98年度家族旅行(群馬・軽井沢紀行)

 

多無パパはこの子たちの笑顔がエネルギー(減)です.....


                                   寄稿 多無ムムム

 98年7月26日朝,前の晩は早めにインターネットを切り上げて寝たので寝起きはすっきりしていた.ガキどもも早々に起き出して来て準備が出来たのは予定の6時半よりも早かった.ママの実家にTELしてさあ出発である.

多無パパ

全行程の運転手,おつかれ中年男

ママ

ナビゲーター

バアチャンA

多無パパのママ  

バアチャンB

ママのママ 

ジイチャン

ママのパパ 保育園園長先生

サオリ

多無の長女 柳町小3

マスミ

多無の次女 徳風幼稚園年少 

 

6:40

滑川インターから北陸道へ入る.休日の朝なので道は空き空きである.

8:30

適当に走って親不知のトンネル地帯をぬけ,上越を過ぎて米山SAで朝食(おにぎり)である.この時間にはSAの店も開いていた.長岡からは関越道に入り,関越トンネルをぬけると目的地は近い.今回の運転は去年の東北旅行に比べると楽々である.

10:00

渋川・伊香保インターでおりる.最初の目的地はおもちゃ博物館である.ここへは一度道を間違えてしまい,途中雑貨店から出てきたばあさんに聞くとすぐに教えてくれた.以外と適切な指示で驚いた.

10:30

おもちゃ・人形博物館へ入る.なつかしい古いおもちゃや店の看板,スクーターなどが展示されていたが,ビデオを持って来たのに撮影禁止で残念だった.ここでゆっくり見ている間に雨が降ってきてしまった.最悪である.のんびりするような場所でもない.しかたなくゲームをさせるとサオリは輪投げでマスコット人形を2個も取った.ここはインターネットで得た割引券で安くしてもらおうと思っていたのにどこにしまったのか分からず,損してしまった.

11:30

ひどい雨になってきた.おみやげやさんに入る.雨が止むまで時間をつぶすしか仕方がないのだ.

12:00

昼食には水沢亭でうどんを食べる.いいかげん適当に曲がって入ったら,なんとインターネットでチェックしていた店であった.でも昨日も家で昼にたらふくうどんを食べていたので,メニューにうどんしかなくがっかり.しかしうどんはこの辺の名産品らしく他もうどん屋ばかりであった. ここも割引券をコピーしてあったのに見つからず損してしまった.

13:00

昼飯のあと予定通りグリーン牧場に向かう.10分程で着いたら運良く晴れてきた.ここでのイベントを見るとちょうど砂金取りの時間であった.が雨の止んだあとではどぶ水の池で,マスミにはとてもさせられなかった.マスミ,サオリ二人ともポニーに乗る.マスミが撫でたヒツジさんは写真を撮りたくないほど汚い毛並みであった.牧場へ行った定番でアイスと牛乳を食する.この後,一番面白そうなウエスタンショウがあり,銀行強盗と保安官の対決などを常設のセットの前で実演された.ここでは撃ち合いが激しく観客席に強盗が乱入し,ママが人質になるが,申し訳ないことにママは役者さんに非協力的であった.拳銃を突きつけられ立てと言われても笑って無視するのであった.しかしながら,劇終了後に呼び出されどうもとお礼を言われた.ウイリアムテルのようなリンゴ頭置き係りを担当して感謝され,保安官バッチを頂いたのであった.途中ダイナマイトによる銀行の爆破は思ったより音が大きく驚いた.火薬の匂いもすごかった.

15:00

他に行くところがないのでホテル天坊にチェックイン,ここはグリーン牧場から10分もかからなかった.思ったより大きい旅館で宴会場所が何カ所もあり,みやげコーナーも大きくにぎやかであった.当然格安プランなので,玄関屋根しか見えない眺望の悪い部屋であったが,天気が悪いので関係ない.お風呂は岩風呂と展望風呂があり泉質はさっぱりしており,伊香保温泉といっても単なる沸かし湯らしかった.本当は早くチェックインしてガキ共をプールに入れるはずだったが,水温が低いとの事でダメであった.

18:00

後は,食べることしかない.夕御飯には,係りの人が部屋まで迎えに来てくれて個別の部屋での会食となり,宴会場ではないのでガキが他のお客さんに迷惑をかけないので良かった.肉のしゃぶしゃぶとご飯(ゴマ油付き)の野菜巻きはうまかった.さしみはやはりうまくなかった.他は印象に残るものなし.

19:30

夜,伊香保の旅情(石段)を味合うため町へ出ようとしたが,石段のそばまで行って急に雨がひどくなり中断.ほんと今年の夏にはまいった.竹久夢二の博物館も恐らくガキと行ったら面白くないのでやめた.

20:00

再度,お風呂.今度は展望浴場へ行ったが,霧で町の明かりも見えなかった.

21:00

疲れて就寝.

 

7:00

先ずは朝風呂で目を覚ます.パパは旅先では全行程運転のプレッシャーで熟睡出来ないのであった.

