「晩春」電子書籍版の解説

晩春  本編「晩春」(Last Spring) はハミルトン・ダッシャー名義(鍬井治訳)で『ミステリマガジン』(HMM)2010年5月号に発表した私立探偵サム・スクープもの短編で、HMM1999年1月号掲載の「初夏」に続くロバート・B・パーカーの探偵スペンサー・シリーズのパロディーです。

 2010年1月にパーカーが亡くなったので、急遽、HMM2010年5月号でパーカー追悼特集を組むことになり、「初夏」の前日譚を書いたのです。スクープがスペンサーにどことなく似ているシェリーと出会うというエピソードです。なお、雑誌掲載時にこの作品を読んだ方のほとんどが結末を作者の意図とは違うふうに解釈していたので、結末を書き換えました。

 ちなみに、本編は状況設定がパーカーの2作品とよく似ていますが、展開はかなり異なっているはずです。パロディーなので、軽い気持ちで“笑読”していただければ幸いです。なお、未成年の方にはふさわしくない描写が含まれていますので、未成年の方は成人になってから読みましょう。

 もちろん、ハミルトン・ダッシャー(鍬井治訳)の正体が木村二郎であることを公表するのは、今回が始めてです。(著者)

(2014年8月)

[改訂]著者のウェブサイトの容量の空きを増やすために、「晩春」のファイルをキンドル・ストアに移し、そちらの最低価格で販売していただくことにしました。

価格は100円で、導入部は無料で読めるはずです。(下記はウェブ・アドレス)
 http://www.amazon.co.jp/dp/B071G6H5RG/
(2017年6月)


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