新着アルバム

4/12

SATANS COCK/KÜNTSQUAD

サタンズ・コック/クントスクワッド

WORMHOLEDEATH JAPAN BITX-1444 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 オーストラリア出身の女性ヴォーカルを擁するデスメタルバンドの2025年に発表された二枚目のアルバムです。

 不穏なナレーションからの凶悪なヘヴィリフで進んでいく狂乱のミッドテンポの1から、低音のグロウルが吼える邪悪なサウンドが広がっていくアルバムは、グルーヴィなヘヴィリフと凶暴なリフが交互に迫りくる破壊力の高いタイトなミッドテンポの2、オカルティックなナレーションからソリッドなリフを叩きつけて圧殺していくミッドテンポの3、邪悪な空気が漲るタイトなリフで進んでいく凶悪なアップテンポの4、サイケデリックなムードも残るミステリアスなパートとブルータルなパートを行き来するヘヴィナンバーの5、ブルータルに突き進む凶悪な突撃ナンバーの6、ソリッドなリフが迫りくる圧の強いヘヴィナンバーの7、タイトなリフが躍動するダイナミックなアップテンポの8、緊迫感高まるダークでイーヴィルなヘヴィナンバーの9、タイトなリフが威圧的に迫る突進ナンバーの10が収録されています。

 女性ってどこですか?っていう聞き取らせる気が微塵もないグロウルが印象的なアルバムは、オカルティックなナレーションを多く盛り込んで凶悪で邪悪な雰囲気を作り出していきます。空気感はブラックメタルですがフォーマットはデスメタルとかグラインドコアなので、冷気とか荘厳さはあんまり感じさせません。底の方でのたうってますが、楽曲の起伏は結構あるので、一応バラエティがあると言えそうです。メロディアスな部分もあったりと個性的な独自のスタイルを見せていくアルバムでした。
同系統アルバム
THE SHIT OV GOD/BEHEMOTH
HEXENBRAND 1486/MYSTIC CIRCLE
BANISHED BY SIN/DEICIDE

BEYOND THE REACH OF ENCHANTMENT/POWER PALADIN

ビヨンド・ザ・リーチ・オブ・エンチャントメント/パワー・パラディン

WARD RECORDS GQCS-91729 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 アイスランド出身のパワーメタルバンドの二枚目のアルバムです。

 ドライヴ感の強いリフで疾走していくパワフルでハイテンションのファストチューンの1から、突き抜けるハイトーンヴォーカルが鮮やかなメロディを歌い上げていくアルバムは、抒情メロディで突っ走る展開の大きいスリリングなスピードナンバーの2、パワフルに突き進んでいく正統派メタル感もある明朗なアップテンポの3、ネオクラ風のイントロからドラマティックに解放されていく飛翔系スピードナンバーの4、煽情的なイントロから華麗に突進していく劇的スピードナンバーの5、アリーナロック感もあるキャッチーでダイナミックなアップテンポの6、パワフルでキャッチーなメロディを引っさげて突き進むアップテンポの7、アコースティックギターの物悲しい調べから緊張感高まるシュレッディングなリフのパートを経てタイトでドラマティックなパワーメタルに移行する大作ナンバーの8が収録されています。

 前作から更にテンションを上げていくアルバムは、ファンタジックな要素が少し減ってよりパワフルなサウンドへと進んでおり、グロウルや女性ヴォーカルなども少し盛り込んだりでドラマ性が強まっています。先達バンドの影響もそこそこ見受けられますが、勢いで一気に突き抜けていく爽快感が印象に残ります。デビューから順調な成長を見せていく一枚です。
同系統アルバム
WARP SPEED WARRIORS/DRAGONFORCE
TRAVELER'S TALES/SHADOWSTRIKE
AT THE HEART OF WINTERVALE/TWILIGHT FORCE

GOLIATH/EXODUS

ゴライアス/エクソダス

WARD RECORDS GQCS-91735 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 米国産ベテランスラッシャーの12枚目のアルバムです。ヴォーカリストに2005年から2014年にかけてバンドに在籍していたロブ・デュークスが戻っています。

