新着アルバム

3/22

THROUGH PAIN/PROPHETS TOMB

スルー・ペイン/プロフェッツ・トゥーム

WORMHOLEDEATH JAPAN BITX-1420 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 2020年に結成された米国出身のプログレッシヴ・デスバンドの2025年に発表された4枚目のアルバムです。

 サイコホラーなムードが高まるイントロから、グルーヴィーでヘヴィなリフを刻んでいく緊張感高まるタイトでアグレッシヴな2で、グロウルが吼える凶悪なサウンドを展開していくアルバムは、ヘヴィリフのイントロからオカルティックなコーラスを経てブルータルに進むダークなミッドテンポの3、不穏なイントロから荘厳なコーラスも絡めてダークかつエモーショナルに進んでいく多彩な展開の壮大なナンバーの4、ダークでタイトなリフで進んでいくメランコリックでダイナミックなミッドテンポの5、グルーヴィなリフとトリッキーなフレーズで進む圧の強い不穏なミッドテンポの6、アコースティックのイントロからタイトなリフでう進み大きく展開していくドラマ性の強いダイナミックな大作ナンバーの7が収録されています。

 モダンなスタイルのエクストリームなサウンドを作り出していくアルバムは、オーケストレーションやコーラス、アコースティックも導入してドラマ性の強い仕上がりを見せており、バンドのヴィジョンを明確に示していくものとなっています。プログレッシヴな感触も強まる多彩な展開とパフォーマンスはバンドの実力を如実に現しており、只ものでない印象を植え付けていきます。予想のつかないスタイルと世界観に驚かされる一枚です。
同系統アルバム
IN DEVASTATION/SINSAENUM
TOE TAGGED AND BODY BAGGED/TRIP TO THE MORGUE
VAULT OF HORRORS/ABORTED

3/8

ICE AND DEATH/REINFORCER

アイス・アンド・デス/レインフォーサー

WARD RECORDS GQCS-91714 [☆☆☆] >>>>>BUY...?

 ドイツ出身のバンドの二枚目のアルバムです。

 ロック色の強いイントロから湿ったメロディで進んでいくアップテンポの1から、エピックなムードとハードロック感も残るサウンドを展開していくアルバムは、NWOBHM風味の勇壮な正統派メタルナンバーの2、哀愁帯びたイントロから躍動的なリフで突き進むダイナミックなアップテンポの3、哀愁メロディが広がっていくエモーショナルなミッドテンポの4、湿り気帯びたリフがドライヴしていくアップテンポの劇的ナンバーの5、エピックなムードで進むダイナミックなミッドテンポの6、抒情性が強まるハードロック的なミッドテンポの7、テンション高まる展開の大きいアップテンポのスピードナンバーの8、繊細なメロディが紡がれるイントロから情感豊かに迫るミッドテンポの9が収録されています。

 伝統的なメタルサウンドを再現していくアルバムは、前作からの方向性を受け継いでエピック感と抒情性を兼ね備えたが曲を揃えていきます。パフォーマンスは安定しており安心して聴けますが、その分淡々と進む印象も感じられます。楽曲の普通さも相まって、盛り上がるような盛り上がらないような微妙なテンションで進んでいきます。バンドの成長は確かに感じられますが、スタイル的にはやっぱり普通だなぁって一枚でした(´Д`;)
同系統アルバム
RESURRECTION/BLACK & DAMNED
RISE OF THE RULER/MOB RULES
RITUAL SUPREMACY/SACRED STEEL

SOULBOUND/GLADENFOLD

ソウルバウンド/グラッデンフォールド

WARD RECORDS GQCS-91721 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 フィンランド出身のバンドの4枚目のアルバムです。

 ドラマティックなイントロからスリリングに突き進んでいくシンフォニックなスピードナンバーの1から、ハイトーンヴォーカルが歌い上げていくアルバムは、情感豊かなメロディが広がるエモーショナルでドラマティックなミッドテンポの2、明朗なメロディでテンション上げて突っ走る劇的スピードナンバーの3、グロウルが少し先導するアグレッシヴでドラマティックなアップテンポの4、女性ヴォーカルも加わって繊細なメロディで進むエモーショナルなミッドテンポの5、哀愁メロディで進んでいく6はエスニックなムードも孕むドラマティックで煽情的なミッドテンポのナンバー。エピックなイントロから起伏も大きく突き進んでいくダイナミックなアップ〜ミッドテンポの7、抒情メロディで進む8はキャッチーさとエピックさが混ざり合うドラマティックなミッドテンポのナンバー、ソリッドなリフで進みダイナミックに加速していく劇的ナンバーの9が収録されています。

 グロウルとハイトーンヴォーカルが競い合っていた前作までの作風は影を潜め、グロウルを隠し味程度に抑えたパワーメタル路線に舵を切ったアルバムは、ファンタジックでシンフォニックなサウンドを作り出していきます。バンドの独自性はかなり薄まってしまい、このスタイルの中で埋没しそうな感じですが、クオリティは高めで維持されており、独自性と品質のどちらが重要視されるかで評価が分かれそうです。もうメロデスとか言っちゃいかんでしょ、って一枚です。
同系統アルバム
THE SKIES ABOVE ETERNITY/FELLOWSHIP
RETURN OF THE HERALDS/KRILLOAN
AT THE HEART OF WINTERVALE/TWILIGHT FORCE

IV: THE SERPENT'S COIL/SUBLIME EYES

サーパント・コイル/サブライム・アイズ

WORMHOLEDEATH JAPAN BITX-1423 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?

 2007年に結成されたノルウェー出身のバンドの2025年に発表された4枚目のアルバムです。

 アグレッシヴなイントロから凶暴なグロウルが吼えるソリッドなリフとテクニカルなプレイで突き進む1から、展開の大きい楽曲を揃えていくアルバムは、ダークなメロディのイントロから厚いビートとリフで押し込む緩急の強いプログレッシヴでタイトな2、抒情メロディとタイトなリフが交錯するイントロからグルーヴィに迫る多彩な展開を見せるテクニカルでアグレッシヴな3、ミステリアスなムードで進む4はダイナミックかつエモーショナルに展開するミッドテンポのナンバー、メランコリックなメロディが広がるインストナンバーの5、センシティヴなイントロからアグレッシヴなリフを繰り出して威圧的に加速していく展開の激しい6、ダークなメロディを孕みつつタイトなリフで圧を高めていくアグレッシヴなミッドテンポの7、煽情的なメロディのイントロから一気に突っ走るアグレッシヴでダイナミックなスピードナンバーの8、メランコリックなイントロからアグレッシヴなリフとビートで突き進んでいく展開の大きいメロデス色の強まる9が収録されています。

 多彩な展開を見せる楽曲をテクニカルに描いていくアルバムは、メロディックデスメタルとしてもテクニカルメタルとしても、複雑すぎない聴きやすさを保っており、パフォーマンスの安定感も伴ってバランスの取れた印象を与えます。展開とシンクロするドラマ性の強い楽曲は、構築性の高さを表しておりバンドの確かな実力を窺わせます。バンドの地力と意欲を強く感じさせる一枚です。
同系統アルバム
NEW GODS, NEW MASTERS/REVOCATION
NEBULA/AS THE WORLD DIES
WAKING OUR ANCIENT MEMORIES/UNBORN PROPHECY