新着アルバム

9/6

ON THE SHORTNESS OF LIFE/HIBRIA

オン・ザ・ショートネス・オヴ・ライフ/ヒブリア

MARQUEE MICP-12020 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 ブラジル出身のバンドの8枚目のアルバムです。中心人物のギタリスト以外のメンバーを、出戻りベーシスト含めすべて一新して制作されています。

 タイトなリフが躍動するアップテンポのソリッドな1から、ハスキーなパワーヴォーカルが歌い上げていくアルバムは、湿ったメロディとソリッドなリフで突き進むテンションの高いアップテンポのスピードナンバーの2、ヘヴィリフが迫るグルーヴィでエモーショナルなミッドテンポの3、トリッキーなリフが軽快に疾走していくスリリングなスピードナンバーの4、ソリッドなリフが叩きつけられていくアグレッシヴでダークなアップテンポの5、センシティヴな歌唱を聴かせる導入部からドラマティックに展開していくエモーショナルなミッドテンポの6、威圧的なイントロからアグレッシヴに進む攻撃的でタイトなミッドテンポの7、ダークに迫る8は多彩な展開で進んでいく17分を超える大作ナンバーとなっています。ボーナストラックの9はライヴバージョンが収録されています。

 グレイヴ・ディガーのクリス・ボルテンダールとティム“リッパー”オーウェンズを足して割ったみたいなヴォーカルの声質もあって、時々それらのバンドっぽく聴こえたりもするアルバムは、初期のテンションを思いだしたりするパワーメタリックなサウンドを展開しており、テクニカルなプレイやキャッチーなメロディと言った魅力も充分に詰め込まれていきます。現時点のメンバーでの初めてのアルバムという事で、こなれていないところも聴かれたりしますが、このまま枚数を重ねてより完成度を高めていってもらいたい一枚です。
同系統アルバム
BONE COLLECTOR/GRAVE DIGGER
THE DEVIL'S ASYLUM/VICIOUS RUMORS
TENKA-MUSOU/VOLCANO

8/23

A CRY FROM THE SKY ABOVE/GALNERYUS

ア・クライ・フロム・ザ・スカイ・アバヴ/ガルネリウス

WARNER MUSIC JAPAN WPCL-13781 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 国産メロディックメタルバンドの14枚目のアルバムです。

 重厚でスケール感の大きい情念帯びたイントロダクションに導かれるアルバムは、煌めくメロディが次々と畳みかけるスリリングでダイナミックな劇的スピードナンバーの2でテンションを高めていくと、エフェクトの効いたヴォーカルと硬質なリフがアグレッシヴに突き進む攻撃的なスピードナンバーの3、勇壮さと哀愁メロディが交錯する壮大でエモーショナルなミッドテンポの4、メランコリックなイントロから抒情メロディを絡めて盛り上げていくドラマティックなミッドテンポの5ではプログレッシヴなキーボードソロがアクセントになっています。壮大なイントロからの6はテンション上がるドラマティックでスリリングなスピードナンバー、センチメンタルなメロディを歌い上げていくエモーショナルなバラードナンバーの7、繊細でドラマティックなイントロからの8は激烈パートとエモーショナルなパートが絡み合いながらクライマックスへと雪崩れ込む大作ナンバーへと仕上がっています。アルバムのモチーフを使った繊細なアウトロの9が収録されています。

 いつも通りのクオリティを保っていくアルバムですが、唄メロとギターソロには少なからずマンネリ感もあり、定番曲のオープニングのスピードナンバーはまあアレかなって感じです。個々の楽曲ではマンネリの打破のためか、いろいろとアイデアも盛り込まれており、特にキース・エマーソンばりのキーボードの活躍っぷりが印象に残ります。大作ナンバーの構成力も確かな地力を見せており、ベテランバンドの底力を窺わせます。模索しながらも進歩を続けていく一枚でした。
同系統アルバム
BEYOND THE REACH OF ENCHANTMENT/POWER PALADIN
WORLD WAR DINOSAUR/VICTORIUS
SOULBOUND/GLADENFOLD

DARK DIMENSION/CRIMSON DAY

ダーク・ディメンション/クリムゾン・デイ

WORMHOLEDEATH JAPAN BITX-1464 [☆☆☆] >>>>>BUY...?

