE
MESSENGER/WARDRUM
REDEEMER OF SOULS/JUDAS PRIEST

救世アルギュロス/妖精帝國

救世'Aργυρσς/DAS FEENREICH

LANTIS LACM-34259 [SINGLE] >>>>>BUY...?

 妖精帝國第参軍楽隊の17枚目のシングルです。

 素っ裸の少女が日本刀を引っさげて全力疾走するヴィジュアルが衝撃的なTVアニメ「東京ESP」のエンディング曲の1は、グロウルも使った不穏なクワイアからの起伏の激しいアグレッシヴなスピードナンバーで、フラッシーなギターソロも含めてメタル路線に舵を切ったバンドの方向性通りの緊迫感高まる曲になっています。まあ、エンディングにしては激しすぎて落ち着かない、オープニングで良かったのに,、'` ( ´∀`) ,、'`2はネオクラシカルなフィーリングのスリリングで扇情的なスピードナンバー、3はダークでメランコリックなムードが高まるゴシックなナンバー。4,5,6はそれぞれの楽曲のインストゥルメンタルバージョンが収録されていますが、コーラスも無いのか…さすがに唄えそうにない(´・ω・`)

 そんなわけで、臣民はもちろん、メタルファンにも満足な、ヘヴィメタル路線を突き進む妖精帝國のシングルでした。





September

CANNIBAL CORPSE | GALNERYUS | IN FLAMES | MANIGANCE | 陰陽座 | 陰陽座 | SANCTUARY | STRIKER |

A SKELETAL DOMAIN/CANNIBAL CORPSE

ア・スケルタル・ドメイン/カンニバル・コープス

HOWLING BULL HWCY-1342 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 アメリカンデスメタルの重鎮の13枚目のアルバムです。

 ノイジーで不穏なイントロが不安感を呼び起こすアルバムは、グロウルが咆哮するブルータルな1から、凶悪なデスメタルが展開していき、キレのあるリフで突き進む突撃ナンバーの2、畳み掛けるソリッドなリフで圧倒するミッドテンポの3、威嚇的に突進するブルータルな4、クランチーなリフで突撃するファストチューンの5、タイトなリフが圧迫感を高める不穏なミッド〜アップテンポの6、不穏なイントロからヘヴィリフが圧倒的に迫るダイナミックな7、唸りを上げるリフが怒涛の突進力を見せる展開の大きい8、スリリングなギターソロが印象的な威圧感高まるヘヴィな9、突進力高まるリフが躍動するダイナミックな10、ソリッドなリフで突き進むミッドテンポの11、激しいドラミングがヘヴィリフを呼び起こし加速する12が収録されています。

 何だか久々に聴きましたが、サウンド自体は昔よりはちょっと洗練されたものの、うん殆ど変わってないな'`,、(´∀`) '`,、いつも通りのこれぞデスメタルって感じの暴虐な楽曲が揃えられています。ピュアなデスメタルの象徴としてこれからも続いていって欲しい一枚でした。
同系統アルバム
CRYPTOPSY/CRYPTOPSY
SCARS/THE RESISTANCE
TIBI ET IGNI/VADER

VETELGYUS/GALNERYUS

ヴェテルギウス[初回盤: CD+Blu-ray]/ガルネリウス

VAP VPCC-80669 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 国産メタルバンドの9枚目のアルバムです。

 壮大なイントロダクションで幕を開けるアルバムは、スリリングなリフワークで突っ走る飛翔感の強いスピードナンバーの2で、ハイトーンヴォーカルと華麗なメロディが躍動していき、タイトなイントロからダイナミックに展開するエモーショナルなミッドテンポの3、ロックする躍動的なイントロからタフなメロディが歌い上げられていくアップテンポの4、優雅なイントロからの5は哀愁リフで進むタイトでネオクラシカルなムードが高まるミッドテンポの劇的ナンバー、シンフォニックなイントロからスリリングに疾走していく劇的スピードナンバーの6、荘厳なイントロから叙情メロディが紡がれるエモーショナルでスリリングなインストナンバーの7、哀愁メロディで迫るパワーバラードの8、キラキラ感のある出だしから天空に飛翔するロマンティックなミッドテンポの9、緊張感高まるコーラスが導く10はタイトなリフでエッジの効いたアップテンポの劇的ナンバー、哀愁メロディが乱舞するキラキラスピードナンバーの11、物悲しいギターの調べが染みるインストナンバーの12が収録されています。
 初回限定盤のBlu-rayには4月に行われたライヴの模様が収録されています。

 高品質のメロディックメタルが展開されていくアルバムは、今までとは毛色の変わった曲が収録されていたりはしますが、全体としてはガルネリウスらしさを感じさせるものに昇華されており、バラエティに富む仕上がりになっています。繰り返しを避ける意欲的なアプローチを見せていく充実した一枚でした。
同系統アルバム
MORNING DWELL/MORNING DWELL
EMPYREAN REALMS/ARMORY
A NEW DAWN ENDING/ANCIENT BARDS

SIREN CHARMS/IN FLAMES

サイレン・チャームズ/イン・フレイムス

SONY MUSIC EICP-1612 [☆☆☆] >>>>>BUY...?

 スウェーデン出身のバンドの11枚目のアルバムです。

 ヘヴィリフが叙情メロディを伴って進みクリーンヴォーカルが唄い上げるエモーショナルな1から、アンヴィエントなサウンドが流れるアルバムは、疾走感あふれるイントロからヘヴィに展開する2、メランコリックな情感が高まるミッドテンポの3、ルーズなムードの哀愁ナンバーの4、5、アンヴィエントな空気感が広がる6、衝動性が高まるヘヴィでソリッドな7は女性ヴォーカルも加わったムーディなパートでコントラストを生み出します。うねるリフを叙情メロディが交錯していくタイトなミッドテンポの8、やっぱりルーズなメロディで紡ぐミッドテンポの9、ヘヴィリフが迫り衝動的でエモーショナルなメロディが紡がれる10、躍動的なリフに衝動性の強いメロディを乗せるアップテンポの11、ボーナストラックには叙情リフで進むエモーショナルなナンバーが収録されています。

 アメリカナイズとニューメタル化が加速しているようで、実験的で唄メロ中心の楽曲が並べられています。メロディは割と充実していますが、まあエキサイトしない曲ばかりが揃っていて、メタル的にはガッカリすること請け合い。バンド名を変えて出直してくれるか、聴き手がバンドを諦めるかの二者択一を強いられそうな一枚でした。
同系統アルバム
KINDLY BENT TO FREE US/CYNIC
HAIL TO THE KING/AVENGED SEVENFOLD
GIVE 'EM HELL/SEBASTIAN BACH

VOLTE-FACE/MANIGANCE

ヴォルト・ファース〜変革/マニガンス

MARQUEE MICP-11186 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 フランス産プログレメタルの五枚目のアルバムです。リズム隊が交替しています。

