新着アルバム

6/11

METAL SOULS/NOZOMU WAKAI'S DESTINIA

メタル・ソウルズ/デスティニア

WARD RECORDS GQCS-90582-3 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 新世代ギタリストとして羽ばたく若井望が、ローズ・オブ・ブラックのロニー・ロメロ、ザ・デッド・デイジーズのマルコ・メンドーサ、さらにホワイトスネイクのトミーアルドリッジを迎えて製作されたプロジェクトの第二弾アルバムです。

 インパクトの強いスタートダッシュを見せるアルバムは、パワフルなヴォーカルと手堅いリズム隊に華麗なギタープレイが炸裂するアップテンポのスピードナンバーの1から、ピュア・ヘヴィメタルを実直に展開させ、哀愁メロディが情念を高めつつ進むエモーショナルなミッドテンポの2、レインボー的なスタイルのアップテンポのキャッチーなハードロックナンバーの3、ドラマティックなイントロから扇情的なメロディが積み重ねられていくアップテンポのダイナミックな4、爽やかなメロディが熱量をもって迫るエモーショナルなミッドテンポの5、情念高まるメロディが力感たっぷりに歌い上げられていくタイトなミッドテンポの6、荘厳なイントロからドライヴするリフで突き進むアップテンポの叙情スピードナンバーの7、キャッチーな叙情メロディが飛翔するタイトなアップテンポの8、スリリングでソリッドなミッドテンポの9、ダイナミックでパワフルなミッドテンポの10、ボーナストラックの11は湿り気帯びたミッドテンポのハードロックナンバーが収録されています。
 ボーナスDVDには熱気あふれるミュージッククリップと、インタビューなどが収録されています。

 力量は既にお披露目済のロニー・ロメロを筆頭に一線で活躍する実力派アーティストを集めたプロジェクトのアルバムは、ギターヒーロー然としたプレイでメンバーを引っ張る若井望のパフォーマンスが堪能できる仕上がりになっており、スタイルとしては驚きはないもののクオリティの高さは折り紙つきの一枚になっています。さらにロニー・ロメロが参加したアルバムの中でも派手さはピカイチで、これまで以上の魅力を引き出しており、安定感のあるバックのサウンドと一体になって世界的なクオリティを生み出しています。ライヴ活動あたりはこのメンバーが揃いそうにないので、後任探しに難渋しそうですが、もっとこのプロジェクトの楽曲を聴きたいという欲求が高まる一枚でした。
同系統アルバム
ICONS OF THE NEW DAYS/LORDS OF BLACK
THE FERRYMEN/THE FERRYMEN
MAGIC/SERIOUS BLACK

OF JUPITER AND MOONS/TEMPERANCE

オヴ・ジュピター・アンド・ムーンズ/テンペランス

MARQUEE MICP-11418 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 イタリア産バンドの4枚目のアルバムです。女性ヴォーカルとドラマーが交代し、更に男性ヴォーカルが加わって創設者のギタリスト兼ヴォーカリストと合わせて男女トリプルヴォーカルの体制で製作されています。

 ドラマティックなイントロで幕を開けるアルバムは、男女ヴォーカルによって畳み掛けられる扇情性の強いメロディがスリリングに展開していくダイナミックなアップテンポの1から、あふれるメロディ満載のサウンドを繰り出していき、キラキラキーボードに導かれる2はセンチメンタルなメロディがあふれだすエモーショナルでキャッチーなアップテンポのナンバー、メランコリックなメロディで突き進む緩急の強いタイトでアグレッシヴなアップテンポの3、叙情メロディが静かに盛り上がっていくダイナミックなミッドテンポの劇的ナンバーの4、フックの強いメロディがタイトなビートに乗って躍動するキャッチーなアップテンポの5、メランコリックなメロディがシリアスに展開するエモーショナルでドラマティックなミッドテンポの6、スリリングなイントロから叙情メロディが炸裂するアップテンポの7、ダイナミックなイントロからの8はタイトなビートを刻みつつフックの強いコーラスへと雪崩れ込むソリッドなミッドテンポのナンバー、重厚なイントロからエモーショナルに展開するパワーバラードナンバーの9、緊迫感高まるイントロからの10は起伏の激しい展開で盛り上げるドラマティックなスピードナンバー、ボーナストラックには5の日本語バージョンが収録されていますが、あまりのクオリティに普通のJ-POPみたいに聴こえる'`,、(´∀`) '`,、