7:30

朝食(各種カフェテリアで取り放題,こうゆうのはついつい食べ過ぎ飲み過ぎで後がしんどい....).一晩中,雨が降っていて朝もやっぱり降っていた,今日の予定も困る.

10:00

テレビを見ていてもしかたないのでホテル天坊を出発.雨がひどく,霧も出ているので,榛名山方面はあきらめ.車は前日,木陰に停めておいたので,屋根に葉っぱがたくさん落ちており参った.なんと伊香保から山を下ると,雨は降っていなかった.

10:30

渋川・伊香保インターから藤岡JCTを経て上信越道へ

11:30

富岡インターでおりる.以外と早い.

12:00

群馬サファリパークに到着,そのままゲートから入ろうとしたら,マスミが寝ていたので,先にちょうど始まったショウ(Tam-Tamとは?の後半参照)を見て眼を醒まさせるが,遊園地で乗り物券を2000円も買わされてしまった.次いで,猛獣のいるパーク内へ車で入場,一人2300円である(ここは割引券を使用).入場の時かりた案内ラジオを窓に挿み,説明がゲートを進むに応じて聞けるようなシステムである.入場早々キリンさんやシマウマさんが道のじゃまをしていたら,ジープが来ておっぱらってくれた.ウンチを踏まないで進むことは難しい.途中には車から降りて,小動物を観察出来る場所があり,マスミはシカ煎餅をやって面白そうだった.出てきてから,昼食にハンバーガーを食べ,他に寄る場所もないので今日の宿泊場所の軽井沢に向け出発.

14:00

出口に下仁田方面の看板が出ていたので富岡インターはやめたのが失敗.分からなくなり妙義インターまで山道をくねくねと行ってしまった.そこから碓氷・軽井沢インターまで1区間の高速移動になった.

14:40

普通,軽井沢へ行って来ましたとは,所有する別荘に避暑で長期滞在して気分新たに都会へ戻る事を指す.しかるに当家の場合,正しく言い表すと,軽井沢とはどんな所か見に寄って来ましたとなる.インターから軽井沢駅へ向かう広いプリンス通りの途中は両側にゴルフ場が広がっており,芝生の青さが目映い.ここを過ぎると反対車線にレストランてんとうむしの看板があり,一旦行きすぎたが,戻ると下に小さく泊まる予定のレディーバードの看板があった.ママはガイドブックの写真はこんなのではなかったと裏を探索してきたが,分からず,この建物がホテルであると確認してきた.木造で思ったより古い感じだが,3時まで待ってチェックインすると部屋は小綺麗なトリプルで,同行者は2部屋に分宿した.マスミ,ママ,バアチャンB,ジイチャンとサオリ,パパ,バアチャンAの2グループである.フロントのアルバイト風ニイチャンいわく,散歩するなら晩は6時きっかりにメシにするので5時45分までに戻ってこいとの事.

15:20

早速,ママを近くのレンタサイクルの下見に派遣すると,近くにママチャリも用意してある不動産屋を発見して手を振ってきた.近いのでそこに決め,1台2時間1000円で5台借り受ける.5時半までに戻れば良い.マスミをガキ専用荷台付きに乗せると,店の人は安全ベルトをしてくれた(マスミはすぐに外すので意味がないのだが).サオリとママは二人用自転車でペダルの調子が出ない.この二人は相性が悪いようだった. 旧軽方面へ出かけるが中心部のロータリーで自転車を置き,旧軽銀座を散歩する.マスミが喉が乾いたと言うのでメロンソーダを買い与えるが,お残しされてしまった.マスミは500円のくじで3等を当てミュウツウを貰ったが,サオリは直前にママに呼ばれてその場を離れくじが出来ずにガックリする.その後,ママがこんなとこ見てるから時間が無くなったとかカリカリとうるさくなった.しかしながらサイクリングコースは,子連れ,じじババ連れでどんどん進めるものではない.また,俗にここは人の往来が多く,夏は東京の銀座より軽井沢の方が雑踏だと言われる.一度はこの通りを歩かないと軽井沢は語れないのである.帰路はハイソな住民の住む,裏道の別荘街を500 m走破して万平ホテルのそばを通り,軽井沢駅前のプリンスイーストショッピング街へ戻った.大したことはない.そこで,小便をしてお茶を買って飲み,おみやげを買ってホテルへ戻る.帰りはサオリとパパで二人乗り自転車,マスミを荷台に乗せるより軽くてスイスイだった.

18:00

晩はフランス料理フルコースと一応なっており,あまりパパの好みではない.このパターンはついつい無理に高級な話題を提供したくなり,ビールをガブガブ出来ないのである.また,出来れば他のお客さんの迷惑になるのでマスミとは食べたくなかったが仕方がない.やはりマスミは迷惑のみのメニューであった.サオリは後半ハンバーグでうんざりしてきたが,それでもデザートはしっかり食べた.だから女はけしからん.大人のメニューはプロバンス風魚のソテーが絶妙な味であった.ヒレ肉とキノコのブルゴーニュ風も肉が上等なもので柔らかく満足出来た.冷風スープもこれまで食したなかでは特にうまかった.チャリンコ漕ぎで負荷をかけていたので,何を食べてもうまい.

