新着アルバム

2/18

SIGN OF THE DRAGONHEAD/LEAVES' EYES

サイン・オブ・ザ・ドラゴンヘッド/リーヴズ・アイズ

WARD RECORDS GQCS-90501 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 ノルウェー/ドイツ出身のバンドの七枚目のアルバムです。ヴォーカルが交代して製作されています。

 勇壮なコーラスに導かれるアルバムは、女性ソプラノヴォーカルが哀愁帯びたメロディを歌い上げて行く躍動的なアップテンポのドラマティックな1から、グロウルも加えたシンフォニックなサウンドが展開されていき、フォーキーなメロディが躍動するポップ感とペイガン的な空気感が融合するアップテンポの2、叙情的なメロディを歌い上げて行くエモーショナルなミッドテンポの3、哀愁帯びたフォークサウンドが展開されていくキャッチーでエピックなミッドテンポの4、郷愁漂うメランコリックなメロディで進むシンフォニックなミッドテンポの5、開放感高まる牧歌的なメロディで迫るポップ感の強いアップテンポの6、ロマンティックなバラード風ナンバーの7、スリリングな展開を見せるドラマティックなスピードナンバーの8、ストリングスの物悲しいイントロから民族音楽風に進むインストナンバーの9を経て、勇ましいコーラスに導かれる重厚なエピックナンバーの10へ。静かなイントロからグロウルを絡めたダイナミックな展開を見せていくスケール感の大きい劇的ナンバーの11、ボーナストラックには、叙情メロディで疾走するスピードナンバーの12、フォーキーなメロディがタイトなビートに導かれるエピックナンバーの13、7のアコースティックバージョンの14が収録されています。

 元々はリヴ・クリスティンを活動させるために結成されたバンドでしたが、そのヴォーカリストが脱退と言う事態になってしまったわけですが、まあ創始者の旦那と離婚したら一緒に活動するのは難しいよね!'`,、(´∀`) '`,、そんなわけで、音楽的な方向性には変化無く、新しいヴォーカリストがサウンドにどのような影響を与えるかが注目されますが、前任者よりもパワフルな印象を与えるヴォーカルの所以か骨太になった感触を与えます。安定感が強まるサウンドはヴォーカルとの一体感も強まり、バンドとしての完成度を高めていきます。これまでのサウンドとは多少異なるものの、ヴォーカルの交代が思った以上に上手くいって今後の活動にも安心感を与える一枚でした。
同系統アルバム
THEATER OF DIMENSIONS/XANDRIA
DARKNESS OF ETERNITY/AMBERIAN DAWN
KINGSLAYER/ALMANAC

2/11

THE SIN AND THE SENTENCE/TRIVIUM

ザ・シン・アンド・ザ・センテンス/トリヴィアム

WARNER MUSIC WPCR-17937 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 米国産メタルバンドの八枚目のアルバムです。ドラマーに元ハトリオットのアレックス・ベントを迎えて製作されています。

 静かなイントロに導かれるアルバムは、メランコリックなメロディを孕むリフで突き進むダイナミックなスピードナンバーの1から、クリーンヴォーカルとグロウルが交錯するアグレッシヴなサウンドが展開していき、タイトなイントロからの2はエモーショナルでダークなムードを湛えたメロディが激しく叙情性を高めていくミッドテンポのナンバー、センチメンタルなイントロからエモーショナルなヴォーカルが炸裂する扇情性の強いミッドテンポの3、タイトなビートとメランコリックなヴォーカルが情動を高めるミッドテンポの4、北欧メロデス風の突進力と破壊力を見せ付けていくダイナミズム高まるスピードナンバーの5、スラッシュメタル的なタイトなリフを刻むラウドでエモーショナルなヘヴィナンバーの6、哀感高まるメロディアスでエモーショナルなミッドテンポの7、ダークなイントロからメランコリックなパートとアグレッシヴなパートが交錯していくコントラストの強いミッドテンポの8、静かなヴォーカルからソリッドなリフとセンチメンタルなヴォーカルが強靭さを増していくミッドテンポの9、手の込んだ展開でヘヴィリフがダークに刻まれるタイトなアップテンポの10、アグレッシヴでエッジの効いたリフで進む展開の大きいドラマティックなアップテンポの11、ボーナストラックにはファーストアルバムからの曲のリメイクが収録されています。

