ALBUM COLLECTION バックナンバー 2026

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  1. SOULBOUND/GLADENFOLD
  2. KRUSHERS OF THE WORLD/KREATOR
  3. MEGADETH/MEGADETH
  4. IV: THE SERPENT'S COIL/SUBLIME EYES

January

KREATOR | MEGADETH | SUBLIME EYES |

KRUSHERS OF THE WORLD/KREATOR

クラッシャーズ・オブ・ザ・ワールド/クリエイター

WARD RECORDS GQCS-91709 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 ベテラン・ジャーマンスラッシャーの16枚目のアルバムです。

 湿ったメロディを纏うイントロから切れ味鋭いクランチーなリフを繰り出していく攻撃的パートとメロディックなパートを行き来するダイナミックな展開の突進ナンバーの1から、ソリッドなリフで押し込んでいく躍動感高まるエモーショナルでパワフルなアップテンポの2、ヘヴィリフが押し寄せる重厚さと神話性が混交していくスケール感の大きいエピックナンバーの3、女性グロウルヴォーカルも参加する4はオリジナル&リメイク版「サスペリア」に題材を取ったミステリアスでエモーショナルなミッドテンポのメロディックナンバー。馬力のあるリフを引っさげて突っ走る怒涛の突進ナンバーの5、クランチーなリフで切り裂いていくアグレッシヴな疾走ナンバーの6、メランコリックなメロディを孕むソリッドなヘヴィナンバーの7、重厚なイントロからの8は攻撃性を高めて突き進む突撃スラッシュナンバーで荘厳なコーラスでムードを高めます。テンション上げて突き進むスピードナンバーの9、荘厳なコーラスから重厚に進むエモーショナルなエピックナンバーの10が収録されています。

 前作よりもエピックとも言える重厚なムードが高まっているアルバムは、攻撃性とドラマ性が高いレベルで融合していくサウンドを展開しており、ベテランバンドの円熟味を感じさせるものになっています。メロディックデスメタルからの影響や、サウンド面での新機軸はあるものの、そこまで実験的ではない安定感のある楽曲を期待を裏切らずに揃えており、バンドが現在進行形であることを証明していきます。自分たちのスタイルを更に深化させていく一枚です。
同系統アルバム
BIRTH OF MALICE/DESTRUCTION
PARA BELLUM/TESTAMENT
PROFANE PRAYER/SUICIDAL ANGELS

MEGADETH/MEGADETH

メガデス/メガデス

WARD RECORDS GQCS-91697 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 米国産ベテランバンドの最終作とアナウンスされる17枚目のアルバムです。ギタリストにウィンターサンのテーム・マンティサーリ、ベーシストにブラック・レーベル・ソサイアティなどで活動していたジェイムズ・ロメンゾを迎えて制作されています。

 初期のメガデス感の強いイントロからクランチーなリフで突っ走る展開の大きいスピードナンバーの1、 パンキッシュなムードも高まる小気味よいアップテンポのロックナンバーの2、ポップ感もあるダークでエモーショナルなミッドテンポの3、シュレッディングなギターが乱舞するスピードナンバーの4、グルーヴ感強まるエモーショナルなミッドテンポの5、メランコリックなメロディを歌い上げていくエモーショナルなミッドテンポの6、不穏なイントロからソリッドなリフを刻んでいくミッドテンポのパートを経て一気に加速する展開の激しい7、物悲しいイントロからの8はヘヴィリフと浮遊感のあるヴォーカルが交錯するダークなナンバーでスリリングなインストパートを加えていきます。ルーズでエモーショナルなミッドテンポの9、センチメンタルなイントロからダークなムードの正統派メタル感の強まるフレーズを重ねていくエモーショナルな10で本編は幕を閉じます。ボーナストラックにはムステインも作曲に参加したメタリカのカバー、10のインストバージョンが収録されています。

 バンドの歴史を網羅しようとするアルバムは、やむを得ないことではありますがキャリアの長さの所以で、その時々のアルバムのムードを想起させる楽曲は広く薄く要素を詰め込んだサウンドになっており、全体としては総合的に物足りないものになっています。逆に言えばバンドの多様性を強く感じさせるもので、様々なスタイルの楽曲を提供してきたバンドの意欲やデイヴ・ムステインの探求心を思い出させます。最後の曲はさすがにしんみりとした空気が拭えないところですが、初期のスタイルを補完するメタリカ時代の曲でムステイン的には完結したのかなって感じです。アーティストの引退宣言はあまり信用が置けませんが'`,、(´∀`) '`,、とりあえずはキャリアの終焉を飾るメガデスをある程度まで体現した一枚でした。
同系統アルバム
THE HORROR AND THE METAL/F.K.Ü.
TOE TAGGED AND BODY BAGGED/TRIP TO THE MORGUE
THE DEVIL'S ASYLUM/VICIOUS RUMORS