19:00

入浴は残念ながら部屋の狭いバスタブで,ここでサオリの頭を洗うのは大変だった.

21:00

就寝,蚊に悩まされ寝れない.相当刺されたが,翌朝ママ,マスミはもっとひどかった(マスミの刺された炎症部位はその後10日間位ひどかった).

 

8:00

夜明けとともに鳥の鳴き声が非常にうるさく,避暑地にあって避鳥したい位だった.自然環境は辛い.朝食(スクランブルエッグ,ハム,サラダ,コーヒー,トースト)は日頃より,カロリー過多のようだ.二日酔いは今回ないので,頭は冴えている.

9:00

出発する.雨はちょうど運良くやんできた.

9:30

有名な三笠ハウス(ジイチャンとママだけ入る)へ到着.路駐はダメな場所なので観光バス客は200メータ先の駐車場からぞろぞろ歩いてきた.

10:00

白糸の滝は鬼押し出しへ行く途中にあり時間も余裕があるので寄ってみた.小さな滝で,修学旅行の生徒でざわついており大したことは無かった.この区間の道は有料道路である.

10:40

ロマンチック街道(本家はドイツでしょう.今年は記念祝典の年らしい)と名打った有料道路で高原を100 kmのスピードで一直線(ここは気分が良い),鬼押し出し園(わが家の四季報夏編に写真あり)へはすぐに到着した.ここはこの周辺への旅行客が必ず立ち寄る感じである.バアチャンAが昔の記憶を披露し,ここは相当歩いて大変だったとかブツブツうるさい.が,なんと看板を見ると表参道10分で頂上の寺へ到着とあり,しかし,2分ケチって裏参道を選択した.帰りは展望台へ寄り,高山植物を眺めてゆっくり下りてきた.マスミは抱っこせず一人で行動したので助かった.所要時間は30分である.曇ってはいたが,涼しくて爽快.麓へ来てからジイチャンとビールをのみイワナ塩焼きを食べる.マスミ,サオリはかき氷,ポップコーンを食べた.マスミは昨日からろくなものを食べていないのに元気である.11時半になり昼食には若干早かったので次のレジャー施設,大観覧車の見えるプリンスランドへ向かうが,すぐ近くである.

12:00

プリンスランド到着,ここでプールでも入れてやろうと思っていたが,やはり屋外プールで寒いので止めた.その後,雨が降って来たので入らなくて良かった.こんなところのプールでも1000円で高いなと思う.パスポート券を使って,ガキ共を竜のコースター,コーヒーカップ,ゴーカードに乗せるがこの当たりでまたまた雨が降ってきた.そのため,ドーと屋根の下へお客が集まり12時半過ぎでレストランは満員になってしまった.メニューは高い割に大したことがない.1000円のパスタセットかピラフセットを選択した.当然ジイチャンとビールも飲んだ.その後,バアチャンBとガキはタイヤ付き汽車風バスに乗り,他の者はハーブ園を散策した.思ったより,手入れがされていたが,ラベンダーなどは時期はずれで散っており残念だった.雨の中で何枚かお花を撮影(ホームページの写真)したが,うまく撮れたとは思われない.

14:30

帰路,さらにこの街道をさらに北上し,万座,志賀高原方面への分岐から菅平・上田市方向へ144号線を走る.あたりは高原野菜の産地が続き,キャベツやとうもろこしを並べた露店が軒を連ねている.ここでキャベツを買う気は起こらない.この辺も空気がきれいそうで一度のんびりと寄ってみたいが,ラグビーの大学生合宿,キャンプが多そうで,夜騒がしい可能性があり遠慮したい.

15:30

ママの誘導で道を間違わず,長野東インターから上信越道へ入る(休憩一回).長野を越すと後は車が少なくなるのは,春に東京からの帰りでも分かっていた.120 kmでルンルン運転である.中郷で高速道路は終了し,一般道で新井市から上越インターに入る.この辺はしかし車が多かった.

16:30

名立谷浜SAで休憩

17:40

滑川インターに到着

18:20

天狗で晩ご飯(ビール,かに雑炊,カツたまごとじ,寿司,ランチ,ポテト)

19:00

帰宅,おつかれさん.今年は早い時間のお着きだった.明日は会社だ.


後記

 以上,2泊3日の無理のない行程でありましたが,なにしろ天候が悪かったのでチェックインまで時間を持て余してしまいました.大人のみなら美術館などに入ることもできますが,ガキが付属するとすぐに出口行きとなり,お金の無駄になってしまいます.でも遊園地に長居しても乗り物代でお金をせがまれ,出費が多大になることは例年通りです.まあ,不況下のこの頃,景気向上のためドンドン出費して日本国のために貢献しましょう.これに懲りず来年はどこに行きましょうかね?天候の良い日に予約しておく訳にいかないし,雨女がいるといつでもどうしようもない......か!


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