 ヴォーカルが代わったり増えたりでバンドの体制も大きく変わって作られたアルバムですが、サウンドの方はそのあたりのゴタゴタを勢いで乗り切る、バイタリティにあふれるものになっており、若さを非常に感じさせるものになったいます。バンド名とは違って荒々しいとさえ言えそうなドラムと三人のクリーンヴォーカルが絡み合う扇情性の強いメロディが重なり合って、独自のドラマティックなサウンドに昇華されていきます。クリーンヴォーカルが三人ということで、必要性が色々思案されそうな感じではありましたが、現在進行形では上手くいっている印象を与える活力あふれる一枚でした。
同系統アルバム
ENDLESS FORMS MOST BEAUTIFUL/NIGHTWISH
THEATER OF DIMENSIONS/XANDRIA
MASSIVE ADDICTIVE/AMARANTHE

EONIAN/DIMMU BORGIR

イオニアン/ディム・ボルギル

WARD RECORDS GQCS-90571 [☆☆☆] >>>>>BUY...?

 ノルウェー出身のシンフォニックブラックメタルバンドの10枚目のアルバムです。

 ノイジーで不穏なSEから始まるアルバムは、重厚なコーラスで長大な展開で圧倒していく壮大なナンバーの1から荘厳な世界観を演出していくアルバムは、ストリングのスリリングなイントロから邪悪なグロウルとコーラスが一体となって迫るフックの強いミッドテンポの2、グルーヴィなリフを繰り出していく邪悪でメランコリックなミッドテンポの3、不穏なムードのイントロからエキゾティックな空気感を醸造していくダークなヘヴィナンバーの4、叙情メロディが壮大に展開していくシンフォニックなアップテンポの5、不安感の高まるヘヴィなイントロからの6は厚いサウンドで圧倒するシンフォニックナンバー、暗いメロディがシンフォニックに展開するイントロからドラマティックに展開する劇的ナンバーの7、荒々しいリフで突き進む攻撃的なミッドテンポの8、壮大に展開する物悲しいシンフォニックな9、メランコリックでダークなインストナンバーの10で幕を閉じます。

 状況も不安定になって前作からブランクも長くなってしまったアルバムは、シンフォニックな要素が更に強化されて、ぶっちゃけ昔のクレイドル・オブ・フィルスを足して割ったみたいなサウンドになってます。攻撃性が圧倒的に足りないものの、荘厳さで圧倒していく様は堂に入ったもので、独自の暗黒世界を描き出していきます。クオリティは高く仕上げられているものの、全体的にはもう少し突き抜けて欲しかったなあって一枚でした。
同系統アルバム
CRYPTORIANA - THE SEDUCTIVENESS OF DECAY/CRADLE OF FILTH
SECRET OF THE RUNES/THERION
CODEX OMEGA/SEPTICFLESH

PREVAIL II/KOBRA AND THE LOTUS

プリヴェイル II/コブラ・アンド・ザ・ロータス

WARD RECORDS GQCS-90585 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 カナダ産バンドの三枚目のアルバムです。