IV: THE SERPENT'S COIL/SUBLIME EYES

サーパント・コイル/サブライム・アイズ

WORMHOLEDEATH JAPAN BITX-1423 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 2007年に結成されたノルウェー出身のバンドの2025年に発表された4枚目のアルバムです。

 アグレッシヴなイントロから凶暴なグロウルが吼えるソリッドなリフとテクニカルなプレイで突き進む1から、展開の大きい楽曲を揃えていくアルバムは、ダークなメロディのイントロから厚いビートとリフで押し込む緩急の強いプログレッシヴでタイトな2、抒情メロディとタイトなリフが交錯するイントロからグルーヴィに迫る多彩な展開を見せるテクニカルでアグレッシヴな3、ミステリアスなムードで進む4はダイナミックかつエモーショナルに展開するミッドテンポのナンバー、メランコリックなメロディが広がるインストナンバーの5、センシティヴなイントロからアグレッシヴなリフを繰り出して威圧的に加速していく展開の激しい6、ダークなメロディを孕みつつタイトなリフで圧を高めていくアグレッシヴなミッドテンポの7、煽情的なメロディのイントロから一気に突っ走るアグレッシヴでダイナミックなスピードナンバーの8、メランコリックなイントロからアグレッシヴなリフとビートで突き進んでいく展開の大きいメロデス色の強まる9が収録されています。

 多彩な展開を見せる楽曲をテクニカルに描いていくアルバムは、メロディックデスメタルとしてもテクニカルメタルとしても、複雑すぎない聴きやすさを保っており、パフォーマンスの安定感も伴ってバランスの取れた印象を与えます。展開とシンクロするドラマ性の強い楽曲は、構築性の高さを表しておりバンドの確かな実力を窺わせます。バンドの地力と意欲を強く感じさせる一枚です。
同系統アルバム
NEW GODS, NEW MASTERS/REVOCATION
NEBULA/AS THE WORLD DIES
WAKING OUR ANCIENT MEMORIES/UNBORN PROPHECY





Februaly

GLADENFOLD |

SOULBOUND/GLADENFOLD

ソウルバウンド/グラッデンフォールド

WARD RECORDS GQCS-91721 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 フィンランド出身のバンドの4枚目のアルバムです。

 ドラマティックなイントロからスリリングに突き進んでいくシンフォニックなスピードナンバーの1から、ハイトーンヴォーカルが歌い上げていくアルバムは、情感豊かなメロディが広がるエモーショナルでドラマティックなミッドテンポの2、明朗なメロディでテンション上げて突っ走る劇的スピードナンバーの3、グロウルが少し先導するアグレッシヴでドラマティックなアップテンポの4、女性ヴォーカルも加わって繊細なメロディで進むエモーショナルなミッドテンポの5、哀愁メロディで進んでいく6はエスニックなムードも孕むドラマティックで煽情的なミッドテンポのナンバー。エピックなイントロから起伏も大きく突き進んでいくダイナミックなアップ〜ミッドテンポの7、抒情メロディで進む8はキャッチーさとエピックさが混ざり合うドラマティックなミッドテンポのナンバー、ソリッドなリフで進みダイナミックに加速していく劇的ナンバーの9が収録されています。

 グロウルとハイトーンヴォーカルが競い合っていた前作までの作風は影を潜め、グロウルを隠し味程度に抑えたパワーメタル路線に舵を切ったアルバムは、ファンタジックでシンフォニックなサウンドを作り出していきます。バンドの独自性はかなり薄まってしまい、このスタイルの中で埋没しそうな感じですが、クオリティは高めで維持されており、独自性と品質のどちらが重要視されるかで評価が分かれそうです。もうメロデスとか言っちゃいかんでしょ、って一枚です。
同系統アルバム
THE SKIES ABOVE ETERNITY/FELLOWSHIP
RETURN OF THE HERALDS/KRILLOAN
AT THE HEART OF WINTERVALE/TWILIGHT FORCE





March

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