新着アルバム
- QUEEN OF CROWS/TEMTRIS
- NEW GODS, NEW MASTERS/REVOCATION [IMPORT]
- THE LAND OF SPIRITS/LIV MOON
- MYSTERIUM/PARADOX [IMPORT]
- LEGENDS/SABATON
- DARKNESS INVISIBLE/MORS PRINCIPIUM EST
- STEELBOUND/BATTLE BEAST
11/24
QUEEN OF CROWS/TEMTRIS |
| クイーン・オブ・クロウズ/テントリス |
WORMHOLEDEATH JAPAN BITX-1398 [☆☆☆] >>>>>BUY...?
女性ヴォーカルを擁するオーストラリア出身のパワーメタルバンドの8枚目のアルバムです。
緊迫感高まるパワフルなイントロから、タイトなリフを叩きつけていくソリッドなミッドテンポの1から、馬力のある女性ヴォーカルが歌い上げていくアルバムは、ソリッドなリフで迫るエモーショナルでパワフルなミッドテンポの2、パワフルなリフで突進するソリッドなアップテンポの3、ダークなメロディとエモーショナルなヴォーカルが交錯するタイトなミッドテンポの4、ダークなリフで進むミステリアスでグルーヴィなミッドテンポの5、メランコリックなメロディが迫るエモーショナルなミッドテンポの6、抒情メロディが押し寄せるタイトなミッドテンポの7、ソリッドなリフで押し込んでいくアグレッシヴでエモーショナルなミッドテンポの8、情感高まるヴォーカルに導かれるダイナミックな展開を見せるミッドテンポの9が収録されています。 本格派の欧州型パワーメタルを作り出していくアルバムは、パワフルな女性ヴォーカルによる歌唱とオーセンティックなメタルスタイルが絡み合って、90年代的なムードを醸し出します。サウンド自体は過剰なところも足りないところも少ないですが、良くも悪くも普通の範囲に収まっており、コレといった魅力はそんなに強くありません。キャリアのあるバンドの安定感とオールドスタイルの安心感は味わえる一枚でした。 |
| 同系統アルバム INQUISITION/BURNING WITCHES DOMINATION/PRIMAL FEAR THANATOLOGY/SAGREVEHT |
NEW GODS, NEW MASTERS/REVOCATION [IMPORT] |
| ニュー・ゴッズ、ニュー・マスターズ/レヴォケイション |
METAL BLADE RECORDS 3984-16148-2 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?
米国産テクニカルデスメタルバンドの9枚目のアルバムです。
破壊力満点のヘヴィなイントロからダークでテクニカルなフレーズが乱舞する緩急の強い突撃ナンバーの1から、グロウルと複雑なプレイが交錯するスリリングなサウンドを展開していくアルバムは、タイトなビートが緊張感を高める攻撃性の強いテクニカルな2、グルーヴィなパートから突撃パートへのコントラストも激しい攻撃性の強い3、起伏の大きいブルータルな突撃ナンバーの4、ミステリアスなイントロから凶暴に突き進む高圧の5、混沌としたムードが広がるテクニカルなインストナンバーの6、テクニカルに突き進むブルータルな突進ナンバーの7、圧の強い展開の大きい凶悪なナンバーの8、ダークなムードが高まるヘヴィパートから突撃パートへと鮮やかに展開するダイナミックな9が収録されています。 ジャケットよりはインテリジェンスを感じさせるサウンドは、それでも混沌とした世界観をテクニカルに描き出しており、安定したパフォーマンスもあって、鮮やかな楽曲を作り出していきます。イマジネーションをテクニックで華麗に表現していく高品質な一枚でした。 |
| 同系統アルバム NEBULA/AS THE WORLD DIES AN INSATIABLE VIOLENCE/CRYPTOPSY SPECTRUMS/DUSK |
THE LAND OF SPIRITS/LIV MOON |
| ザ・ランド・オブ・スピリッツ/リヴ・ムーン |
VALKURE RECORDS WLKR-0105 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?