 実験的と言うか野心的な作風が続いていたバンドですが、今作では一周回ったメタルコアらしい衝動性やこれまでに培われたメロディセンスが融合する、リスナーの期待に近いサウンドを作り出しており、バンドの核心に近い仕上がりになっています。デスラッシュ的な攻撃性やブラックメタル的な冷気も組み込んで、これまでの集大成的な楽曲はバラエティもあり、進歩を続けていくバンドの気概を感じさせます。バンドの成長がそのままサウンドに反映されて満遍なくスタイルを網羅した揺ぎ無い一枚です。
同系統アルバム
INCARNATE/KILLSWITCH ENGAGE
BATTLES/IN FLAMES
THE STAGE/AVENGED SEVENFOLD

2/4

INFERNAL OVERDRIVE/WHITE WIZZARD

インファーナル・オーヴァードライヴ/ホワイト・ウィザード

TROOPER ENTERTAINMENT QATE-10103 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 アメリカ産正統派メタルバンドの四枚目のアルバムです。ヴォーカリストに二代目シンガーのワイアット・アンダーソン、ギタリストにオリジナルメンバーだったジェイムズ・J・ラルーが復帰、更に新たなドラマーを迎えて製作されています。

 アグレッシヴなビートとギターリフで幕を開けるアルバムは、ジューダス・プリースト的なムードを持った攻撃的なスピードナンバーの1からハイトーンヴォーカルを擁するオーセンティックな空気感を高めるヘヴィメタルを醸造していくと、躍動的なリフと哀愁メロディで突き進むアップテンポの2、叙情感高めるメロディが軽快なビートと一体になって進むハードロックナンバーの3、アイアン・メイデン的なフレーズ回しを見せる4はミステリアスなムードとエモーショナルな歌唱が交錯するミッドテンポのナンバー、バラード調の導入からスケール感の大きい展開を見せていくメイデン風の大作ナンバーの5、SEからの6はドライヴするアグレッシヴなギターリフで切り込んでいく手の込んだ展開を見せるスピードナンバー、ディオあたりを彷彿とさせる不穏な空気を孕んだリフで進むエモーショナルでタイトなミッドテンポの7、エキゾティックなフレーズを重ねていく8はレインボーを思い出させる様式美展開を見せるミッドテンポのナンバー、メランコリックなメロディを紡いでいくバラード風パートからエモーショナルに展開する大作ナンバーの9、ボーナストラックの10はギャロップするギターリフで突撃していくスピードナンバーが収録されています。

 メンバーが出戻ったり、新メンバーが加入したりとバンド内部は色々立て込んでいますが、アルバムの方は昨今の大物バンドの大作化の影響を感じさせる展開の大きい緻密な構成の楽曲を導入したりと、色々と野心的な試みを見せていきます。時々、どこの何とかだ(´∀` )みたいなフレーズとか展開が出てきたりしますが、全体的には練りこまれた楽曲が揃えられており、安定しないバンド内からは予想できない安定感のあるサウンドが作り出されていきます。70〜80年代のヘヴィメタル/ハードロックの息吹を強く感じさせていくパワフルな一枚でした。
同系統アルバム
STRIKER/STRIKER
THE FERRYMEN/THE FERRYMEN
INCORRUPTIBLE/ICED EARTH

1/23

HEROES IN TIME/METALITE

ヒーローズ・イン・タイム/メタライト

RUBICON MUSIC RBNCD-1245 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 スウェーデンで2015年に結成された女性ヴォーカルを擁するバンドのファーストアルバムです。