 フィンランド出身の女性ヴォーカルを擁するメロディックメタルバンドの4枚目のアルバムです。

 ソリッドなリフを叩きつけていく密度の高いミッドテンポのヘヴィナンバーの1から、パワフルな女性ヴォーカルが吼えるアルバムは、タイトなリフで進むワイルドでエモーショナルなミッドテンポの2、グルーヴィなリフで情念が高まるミッドテンポの3、抒情性を帯びたキャッチーなメロディで進むアップテンポの4、80年代的なムードもあるキレのあるリフが躍動するタイトでキラキラなアップテンポの5、アグレッシヴに突き進むダイナミックなアップテンポの6、感情があふれ出すエモーショナルなミッドテンポの7、エスニックなムードのイントロからソリッドなリフで進む8はキャッチーなコーラスへと雪崩れ込むミッドテンポのナンバー、ダークなリフが迫るミステリアスでエモーショナルなミッドテンポの9、壮大なイントロからの10はメイデン風味の構築性の高いナンバーが収録されています。

 序盤の曲のモダンさにどうなることかと思われるアルバムでしたが、進むにつれて80年代風の楽曲や正統派ナンバーも揃えてきて、最終的にはそれなりの印象になってきてます。様々な表情を見せる曲を作り出しているため、全体の雰囲気は割と散らかっている感じですが、強力なパフォーマンスを聴かせる女性ヴォーカルの馬力でまとめ上げている感が強いです。ヘヴィナンバーってヴォーカルに合ってんのかな?って思ったりしなくもないゴツゴツした一枚でした。
同系統アルバム
EXPEDITION ONE/METALITE
PHANTOMA/UNLEASH THE ARCHERS
FALLEN DIMENSION/REXORIA

APOCALYPSE INC./FROZEN FACTORY

アポカリプス・インク/フローズン・ファクトリー

WORMHOLEDEATH JAPAN BITX-1466 [☆☆☆] >>>>>BUY...?

 フィンランド出身のプログ・メタルバンドの2025年発表の4枚目のアルバムです。

 台詞のSEから牧歌的なメロディを歌い上げていく躍動的なミッドテンポの1から、伸びやかなヴォーカルが歌い上げていく楽曲を揃えていくアルバムは、抒情メロディで進む繊細なミッドテンポの2、静かなムードが広がるエモーショナルなミッドテンポの3、テクニカルなフレージングと躍動するメロディが交錯するアップテンポの4、ブルージーなロック感が高まるドライヴするミッドテンポの5、不穏な空気感が高まるイントロからの6は優しいメロディが広がるポップナンバー、語り的なヴォーカルがシアトリカルに展開していく情感高まるミッドテンポの7、タイトなビートで進むアップテンポのスピードナンバーの8、ルーズなムードとエモーショナルなヴォーカルが交錯する浮遊感のあるミッドテンポの9、湿ったメロディで進むアクティヴなインストナンバーの10、センチメンタルなバラード風ナンバーの11、タイトなリフがロックしていきキャッチーなコーラスへと繋げるアップテンポの12、女性ヴォーカルが参加したピアノに導かれる繊細なナンバーの13、会話のSEからメランコリックなメロディを紡ぐエモーショナルなミッドテンポの14が収録されています。

 プログレメタルと言うよりはプログレハードみたいな感触が強いアルバムは、産業ロック的なポップ感と浮遊感が印象に残るサウンドを展開しており、テクニカルな要素とかはそこまで押し出されていません。一曲目はさておき曲ごとのメリハリもそんなに強くないため、ヴォーカルの存在感はあるものの全体的にふわっとした感触が耳に残ります。フィーリングが合えば刺さりそうですが、サウンド的にはメタル感は薄いので雰囲気とキャッチーなメロディに注目したくなる一枚です。
同系統アルバム
X/NARNIA
NEMESIS/THE WRING
GHOST STORIES/BLUE ÖYSTER CULT

GRACE IN DECAY/SPIRAL FRACTURE

グレイス・イン・ディケイ/スパイラル・フラクチャー

WORMHOLEDEATH JAPAN BITX-1463 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 米国出身プログレッシヴ・メタル・バンドのメジャー・ファーストアルバムです。バンドの結成は2011年。

 ダイナミックなイントロからタイトなリフを刻んでいく展開の細かいアップテンポの1から、浮遊感のあるヴォーカルとテクニカルなプレイを見せていくアルバムは、ソリッドなリフを重ねていく展開の大きいスリリングなミッドテンポの2、トリッキーなリフとビートで進むタイトなミッドテンポの3、不安感の残るイントロからの4はタイトなリフを叩きつけていくアグレッシヴなアップテンポのナンバー、ヘヴィリフが変則的に繰り出されていく不穏でダークなミッドテンポの5、スリリングなビートとリフが駆け抜ける緊張感高まるファストチューンの6、タイトでテクニカルなリフで進む急展開のミッドテンポの7、クランチーなリフで突き進む攻撃的なスピードナンバーの8、ヘヴィリフがのたうつダークでグルーヴィな9、トリッキーなビートで進む展開の複雑なミッドテンポの10が収録されています。