 浮遊感のあるイントロからソリッドなギターリフがテクニカルに躍動するアップテンポの1から、ハスキーなハイトーンヴォーカルが不思議なフランス語の響きを聴かせていくアルバムは、細かいリフワークとファンタジックなキーボードが絡み合うスリリングな2、グロウルも導入してミステリアスなムードを高めるエモーショナルなミッドテンポの3、ソリッドなリフを叩きつけていくパワーメタリックな4、ヘヴィリフとキャッチーなメロディで迫るミッドテンポの5、スリリングに突き進む起伏の大きいスピードナンバーの6、エモーショナルな導入部からロックしていくアップテンポの7、タイトなリフと叙情性の強いメロディで迫るミッドテンポの8、穏やかなバラードナンバーの9、湿ったメロディが躍動する展開の大きいアップテンポの10、ダークなリフと叙情メロディが情感を高めていくアップテンポの11、ボーナストラックの12はミステリアスでエモーショナルなミッドテンポのナンバーが収録されています。

 メンバーチェンジはあっても基本路線は変わらず、独特のクセを持ったメロディがフランス語で紡がれるテクニカルなサウンドが展開されていきますが、ちょっとブランクがあったせいかヴォーカルの声が以前より出ていない模様。その分、バックの演奏はこれでもか、と手の込んだフレーズを詰め込んできて楽曲に緊張感を与え劇的に仕上げていきます。プログレッシヴな要素は減っていますが、基本的にはこれまで通りのメロディックメタルを聴かせていく一枚です。
同系統アルバム
MOMENTUM/DGM
DISTANT IS THE SUN/VANISHING POINT
THE PHANTONAUTS/QANTICE

風神界逅/陰陽座

FUJINKAIKOU/ONMYOUZA

KING RECORDS KICS-3104 [☆☆☆] >>>>>BUY...?

 国産メタルバンドの二枚同時リリースの一枚目で11枚目のアルバムです。

 リリカルで広がりを感じさせる壮大なイントロダクションに導かれるアルバムは、スピード感高まるリフが躍動するエモーショナルなファストチューンの2から、男女ヴォーカルによる独特の世界観が作り出されていき、哀愁メロディで迫る情感豊かなミッドテンポの3、ソリッドなリフで押し込んでいくスリリングなアップテンポの4、叙情メロディが心に染みるメランコリックな5、勇ましいコーラスを伴った疾走感高まる6、ホーンセクションも使ったファンキーなムードも漂うロッキンな7、情感高まるバラードナンバーの8、ポップなメロディで優しく進むソフトな9、壮大なムードで迫る雄大なミッドテンポの10、扇情的なメロディが躍動するアップテンポの劇的ナンバーの11、J-POPみたいなキャッチーなナンバーの12が収録されています。

 “風”をテーマにしたこのアルバムでは、全体的に爽やかなムードやスピード感のある曲が揃えられており、いつものバンドのサウンドに比べてもキャッチーさが増しています。聴きやすくなっているもののメタル的にはちょっとパンチが足りないかなあって感じのサウンドになっているのは、コアなファンには物足りないかもしれない。陰陽座のキャッチーな部分が強められた一枚でした。
同系統アルバム
DAZED AND DELIGHT/ALDIOUS
ARS MUSICA/DARK MOOR
DIGITAL LIES/LORD

雷神創世/陰陽座

RAIJINSOUSEI/ONMYOUZA

KING RECORDS KICS-3105 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 国産メタルバンドの二枚同時リリースの二枚目で12枚目のアルバムです。

 不穏なムードが高まるダークなサウンドが広がる壮大なミッドテンポの1から、タイトなリフでシリアスに迫る緊迫感高まるアップテンポの2、哀愁のギターイントロからの3はソリッドなリフを刻むタイトなミッドテンポのナンバー、タイトなギターリフが威圧感を高めるスリリングな展開のインストメインの4、演歌調メロディで迫るダイナミックな展開のミッドテンポの5、哀愁帯びたメロディがタイトなリフを伴って進むミッドテンポのエモーショナルな6、ファンキーなビートで進む躍動的なミッドテンポの7、情感豊かな展開でダイナミズム高まるミッドテンポの8、不安感高まるイントロからミステリアスなムードを高めていく起伏の大きいヘヴィナンバーの9、メランコリックなバラードナンバーの10、荒々しいギターリフが激しいメロディを伴って進む緊張感高まるファストチューンの11、ドライヴ感あふれるロックチューンの12が収録されています。

 “雷”をテーマにしたアルバムは、パワフルで鋭角なサウンドが際立つダイナミズムあふれる楽曲を揃えており、メタルバンドとしての陰陽座を強くアピールしていきます。荒々しい空気に満たされる妖怪メタルを自称するサウンドにふさわしい楽曲は、これまでのバンドの作風を継承しつつ前進していくものになっています。全体的には二枚を合わせて割ったら、いつも通りの陰陽座って感じですが、メタル的には満足感の高い一枚でした。
同系統アルバム
VETELGYUS/GALNERYUS
MAGIC FOREST/AMBERIAN DAWN
VOLTE-FACE/MANIGANCE

THE YEAR THE SUN DIED/SANCTUARY

ジ・イヤー・ザ・サン・ダイド/サンクチュアリ

MARQUEE MICP-11176 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 シアトル出身の、活動休止中のネヴァーモアの前身バンドが満を持しての復活で25年ぶりの三枚目のアルバムです。メンバーは解散当時と同じ顔ぶれが揃っています。

 ダークでエモーショナルなメロディが炸裂するミッドテンポの1から、ソリッドなリフと硬質なサウンドが展開されていくアルバムは、躍動するリフがうねるソリッドなミッドテンポの2、ノイジーなイントロからの3はグルーヴィなリフワークが高密度で迫るダークなミッドテンポのナンバー、ソリッドなヘヴィリフが情念に満ちたヴォーカルを一体となったミッドテンポの4、浮遊感のあるメロディがダークなリフを導くヘヴィナンバーの5、タイトなリフで突き進むスリリングなアップテンポの6、メランコリックなメロディを紡ぐダークなバラードナンバーの7、ラウドなリフと浮遊するヴォーカルが交錯するミッドテンポの8、エモーショナルでルーズな空気が漂うグルーヴィな9、メランコリックなインストナンバーの10から、ヘヴィリフが叙情メロディを導くセンシティブなミッドテンポの11へ。ボーナストラックの12はザ・ドアーズのカバーが収録されています。

