| ■ | Janualy |
| AVANTASIA−THE METAL OPERA−/TOBIAS SAMMET (2001) GERMANY |
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アーニー万歳。
すっかりマイケル・キ…じゃなくてアーニーの事を知らない人も増えたような気がする今日この頃。21世紀の始まりには新世代ジャーマンメタルの一翼を担うトビアス・サメットの願望が結実したこの派手なドラマティックパワーメタルを薦めたいと思うわけで。 |
| ■ | Februaly |
| CARNIVAL DIABLOS/ANNIHILATOR (2001) CANADA |
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ジェフ・ウォーターズ万歳。
バンド形態に戻ってからは気を吐き続ける過小評価のテクニカルギタリスト、ジェフ・ウォーターズ。サードアルバムでの多様な才能を見せ付けた後にどうにもこうにも停滞していた彼もようやく唄えるヴォーカリストに再び巡り合えて、スラッシーで独特のタイミングのリフを駆使した激烈な面に加えて、叙情的で哀愁漂うメロディアスな曲から自身のルーツに挑む曲など、自由な感覚で作り出せるようになって再び表舞台に登場できそうな予感。 更に新ヴォーカリストは元LIEGE LORD〜OVERKILLといった微妙な経歴の持ち主で元ギタリストの実力を活かしたトリプルギターも、あのベテランバンドに続いて出来るかも。 と期待は膨らむばかりの会心のアルバムです。 |
| ■ | March |
| INSANITY/DARKANE (2001) SWEDEN |
| ゴシックでオカルティズムな雰囲気を持ったドラマティックなインストゥルメンタルナンバーとは対照的な残虐なスプラッター映画のような下世話で猥雑感を持った轟音を産み出す暴虐なギターリフに救いの手を差し伸べるかのような神の手のコーラス、天使の降臨を思わせる華麗で叙情的なギターソロといった、場面転換の細かいストーリー性の強い楽曲が展開されていき、強く映像を想起させる壮絶な音の洪水がもたらすカタルシスと微妙な後味の悪さはハッピーエンドでは決して終わらないホラー映画のような感覚を味あわせます。 突進力と疾走感あふれるスラッシュメタル直系の進化型サウンドは思考停止で流されるもよし、楽曲に散りばめられた仕掛けを楽しむも良し、な密度の濃いアルバムになりました。 |
| ■ | April |
| PURITANICAL EUPHORIC MISANTHROPIA/DIMMU BORGIR (2001) NORWAY |
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狂気と混沌が支配する古の王国にようこそ…。 ノルウェーの暗黒集団の産み出した、地獄の絶対階層の最深部から沸き立つ焦熱の劫火と地上で繰り広げられる狂乱と絶望の渦が織り成す絢爛豪華な楽曲は、蜘蛛の糸ほどのか細い希望の光を投げかけつつ、聴き手を深淵と奈落の底へと導きます。枚数を重ねる毎にグレードアップされるクオリティの高いサウンドは、彼らの追及する世界観をあらゆる領域へと侵食させる強力な吸引力を放ち、圧倒的な存在感と濃密な描写による暗黒の美を造り出しました。その極められた音像に巻きこまれる者はただ平伏すのみ…。 |
| ■ | May |
| REALITY/ZONATA (2001) SWEDEN |
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暴走気味に突き進む宮殿舞踏会の絢爛豪華な大広間にクレイジーピエロが大暴れしながらクルクル回り続ける、そんなドラゴンが絶対住んでいそうな世界で繰り広げられる躁状態のテンションの高いサウンドが次々とリリカルなメロディを伴って披露されていく、ドラマティカルファンタジーワールド with 魔法使い。 ツッコミどころは満載ながら、勢いと思い切りの良い爽快な一枚なのです。 |
| ■ | June |
| HORROR SHOW/ICED EARTH (2001) USA |
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「ヘヴィメタルは地下室の音楽」と誰が言ったのかは定かではありませんが、この音楽の本質的なところには人の心の暗い部分に訴えかける“何か”が潜んでいる事は間違いありません。
