新着アルバム

6/7

STEEL BURNER/GUS G.

スティール・バーナー/ガス G.

KING RECORDS KICP-4117 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 ギリシャ出身のギタリストによる六枚目のソロアルバムです。

 タイトなリフを刻んでいくメタリックなインストナンバーの1で幕を開けるアルバムは、ジャーマンメタル界の重鎮、ドロ・ペッシュを担ぎ出したソリッドな正統派メタルナンバーの2、メランコリックなメロディとアグレッシヴなパートが交錯する、元アイスド・アースアッシズ・オブ・アレスのマット・バーロウを迎えたダイナミックでソリッドなミッドテンポの3、ミステリアスなムードが広がるタイトなインストナンバーの4、キレのあるプレイでエモーショナルに進むインストナンバーの5、様々なバンドで活動するロニー・ロメロが歌い上げるブルージーでルーズなロックナンバーの6、アニマル・ドライヴのディノ・ジェルーシックがエモーショナルに歌い上げていくダークなロックナンバーの7、情感豊かに進むインストナンバーの8、再びロニー・ロメロが歌い上げるブルージーなロックナンバーの9、アコースティックギターを絡めた繊細なパートからダイナミックに展開していくインストナンバーの10、ボーナストラックには3のラジオ・エディットバージョンが収録されています。

 ヴォーカルあり曲との比率を半々くらいにしたアルバムは、ファイアウィンドあたりに近い雰囲気でって言うかファイアウィンドって解散してないよね?(´Д`;)そんなこんなで気になるヴォーカリストと共演してみたかったみたいな感じです。バンドとはスケジュールが合わなかったのか、ハービー・ランガンスが気に入らなくなったのかは分からないですが、楽曲自体は様々なスタイルでクオリティ高く仕上げています。ガス G.の多彩なプレイとギターヒーローっぷりが味わえる一枚でした。
同系統アルバム
STAND UNITED/FIREWIND
METAL GODS/DREAM EVIL
ASH OF ETERNAL FLAME/INNERWISH

THE CIRCLE/VALLORCH

ザ・サークル/ヴァローク

WARD RECORDS GQCS-91688 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 女性ヴォーカルを擁するイタリア出身のフォークメタルバンドの2025年に発表された三枚目のアルバムです。

 スケール感の大きい進行を見せるフォーキーなドラマティックナンバーの1から、繊細な女性ヴォーカルが歌い上げていくアルバムは、グロウルも加えていく抒情性高まるフォーキーなメロディで進むエモーショナルで小気味よい鮮やかなミッドテンポの2、威勢よいコーラス始まるテンション上げていくキャッチーなミッドテンポの3、抒情メロディで進むハイテンションでアップテンポのスピードナンバーの4、アコースティックによる物悲しいメロディが紡がれていくエモーショナルな5、男性ヴォーカルが歌い上げていく湿ったフォークメロディで進んでいくミッドテンポの情感豊かな6、タイトなリフとグロウルで突き進む勢いのあるファニーなアップテンポの7、抒情メロディが広がる物悲しいエモーショナルなミッドテンポの8、アグレッシヴに突き進むドラマティックナンバーの9が収録されています。

 神話や伝承に題を取った様々な表情を見せる楽曲を揃えるアルバムは、抒情メロディとダイナミックな展開によって山あり谷ありで聴き手の感情を揺さぶっていきます。安定感のあるパフォーマンスは完成度を上げてきた楽曲をさらに訴求力のあるものへと仕上げています。バンドの進歩を感じさせる高品質の一枚です。
同系統アルバム
READER OF THE RUNES - LUNA/ELVENKING
ÁNV/ELUVEITIE
BEYOND THE STARS/VALHALORE

THE BURNING PAST/WIND DOWN

ザ・バーニング・パスト/ウインド・ダウン

WORMHOLEDEATH JAPAN BITX-1457 [☆☆☆] >>>>>BUY...?

 2021年に結成されたポーランド出身のプログ・メタル・バンドの2025年に発表されたファーストアルバムです。

 不穏なナレーションのイントロダクションから、ヘヴィリフを繰り出し咆哮していく情念強まるソリッドなミッドテンポの2を経て、リリックなイントロからヘヴィリフで進むミステリアスでエモーショナルなミッドテンポの3、テクニカルなフレーズを重ねていく感情が高ぶるダイナミックなミッドテンポの4、抒情性の強いメロディで進む情感強いミッドテンポの5、アグレッシヴに突き進むタイトなアップテンポの6、ソリッドなリフで押し込んでいくアグレッシヴなミッドテンポの7、テクニカルなリフが躍動するダークなミッドテンポの8、タイトなリフが情感を煽るミッドテンポの9、グルーヴィなリフと情念強いヴォーカルが交錯するミステリアスなヘヴィナンバーの10が収録されています。