 当時としても個性的なサウンドを作り出していたバンドでしたが、このアルバムではネヴァーモア経由のサンクチュアリといった風のサウンドを作り出しており、継続して聴いてきたファンには納得のできる楽曲が揃えられています。ネヴァーモアほどは特異なサウンドではありませんが、ヘヴィネスを強調したゴシック/ドゥームメタル的な感触と無二のヴォーカルが生み出す異端の世界はやはり独自性が強いものです。ノスタルジーに浸ることの無いアップデートされた楽曲が揃えられた、ネヴァーモア再開の目処が立たないので、とりあえずこっちで頑張るしかないかな、って一枚でした。
同系統アルバム
KILLHAMMER/MYSTIC PROPHECY
VENGEANCE FALLS/TRIVIUM
OUTRAGED/OUTRAGE

CITY OF GOLD/STRIKER

シティ・オブ・ゴールド/ストライカー

BICKEE MUSIC BKMA-1029 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 カナダ産正統派メタルバンドの三枚目のアルバムです。ギタリストとベーシストが交替しています。

 アグレッシヴなビートが炸裂するアップテンポのソリッドなスピードナンバーの1から、テンションの高いハイトーンヴォーカルが叫ぶピュアなメタルが繰り出されるアルバムは、クランチーなヘヴィリフとキャッチーなコーラスを繰り出すタイトなミッドテンポの2、重量感タップリの不穏なイントロからの3は躍動的に突き進む突撃スピードナンバー、キャッチーでメロディアスな80年代メタル風の4、唸りを上げるリフで突撃するアグレッシヴなスピードナンバーの5、威嚇的なイントロから突進するダイナミックなスピードナンバーの6、ヘヴィリフが躍動する勢いのあるタイトなアップテンポの7、パンキッシュなムードで突っ走る突撃ナンバーの8は展開の大きいソロパートが印象的です。バラード風のエモーショナルなミッド〜アップテンポの9、ドライヴするリフで突っ走るハイテンションのスピードナンバーの10、雷鳴のイントロから急加速していく緩急の強いアップテンポの11、ボーナストラックには、アイアン・メイデンのカバーの12、80年代風のキャッチーなアップテンポの13、ザクザクしたリフが勢いを加速するミッドテンポの14、哀愁メロディとハイトーンヴォーカルが炸裂するアップテンポの15が収録されています。

 正統派メタル路線から、パンキッシュなスピード感を強化してスラッシュメタル手前のスピードメタル的なスタイルを獲得したサウンドは、アメリカンパワーメタルに近い感触を与えるものになっており、バンドの進化を強く感じさせます。すっかり完成されていた80年代スタイルを打ち砕いて新たな可能性を模索するバンドの強い意志を見せる活力に満ちた楽曲が揃えられており、正統派メタルに敬意を払いつつも自分達のスタイルを確立させる気概を表していきます。NWOTHMというスタイルからは一歩踏み出したパワフルな一枚でした。
同系統アルバム
POWERDOSE/SPEEDTRAP
ELECTRIC PUNISHMENT/VICIOUS RUMORS
MAXIMUM OVERLOAD/DRAGONFORCE





October

ALESTORM | AMARANTHE | AT THE GATES | CRIMSON SHADOWS | CRUCIFIED BARBARA | SCAR SYMMETRY | SLIPKNOT | UNEARTH | VICTORIUS | WHITE EMPRESS |

SUNSET ON THE GOLDEN AGE/ALESTORM

サンセット・オン・ザ・ゴールデン・エイジ/エイルストーム

RUBICON MUSIC RBNCD-1172 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 スコットランド出身のバンドの四枚目のアルバムです。

 軽快で勇ましいファンファーレで幕を開けるアルバムは、酔いどれヴォーカルが勢いつけて突き進むアップテンポの1から勇壮でドラマティックなサウンドを展開していくと、フォーキーなムードのメロディが威勢よく流れるアップテンポの呑んだくれソングの2、哀愁メロディとソリッドなリフが迫る勇壮なミッドテンポの3、8ビットなイントロからの4はフォーキーなメロディがダイナミックに展開するミッドテンポのナンバー、テンションあがる突進力の強いアップテンポの5、不穏なムードがちょっと高まるアップテンポの6、叙情メロディが勢い付けて突き進むコーラスで盛り上がるアップテンポの7、勢いだけで突っ切るフォーキーなスピードナンバーの8、英国のポップナンバーのカバーの9、重厚なイントロからの10はドラマティックな展開のミッドテンポの哀愁長編ナンバー、ボーナストラックには重量感のあるリフで迫る勇壮なミッドテンポの11、どこのパンクだって言う12が収録されています。

 かなりお酒の入ったフォーキーなパイレーツメタルが展開されていくアルバムは、えーっと、うんいつも通りだ'`,、(´∀`) '`,、とくにこれと言った新機軸も無いですが、期待を裏切らないサウンドが展開されていく一枚でした。
同系統アルバム
MANALA/KORPIKLAANI
ERDENTEMPEL/EQUILIBRIUM
THE PAGAN MANIFESTO/ELVENKING

MASSIVE ADDICTIVE/AMARANTHE

マッシヴ・アディクティヴ〜デラックス・エディション/アマランス

UNIVERSAL MUSIC UICN-9025 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 スウェーデン出身のバンドの三枚目のアルバムです。グロウル担当が元スカーポイントのヘンリク・エングランドに替わっています。

 エッジの効いたダンサブルなビートとソリッドなリフが男女クリーンヴォーカルとグロウルを導いていくアップテンポのセンチメンタルな1から、キャッチーでポップなメロディが満載のアルバムは、ラウドなビートで進む湿ったメロディが印象的なミッドテンポの2、キラキラキーボードがソリッドなリフとテクニカルなビートを導くエモーショナルでダイナミックなミッドテンポの3、メランコリックなヘヴィナンバーの4、ヘヴィリフとダンスビートが一体となって迫るアップテンポのキャッチーな5、叙情メロディで迫るスローナンバーの6、扇情的なメロディで煽っていくダイナミックなアップテンポの7、男女ヴォーカルが切々と唄い上げるバラードナンバーの8、威嚇的なグロウルとキャッチーな男女ヴォーカルが交錯するソリッドなミッドテンポの9、叙情性の強いメロディでドライヴしていくアップテンポの10、ダイナミックな躍動感高まるソリッドなスピードナンバーの11、メランコリックなメロディで迫るミッドテンポの12、 ボーナストラックには3と6のアコースティックバージョンが収録されています。
 ボーナスのDVDには、銅鑼の音の無い面白インタビューのメイキング映像が収められています。

 3分台のコンパクトな楽曲を並べたアルバムは、これまでのスタイルを更にキャッチーかつポップに進めたものになっており、プロダクションも向上して普遍性高まるサウンドが展開されていきます。新しいグロウル担当も特に問題なくバンドに溶け込んでおり、パフォーマンス面でも安定しています。メジャー感が強まりすぎて、もうヘヴィメタルのフィールドで語るのってどうかなって感じですが、楽曲としてはマンネリ感が見え隠れする絞ったものになっているので、次のアルバムは正念場になりそう。スウェーデンのポップ感が満載の成長著しい一枚でした。
同系統アルバム
VERGE/CARDIANT
BENEATH/AMORAL
THE UNFORGIVING/WITHIN TEMPTATION

AT WAR WITH REALITY/AT THE GATES

アット・ウォー・ウィズ・リアリティ/アット・ザ・ゲイツ

TROOPER ENTERTAINMENT QATE-10065 [☆☆☆] >>>>>BUY...?