 不穏な空気が満ちるヘヴィなイントロからタイトでアグレッシヴなリフを叩きつけていく起伏の大きい威圧的な1で、攻撃性の高いサウンドを展開していくアルバムは、クランチーなリフで突っ走る怒涛のスラッシュナンバーの2、抒情メロディを孕むイントロからタイトなリフで切れ込んでいくダイナミックなミッドテンポの3、ソリッドなリフがタイトなビートと迫る躍動感の強いアップテンポのロッキンな4、グルーヴィなリフがのたうつダーク&ヘヴィな5ではストリングスを絡めたインストパートも見せます。テンション上がるクランチーなリフで突っ走るアグレッシヴなパートからヘヴィに展開していく起伏の大きい6、タイトなリフとビートで進むソリッドなロックナンバーの7、ダークでソリッドなリフが迫るヘヴィロックナンバーの8、圧の強い不穏なイントロからの9は情念の高まるヘヴィナンバー、ハイテンションのイントロからパンキッシュに突っ走るアッパーなスラッシュナンバーの10が収録されています。

 バラエティのある楽曲を揃えたスラッシーなアルバムは、前作の流れも踏襲しつつ勢いのあるサウンドを展開していきます。要所で聴かせるフラッシーなギターソロなども印象に残りますが、トレンドなども咀嚼しつつもルーツを感じさせるサウンドを提示して、バンドの懐深さを見せていきます。ヴォーカルを代える必要性はよく分かりませんでしたが、意欲的かつ活発な姿勢を現在進行形で作り出す一枚です。
同系統アルバム
VIOLENCE PREVAILS/CHEMICIDE
BIRTH OF MALICE/DESTRUCTION
WRATH AND RUIN/WARBRINGER

4/5

KILLKARMA/SELIAS

キルカルマ/セリアス

WORMHOLEDEATH JAPAN BITX-1422 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 2020年にカナダで結成されたバンドの2025年に発表された二枚目のアルバムです。

 メランコリックなイントロダクションの1に導かれるアルバムは、グロウルとクリーンヴォーカルが交錯していくソリッドでアグレッシヴなアップテンポのエモーショナルな2、情念高まるヴォーカルからヘヴィリフで進むダイナミックな加減速を見せる展開の大きい3、抒情メロディで進むエモーショナルで起伏の大きいミッド〜アップテンポの4、哀愁メロディが広がる空気感にソリッドなリフが切れ込んでいくエモーショナルなミッド〜アップテンポの5、クランチーなリフとキャッチーなメロディで突っ走るスピードナンバーの6、抒情メロディが情念強く広がるグルーヴィなヘヴィナンバーの7、アコースティックギターに導かれるクリーンでセンチメンタルな8、ミステリアスなイントロからアグレッシヴなリフで突き進む威嚇的なアップ〜ミッドテンポの9、エモーショナルなパートとアグレッシヴなパートを行き来する展開の大きい10、アコースティックのイントロからの11はエモーショナルなバラードナンバー。タイトなリフで圧を強めていくグルーヴィな12、ソリッドなリフとエモーショナルなダブルヴォーカルが交錯するミッドテンポの13、エモーショナルなアコースティックナンバーの14が収録されています。

 クリーンヴォーカルとグロウルを使い分けるメロディックデスメタルにモダンな要素をふんだんに盛り込んだアルバムは、フックの強いメロディや情感揺さぶるエモーションなフレーズなど、最近のメタルの空気感を醸し出します。スタイルに制限を設け無さそうなタイプなので、今後も伸びしろがありそうですが、どっかに行ってしまう可能性も無きにしも非ず。二枚目にしてかなりのクオリティを維持する一枚でした。
同系統アルバム
THIS DARKNESS FEELS ALIVE/OVERTOUN
SPECTRUMS/DUSK
THIS CONSEQUENCE/KILLSWITCH ENGAGE

THE KING IS VICTORIOUS/LIGHTNING STRIKES

ザ・キング・イズ・ヴィクトリアス/ライトニング・ストライクス

RUBICON MUSIC RBNCD-1460 [☆☆☆] >>>>>BUY...?

 バンド歴は長いものの活動再開が2011年の米国産メタルバンドが、コンチェルト・ムーンの島 紀史を迎えて制作した二枚目のアルバムです。他のメンバーにはイングヴェイ・マルムスティーンなどと共に活動していたベーシストのバリー・スパークス、さらに元ドリーム・シアターのデレク・シェリニアンが参加しています。

 荘厳でシネマティックなイントロで幕を開けるアルバムは、グルーヴ感のあるリフとパワーヴォーカルで進むメロディアスなミッドテンポの1から、70〜80年代の正統派メタルを作り出していくアルバムは、これはかなりの虹色…(;´Д`)なキャッチーなアップテンポの2、タイトなリフとエモーショナルなヴォーカル&ギターで進むミッドテンポの3、マーチ風のエピックなイントロからの4はシンフォニックなムードも高まるエモーショナルでダイナミックなミッドテンポのナンバーでは長尺のギター&キーボードを披露します。ブルージーなムードもあるハードロックナンバーの5、センチメンタルなバラードナンバーの6、抒情性の強いフレーズを連ねていくミッドテンポの哀愁ナンバーの7、ハチャトゥリアンの「仮面舞踏会」から“ワルツ”のメタルカバーの8、ボーナストラックには4のインストバージョンが収録されています。

