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平成28年2月 奈良珠光茶会薬師寺特別席 茶箱席
 

 
                            奈良薬師寺まほろば会館にて   軸は早春の芽吹きの漢詩

平成28年2月9日第3回奈良珠光茶会が開催され、薬師寺特別席を宗偏流で縣釜する運びとなり、濃茶席を第11世御家元、茶箱席を玩老庵が縣釜を致しました。当日は雪も降らず先代四方斉宗匠が大変お好きでありましたまほろばの里奈良での茶会は心躍るものがございました。

 花入れは通い筒、花は猩々袴、
敷き板は古い玉椿で矢筈

(床が木地ですが、薬師寺様の
備品の養生の為)


奈良の高名な寺院様のお出ましを頂き、又、鶴ケ丘八幡宮様、奈良市長様、鎌倉市長様 ご歴々の御皆様 又、当地有力者の皆様方  多数お越し頂
ありがとうございました。


 
茶小箪笥
茶箱、建水、炭斗、風炉、
手取り釜、炉塀

横-28.8cm

11代駒沢利斉作
光茶会記録集に掲載頂きました

茶小箪笥での宗偏流のお点前にお客様には楽しんで頂きました。
お道具の御説明
  特別席茶席専用看板でお出迎え
                                 
   正面奥には仏様が!! 私たちを見守って頂きました
珠光茶会ポスタ−








読売新聞電子版

に掲載されました






茶箱席であり堅苦しくならず、その中に格調高くとお道具を設ました。
琳派の祖の軸、その孫の通い筒花入れ、花は雪の中から探した猩々袴を大切に育て、この日の為にピンクの芽を覗かせてくれました。
 
茶小箪笥は皆様初めて見たとご質問とお誉めを沢山頂きました、明治初期の難しい時代に利斉さんにご注文されたお茶人さんに敬意を表したいと思います、又、336年前の申年に流祖が茶道便蒙抄を著した初版本と、万葉の大好きな先代宗匠の万葉風炉先の展示をさせていただきました。

お客様は道具の前から離れがたい様子で、和やかな内に茶会をさせて頂きました、有難うございました。

この度の茶会の数茶碗は奈良市役所推薦の赤膚焼大塩昭山先生の奈良絵のお茶碗を使わせて頂きました感謝申し上げます。


薬師寺様と茶箱------戦時中薬師寺様より50個の茶箱が前線の兵隊さんへ送られたそうです
今回茶箱を担当させて頂く事になった時、なにか御縁を頂くものがありました。
きっと、戦争中でも茶の心を忘れないようにとの師よりのお伝えでしょうか。


                   薬師寺遠景
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