 再結成したスウェーデン出身の伝説のバンドの五枚目のアルバムです。

 緊迫したナレーションで幕を開けるアルバムは、グロウルと叙情リフで疾走する緩急の激しい2で、北欧メロデスの先駆者のスタイルを見せ付けていき、畳み掛ける叙情リフで突き進むアグレッシヴな3、ヘヴィリフがタイトに迫るアップ〜ミッドテンポの4、ミステリアスなイントロから不穏なリフを重ねていくダークな5、タイトな叙情リフが躍動する情念高まるアップテンポの6、ミステリアスでダークなヘヴィナンバーの7、うねるヘヴィリフが圧迫感を高めるイントロから激しく突き進む起伏の激しいファストナンバーの8、ボーナストラックの9は叙情リフで突っ走る情感豊かな突進ナンバー、さらにボーナストラックの10はミステリアスなイントロからのグルーヴィなヘヴィナンバー、煽情性の強いリフが唸るアップテンポの突撃ナンバーの11、メランコリックなインストナンバーの12、エッジの効いたリフで突撃するアグレッシヴな13、ボーナストラックの14はダイナミックなイントロからタイトなリフで突き進むソリッドなナンバー、畳み掛けるソリッドなリフで押し込む突進ナンバーの15、メランコリックでミステリアスなヘヴィナンバーの16が収録されています。

 名盤と呼ばれる前作よりも、エモーショナルな方向に舵を切っているアルバムは、北欧メロデスの基礎を築き上げたメロディセンスはさらに強化されており、攻撃性よりも情感豊かな楽曲が増えています。メンバーは同じですが、歯車が上手く噛み合って完成した当時のサウンドを再現と言うわけにはいかなかったようで、アーティスト的な成長は感じさせるものの、さすがに色々切れ味が鈍ったなあって感慨が強まります。キャリアが継続していて順当にアルバムを重ねていたらこのあたりでこんな感じになったかなあって途中を端折って結論に達したみたいな一枚でした。
同系統アルバム
EXIT WOUNDS/THE HAUNTED
CONSTRUCT/DARK TRANQUILLITY
SURGICAL STEEL/CARCASS

KINGS AMONG MEN/CRIMSON SHADOWS

キングス・アマング・メン/クリムゾン・シャドウズ

SPIRITUAL BEAST IUCP-16202 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 カナダ出身のバンドの二枚目のアルバムです。新たにベーシストが加入して、ベース担当はギターにスライドしています。

 勇壮なイントロダクションで幕を開けるアルバムは、疾走感高まるメロディアスな叙情フレーズで突き進むグロウルとクリーンヴォーカルが交錯するファストナンバーの2から、フラッシーなギターソロが炸裂するスピードメタルが展開されていき、哀愁帯びたイントロからの3はアグレッシヴかつメロディアスに突き進む突撃スピードナンバー、叙情的なメロディが高まる4はそれでも突進するスピードナンバー、剣戟のSEから爽快に突っ走るスピードナンバーの5、激しいビートで突っ走るイントロから緩急の強い重量感あふれる展開を見せる突撃ナンバーの6、メランコリックなインストナンバーの7からエピックなムードの劇的疾走ナンバーの8へ。メロデス風に突っ走るアグレッシヴなパートが爽やかに決着するスピードナンバーの9、叙情性のあるメロディが乱舞するスピードナンバーの10が収録されています。
 あとボーナスにはビールで乾杯してから演りはじめる動画とジャケットにアニメっぽく歌詞が出る動画の二本収録されています。

 ブレイクダウンって何それ美味しいの?という潔いスピード全開で展開されるアルバムは、ドラゴンフォースあたりの影響が強かった前作よりも気持ちメロディックデスメタルよりになっているものの、キラキラ感と爽快感の強いギターソロは健在でやっぱりスタンダードなメロデスと言うよりは叙情スピードメタルと言った印象を残します。グロウルの熱さに比べてクリーンヴォーカルの唄メロのぞんざいな感じとか、そんなに楽曲のバラエティは無かったりするあたりは気になりますが、まあ“速さは正義”だよね!'`,、(´∀`) '`,、順調にパワーアップしていく高速の一枚でした。
同系統アルバム
SEVENTH SWAMPHONY/KALMAH
HALO OF BLOOD/CHILDREN OF BODOM
MAXIMUM OVERLOAD/DRAGONFORCE

IN THE RED/CRUCIFIED BARBARA

イン・ザ・レッド/クルシファイド・バーバラ

BICKEE MUSIC BKMA-1030 [☆☆☆] >>>>>BUY...?

 スウェーデン出身のガールズバンドの四枚目のアルバムです。

 一曲目がボーナストラックだよ!のアルバムは、メイデンみたいなリフの80年代ハードロック風味のグルーヴィなミッドテンポの1から、パワフルな女性ヴォーカルが唄い上げるタフな楽曲を揃えて、ドライヴ感の強いハードロッキンでソリッドなナンバーの2、不穏なヘヴィリフで進むグルーヴィでエモーショナルなミッドテンポの3、湿ったメロディが情感込めて歌い上げられるミッドテンポの4、哀愁帯びたイントロから叙情リフを重ねていくアップテンポの5、煽情性の強まるロッキンなミッドテンポの6、ヘヴィリフがザクザク迫るタイトなミッドテンポの7、エモーショナルなムードを高めつつテンション上げるグルーヴィなミッドテンポの8、躍動する不穏なリフで突進するアップテンポの9、70年代風ロック的なルーズな空気のミッドテンポの10、80年代っぽいサウンドが炸裂していく伝統的メタルなミッドテンポの11、エモーショナルなヴォーカルがテンション高まるリフで突き進むアップテンポの12が収録されています。

 安定した演奏とフックのあるメロディを備えた楽曲で骨太なロックサウンドを作り出していくアルバムは、モーターヘッドあたりに通じるドライヴ感を作り出していきます。70年代〜80年代のハードロックに強い影響を受けたサウンドは現代的なプロダクションで、硬質に仕上げられておりガッツのある楽曲を並べていきます。かなり高品質で成長を感じさせるアルバムですが、目玉になる曲があればなあ、って感じの一枚でした。
同系統アルバム
KOBRA AND THE LOTUS/KOBRA AND THE LOTUS
COUNTDOWN TO EVOLUTION/MARY'S BLOOD
GIVE 'EM HELL/SEBASTIAN BACH