 ソリッドなリフを叩きつけていくパワフルでタフなミッドテンポの1から、地力のある女性ヴォーカルが歌い上げていくダイナミックなヘヴィメタルを作り出していくアルバムは、タイトなリフを刻むイントロからメランコリックなメロディがエモーショナルに迫るコントラストの強いアップテンポの2、アコースティックギターのインストナンバーの3から、タイトなリフに朗々としたメロディを乗せていく大陸的なミッドテンポの4、アグレッシヴなリフで突き進んでいくタイトでアクティヴなアップテンポの5、哀愁帯びたメロディが紡がれるドラマティックなバラード風ナンバーの6、ドライヴするリフで進む躍動的なアップテンポのキャッチーでエモーショナルな7、メランコリックなバラードナンバーの8、ソリッドなギターリフを押し込んでいくエッジの効いたハードアタッキンなメタルナンバーの9、叙情メロディで迫るエモーショナルなミッドテンポの10、ボーナストラックには2の日本語バージョンの10が収録されていますが、かなりのクオリティ(´Д`;)、さらに12は2のアコースティックバージョンになっています。

 そういえば前作を聴いていなかったなあと思いつつ短解されていくアルバムは、ヴォーカルの表現力を生かしたダイナミックなヘヴィメタルを追求したものになっており、安定感のあるサウンドを作り出していきます。説得力を増した歌唱と時折魅せるフラッシーなギターがメタルらしさを強調しつつも、情感あふれるメロディが充満する様はバンドの更なる成長を窺わせます。安定感と信頼感が増した力強い一枚でした。
 しかし、このJ-POPみたいに仕上げた日本語版をプロデュースしたのは何者なのか…(´Д`;)
同系統アルバム
MOVING GROUND/HIBRIA
BURNING WITCHES/BURNING WITCHES
SHADES OF HUMANITY/SHADOWSIDE

6/3

HISTORY/TRAUMER

ヒストリー/トラウマー

VICTOR VICP-65487 [☆☆☆] >>>>>BUY...?

 ブラジル出身のバンドの三枚目のアルバムです。

 物悲しいメロディを紡ぐファンタジックなイントロで幕を開けるアルバムは、リリカルなイントロからのソフトな感触のスリリングなスピードナンバーの2から、繊細なハイトーンヴォーカルが歌い上げて行くメロディックメタルを追求していくと、哀愁メロディが炸裂するエモーショナルなミッドテンポの3、扇情性の強いメロディで進むタイトなアップテンポの4、叙情性の強いメロディで進む柔らかいミッドテンポの5、湿ったメロディで突き進むアップテンポのスピードナンバーの6、哀愁帯びたメロディが染みる飛翔感のあるミッドテンポの7、叙情メロディと一体になってスリリングに突っ走るスピードナンバーの8、伸びやかな叙情メロディで迫るタイトなミッドテンポの9、情念高まるメロディがエモーショナルに展開するミッドテンポの10、壮大なムードの優しいナンバーの11、ボーナストラックには、キャッチーに躍動するミッドテンポの12、ライヴバージョンの13が収録されています。

 音楽性はそのままにメロディを更に強化していくアルバムは、少しプロダクションも向上しているものの、今時のバンドらしくないサウンドが展開されていきます。聴きやすさを重視しているようなソフトでキャッチーな楽曲が揃えられてますが、パワーとかスピードはやっぱり物足りない感じなので、その辺りは聴き手を選びそうです。安定した安心感のあるメロディ満載の一枚でした。
同系統アルバム
MASTERY/LANCER
HEROES IN TIME/METALITE
MASTER OF LIGHT/FREEDOM CALL

5/27

ICONS OF THE NEW DAYS/LORDS OF BLACK

アイコンズ・オブ・ザ・ニュー・デイズ/ローズ・オブ・ブラック

WARD RECORDS GQCS-90593/4 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 リッチー・ブラックモアズ・レインボーのヴォーカルも務めるロニー・ロメロ擁するスペイン産バンドの三枚目のアルバムです。