国産メロディックメタルバンドの7枚目のアルバムです。
幼児の歌声に導かれるアルバムは、ヴァイオリンの響きが呼び覚ますイントロから緊張感を高めていくドラマティックなスピードナンバーの2から、シリアスなムードの導入部からキャッチーなコーラスへとつながるアップテンポの3、フォーキーなメロディで進む牧歌的なムードも高まるファンタジックなミッドテンポの4、シリアスなムードの緩急の効いたシンフォニックなアップテンポの5、シンフォニックなイントロからの6は煽情的なメロディで突っ走る劇的ファストチューン。アカペラで歌う小品の7から、静かなイントロからオペラティックにエキセントリックに進んでいくシアトリカルな8、シネマティックなイントロから劇的に展開するオペラティックなメロディックナンバーの9、センシティブなアウトロ風の10、フォーク感強まるイントロから躍動感のあるリフで進むファンタジックなミッドテンポの11が収録されています。 近年創作活動が活発になってきたバンドのアルバムは、古代ケルトの女王ブーディカをテーマとしており、物語性が強いものとなっており様々なスタイルの楽曲を揃えています。オペラティックな歌唱も健在で、ヴァイオリンの調べと共に、世界観の構築に寄与しておりオリジナリティを発揮しています。情感豊かなパフォーマンスが堪能できるドラマティックな一枚です。 |
| 同系統アルバム DARK WATERS/DELAIN ASPIRAL/EPICA THE GREAT DIVIDE/BEYOND GOD |
11/9
MYSTERIUM/PARADOX [IMPORT] |
| ミステリアム/パラドックス |
HR RECORDS HRR 1038CD [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?
気が付いたら個人プロジェクトになっていたドイツ出身のバンドの9枚目のアルバムです。
ミステリアスなイントロからクランチーなリフとダークなメロディが絡み合うアグレッシヴなスピードナンバーの1で始まるアルバムは、煽情的なメロディが紡がれるイントロからタイトなリフを叩きつけていく起伏の大きいスラッシーなファストナンバーの2、メランコリックなインストナンバーの3を経て、ダーク&ヘヴィなリフが押し寄せるイントロからソリッドなリフを叩き込む焦燥感高まる攻撃的なアップテンポの4、タイトなリフで畳みかけるアグレッシヴで威圧的なファストパートからエモーショナルなコーラスへと至る5、威嚇的なメロディで迫るタイトでダークなミッドテンポの6、不穏なムードが高まるインストナンバーの7、クランチーなリフで突っ走る攻撃的なファストナンバーの8、煽情的なメロディを繰り出していくタイトなミッドテンポの9、攻撃性を高めて突っ走る突撃ナンバーの10、ミステリアスなメロディで進むダークなミッドテンポの11が収録されています。 独りきりになってしましましたが、目指すサウンドには迷いのないメロディアスなスラッシュメタルを作り出していくアルバムは、独特の質感を持った作風を構築していきます。ちょっと歌唱力が足りないかなって曲を作ったりもするあたりは、ビジョン先行の姿勢が見られたりしますが、全体的にはそこまで不満の無い仕上がりになっています。この先メンバーを集めるのか、個人で続けるのかは不透明ですが、このスタイルは維持していってほしい一枚です。 |
| 同系統アルバム MYCELIUM/MANTICORA TENKA-MUSOU/VOLCANO THE LAST OF A DYING BREED/UNDER THE OAK |
LEGENDS/SABATON |
| レジェンズ/サバトン |
SILENT TRADE STCD-0024 [☆☆☆] >>>>>BUY...?
スウェーデン出身のバンドの11枚目のアルバムです。マジェスティカのトミー・ヨハンソンが脱退したため、トッベ・エングルンドが復帰して制作されています。
重厚なコーラスに導かれるアルバムは、勇壮に進む情感強いミッドテンポの1、アグレッシヴかつエモーショナルに突き進むアップテンポの2、ダイナミックに展開するミッドテンポの3、重厚さが高まるエピックなミッドテンポの劇的ナンバーの4、 勇ましいマーチ風のミッドテンポのエピックナンバーの5、テンション上げて駆け抜けるアップテンポのスピードナンバーの6、エスニックなムードも孕んだエモーショナルなミッドテンポの7、威風堂々としたミッドテンポのエピックナンバーの8、湿り気帯びたメロディで進む躍動的なミッドテンポの9、メランコリックなメロディで進むエモーショナルなミッドテンポの10、勇壮で躍動的なメロディを伴って進むミッドテンポの11が収録されています。 ネタ切れ感が強まっている最近の作品群ですが、世界の様々な英雄を題材にしたアルバムは、曲ごとに少しずつ作風を変えてバラエティ感を出しており、マンネリ対策に力を入れているようです。トミー・ヨハンソンの脱退によって、以前のスタイルに近づいてはいますが、ファンには満足感がありそうです。バンドの一定の水準を満たした、意外性が少なくファンの安心感が強まっている一枚でした。 |
| 同系統アルバム KING OF GODS/AEON GODS BLOOD, FIRE, MAGIC AND STEEL/BATTLE BORN MAKE METAL ROYAL AGAIN/HAMMER KING |
10/26
DARKNESS INVISIBLE/MORS PRINCIPIUM EST |
| ダークネス・インヴィジブル/モルス・プリンシピアム・エスト |
MARQUEE MICP-11983 [☆☆☆☆☆] >>>>>BUY...?