THE SINGULARITY (PHASE I: NEOHUMANITY)/SCAR SYMMETRY

シンギュラリティ-フェーズI:ネオヒューマニティ/スカー・シンメトリー

MARQUEE MICP-11152 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 スウェーデン出身のバンドの6枚目のアルバムです。ギタリストの一人が脱退しています。三部作予定のコンセプトアルバムになっています。

 スペーシーなイントロダクションで幕を開けるアルバムは、ソリッドなギターと浮遊するキーボードがテクニカルに躍動する中、クリーンヴォーカルとグロウルが有機的に絡み合うアップテンポのエモーショナルなプログレメタルを作り出していくと、ソリッドなリフが力強く躍動する中、メロディックハード的なメロディとブルータルなグロウルが交錯していく意外性の強い意欲的な3、スケール感の大きいリフワークで進む4はブルータルなパートにキャッチーな叙情コーラスが絡むプログレッシヴなナンバー、叙情リフで突き進むメロデスパートに爽やかなコーラスが切れ込んでいくグロウルとクリーンヴォーカルの絡みが心地よい最終的にはキャッチーなアップテンポの5、ミステリアスなインストナンバーの6、テクニカルなリフで突き進む武ブルータルなパートがエモーショナルなメロディに彩られていく緩急の激しい7、激しいビートと叙情メロディが交錯していくテクニカルでブルータルな劇的ナンバーの8が収録されています。

 マイルドなクリーンヴォーカルが主導するパートの比重が圧倒的に高まったアルバムは、まさにプログレハード的なキャッチーさとポップさが印象に残るこれまでとは様相の異なったサウンドを生み出しています。それでもグロウルとブルータルなパートはメロディアスなパートを彩りつつ強いアクセントを刻み付けており、クリーンヴォーカルとグロウルのデュエット!さえ見せるある意味エクストリームなサウンドはコントラストが恐ろしく強い劇的なものに仕上がっています。相反するとも思われる要素を高次元でまとめて見せる異形のスタイルの一枚でした。
同系統アルバム
YOU/EMERGENCY GATE
PRISONERS/THE AGONIST
LIZARD DUSK/TRACEDAWN

.5:THE GRAY CHAPTER/SLIPKNOT

.5:ザ・グレイ・チャプター(2CDスペシャル・エディション)/スリップノット

WARNER MUSIC WPCR-16130/1 [☆☆☆] >>>>>BUY...?

 アイオワ産のミクスチャーバンドの五枚目のアルバムです。

 空虚なメロディを紡ぐイントロダクションからエモーショナルな歌唱を聴かせる1、ダークにのたうつイントロからアグレッシヴに突進していく2、激しいビートで突っ走るブルータルな3、タイトでヘヴィなビートに乗せて不穏なメロディが展開するイントロからエモーショナルな歌唱を聴かせる緩急の激しいミッドテンポの4、叙情メロディで進むバラード風パートと慟哭のヘヴィパートが交錯する5、ソリッドなバックに乗せて咆哮してキャッチーなコーラスへと進むアップテンポの6、中途半端なダミ声で進むダークでグルーヴィな7、哀愁漂う静かなメロディが染みるバラードナンバーの8からタイトに進むキャッチーでエクストリームなアップテンポの9へ。不安感のあるメロディで進むエモーショナルでタイトな10、エクストリームでパンキッシュな11、不穏なSEからミステリアスに展開する12、スリップノットのパブリックイメージに近いヘヴィリフがヒステリックなスクラッチと共に突き進むアグレッシヴな13、静かなイントロからエモーショナルな歌唱で進むダークなスローナンバーの14、二枚目のディスクに収録されている二曲+αはヘヴィなリフが緊迫感を高めていく1と、不穏なムードが高まるヘヴィナンバーの2と何だコレ…(´Д`;)

 何だか何も書きたいことが見つからなかった前作よりはマシになった印象を与えるアルバムは、メジャーサウンドがすっかり板に付いたポップ感と適度なエクストリーム感が分かりやすい形で提示されていく、昔のメタリカみたいな立ち位置みたいな感じ。以前のような凶暴性とかいかがわしさなど望むべくもないわけで、ストーン・サワーみたいになるのも当然ですが、まあ要望的には初期の衝動性が必要とされていることは理解されます。うん、このバンドで本当にやるべきことって既に何も無いよね!'`,、(´∀`) '`,、みたいな周囲の金目な人達のマーケティングな印象が残る一枚でした。
同系統アルバム
SIREN CHARMS/IN FLAMES
THE LIVING INFINITE/SOILWORK
GOLIATH/BUTCHER BABIES

WATCHERS OF RULE/UNEARTH

ウォッチャーズ・オブ・ルールズ/アンアース

HOWLING BULL HWCY-1345 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 マサチューセッツ産メタルコアの6枚目のアルバムです。前作でのセッションドラマーが正式に加入しています。

 叙情性高まるイントロからブルータルに切れ込むリフとグロウルが一体となって突撃する展開の大きい高速ナンバーの2へと突入するアルバムは、タイトなビートで進む3はアグレッシヴに展開する起伏の激しいダイナミックなナンバー、テクニカルな鋭いリフで突き進むアグレッシヴで苛烈なナンバーの4、不穏なイントロからの5はヘヴィリフが激しく迫るドライヴ感の強いアップテンポのナンバー、畳み掛けるタイトなリフで突っ走る突進力の強い6、緩急の強いアグレッシヴでブルータルな突撃ナンバーの7、不穏なリフで突き進むタイトな突進ナンバーの8、叙情メロディの劇的イントロからスリリングに展開していくシュレッディングな9、緊迫感高まるビートで突っ走る緩急の激しいスピードナンバーの10、タイトなイントロから不穏なムードを高めていくブルータルな11、ボーナストラックには起伏の激しい突撃ナンバーの12とスレイヤーのカバーが収録されています。

 デスメタル色が強まってブルータルな要素が目立つアルバムは、ブレイクダウンなども残っているものの、メタルコア的な展開とは多少異なった趣のドラマティックとも呼べるダイナミズムが高まった楽曲も揃えています。高速ギターソロや緩急の激しい展開などヘヴィメタル然とした要素も印象に残る楽曲は、攻撃性も煽情性も強まっており、より強く衝動に訴えかけるものになっており、更なるバンドの進歩を垣間見せます。更にパワーアップした新世代メタルの強力な一枚でした。
 どうでもいいですが、邦題タイトル間違ってるよね(´・ω・`)
同系統アルバム
EXIT WOUNDS/THE HAUNTED
DISARM THE DESCENT/KILLSWITCH ENGAGE
THE SINISTER SUPREMACY/DARKANE

DREAMCHASER/VICTORIUS

ドリームチェイサー/ヴィクトリアス

MARQUEE MICP-11188 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 ドイツ出身のバンドの三枚目のアルバムです。ドラマーが交替しています。