 重厚かつ哀愁メロディを絡めたイントロダクションで幕を開けるアルバムは、タイトなギターリフとパワフルなヴォーカルが交錯するダイナミズム高まるミッドテンポの1から、正統派のヘヴィメタルを構築していくと、ソリッドなヘヴィリフで押し込んでエモーショナルなコーラスへと雪崩れ込むミッドテンポの2、不穏なリフが積み重ねられていくダイナミックでタイトなミッドテンポの3、叙情メロディを孕んだリフで躍動的に迫るアップテンポの4、ストラトヴァリウスみたいなイントロから叙情リフで進むタイトでエモーショナルなミッドテンポの5、メランコリックなイントロからの6はダイナミックなリフを繰り出していくパワフルなミッドテンポのナンバー、扇情性の強いメロディで迫るエモーショナルなミッドテンポの7、グルーヴィなリフを引き連れて情感を高めていくミッドテンポの8、ボーナストラックにはアグレッシヴなリフで突き進むドライヴ感のあるアップテンポの9、ミステリアスなリフワークがタイトに迫るヘヴィナンバーの10、本編に戻っての11は攻撃的なリフで突き進むパワフルで躍動的なアップテンポのナンバー、パワーバラード風のエモーショナルな12、さらにボーナストラックに5のアコースティックバージョンが収録されています。
 ボーナスディスクにはカバー曲が4曲と未収録曲が2曲収録されていますが、ジョン・ブッシュ時代のアンスラックスのカバーとかこの手のバンドにしては珍しい楽曲も。

 ミッドテンポの曲を中心にオーセンティックなヘヴィメタルを堅実にやってのけるアルバムですが、前作よりもレインボーあたりをモダンにしたようなスタイルが強化されており、順調な進歩を感じさせます。ギタリストは別にレインボーに参加してるわけじゃないけどな!'`,、(´∀`) '`,、他所のバンドでも引っ張りだこなヴォーカルのパフォーマンスは流石に自身のバンドだけに魅力を充分に発揮しており、ツボを押さえたスタイルを追求していきます。似たような曲が揃ってしまいがちなこのスタイルですが、色々と工夫を感じさせる地力を見せる一枚でした。
同系統アルバム
APOCALYPSE AGAIN/THUNDERSTONE
THE FERRYMEN/THE FERRYMEN
KINGSLAYER/ALMANAC

ANGUISH/DESDEMONIA

アングウィッシュ/デズデモーニア

BICKEE MUSIC BKMY-1065 [☆☆☆] >>>>>BUY...?

 ルクセンブルク産デスメタルバンドの4枚目のアルバムです。

 不穏な空気漂うリフが襲い来るミッドテンポのタイトでイーヴルな1から、高密度のサウンドが展開されるアルバムは、叙情メロディを孕むダイナミックなリフで突き進むブルータルでメロディアスな緩急を効かせた2、叙情性を持ったダークなリフを刻んでいくヘヴィナンバーの3、不穏なリフが唸りを上げるタイトでダイナミックなアップテンポの4、ブルータルに突進していく躍動感の強いスリリングなアップテンポの5、ブラストビートで圧倒するイントロから緩急の強いリフワークで押し込んでいく起伏の激しい6、ダークなメロディをまとうリフで進むタイトなミッドテンポの7、焦燥感高まるリフで突き進んでいくアップテンポの8、激しいビートで始まるタイトでソリッドなアップテンポの9が収録されています。

 カーカスあたりの初期メロデスという風なサウンドが展開されるアルバムは、スピードよりもヘヴィネスを中心としたものになっており、冷気漂うメロディを軸に硬質な楽曲を揃えていきます。厚い音で作り出す楽曲は豪腕で押し込むパートとメランコリックなパートとのコントラストも強く、手堅い手腕を見せていきますが、エクストリームな感触は満遍なく広がっているため、インパクト的にはもう一歩でしょうか。突出するものはそんなに無いものの、安定感のある仕上がりな一枚でした。
同系統アルバム
RED BEFORE BLACK/CANNIBAL CORPSE
KINGDOMS DISDAINED/MORBID ANGEL
ECHOES OF THE TORTURED/SINSAENUM