フィンランド出身のバンドの8枚目のアルバムです。元メンバーの三人に、ゲスト参加したことのあるドラマーが加わって制作されています。
オカルティックなイントロダクションで幕を開けるアルバムは、凶暴なリフで突進するダイナミックでドラマティックな1から、北欧メロディックデスメタルを体現するサウンドを展開していくと、シンフォニックなアレンジも加えて突き進む鮮やかなスピードナンバーの2、抒情性の強いシンフォニックな展開とエモーショナルなグロウルが交錯するミッドテンポの3、荘厳でオペラティックなコーラスに導かれる小品の4を経て、情念強まる劇的疾走ナンバーの5へ。物悲しいストリングスに導かれる6は起伏の大きい激情の突撃ナンバー、エッジの効いたリフと情念帯びたグロウルが交錯するエモーショナルでドラマティックなミッドテンポの7、タイトなリフとビートで駆け抜けるファストチューンの8、女性コーラスによるメランコリックな小品の9を経て、スケール感の大きいムードが高まるシンフォニックでドラマティックなヘヴィナンバーの10、ボーナストラックには同郷のアーティストのポップナンバーのカバーが収録されています。 バンドの元メンバーが復帰したアルバムは、初期衝動と攻撃性が高まっており、バンドイメージを強くアピールしていくサウンドを作り出していきます。シンフォニックなアレンジも受け継ぎつつ、激しさを増していく楽曲を揃えており、北欧メロディックデスメタルの理想形に近いものを提示していきます。メンバーチェンジが多すぎて今後の活動も大丈夫かなって感じですが、満点のクオリティに仕上げてきた一枚です。 |
| 同系統アルバム BAND OF BROTHERS/WARMEN SERVITUDE/THE BLACK DAHLIA MURDER WHAT IS DEATH?/UNHOLY ORPHEUS |
STEELBOUND/BATTLE BEAST |
| スティールバウンド/バトル・ビースト |
WARD RECORDS GQCS-91684 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?
フィンランド出身のバンドの7枚目のアルバムです。
タフなギターリフを叩きつけていくソリッドなアップテンポの1から、女性ヴォーカルがパワフルに歌い上げていくメロディックメタルを展開していくアルバムは、シンセポップ風味のミッドテンポの2、哀愁メロディが躍動するキャッチーなアップテンポのポップナンバーの3ではパワフルな中間部が印象的です。ラテンなノリのシアトリカルなミッドテンポの4、パワフルなリフで迫るアグレッシヴなミッドテンポの5、壮大なインストナンバーの6から、勇壮さを持ったミッドテンポのエピックメタルナンバーの7、抒情メロディで進む80年代ポップ感の高まるミッドテンポの8、キャッチーなメロディが躍動するアップテンポの9、煽情的なメロディが広がるフックの強いアップテンポの10が収録されています。 前作よりもさらにポップ寄りのサウンドに仕上げられたアルバムは、バラエティのある楽曲を揃えて80年代的な華やかなムードを作り出していきます。ヘヴィメタルとしては音が全体的に軽めになっていることと、アルバムのランニングタイムもあって軽快さが目立っており、様々な音楽要素も組み合わさってハードロック色が強まっています。メタル成分は更に減少していますが、ポップさとキャッチーさで聴き手を惹きつけていく一枚でした。 |
| 同系統アルバム JOURNEY TO THE SUN/KILMARA POWER TRAIN/MAJESTICA THE SILVER KEY/CRYSTAL VIPER |