 哀感たっぷりのイントロから、ソリッドでメロディアスなギターリフが力強く叩きつけられる中、ハイトーンヴォーカルがエモーショナルに唄い上げるスピードナンバーの1で始まるアルバムは、タイトなリフを刻むシリアスなミッドテンポの2、ドラマティックなイントロからキラキラしながら突き進むアップテンポのエピックな劇的ナンバーの3、アグレッシヴなリフで突っ走る緩急の強い突撃ナンバーの4、叙情性高まるメロディがタイトなビートに導かれるミッドテンポの5、ソリッドなリフを刻んで突き進むアップテンポのアグレッシヴな6、スケール感の大きい重量感たっぷりのミッドテンポの7、起伏激しく突き進むスピードナンバーの8、ミステリアスなイントロからパワフルなリフが繰り出されていくダイナミックなスピードナンバーの9、タイトなリフで迫るエモーショナルなミッドテンポの10、繊細なメロディを紡ぐパワーバラードナンバーの11、ボーナストラックの12はザクザクしたリフで迫るタイトなミッドテンポの曲が収録されています。

 荒々しいスピード感はそのままにパワフルなサウンドが展開していくアルバムは、プロダクションやパフォーマンスも向上して一つ上のレベルになったような印象を与えていきます。硬質なサウンドがメロディと一体となって安定感の高い楽曲を仕上げており、着実なレベルアップを感じさせます。あと一歩足りない感は残りますが安定感のある真っ直ぐな一枚でした。
同系統アルバム
VETELGYUS/GALNERYUS
THUNDER & STEELE/STORMWARRIOR
(r)EVOLUTION/HAMMERFALL

RISE OF THE EMPRESS/WHITE EMPRESS

ライズ・オブ・ジ・エンプレス〜純白の女帝/ホワイト・エンプレス

WARD RECORDS VQCD-10408 [☆☆☆] >>>>>BUY...?

 元クレイドル・オブ・フィルスのギタリスト、ポール・アレンダーとルナ・モーティスのメアリー・ズィマーが中心となって結成されたアメリカ産バンドのファーストアルバムです。

 オカルティックなイントロが不穏なムードを高めるアルバムは、女性ヴォーカルがグロウルとクリーンヴォイスを披露する威圧的な2から、スリリングなエクストリームメタルを作り出していき、ラウドなヘヴィリフが冷気を伴ったメロディを誘導するミッドテンポの3、畳み掛けるビートが緊迫感を高める突進ナンバーの4、シンフォニックなイントロから突撃するスピードパートとスローパートの緩急の激しい5、湿ったメロディが荒れ狂うスリリングなスピードナンバーの6、不安感高まるイントロから威嚇するソリッドでダイナミックな7、アグレッシヴなブルータルな劇的ナンバーの8、叙情性と威圧感が高まるドラマティックな9、ソリッドなヘヴィナンバーの10、スリリングなアップテンポの11、不穏な空気と叙情性が交錯するミッドテンポの12、ボーナストラックにはデモバージョンが二曲収録されています。

 クリーンヴォイスとグロウルのコントラストが生み出す緊張感を主軸にエクストリームなサウンドを展開していくアルバムは、冷気感じるメロディも手伝ってブラックメタル的な感触を強く与えます。楽曲のクオリティはそこそこ高いですが、初期ブラックメタルかって言う音が軽さはちょっとマイナス。ブレイクするにはあと一歩インパクトに欠ける一枚でした。
同系統アルバム
THE SATANIST/BEHEMOTH
WILD CARD/REVAMP
TITAN/SEPTICFLESH





Nobember

BLOODBOUND | D.A.M | IN THIS MOMENT | MORS PRINCIPIUM EST |

STORMBORN/BLOODBOUND

ストームボーン/ブラッドバウンド

MARQUEE MICP-11189 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 スウェーデン出身のバンドの6枚目のアルバムです。

 ナレーションを絡めた荘厳なムード漂うイントロダクションで幕を開けるアルバムは、哀愁帯びたイントロからソリッドなギターリフで突き進む劇的ナンバーの2から重厚なコーラスとキャッチーなメロディを絡めたサウンドを展開していくと、エピックメタルばりの派手なコーラスワークで圧倒するキャッチーなスピードナンバーの3、叙情リフと児童コーラスも加わった哀愁のサビで突き進むアップテンポの4、不穏なイントロから荘厳に迫る重厚なエピックナンバーの5、ドライヴ感高まるリフで突っ走るテンション高まるジューダス・プリースト風のアップテンポの6、重量感のあるリフで突き進む漢メタルなミッドテンポの7、キレのあるリフで鋭く迫るアップテンポのネオクラ風スピードナンバーの8、厚いコーラスに導かれる重厚でエモーショナルなエピックナンバーの9、叙情メロディで突っ走る勢いのある劇的スピードナンバーの10、飛翔感のある湿ったメロディが躍動するドラマティックなアップテンポの11、ボーナストラックには3と5のインストバージョンが収録されています。

 ハンマーフォールサバトンを合わせたみたいな正統派メタルに更なる進化を遂げたアルバムは、コーラスを大幅に加えてスケール感をアップさせており、手堅いけれども地味だった前作あたりからは印象が一変しています。フックのあるメロディを軸にエピックメタル的な重厚な展開を増やしたパワフルな楽曲を揃えており、バンドの新たな方向性を垣間見せます。ブラッドバウンドってどんなバンドだったっけ…みたいな感慨が浮かばなくも無いものの、伝統的なヘヴィメタルを貫き通すスウェーデンっぽさが全開の一枚でした。
同系統アルバム
(r)EVOLUTION/HAMMERFALL
HEROES/SABATON
BATTLE BEAST/BATTLE BEAST

TALES OF THE MAD KING & POSSESSED/D.A.M

テイルズ・オブ・ザ・マッド・キング & ポゼスド/ディー・エー・エム

STAYGOLD ARTSG-056 [☆☆☆] >>>>>BUY...?