 エレクトロ的なキラキラ感高まるキャッチーな叙情メロディがあふれ出すアップテンポの1から、ソフトな感触の女性ヴォーカルが歌い上げて行くメロディックメタルが展開されていくアルバムは、湿ったメロディがドラマティックに迫るミッドテンポの2、エモーショナルな感覚が高まるダンサブルなビートも加えたキラキラするアップテンポの3、エレクトロでダイナミックな展開を見せるスケール感の大きいミッドテンポの4、キラキラ感とパワフルなメロディが交錯するタイトなミッドテンポの5、スリリングなイントロからキラキラ叙情メロディで突っ走るスピードナンバーの6、エレクトロポップ的なキーボードサウンドと叙情メロディが融合するアップテンポの7、メランコリックなイントロからドラマティックな展開を見せるエモーショナルなアップテンポの8、ロマンティックなバラードナンバーの9、扇情的なイントロからダイナミックに飛翔するミッドテンポの10、キラキライントロからメロディが躍動するアップテンポの11、ボーナストラックには9のピアノバージョンが収録されています。

 エレクトロなキラキラキーボードを大胆にフィーチュアしたメロディックメタルを作り出していくアルバムは、女性ヴォーカルのクリアーさもあって、ポップ感の強いキャッチーなサウンドに仕上がっています。北欧的なメロディ満載で取っ付きやすい楽曲を揃えて、ファーストアルバムらしからぬ完成度を見せており、実力のほどを窺わせます。分かりやすく心地よいサウンドが充満する期待高まる一枚でした。
同系統アルバム
THE EARTH EMBRACES US ALL/TEMPERANCE
WELCOME TO EMBER FALLS/EMBER FALLS
RETURN OF THE COSMIC MEN/GALDERIA

DARKNESS OF ETERNITY/AMBERIAN DAWN

ダークネス・オヴ・エタニティー/アンベリアン・ドーン

MARQUEE MICP-11387 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 フィンランド出身のバンドの七枚目のアルバムです。

 クラシカルなフィーリングのイントロからソリッドなビートを刻んでいく華麗でドラマティックなアップテンポの1で幕を開けるアルバムは、女性ソプラノヴォーカルが優雅に歌い上げて行くシンフォニックメタルを作り出しており、ロマンティックなムードのキャッチーで情感豊かなミッドテンポの2、ネオクラシカルなフィーリングのフレーズがタイトに刻まれていくスリリングでエッジの効いたアップテンポの3、北欧ポップ感が充満するロマンティックな4、扇情性の強いメロディで突き進む緩急を効かせたスピード感高まるドラマティックな5、壮大なイントロからの6はリリカルなムードが高まるエモーショナルなミッドテンポのナンバー、叙情性高まるメロディが様式美展開で広がっていく劇的ナンバーの7、明朗さを帯びたクラシカルでキャッチーなフレーズで進むポップなアップテンポの8、優しいメロディが優雅に歌い上げられていく壮大な9、シリアスなイントロからオペラティックな展開を見せる劇的ナンバーの10、ボーナストラックにはファーストアルバムからの曲のリ・レコーディングバージョンが収録されています。

 ネオクラシカルでファンタジックなシンフォニックメタルを作り出すアルバムは、完成度の高いサウンドを確かなパフォーマンスで描き出しており、北欧由来のキャッチーさも手伝って聴きやすいものに仕上げています。あと一歩というところで物足りない感があったバンドが遂に色々なものが噛み合ったという印象を強く与えており、完成形に達した模様。彼らの世界観を十二分に堪能できる一枚でした。
同系統アルバム
ENDLESS FORMS MOST BEAUTIFUL/NIGHTWISH
THE EARTH EMBRACES US ALL/TEMPERANCE
THEATER OF DIMENSIONS/XANDRIA