そして、その暗い部分を前面にアピールすることによって自らの立脚点を常に示し続けているアイスド・アースもこれで六枚目のアルバムです。 恐怖映画のキャラクターをモチーフに暗黒の物語を描き出すという手法はヘヴィメタルでは伝統的かつ王道というべきものであり、それが自分達を最も活かせると知っているバンドの強みが存分に発揮されたアルバムになっています。ともすれば陳腐なイメージになりかねないポピュラー過ぎる題材を独特の緊迫感と緊張感を持って、有無を言わせない迫力と説得力を兼ね備えた壮絶な音楽に仕上げている力量は“何か”を失っているバンドが多い中で強力な個性となって現れてきます。 凄まじい感情の高まりを叩きつけるヴォーカル、休むことなくプレッシャーを掛け続けるギターとテクニカルなリズム隊、それらに荘厳とも言える孤高ゆえの気品さえ感じさせるサウンドに導かれるものは、新世紀になっても不変のヘヴィメタルとしての確たる自信、そして決して消える事の無い暗黒の炎…。 |
| ■ | July |
| MANIFEST OF FATE/THE FORSAKEN (2001) SWEDEN |
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凶暴性を体現するヘヴィメタルとしてのデフォルトの状態はデスメタルに集約されていると言っても過言ではありませんが、メロディアスなものからブルータルなものまで様々なバンドを輩出するスウェーデンからのニューカマーは、強力なパフォーマンスとポテンシャルを有する壮絶なデス/スラッシュを産み出しています。 聴き手に襲いかかるような激烈なビートと休むことなく打ち出される鋭利なギターリフの連続攻撃に加えて、高音と低音を使い分けるディストーションヴォイスが加わって、テンションの高い怒涛の音の塊が襲いかかります。それらと硬質なメロディを奏でるギターソロが産み出すコントラストは厳寒の大地に吹きすさぶ嵐のような鮮烈さを呼び起こしています。 オリジナリティが産み出されるのはこれからでしょうが、一枚目にして完成度の高い狂暴音楽を創り出した期待の一枚です。 |
| ■ | August |
| GOD HATES US ALL/SLAYER (2001) USA |
| さすがにアルバムを何枚も重ねてくると、発想や展開が煮詰まってきてしまうのも致し方の無い事でありまして、独自性を色濃く出し続ける帝王スレイヤーと言えども例外ではなく。 新鮮さや目新しさはあまり感じられませんが、そこは百戦錬磨の強者だけにサウンドには圧倒的な存在感と威圧感がタップリと詰めこまれており、些細な事柄を吹き飛ばす暴風と化しています。もう既にスレイヤーは存在そのもので語られるバンドなのです。 |
| ■ | September |
| VIOLENT REVOLUTION/KREATOR (2001) GERMANY |
| ベテランバンザイ。 |
| ■ | October |
| KARMA/KAMELOT (2001) USA |
| 権謀術数、陰謀と野望が渦巻く汚濁に満ちた貴族社会にあって尚且つ、気品を保ち格式を重んじる長い伝統に裏打ちされた真の貴族の誇りを守り続ける最後の後継者、のような。そんな徳に恵まれたバンドの高貴なアルバムです。 |
| ■ | Nobember |
| METUS MORTIS/BRAINSTORM (2001) GERMANY |
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正統派ヘヴィメタルは基本的に微妙なバランスの元に成り立っているものであって、極端に激烈でもなくソフトでもなく残虐でもなく暗くもなく明るくもなく、それでいて聴く者を昂揚させる力を持つものであって、例えて言えば地球から発進する無人探査機が惑星の間隙を引力に取りこまれないようにしながら、はるか彼方の太陽系外を目指すさまにも似た、ストイックで、ある一点に到達するための過程を追体験するような感覚を与えるものであることが理想です。 しかしながら、その高みに近づくためにはどうやら数枚のアルバムを経なければならないようで、このブレインストームも四枚目にして完成形への確かな道筋を見つけたような、迷いの無いサウンドを作り出しています。正統派ヘヴィメタルバンドとしての宿命とも言える難関を越えて大きく飛躍する可能性を秘めたアルバムを聴かずに何を聴くと言うのでしょうか。 ブレインストームのサウンドは脳に嵐を巻き起こす! |
| ■ | December |
| CROSSROAD/THE STORYTELLER (2001) SWEDEN |
| 年末だからさ。 |