 ブラジル出身のマルチプレイヤー、ギリェルメ・デ・アルヴァレンガが中心となって結成されたバンドの2013年に発表されたファーストアルバムとEPをセットにしたアルバムです。

 壮大なイントロダクションに導かれるアルバムは、グロウルと叙情メロディで進むクラシカルなフィーリングのミッドテンポの2から、ドラマティックなサウンドを展開していき、キャッチーなメロディが印象に残るミッドテンポの3、戦場のSEからの4は重量感のあるリフとブラストビートで迫る壮大な北欧メロデスナンバー。ブラストビートと叙情メロディが交錯するイントロからエピカルに迫るドラマティックな展開のミッドテンポの5ではノーマルヴォイスも導入しています。キラキキラメロデスが炸裂する6、ネオクラシカルに突っ走る7、ナレーションからクラシカルなフレーズを紡ぐミッドテンポの優雅な叙情メロデスの8、メランコリックなメロディに導かれる9は女性ヴォーカルも導入した緩急の激しいダイナミックなナンバー、躍動感と疾走感高まるメロデスナンバーの10、ギャロップするメロディアスなスピードナンバーの11、展開の激しい劇的ナンバーの12が収録されています。
 EPの方はキラキラ感が増量されたメロデスナンバーが揃えられている上に、ボーナストラックにはピアノ曲が。

 迫力の無いグロウル及び脱力するノーマルヴォイスとキレの無い演奏と決して良好ではないプロダクションが合わさって、色々と残念な事になっているアルバムは、チルドレン・オヴ・ボドムを更にクラシカルに振ったようなサウンドが詰め込まれており、ポップ感の強いメロディがやたらと耳につきます。ところどころ良いところもありますが、全体的にはちょっと方向性とサウンドがあまりフィットしていない感じが強いメロデスじゃないほうが良いんじゃないかなって作風。すでにセカンドアルバムが発表されていますが、何かしら向上してるといいなあって感じの一枚です。
同系統アルバム
SEVENTH SWAMPHONY/KALMAH
HALO OF BLOOD/CHILDREN OF BODOM
KINGS AMONG MEN/CRIMSON SHADOWS

BLACK WIDOW/IN THIS MOMENT

ブラック・ウィドウ/イン・ディス・モーメント

WARNER MUSIC WPCR-16139 [☆☆☆] >>>>>BUY...?

 女性ヴォーカル擁するアメリカ産バンドの五枚目のアルバムです。

 不穏なムード高まるインダストリアルなイントロで幕を開けるアルバムは、ヒステリックな歌唱がエモーショナルに高まるヘヴィナンバーの2、ダークなイントロからエクストリームなヴォーカルをタイトなビートが彩るミッドテンポの3、もやっとしたマンソン風味なラウドな4、昔のTV番組風SEからの5はダンサブルなビートとデジタルなムードが交錯するミッドテンポのナンバー、男性ヴォーカルも加わるメランコリックなムードで進むリリカルな6、緊張感高まるイントロからタイトなビートを刻むスリリングでエモーショナルな7、ソリッドなビートとダークでキャッチーなメロディが交錯するミッドテンポの8、ゴシカルなムードを高めつつ進むシアトリカルな9、ウィスパーヴォイスの官能的な響きが妖しいエモーショナルなミッドテンポの10、緊張感高まるジリジリした展開が衝動を高めるダイナミックな11、会話のSEのみの12、叙情的で物悲しいメロディが紡がれる13、ボーナストラックの14はタイトなヘヴィロックチューン、15はエモーショナルな感覚が高まるダークでヘヴィなナンバーが収録されています。

 モダンヘヴィネスなサウンドが全編を覆うエクストリームなアルバムは、クリーンからスクリームまでやってのける女性ヴォーカルが鮮やかに様々な表情を見せていく、アメリカンなマーケットにフィットした楽曲を揃えていきます。エモーショナルな歌唱ほどには、熱気を感じさせない冷気を伴った仕上がりのサウンドは、独自の世界観を提示していきますが、ちょっとヴィジュアルが無いと寂しいかも。暗い情念に満ちた音世界が広がるエクストリームながらもメジャーな一枚でした。
同系統アルバム
.5:THE GRAY CHAPTER/SLIPKNOT
PRISONERS/THE AGONIST
GOLIATH/BUTCHER BABIES

DAWN OF THE 5TH ERA/MORS PRINCIPIUM EST

ドーン・オヴ・ザ・フィフス・エラ/モルス・プリンシピアム・エスト

MARQUEE MICP-11187 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 フィンランド出身のバンドの五枚目のアルバムです。ギタリストが交替しています。

 オルゴールのSEがオーケストラを導くイントロダクションで幕を開けるアルバムは、エッジの効いた鋭いギターリフと荒々しいグロウルが迫るスリリングでダイナミックなスピードナンバーの2から、ドラマティックなメロディックデスメタルを展開していき、緊迫感高まるイントロからテクニカルな展開を見せる緩急の激しい疾走ナンバーの3、メランコリックなメロディとタイトなビートで突き進むダイナミックな劇的ナンバーの4、オーケストレーションも加えて疾走感高まる叙情メロデスナンバーの5、叙情メロディが炸裂するギターソロが印象的なミッドテンポの6、畳み掛けるダイナミックなリフで突き進む突撃ナンバーの7、センチメンタルなメロディを紡ぐインストナンバーの8、クランチーなリフが突き刺さる突進ナンバーの9、叙情メロディがミステリアスに重ねられるタイトなミッドテンポの10、メランコリックなイントロから疾走していく劇的ナンバーの11、ボーナストラックにはザ・ママス・アンド・ザ・パパスのカバーが収録されています。

 北欧メロディックデスメタルの本道を突き進むアルバムは、ギターオリエンテッドな印象を与えつサウンドが展開されており、前面に出たギタープレイが強く主張する楽曲を揃えていきます。方向性はギタリストが一人変わっても全く変わりなく、いつも通りの安定したものになっていて安心感を与えていきます。北欧メロデスの牙城を守る充実した一枚でした。
同系統アルバム
HALO OF BLOOD/CHILDREN OF BODOM
SEVENTH SWAMPHONY/KALMAH
AT WAR WITH REALITY/AT THE GATES





December

ANGRA | THE CROWN | PANZER | 妖精帝國 |

SECRET GARDEN/ANGRA

シークレット・ガーデン/アングラ

VICTOR VICP-65276 [☆☆☆] >>>>>BUY...?

 ブラジル産バンドの8枚目のアルバムです。ヴォーカリストにラプソディー・オブ・ファイアのファビオ・リオーネ、更に新ドラマーを迎えて製作しています。

 テクニカルなギターリフが複雑な展開を見せていくソリッドな1から、パワフルなハイトーンヴォーカルが歌い上げていくアルバムは、荘厳なコーラスに導かれる劇的疾走ナンバーの2、トライバルなムードも孕むタイトなビートで進むエモーショナルなメロディとソリッドな感触が交錯するミッドテンポの3、静かなムードから情感を高めていくムーディな4、ブルージーなムードも持ったエモーショナルなヘヴィナンバーの5、エピカのシモーネ・シモンズが参加した6はメランコリックで壮大なバラードナンバー、テクニカルでシンフォニックでプログレッシヴな劇的ナンバーの7、ダイナミックな展開を見せる劇的ナンバーの8、キラキラムードで突っ走る疾走ナンバーの9、柔らかいムードのメロディアスな10で幕を閉じます。