 クセのあるヴォーカルとテクニカルなプレイが織りなす手の込んだ展開を見せるアルバムは、予測しにくい意外性の強いサウンドを作り出しており、実力を感じさせるパフォーマンスも相まって印象的に仕上げられています。デジタルアルバムで二枚発表しているため、実質的にはサードアルバムなんじゃないの?って感じですが、キャリアの積み重ねもあって安定感と独自性が磨かれており、手札の多そうなサウンドが構築されていきます。ランニングタイムは短めですが、サウンド的には密度の高い一枚でした。

 このバンドの始まりってデスメタルだよ!まあ15年もあれば色々あるか…'`,、(´∀`) '`,、
同系統アルバム
TALES OF A FUTURE PAST/MEKONG DELTA
INVINCIBLE/DEMON
SYNCHRO ANARCHY/VOIVOD

SOULS OF THE FALLEN/PRIME CREATION

ソウルズ・オブ・ザ・フォーレン/プライム・クリエイション

WARD RECORDS GQCS-91755 [☆☆☆] >>>>>BUY...?

 スウェーデン出身のバンドの4枚目のアルバムです。

 ダンサブルなムードを孕むビートで進むダイナミックなタイトなアップテンポの1から、ワイルドなヴォーカルが歌い上げていくアルバムは、抒情メロディとキャッチーなコーラスが情感を高めていくミッドテンポの2、攻撃的なリフが迫る圧の強いアグレッシヴなミッド〜アップテンポの3、ヘヴィパートから飛翔していく緩急の強いミッドテンポの4、メランコリックなイントロからソリッドなリフを繰り出していくエモーショナルな劇的ナンバーの5、タイトなリフで突き進むアグレッシヴなアップテンポの6、メランコリックなムードの導入部からエモーショナルに進んでいくミッドテンポの7、クランチーなヘヴィリフのイントロから感情高まるヴォーカルが歌い上げていくドラマティックでエモーショナルなアップテンポの8が収録されています。

 モダンヘヴィネスとかメロデス由来の成分も見受けられるアルバムは、ヘヴィ感とダークなメロディが交錯するドラマティックな楽曲を揃えており、ミッドテンポの曲が中心の北欧系ヨーロピアンなメタルを作り出しています。パフォーマンスの安定感も確かで実力を感じさせるものですが、北欧系のメロディとグルーヴ感の相性があんまりよくないかも。ヴォーカルの表現力とサウンドの重厚さが印象に残る一枚でした。
同系統アルバム
DREAMLIKE TALES/DIVNI SAN
STAND UNITED/FIREWIND
NEW MESSIAHS/ASHES OF ARES

WHEN A STAR FALLS/KNIM

ホウェン・ア・スター・フォールズ/ナイム

WORMHOLEDEATH JAPAN BITX-1459 [☆☆☆] >>>>>BUY...?

 英国産のスリーピース・プログレッシヴ・メタルバンドの2022年に発表されたデビューアルバムです。

 ミステリアスなイントロから変拍子とヘヴィなフレーズが絡み合う独自の世界を描写していく浮遊感のあるミッドテンポの1から、70年代プログレを彷彿とさせる展開とモダンさが融合していくアルバムは、ファンタジックなメロディが広がるスペーシーなインストとナレーションの2、重厚なリフが迫りくるミステリアスでヘヴィ&グルーヴィな3、メランコリックなメロディで進むエモーショナルなミッドテンポの劇的ナンバーの4、繊細な導入部からダイナミックなリフで進んでいく5は感情とプレイが一体となって楽曲をクライマックスへと引き上げていきます。

 5曲で30分弱というプログレらしいアルバムは、プログレッシヴロックの系譜を順当に進めていくもので、とんでもないテクニックとか驚きの曲展開とかはありませんが、雰囲気ものとしての世界観はかなり強固に構築されており、アーティスティックな拘りを強く感じさせます。アルバム発表が4年前と言うことで現在はどうなってるのか不明…、活動している様子がないな(´Д`;)このタイミングで国内盤がリリースされたのがよく分からない一枚です。
同系統アルバム
NEMESIS/THE WRING
BEHIND THE ECLIPSE/COURSE OF FATE
UNIVERSE CALLS/PARALYDIUM