 ディープ・パープルやレインボーの系譜に連なるハモンドオルガンの響きも印象的な、ハードロック/ヘヴィメタルのサウンドが展開されていくアルバムは、伝統的なスタイルを丁寧に作り出しており、往年のリスナーには懐かしさを感じさせるものとなっています。ベテランアーティストが揃っているだけに安定感のあるパフォーマンスで楽曲を彩っていきますが、さすがにメタルと言うにはプロダクション含めて刺激が少なすぎるので、若者向けとは言い難いかなって一枚でした。
同系統アルバム
DARK PARADE/CIRITH UNGOL
MEAN STREETS/RIOT
GHOST STORIES/BLUE ÖYSTER CULT

AUGUSTUS OMNIPOTENS/DEOS

アウグストゥス・アムニポンテンス/デオス

WORMHOLEDEATH JAPAN BITX-1419 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 フランス産のブラック/デスメタルバンドの4枚目のアルバムです。

 エピックでシアトリカルな台詞で幕を開けるアルバムは、のたうつヘヴィリフとグロウルで押しつぶしていくミッドテンポの重厚な2から、圧の強いサウンドを展開していくと、不穏なムードを孕むヘヴィリフで進むダークなメロディと共に起伏のあるアグレッシヴなミッドテンポの3、攻撃的に突撃していくイントロからタイトなリフが圧と速度を上げていくミッド〜アップテンポの4、ダークなリフが重厚に迫るダイナミックでタイトなミッドテンポの5、重厚さと勇壮さを併せ持つダークなミッド〜アップテンポのエピックメタルナンバーの6、情念高まるソリッドなリフと重厚なコーラスが絡み合う濃度の高いミッドテンポの7、アグレッシヴなリフで迫る緩急強まる攻撃性の高いミッドテンポの8、ミステリアスなムードが高まるソリッドでヘヴィなミッド〜アップテンポの9、ダークでアグレッシヴなリフで進むタイトなミッドテンポの10、抒情メロディとタイトなリフが重厚なコーラスを導くミッドテンポの11が収録されています。

 古代ローマに題をとったアルバムは、壮大さと重厚さが全編を覆いつくすエクストリームなサウンドを作り出しており、歴史の重みとダイナミズムを存分に表現していきます。全体的にはグラインドコア的な手法ではありますが、曲単位での展開も大きく、シアトリカルな側面もあり壮大な世界観を描き出していきます。音の圧と重さが聴き手を選びそうですが、独自のサウンドを追求していく一枚でした。
同系統アルバム
THE GREAT HEATHEN ARMY/AMON AMARTH
THALASSIC/ENSIFERUM
NEBULA/AS THE WORLD DIES

BEHIND THE ECLIPSE/COURSE OF FATE

ビハインド・ジ・エクリプス/コース・オブ・フェイト

WARD RECORDS GQCS-91727 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 ノルウェー出身のプログメタルバンドの三枚目のアルバムです。

 繊細でエモーショナルなイントロダクションを経て、ダークなメロディとダイナミックなリフで進んでいくエモーショナルな展開の大きいミッドテンポのメロディアスナンバーの2から、タイトなサウンドとパワフルなヴォーカルが歌い上げていくアルバムは、タイトなリフと激しいヴォーカルが交錯するダイナミックでテクニカルなミッドテンポの3、リリカルなイントロから雄大なサウンドが広がる起伏の大きいドラマティックな4、不安感のあるイントロからパワフルなリフを繰り出していくアグレッシヴでエモーショナルなミッドテンポの5、グロウルも使ったスリリングなリフで進んでいく緊迫感高まるタイトなミッドテンポの6、メランコリックなムードが広がるバラードナンバーの7、センチメンタルなムードで進み緊迫感が高まっていくエモーショナルなミッドテンポの8が収録されています。

 内省的なヘヴィサウンドが展開されていくアルバムは、クイーンズライクペイン・オブ・サルベイションあたりの系譜を受け継ぐ、構築性の高い楽曲を揃えており、静謐な展開と情感高まるメロディが重なり合うスタイルを作り出しています。インテリジェンスを刺激する緻密なサウンドが詰め込まれた一枚でした。
同系統アルバム
PARASOMNIA/DREAM THEATER
DIGITAL NOISE ALLIANCE/QUEENSRŸCHE
NEMESIS/THE WRING