 ファビオ・リオーネのパフォーマンスについては今更どうこう言うこともないので、それはさておき。楽曲の方はテクニカルなプレイが印象に残る、ダークでシリアスなムードが漂うもので、最近の作風を強化したものになっています。ヴォーカルのパフォーマンスがまともになっただけでも、クオリティは上がった感じにはなりますが、継続してファビオ・リオーネが参加するかどうか分からない遠慮みたいなものがあって中途半端感が漂います。やっぱり完全にバンドに加入してくれるヴォーカリストを探したほうが良かったんじゃないかなって一枚でした。
同系統アルバム
UNFOLD/ALMAH
VOLTE-FACE/MANIGANCE
THE WAKING HOUR/AGE OF ARTEMIS

DEATH IS NOT DEAD/THE CROWN

デス・イズ・ノット・デッド/ザ・クラウン

MARQUEE MICP-11197 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 スウェーデン産バンドの9枚目のアルバムです。ヴォーカリストにオリジナルシンガー、ギタリストを変更して制作しています。

 哀愁帯びたイントロダクションに導かれるアルバムは、叙情メロディを孕んだソリッドなリフを叩き込んでいくタイトな2から、ダイナミックな展開と凶暴な咆哮が炸裂するナンバーを揃えていき、カール・オルフ作のカルミナ・ブラーナのフレーズを絡めつつ叙情リフで突き進む展開の大きい突進ナンバーの3、パラダイス・ロストのカバーの4を経て、クランチーなリフを叩きつけるミステリアスなミッドテンポの5、タイトなリフで突っ走るメランコリックな突撃ナンバーの6、テクニカルなビートを繰り出すブルータルな突進ナンバーの7、唸りを上げるリフが躍動する緩急の大きいアップテンポの8、ドライヴするリフでロールするアップテンポの9、メランコリックでドラマティックなインストナンバーの10を挟んで、威嚇的なリフで迫るブルータルなミッドテンポの11、ボーナストラックには、ダークなミッドテンポのパートから疾走するナンバーの12、ソドムのカバーの13、焦燥感高まるミッドテンポの14が収録されています。

 オリジナルシンガーとのケミストリーはさすがに感じられるサウンドが展開されるアルバムは、高品質のデスラッシュに仕上げられており、勢いと迫力のあるものになっています。爆走感は充分なものの、ロール感が大分減少してしまっており、彼らの特徴的なサウンドだったデス&ロールと言うわけにはいかなくなっているところは、少し残念。ちょっと手が込んでいてストレートな感触は減っていますが、安定したクオリティで聴かせる力の入った一枚でした。
同系統アルバム
HALO OF BLOOD/CHILDREN OF BODOM
SEVENTH SWAMPHONY/KALMAH
AT WAR WITH REALITY/AT THE GATES

SEND THEM ALL TO HELL/PANZER

センド・ゼム・オール・トゥ・ヘル/パンツァー

SPIRITUAL BEAST IUCP-16208 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 デストラクションのシュミーアと、アクセプトのハーマン・フランク、ステファン・シュヴァルツマンの三人が結成したトリオバンドのファーストアルバムです。

 タフなギターリフとダミ声ヴォーカルがパワフルに突き進むミッドテンポの1から、常う年高まるメロディがタイトなリフに乗って進むミッドテンポのソリッドな2、ドライヴ感の強いリフで突き進むスピードナンバーの3、ダークなリフで突き進むヘヴィなミッドテンポの4、モーターヘッド的な突進力を持ったスピードナンバーの5、クランチーなリフを繰り出してキャッチーなコーラスへと雪崩れ込むタイトなアップテンポの6、ダークでミステリアスなヘヴィナンバーの7、フックのあるリフが躍動しダイナミックな展開を見せるアップテンポの8、ダークなヘヴィナンバーの9、キレのあるリフで突っ走るスピードナンバーの10、ボーナストラックの11はゲイリー・ムーアのカバーが収録されています。

 揃った顔ぶれからして、デストラクション+アクセプトって感じですが、実際はヘッドハンターとアクセプトを軸に正統派メタルに仕上げていくアルバムになっており、その他メンバーの影響を受けたサウンドが組み込まれたものです。そんなわけで、スラッシーな要素はほとんど影を潜めており、純粋に好きな音楽を楽しくプレイしている印象が強まります。気楽にやってもこんなアルバムが作れるベテランの余裕っぷりが頼もしい一枚です。
同系統アルバム
PARASITE OF SOCIETY/HEADHUNTER
KILLHAMMER/MYSTIC PROPHECY
BLIND RAGE/ACCEPT

Hades:The other world/妖精帝國

ハデス:ジ・アザー・ワールド/妖精帝國

LANTIS LACA-15470 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 女性ヴォーカル率いる音楽集団のメジャーデビューしての五枚目のアルバムです。

 アグレッシヴなビートを響かせるドラムに導かれるタイトでダイナミックでスリリングなスピードナンバーの1でテンションを上げていくアルバムは、ストリングスの優雅なメロディからのネオクラシカルなフレーズを絡めたミッドテンポのコケティッシュでゴシックなアップテンポの2、CMでサビだけいっぱい聴いたなあって言う起伏の大きいドラマティックなスピードナンバーの3、迫力あるコーラスに圧倒される疾走感と突進力を重ね合わせるダイナミズム高まるアップテンポの4、ダークなイントロから激しいビートを叩きつけていくソリッドな5、アニメ「未来日記」のエンディングテーマのミステリアスでエモーショナルな6、ドラマティックで緩急の強いアップテンポの疾走ナンバーの7、スリリングなコーラスに導かれる急展開のスピードナンバーの8、不穏なムードが高まるイントロからの9はシンフォニックな展開が緊迫感を高めるミッド〜アップテンポのナンバー、エピックなイントロから躍動感のあるヘヴィリフで進むタイトで緩急の強いミステリアスな10、リリカルなバラードナンバーの11、ムードを一転して激しいギターリフで突き進む緊迫感高まるアップテンポの12、最新シングルからの13でテンションが高いままアルバムは幕を閉じます。
 初回限定盤に付属のDVDは1曲目のミュージックビデオが収録されていますが、完全にメタルバンドのフォーマット。

 タイアップ曲満載で、純粋な新曲はそんなに多くないですが、ゲームに提供された曲が多いので初めて聴くことになります。妖精帝國が楽曲提供するゲームって滅多にやらないからな'`,、(´∀`) '`,、作曲された時期が前作と前後したりしているので、前作ほどには統一感が無かったりしますが、ヘヴィでアグレッシヴな曲調は継承されており、バンドの方向性は更に強化されています。最新シングルの曲が一番アグレッシヴじゃなかった、緊張感と劇的な演出が交錯する充実した一枚でした。
 タイアップしても妖精帝國の曲で売れるってわけじゃないよね、つーか曲に負ける(´・ω・`)
同系統アルバム
LIMBO/DERDIAN
ARS MUSICA/DARK MOOR
雷神創世/陰陽座