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百万石茶会縣釜    平成30年6月



前田利家公の金沢城入城を記念し毎年六月に金沢市主催の百万石祭りが開催されます、                  武者行列等多彩な催しものが金沢城や兼六園を中心に三日間に渡り盛大に開催されます、       百万石茶会も今年で62回を数え金沢市に在籍する茶道宗匠により祭りに華を添え茶会が開催されます、 宗徧流は旧園邸で縣釜いたしました、金沢美術倶楽部100周年記念大茶の湯が開催された興奮冷めやらぬまま 1週間後の茶席で大茶の湯のお客様も多数御来席頂きました、有難うございました。

十四代前田慶寧公の軸を掛け、籠に季節の七種の花を生け、前田家ゆかりの茶道具でお客様をおもてなし致しました、茶席は御来席を感謝し心を込めました、お客様の評判も良く、三百人のお客様を迎え致しました。

   

 

この茶室は、大正10年頃、羽二重商を営んでいた本郷長次郎氏が、 ここに邸宅を新築した際に、各部屋が茶事に使えるよう露地とも  ども、つくられました。

大正から昭和にかけて月釜が掛けられ、本格的な茶事が催せる茶室として評判でした。茶室は三畳台目の「松向庵」、その他に十畳の広間、水屋、待合などが坪庭を中心に巧みに構成されています。

外観は、水平につらなる長屋門を思わせる門と塀が端正な趣を醸し出し、本屋の重なる切妻屋根と調和し、落ち着いた品のよいたたずまいをみせています。  

 金沢市所有の茶室です 旧園邸・松向庵   

 

 


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