 テクニカルでパフォーマンスも良好なアルバムは、ダークな色彩に染まる楽曲が割と地味な仕上がりで、メタル感は強いもののキャッチーさが薄い玄人好みの作風になっています。コンセプトアルバムの所以もあってか、楽曲のテンションが上がりきらないもどかしい感じが強まっており、バンドのヴィジョンを優先した模様が窺えます。楽曲自体はもう少し盛り上がりが欲しいですが、新人離れした安定感と構成力は確かに感じられる今後の成長には期待したくなる一枚でした。
同系統アルバム
FAUST - ACT I PRELUDE TO DARKNESS/STRANGER VISION
BLOODLINES/PYRAMAZE
BEHIND THE ECLIPSE/COURSE OF FATE

5/23

SLAVE MACHINE/NERVOSA

スレイヴ・マシーン/ネルヴォサ

MARQUEE MICP-12012 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 ブラジル出身の女性スラッシャーの6枚目のアルバムです。

 緊迫感高まるイントロから唸りを上げるギターリフが襲い掛かる中、凶暴なヴォーカルが咆哮しダイナミックなコーラスが盛り上げる圧の強いアップテンポの1から起伏の大きい展開を見せる楽曲を揃えていくアルバムは、破壊力満点のリフとビートが叩きつけられていく突撃ナンバーの2でも壮大さを感じさせるコーラスで空気を一変させます。圧の強いソリッドなリフが詰めてくるスケール感のあるミッドテンポの3、馬力のあるリフが迫りくる緊迫感のあるブルータルなミッドテンポの4、スレイヤーっぽいグルーヴィなリフが圧を高めていく威嚇的なヘヴィナンバーの5、クランチーなリフが凶悪に迫りくるダイナミックなミッドテンポの6、緩急の大きい突撃スラッシュナンバーの7、緊張感の強いイントロから凶悪なリフが迫るブルータルでダイナミックなミッドテンポの8、タイトなリフが切れ味鋭く突き刺さる緩急の強いミッド〜アップテンポのスリリングな9、ヘヴィリフが襲い掛かるダイナミックなミッド〜アップテンポの10、一気に加速する凶悪なスラッシュナンバーの11、ソリッドなリフが迫るミステリアスでダークなミッドテンポの12が収録されています。

 凶暴なサウンドを展開していくアルバムは、モダンなスタイルを強化したらアーチ・エネミーっぽく聴こえるフェーズが少なからず見られるようになっており、かのバンドの影響力が凄いのか、このスタイルの帰結なのかは判断に迷うところ。とは言え、硬派で凶悪なサウンドがアルバム全体を支配しており、エクストリームな感触を存分に味合わせてくれます。現在進行形の破壊力満点のサウンドを作り出す一枚です。
同系統アルバム
BLOOD DYNASTY/ARCH ENEMY
PARA BELLUM/TESTAMENT
HEIMAT/HEAVEN SHALL BURN

READY TO FIGHT/CREMATE

レディー・トゥ・ファイト/クリーメイト

WORMHOLEDEATH JAPAN BITX-1454 [EP] >>>>>BUY...?

 1991年にギリシャで結成されたデスラッシュバンドの昨年発表された二枚目のEPです。2021年から活動を再開しています。

 不安感高まるナレーションが緊迫感を高めるイントロから、グロウルヴォーカルとタフなリフで突き進んでいく荒々しいタイトなミッドテンポの1でヴァイオリンを加えたダイナミックな展開を見せていくと、タイトなリフでスリリングに進むミッドテンポの2、クランチーなリフで進んでいくアグレッシヴでダイナミックなアップテンポの3、ソリッドなリフで進んでいくテクニカルでタイトな哀愁メロディにモダンな要素も加えたミッドテンポの4が収録されています。

 ヴォーカル兼ギターの独りプロジェクトみたいになっているバンドですが、アイアン・メイデンみたいなソロパートなど正統派メタルとスラッシュメタルを掛け合わせたみたいな楽曲にグロウルを乗せていくスタイルは、モダンなメロデスみたいに聴こえなくもないそんな感じ。エレクトロの要素ってどこ?みたいな感じではありますが、色々と手が込んだ楽曲はちょっと期待してみたいかなって一枚でした。
同系統アルバム
THROUGH PAIN/PROPHETS TOMB
INEVITABLE DEATH/EVOCATUS
INQUISITION/BURNING WITCHES