COLUMN  重金属雑談

第九回「ヘヴィメタルとナチス」

オーストリア北部のブラウナウで一人の赤子が生まれた。1889年4月20日のことであった。
この子こそ、独裁者の代名詞としてその名を世界に知らしめることになるアドルフ・ヒトラーその人である。
1919年に後に、彼の乗り物となった「ドイツ労働者党」が創設されている。これが悪名高き「国家社会主義ドイツ労働者党」いわゆる ナチス の前身である。
「反ユダヤ」「国家社会主義」などの思想に基づいて彼らの行った活動の数々は歴史のしめす通りである。それらが全て真実か否かは今となっては誰にも分からない。が、いかなる歴史の事象を紐解いたとしても、史実が真実を越えることはない。真実は直面することが困難なゆえに真実なのである。
そして、ナチスが世界に与えた影響は計り知れないものであり、あらゆる方面にそれは及んでいる。
無論、ヘヴィメタルの世界も然りである。


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